2021年9月2日木曜日

届く強さの乳酸菌ダブル(アサヒ飲料株式会社)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品

アサヒ飲料株式会社の機能性表示食品,届く強さの乳酸菌W(ダブル)のエビデンス(科学的根拠)


アサヒ飲料株式会社
が消費者庁に届出た機能性表示食品【届く強さの乳酸菌W(ダブル)】のエビデンス。科学的な根拠に基づいています。届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。
アサヒ飲料株式会社


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機能性表示食品まとめ一覧

【届出番号】
G368

【届出日】
2021/07/15

【届出者名】
アサヒ飲料株式会社
クリックすると楽天市場の検索結果が表示されます。

【商品名】
届く強さの乳酸菌W(ダブル)

【食品の区分】
加工食品(その他)

生鮮食品の機能性表示食品

【機能性関与成分名】
ガセリ菌CP2305株(L. gasseri CP2305)
クリックすると楽天市場の検索結果が表示されます。

【表示しようとする機能性】

本品にはガセリ菌CP2305株(L. gasseri CP2305)が含まれます。ガセリ菌CP2305株(L. gasseri CP2305)には心理的なストレスを和らげ、睡眠の質(眠りの深さ)を高めるのに役立つ機能があることが報告されています。また、ガセリ菌CP2305株(L. gasseri CP2305)には腸内環境の改善に役立つ機能があることが報告されています。

【想定する主な対象者】
健常な成人

免疫維持に効果の機能性表示食品

鼻の不快感(花粉症)に効果のある機能性表示食品

痛風の発作を回避、尿酸値を下げる機能性表示食品

【安全性の評価方法】
既存情報による食経験の評価により、十分な安全性を確認している。

【安全性に関する届出者の評価】
喫食実績に関して、届出食品と同一の飲料組成である「届く強さの乳酸菌」100、「届く強さの乳酸菌」Wは、既に市販されており喫食実績はあるものの、販売期間、販売数量の観点から喫食実績にて安全性を評価するには不十分と判断した。また、機能性関与成分としてガセリ菌CP2305株を含む、届出食品の類似食品の喫食実績もあるが、同様に、喫食実績にて安全性の評価を行うには十分とは言えないと評価した。なお、同一組成品ならびに類似品において、健康被害は報告されていない。
喫食実績では安全性の評価が不十分であるため、既存情報を用いて評価を行った。
既存情報:
・ガセリ菌CP2305株(L. gasseri CP2305)が属する菌種のL. gasseriは、既にいくつかの市販発酵乳製品に長年利用され、また、特定保健用食品として許可されている製品もあるため、安全性は高く、安全性に対するリスクは低いと考えられる。
・L. gasseriは、食経験のある菌種として、EFSA(欧州食品安全機関)の安全性適格推定(QPS、Qualified Presumption of Safety)微生物や、IDF(国際酪農連盟)にリストされている。
・L.gasseriを摂取したいくつかの臨床試験において、安全性に問題があったとの報告は見られていない。

以上より、ガセリ菌CP2305株(L. gasseri CP2305)を含有する本製品の安全性には問題が無いと評価した。

【摂取する上での注意事項】
多量摂取により、疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。
摂取目安量を超えての摂取はお控えください。(まとめ売り用の外装のみ)

【生産・製造・品質管理に関する基本情報】
本品は、FSSC22000を取得し、衛生管理や規格外製品の流通防止の体制等を整備した施設において製造を行っています。

【機能性の評価方法】
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。

【届出者の評価(エビデンス)】
<ストレスによる睡眠の質>
(ア)標題:
届く強さの乳酸菌W(ダブル)に含まれる、「ガセリ菌CP2305株」(L. gasseri CP2305)の睡眠の質の改善に関する研究レビュー
(イ)目的:
健常人が、ガセリ菌CP2305株(L.gasseri CP2305)(以下CP2305株)を含む食品を摂取すると、それを含まない食品を摂取した場合と比べて、心理的なストレスを和らげ、睡眠の質を高めるかを確認するために研究レビューを実施した。
(ウ)背景:
乳酸菌の有用性としては、整腸作用のみならず免疫調節作用など多様な生理機能が報告されている。CP2305株も乳酸菌の一種であり、腸内環境の改善やストレスの緩和などの様々な機能が報告されているが、心理的ストレスを緩和し睡眠の質を高める機能に関して、網羅的に調査した研究レビューは確認できなかった。
(エ)レビュー対象とした研究の特性:
日本語論文および英語論文を対象に検索を行った(最終検索日は2018年1月15日)ところ、3報のRCT(ランダム化比較試験)論文が採用された。いずれも、健常成人を対象とした試験で、睡眠の質やストレスを評価指標としたものであった。
(オ)主な結果:
採用した文献で共通して評価しているPSQI(ピッツバーグ睡眠質問票)では、いずれも肯定的であり、CP2305株の摂取はプラセボ摂取と比較して、有意に改善された。また、睡眠時脳波においても肯定的であり、睡眠の質(眠りの深さ)を評価する指標においても有意に改善された。更には、副交感神経活性を有意に改善し、3報の内2報でストレスホルモンである唾液中コルチゾールが有意に抑制された。
(カ)科学的根拠の質
採用された3報とも、盲検性は確保されており、結果に対するバイアス(主観に基づく偏り)リスクは低く、また肯定的な内容で一貫性のある結果が得られていたことから、科学的根拠の質は十分と判断する。しかし、出版バイアスに関して否定はできない。また、対象となる文献数が3報と少ないことが本研究レビューの限界であり、今後更なる検証が望まれる。

<腸内環境>
(ア)標題:
機能性関与成分ガセリ菌CP2305株(L. gasseri CP2305)の腸内環境改善に関する研究レビュー
(イ)目的:
便秘気味もしくは排便回数が多い健常者が、ガセリ菌CP2305株(L.gasseri CP2305)(以下CP2305株)を含む食品を摂取すると、それを含まない食品を摂取した場合と比べて、腸内環境が改善されることを確認するために研究レビューを実施した。
(ウ)背景:
乳酸菌によるヒトの腸内環境改善作用や便通改善作用に関する報告は多数存在し、それらを根拠とした特定保健用食品も多く許可されている。そこで乳酸菌の1種であるCP2305株の腸内環境改善作用について検証するために研究レビューを行った。
(エ)レビュー対象とした研究の特性:
メタアナリシス、シスマティックレビュー、無作為化コントロール比較試験(RCT)を対象に検索を行った(最終検索日は2017年3月28日)ところ、RCT論文2報が採用された。いずれも便秘気味もしくは排便回数が多い健常者を対象とした試験であり、さらに両報告とも便性状および糞便中の細菌叢を評価指標とした試験報告であった。
(オ)主な結果:
便性状の改善、および糞便中の有用菌の増加が確認された。便性状としては、便の色、便の臭い、排便の頻度を評価したところ、CP2305株の摂取により便の色および便の臭いの改善が見られた。また、細菌叢の変化として、腸内における有用菌であるBifidobacteriumの増加が認められた。総じて、CP2305株の摂取におけるこれらの指標の変化は、腸内環境を改善に貢献しているものと考えられた。また、本機能性を発揮するCP2305株の最小摂取量は、1日当たり100億個であった。
(カ)科学的根拠の質:
採用された2報とも、盲検性は確保されており、結果に対する主観に基づく偏りのリスクは低く、また肯定的な内容で一貫性のある結果が得られていたことから、科学的根拠の質は十分と判断する。しかし、出版バイアスに関して否定はできない。また、対象となる文献数が2報と少ないことが本研究レビューの限界であり、今後更なる検証が望まれる。

ブラックコーヒープラスシー(株式会社日本薬健)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品

株式会社日本薬健の機能性表示食品,ブラックコーヒー+C(プラスシー)のエビデンス(科学的根拠)

株式会社日本薬健が消費者庁に届出た機能性表示食品【ブラックコーヒー+C(プラスシー)】のエビデンス。科学的な根拠に基づいています。届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。
株式会社日本薬健


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機能性表示食品まとめ一覧

【届出番号】
G367

【届出日】
2021/07/15

【届出者名】
株式会社日本薬健
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【商品名】
ブラックコーヒー+C(プラスシー)

【食品の区分】
加工食品(その他)

生鮮食品の機能性表示食品

【機能性関与成分名】
セイタカミロバラン果実由来没食子酸
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【表示しようとする機能性】

本品には、セイタカミロバラン果実由来没食子酸が含まれます。セイタカミロバラン果実由来没食子酸には、食事に含まれる脂肪や糖の吸収を抑えて、食後の中性脂肪や血糖値の上昇をおだやかにする機能が報告されています。食後の中性脂肪や血糖値が気になる方に適した食品です。

【想定する主な対象者】
健常成人で、食後の中性脂肪や血糖値が気になる方

免疫維持に効果の機能性表示食品

鼻の不快感(花粉症)に効果のある機能性表示食品

痛風の発作を回避、尿酸値を下げる機能性表示食品

【安全性の評価方法】
既存情報による食経験の評価により、十分な安全性を確認している。
既存情報による安全性試験結果の評価により、十分な安全性を確認している。

【安全性に関する届出者の評価】
1 食経験の評価
本品の機能性関与成分を含む原材料は、ターミナリアベリリカ(セイタカミロバラン)果実の水抽出物である。ターミナリアベリリカ(セイタカミロバラン)果実は、インド伝統医学アーユルヴェーダで単独使用や調合物トリファラに配合し粉末を水で煮出す等で摂取されている。没食子酸は国内で食品添加物(既存添加物)として食品に用いられている。

2 安全性試験に関する評価
米国ハーブ製品協会監修「BOTANICAL SAFETY HANDBOOK Second Edition」で、ターミナリアベリリカ(セイタカミロバラン)果実の安全性は「適切に使用する限り安全に摂取することができるハーブ」に分類される。また、厚生労働省の報告書では、没食子酸は「ヒトの健康に対して有害影響を及ぼすような毒性はないと考えられた」と結論づけられている。
文献調査でターミナリアベリリカ(セイタカミロバラン)果実の水抽出物の安全性試験の報告があり、安全性の懸念となる情報は認められなかった。
本品の機能性関与成分を含む原材料で下記安全性試験が実施され、安全性の懸念となる情報は認められなかった。
・ラット急性・亜急性や遺伝毒性(細菌・ほ乳類培養細胞・げっ歯類)試験
・ヒト12週長期摂取や4週過剰摂取試験(本品の機能性関与成分として、順に79.6 mg/日、398 mg/日)
よって「ターミナリアベリリカ(セイタカミロバラン)果実抽出物」の安全性評価は十分と考えられる。

3 医薬品との相互作用
2次情報で、ターミナリアベリリカ(セイタカミロバラン)果実の医薬品との相互作用について懸念となる情報は認められなかった。ただし、文献調査を行った結果、没食子酸が鉄の吸収に影響を及ぼす可能性が否定できなかったため、(3)のとおり摂取をする上での注意事項を表示することとした。
(3)の注意喚起により、本品の利用者に対して注意を促し、本品摂取により想定される健康被害を防止できると考えられる。

4 まとめ
本品の機能性関与成分を含む原材料は、適切に摂取する上で安全性に懸念はないと考えられた。他の原材料は本品の配合量で安全性に問題ないと考えられ、本品の機能性関与成分を含む原材料の評価結果を本品に外挿できると考えられる。
よって本品を適切に摂取する上で安全性について懸念はないと考えられる。

【摂取する上での注意事項】
多量摂取により疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。また、妊娠中の方あるいは妊娠の可能性のある方は医師に相談してください。鉄の吸収を阻害する可能性がありますので、貧血のお薬を服用している方はご注意ください。

【生産・製造・品質管理に関する基本情報】
本品は、次の製造工場にて生産・製造及び品質管理を行っている。

[製造所1]
株式会社東洋新薬 鳥栖工場
●GMP:認証取得 (NSF-GMP、日健栄協GMP)
●FSSC22000:認証取得
[製造所2]
株式会社東洋新薬 インテリジェンスパーク
●GMP:認証取得 (NSF-GMP、日健栄協GMP)
●FSSC22000:認証取得
[製造所3]
株式会社オゴウ・コントラクト 松田営業所
●作業エリアは、倉庫等とは区画を分けており、意図しない製品の汚損等が発生しない様にしている。作業エリアに入室する際は、入室手順があり、製品の汚損や毛髪等の異物混入防止のため作業着もしくはエプロン及びヘアキャップ、手袋を着用して作業に当たっている。また手指の消毒用アルコールを常備し、作業員の衛生管理に努めている。

【機能性の評価方法】
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。

【届出者の評価(エビデンス)】
【A: 食後の中性脂肪に及ぼす影響】
1 標題
ターミナリアベリリカ由来没食子酸(セイタカミロバラン果実由来没食子酸)による食後中性脂肪に及ぼす影響

2 目的
健常成人におけるターミナリアベリリカ由来没食子酸(セイタカミロバラン果実由来没食子酸)の摂取が、プラセボ(偽薬)と比較して、食後中性脂肪の上昇を抑える機能を有するか検証することを目的とした。

3 背景
ターミナリアベリリカ由来没食子酸(セイタカミロバラン果実由来没食子酸)は脂肪分解酵素の阻害作用を有し、その作用により食後中性脂肪の上昇を抑制するとの報告があり、ターミナリアベリリカ由来没食子酸(セイタカミロバラン果実由来没食子酸)の食後中性脂肪の上昇を抑える機能について総合的に評価するため、研究レビューを実施した。

4 レビュー対象とした研究の特性
健常成人(空腹時血中中性脂肪値150mg/dL未満)を対象に、ターミナリアベリリカ由来没食子酸(セイタカミロバラン果実由来没食子酸)摂取による食後血中中性脂肪曲線下面積(AUC)または食後血中中性脂肪推移への影響を、プラセボと比較した論文を評価対象とした。文献検索し、論文の内容を精査したところ、採用論文は3報となった。
※曲線下面積(AUC):吸収量を反映する指標として知られている

5 主な結果
3報の採用論文はいずれも無作為化二重盲検プラセボ対照試験という信頼性の高い研究であった。
健常成人男女を対象とし、ターミナリアベリリカ由来没食子酸(セイタカミロバラン果実由来没食子酸)20.8 mg/回または31.4 mg/回を摂取させた結果、プラセボ摂取と比較して、負荷食品(脂肪を含む食品)摂取後の血中中性脂肪変化量AUC及び血中中性脂肪変化量の有意な抑制が認められた。

6 科学的根拠の質
健常成人において、ターミナリアベリリカ由来没食子酸(セイタカミロバラン果実由来没食子酸)20.8 mg/回の摂取が、食事の脂肪の吸収を抑えて、食後中性脂肪の上昇を抑える機能を有することが示された。ただし、本研究の限界として、出版されていない未公表研究がある可能性も否定できないことから、情報の偏りがある疑いは否定できない。

【B: 食後の血糖値に及ぼす影響】
1.標題
ターミナリアベリリカ由来没食子酸(セイタカミロバラン果実由来没食子酸)による食後血糖値に及ぼす影響

2.目的
健常成人におけるターミナリアベリリカ由来没食子酸(セイタカミロバラン果実由来没食子酸)の摂取が、プラセボ(偽薬)と比較して、食後血糖値の上昇を抑える機能を有するか検証することを目的とした。

3.背景
ターミナリアベリリカ由来没食子酸(セイタカミロバラン果実由来没食子酸)は糖質分解酵素の阻害作用を有し、その作用により食後血糖値の上昇を抑制するとの報告があり、ターミナリアベリリカ由来没食子酸(セイタカミロバラン果実由来没食子酸)の食後血糖値の上昇を抑える機能について総合的に評価するため、研究レビューを実施した。

4.レビュー対象とした研究の特性
健常成人を対象に、ターミナリアベリリカ由来没食子酸(セイタカミロバラン果実由来没食子酸)摂取による食後血糖(評価指標:食後血糖AUC)への影響を、プラセボと比較した論文を評価対象とした。文献検索し、論文の内容を精査したところ、採用論文は3報となった。
※曲線下面積(AUC):吸収量を反映する指標として知られている

5.主な結果
3報の採用論文はいずれも無作為化二重盲検プラセボ対照試験という信頼性の高い研究であった。
健常成人男女を対象とし、ターミナリアベリリカ由来没食子酸(セイタカミロバラン果実由来没食子酸)20.8 mg/回を摂取させた結果、プラセボ摂取と比較して、負荷食品(炭水化物を含む食品)摂取後の血糖変化量AUCの有意な抑制が認められた。

6.科学的根拠の質
健常成人において、ターミナリアベリリカ由来没食子酸(セイタカミロバラン果実
由来没食子酸)20.8 mg/回の摂取が、食事の糖の吸収を抑えて、食後血糖値の上昇を抑える機能を有することが示された。ただし、本研究の限界として、出版されていない未公表研究がある可能性も否定できないことから、情報の偏りがある疑いは否定できない。

プレミアムケア粉末スティック(大正製薬株式会社)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品

大正製薬株式会社の機能性表示食品,プレミアムケア 粉末スティックのエビデンス(科学的根拠)


大正製薬株式会社
が消費者庁に届出た機能性表示食品【プレミアムケア 粉末スティック】のエビデンス。科学的な根拠に基づいています。届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。
大正製薬株式会社


動画で見る機能性表示食品と成分の解説一覧(動画)

機能性表示食品制度が始まってから届出た商品の一覧を紹介しています。
会社別・年度別にまとめてありますので、ご利用ください。

機能性表示食品まとめ一覧

【届出番号】
G366

【届出日】
2021/07/15

【届出者名】
大正製薬株式会社
クリックすると楽天市場の検索結果が表示されます。

【商品名】
プレミアムケア 粉末スティック

【食品の区分】
加工食品(その他)

生鮮食品の機能性表示食品

【機能性関与成分名】
難消化性デキストリン(食物繊維)

ヒハツ由来ピペリン

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【表示しようとする機能性】

本品には、難消化性デキストリン(食物繊維)およびヒハツ由来ピペリンが含まれます。
難消化性デキストリンには、食後血糖値の上昇を抑制する機能があることが報告されています。また、食後血中中性脂肪値の上昇を抑制する機能があることが報告されています。さらに、おなかの調子を整える機能があることが報告されています。
ヒハツ由来ピペリンには、血圧が高めの方の血圧を改善し、正常な血圧を維持する機能があることが報告されています。
食後血糖値、食後血中中性脂肪値、おなかの調子、高めの血圧が気になる方に適した食品です。

【想定する主な対象者】
食後血糖値が高めの方、食後血中中性脂肪値が高めの方、おなかの調子が気になる方、血圧が高めの方

免疫維持に効果の機能性表示食品

鼻の不快感(花粉症)に効果のある機能性表示食品

痛風の発作を回避、尿酸値を下げる機能性表示食品

【安全性の評価方法】
既存情報による安全性試験結果の評価により、十分な安全性を確認している。

【安全性に関する届出者の評価】
下記の(ア)、(イ)および(ウ)の情報により、機能性関与成分である難消化性デキストリンを一日摂取目安量5g、ヒハツ由来ピペリンを一日摂取目安量90μgそれぞれ含有する当該製品は安全であると判断した。

(ア)既存情報を用いた評価
難消化性デキストリン(食物繊維)については、一日摂取目安量あたり5g配合した粉末清涼飲料である。難消化性デキストリンを使用した特定保健用食品は数多く、長年販売されており、素材としての食経験は十分であると考えられる。
しかしながら、当該製品としての喫食実績がないためデータベースにて安全性に関する情報を検索した。その結果、重篤な有害事例は報告されておらず、適切に摂取すれば安全上の問題はないと考えられる。
ヒハツ由来ピペリンについては、安全性を評価した臨床試験(4週間の過剰摂取試験(当該製品の一日当たりの摂取目安量の3倍量及び5倍量)、12週間の長期摂取試験(当該製品の一日当たりの摂取目安量))の情報を用いて安全性を評価した。
その結果、ヒハツ由来ピペリンと因果関係が否定できない有害事象(副作用)の発現はなかったと報告されている。3件の臨床試験にて評価されているヒハツ由来ピペリンは、当該製品に含有されるヒハツ由来ピペリンと同一であり、当該製品と同じく一日当たりの摂取目安量として90μgを含有していることから、機能性関与成分の同等性は保たれていると判断した。また、3件の臨床試験は日本人を対象とし、「特定保健用食品の表示許可等について」に記載された方法に準じて実施された試験であった。
以上より、ヒハツ由来ピペリンを4週間過剰摂取及び12週間長期摂取した場合において、安全性に問題はないと考えられた。

(イ)医薬品との相互作用に関する評価
当該製品に含まれる2つの機能性関与成分については、既存のデータベースを検索した結果、ヒトにおける医薬品との相互作用に関する報告は確認されなかったことから、注意喚起を行うべき機能性関与成分と医薬品との相互作用はないものと判断した。

(ウ)機能性関与成分同士の相互作用に関する評価
既存のデータベースを検索した結果、2次情報に当該製品に含まれる2つの機能性関与成分同士の相互作用に関する記載はなく、1次情報においても、機能性関与成分同士の相互作用に関する報告は確認されなかった。

【摂取する上での注意事項】
多量に摂取することにより、より健康が増進するものではありません。一日摂取目安量を守ってください。摂り過ぎあるいは体質・体調によりおなかがゆるくなることがあります。

【生産・製造・品質管理に関する基本情報】
本品の製造所である株式会社AFC-HDアムスライフサイエンス本社工場及び国吉田工場は、公益財団法人日本健康・栄養食品協会の健康食品GMP認定を取得している。本品は、これらの基準に準拠して生産・製造及び品質管理を行っている。

【機能性の評価方法】
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。

【届出者の評価(エビデンス)】
【難消化性デキストリン(食物繊維)】
ア 標題
難消化デキストリンの摂取による
①食後血糖値上昇抑制作用
②食後血中中性脂肪値上昇抑制作用
③整腸作用(便通改善作用)
に関する研究レビュー

イ 目的
プラセボを対照として難消化性デキストリンを摂取することにより下記作用を確認することを目的とした。
①健常成人(空腹時血糖値126mg/dL未満)に対する食後血糖値の上昇抑制作用
②空腹時血中中性脂肪値が200mg/dL未満の成人に対する食後血中中性脂肪値の上昇抑制作用
③健常成人あるいは便秘傾向の成人に対する整腸作用(便通改善作用)

ウ 背景
①食後血糖値上昇抑制作用
糖尿病患者数の増加は日本において極めて深刻な問題のひとつとなっており、食事療法などにより食後血糖値をコントロールすることが非常に重要である。食事と共に難消化性デキストリンを摂取すると、食後血糖値の上昇を抑制するとの報告があり、難消化性デキストリンの食後血糖値上昇抑制作用に関する研究レビューを実施した。

②食後血中中性脂肪値上昇抑制作用
生活習慣病の患者数が増加しており、食後血中中性脂肪値の上昇を抑制する食品素材が注目視されている。特定保健用食品の関与成分でもある難消化性デキストリンが、食後血中中性脂肪値の上昇抑制作用を有することが報告されていることから、難消化性デキストリンの食後血中中性脂肪値の上昇抑制作用に関する研究レビューを実施した。

③整腸作用(便通改善作用)
生活習慣病の患者数が増加している。食生活を見直すことが注目視されている中で、食物繊維が生活習慣病に対する予防効果があると言われており、第6の栄養素としてその重要性が認識されている。難消化性デキストリン(食物繊維)は、便通および便性改善作用を持つことが報告されていることから、特定保健用食品の関与成分でもある難消化性デキストリンの整腸作用(便通改善作用)に関する研究レビューを実施した。

エ レビュー対象とした研究の特性
①食後血糖値上昇抑制作用
検索期間を限定せずに、検索日(2014年12月25日、2015年1月5日)までの全範囲を対象に、健常成人(空腹時血糖値126mg/dL未満)において難消化性デキストリンを用いて食後血糖値の上昇抑制作用について報告した文献があるかを検索した。その結果、ランダム化比較試験(クロスオーバーを含む)が実施された43報を評価対象とした。

②食後血中中性脂肪値上昇抑制作用
検索期間を限定せずに、検索日(2015年6月25日)までの全範囲を対象に、健常成人(空腹時血中中性脂肪値が200mg/dL未満)において難消化性デキストリンを用いて食後血中中性脂肪値の上昇抑制作用について報告した文献があるかを検索した。その結果、ランダム化比較試験が実施された9報を評価対象とした。

③整腸作用(便通改善作用)
検索期間を限定せずに、検索日(2014年12月15日、2015年1月5日)までの全範囲を対象に、健常成人もしくは便秘傾向の成人において難消化性デキストリンを用いて整腸作用(便通改善作用)について報告した文献があるかを検索した。その結果、ランダム化比較試験が実施された26報を評価対象とした。

オ 主な結果
①食後血糖値上昇抑制作用
採用論文の難消化性デキストリン(食物繊維として)の1回あたりの摂取量は4 g~16 gであった。難消化性デキストリンを摂取した際の「食後血糖値(30分)」、「食後血糖値(60分)」、「食事直後~120分までの血糖値の濃度曲線下面積(濃度変化を表したグラフより下の領域の面積)」を評価した。3項目いずれも、難消化性デキストリンを食事と共に摂取することにより食後血糖値を有意に低下させた。なお、空腹時血糖値が110mg/dL未満の正常域の者においても同様の結果だった。

②食後血中中性脂肪値上昇抑制作用
採用論文の難消化性デキストリン(食物繊維として)の1回あたりの摂取量は5 g~9 gであった。難消化性デキストリンを摂取した際の「食後血中中性脂肪値(2、3、4時間)」、「食事直後~6時間までの中性脂肪値の濃度曲線下面積(濃度変化を表したグラフより下の領域の面積)」を評価した。4項目いずれも、難消化性デキストリンを食事と共に摂取することにより食後中性脂肪値を有意に低下させた。なお、空腹時血中中性脂肪値150mg/dL未満の健常成人においても同様の結果だった。

③整腸作用(便通改善作用)
文献26報における難消化性デキストリン(食物繊維として)の1回あたりの摂取量は3.8g~7.7 gであった。難消化性デキストリンを摂取した際の「排便回数」「排便量」を評価した。2項目いずれも、難消化性デキストリンを摂取することにより有意な便通改善作用が認められた。

カ 科学的根拠の質
公表バイアスの存在は否定されなかったが、本研究レビューは十分な数の論文を元に行なっており、各種のバイアスリスクも高くなく、非直接性、不精確性、非一貫性はないと判断し、エビデンスの強さも十分な根拠があると判断した。研究の限界として、今後の研究によっては、システマティックレビューの結果が変わる可能性がある。また、食事療法、運動療法、その他生活習慣などとの交絡因子の影響についてもさらなる研究が必要であるが、現時点において科学的根拠の質は十分であると考えられた。

【ヒハツ由来ピペリン】
ア 標題
ヒハツ由来ピペリンの高めの血圧の改善による正常な血圧の維持に関する研究レビュー

イ 目的
プラセボを対照としてヒハツ由来ピペリンの摂取が、血圧低下作用により血圧が高めの方の血圧を改善し、正常な血圧を維持する機能があるか検証することを目的とした。

ウ 背景
ヒハツ由来ピペリンには血管拡張作用が知られている。また、複数の臨床試験が実施され、ヒハツ由来ピペリンの摂取が血圧低下作用を示すことが確認されている。しかし、ヒハツ由来ピペリンの摂取が、血圧が高めの方の血圧を改善し、正常な血圧を維持する機能に関しては、研究レビューが報告されていないため、研究レビューを実施した。

エ レビュー対象とした研究の特性
2021年3月24日に、検索期間を限定せずに、検索日までの全範囲を対象に、ヒハツ由来ピペリンの摂取が、成人男女で血圧が高めの方(正常高値血圧者、Ⅰ度高血圧者)の血圧を改善し、正常な血圧を維持する機能を報告した文献があるかを検索した。その結果、質の高い試験が行われた2報を評価対象とした。なお、2報ともに届出者(大正製薬株式会社)が関与したものであった。

オ 主な結果
採用文献2報は、血圧が高めの方を含む日本人成人男女(特定保健用食品の範囲を超えない)を対象に、ヒハツ由来ピペリンを90~114.2μg/日摂取した場合の収縮期血圧及び拡張期血圧を評価したものであった。いずれの文献も、プラセボと比較して血圧を有意に低下させ、血圧を改善することで正常な血圧を維持することが示された。また、疾病に罹患していない者(正常高値血圧者)のみの評価結果においても同様に、摂取1週後からプラセボと比較して血圧を有意に低下させ、高めの血圧を改善することで正常な血圧を維持することが示された。

カ 科学的根拠の質
採用文献は、症例減少バイアスなどのバイアスリスクが含まれるが、いずれも質の高い試験であり、エビデンスレベルの高いものである。一方で研究の限界として、採用文献数が2報と少なく、出版バイアスの可能性も否定できないが、いずれの文献も肯定的な内容で一貫性のある結果が得られており、表示しようとする機能性を否定するものではないと判断した。

トリプルバリア甘さすっきりレモン味(日清食品株式会社)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品

日清食品株式会社の機能性表示食品,トリプルバリア 甘さすっきりレモン味のエビデンス(科学的根拠)


日清食品株式会社
が消費者庁に届出た機能性表示食品【トリプルバリア 甘さすっきりレモン味】のエビデンス。科学的な根拠に基づいています。届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。
日清食品株式会社


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機能性表示食品制度が始まってから届出た商品の一覧を紹介しています。
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機能性表示食品まとめ一覧

【届出番号】
G365

【届出日】
2021/07/15

【届出者名】
日清食品株式会社
クリックすると楽天市場の検索結果が表示されます。

【商品名】
トリプルバリア 甘さすっきりレモン味

【食品の区分】
加工食品(その他)

生鮮食品の機能性表示食品

【機能性関与成分名】
サイリウム種皮由来の食物繊維
クリックすると楽天市場の検索結果が表示されます。

【表示しようとする機能性】

本品にはサイリウム種皮由来の食物繊維が含まれます。食事中の脂肪、糖、塩分の便への排出を増やし、食後の中性脂肪や血糖値の上昇を抑え、高めの血圧を下げる機能があります。また、お通じの回数や量を増やす便通改善機能が報告されています。

【想定する主な対象者】
健常人であって、脂肪、糖、血圧が気になる方、およびおなかの調子を整えたい方に適しています。

免疫維持に効果の機能性表示食品

鼻の不快感(花粉症)に効果のある機能性表示食品

痛風の発作を回避、尿酸値を下げる機能性表示食品

【安全性の評価方法】
既存情報による食経験の評価により、十分な安全性を確認している。

【安全性に関する届出者の評価】
①既存情報を用いた評価
 サイリウム種皮は、インドオオバコの種皮から得られる食物繊維で、古くから緩下剤として利用されています。また、サイリウム種皮を配合した食品には、「おなかの調子を整える食品」として消費者庁から特定保健用食品の表示許可を受け販売されているものもあります。
 国立健康・栄養研究所の素材情報データベースのサイリウムの項を確認しました。その結果、適切に用いれば経口摂取でおそらく安全と思われますが、水なしでの摂取や嚥下困難者が摂取した場合に食道や胃腸に障害が起きることがあるため、充分な水とともに摂取するなどの注意が必要と記載されていました。

 以上より、サイリウム種皮には十分な食経験があり、サイリウム種皮を使用する本製品を適切な方法で摂取する場合は安全であると判断いたします。

【摂取する上での注意事項】
●本品は多量摂取により疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。1日の摂取目安量を守り、1日3本を超えないようお召し上がりください。また、多量に摂り過ぎたり、あるいは体質・体調により、一時的におなかがゆるくなることがあります。●粉末は決して直接口に入れず、水にまぜてお召し上がりください。粉末がのどに詰まることがあります。●本品に黒や茶色の粒子がまざっていますが、サイリウム(オオバコ)の種皮ですので、安心してお召し上がりください。●食生活のバランスを考え、他の食品も合わせて上手にご利用ください。●サイリウムに直接触れる業務(調合、製造等)にたずさわる人が、本製品を摂取した場合に、ごくまれに皮膚にかゆみ、発疹の過敏反応を引き起こす可能性があります。●開封後はなるべく早めにお召し上がりください。

【生産・製造・品質管理に関する基本情報】
・株式会社シェフコ宇都宮工場 粉末品の造粒、スティックへの充填 日健栄協GMP認定工場・株式会社シェフコ栃木工場 粉末品の造粒、スティック品の箱詰め 日健栄協GMP認定工場 ・株式会社シェフコ鹿沼工場 スティック品の箱詰め 日健栄協GMP認定工場・株式会社ヴェルテクスもしくは株式会社クレバー、有限会社平和ゼンマイ製作所 スティック品の箱詰め 各種認証なし・アピ株式会社揖斐川工場 粉末品の造粒 日健栄協GMP認定工場・アピ株式会社ネクストステージ工場 スティックへの充填、スティック品の箱詰め 日健栄協GMP認定工場

【機能性の評価方法】
最終製品を用いたヒト試験(ヒトを対象とした試験)により、機能性を評価している。
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。

【届出者の評価(エビデンス)】
本品の機能性に関する届出者の評価
食事中の脂肪の便への排出を増加させ、食後の中性脂肪値の上昇を抑制する機能について(最終製品を用いた臨床試験)
【標題】
健常人を対象とした「サイリウム種皮由来食物繊維」含有粉末飲料の食後中性脂肪値上昇抑制作用の確認
【目的】
健常な成人男女を対象とし、「サイリウム種皮由来の食物繊維」3.6gを含む本品を食事の前に摂取した時の食後血中中性脂肪値上昇抑制作用を検証した。
【背景】
脂質の割合が高い食事を摂取した際には、食後血中中性脂肪値が高い傾向を示し、食後の高い血中中性脂肪値は脂質異常症や動脈硬化性疾患のリスク因子となることが知られている。このため食後血中中性脂肪値の上昇を抑制することは健康の維持、増進に有用であると考えられる。先行研究において「サイリウム種皮由来食物繊維の摂取」が便への脂質の排出量を増加させることが明らかとなっており、脂質の便への排出増加を作用機序とした食後中性脂肪値上昇抑制作用が期待された。
【方法】
空腹時血中中性脂肪が150mg/dL未満を示した20歳以上65歳未満の男女80名を対象に、食事前に本品または対照粉末飲料を摂取し、摂取後6時間までの血中中性脂肪値を測定した。2週間後、本品または対照粉末飲料を入れ替えて摂取し、両粉末飲料の間に統計的に差があるか否かを検証した。
【主な結果】
血中中性脂肪値は、本品摂取により、対照粉末飲料摂取と比較して摂取後2,3時間後で有意に低値を示した。摂取6時間までの血中中性脂肪値iAUC(増分曲線下面積)も本品摂取により、対照飲料摂取と比較して有意に低値を示した。
【科学的根拠の質】
本試験はランダム化二重盲検クロスオーバー比較試験で行っており、特定保健用食品の臨床試験に則った方法であるので、試験結果の信頼性に問題ないものと考えられる。

食事中の糖の便への排出を増加させ、食後の血糖値の上昇を抑制する機能について(最終製品を用いた臨床試験)
【標題】
健常人を対象とした「サイリウム種皮由来食物繊維」含有粉末飲料の食後血糖値上昇抑制作用の確認
【目的】
健常な成人男女を対象とし、「サイリウム種皮由来の食物繊維」3.6gを含む本品を食事の前に摂取した時の食後血糖値上昇抑制作用を検証した。
【背景】
糖質の割合が高い食事を摂取した際には、食後血糖値が高い傾向を示し、食後高血糖は糖尿病のリスク因子となることが知られている。
このため食後血糖値の上昇を抑制することは健康の維持、増進に有用であると考えられる。先行研究において「サイリウム種皮由来食物繊維の摂取」が便への糖の排出量を増加させることが明らかとなっており、糖の便への排出増加を作用機序とした食後血糖値上昇抑制作用が期待された。
【方法】
空腹時血糖値が125mg/dL以下を示した20歳以上65歳未満の男女50名を対象に、食事前に本品または対照粉末飲料を摂取し、摂取後120 分までの血糖値を測定した。1週間後、本品または対照粉末飲料を入れ替えて摂取し、両粉末飲料の間に統計的に差があるか否かを検証した。
【主な結果】
血糖値は、本品摂取により、対照粉末飲料摂取と比較して摂取後30分後で有意に低値を示した。摂取120分後までの血糖値iAUC(増分曲線下面積)も本品摂取により、対照粉末飲料摂取と比較して有意に低値を示した。
【科学的根拠の質】
本試験はランダム化二重盲検クロスオーバー比較試験で行っており、特定保健用食品
臨床試験に則った方法であるので、試験結果の信頼性に問題ないものと考えられた。

 
食事中の塩分の便への排出を増加させ、高めの血圧を下げる機能について(最終製品を用いた臨床試験)
【標題】
食塩血圧が高めの方を対象とした「サイリウム種皮由来食物繊維含有粉末飲料」の血圧降下作用の確認
【目的】
正常高値血圧の成人男女を対象とし、「サイリウム種皮由来の食物繊維」3.6gを含む本品を長期摂取した時の血圧低下作用を検証した。
【背景】
食塩の多い食事は血圧上昇に関連があるといわれ、高血圧患者は脳・腎・心・血管疾患の発症・進展を来しやすく、血圧値を正常範囲にコントロールする必要性が認められている。このため高めの血圧を下げることは健康の維持、増進に有用であると考えられる。先行研究においてサイリウム種皮由来食物繊維の摂取が便中へのナトリウム排出量を増加させることが明らかとなっており、ナトリウムの便への排出増加を作用機序とした血圧低下作用が期待される。
【方法】
血圧が正常高値(収縮期血圧130-139mmHg、拡張期血圧85-89mmHg(高血圧治療ガイドライン2014))を示した20歳以上59歳以下の健常な成人男女72名を無作為に2群に分け1日3回の各食事の15分前に本品または対照粉末飲料を1回あたり1本(1日3本)、12週間毎日継続摂取とした。摂取前、摂取4、8および12週後に収縮期血圧および拡張期血圧を測定し、本品摂取群とプラセボ摂取群との間に統計的に差があるか否かを検証した。
【主な結果】
試験の結果、被検者全体での解析では有意な差は認められなかったものの、サブグループ解析において摂取前~摂取12週後の1日推定食塩摂取量平均値が被験者全体の平均値(11.9g/日)以上の集団において本品摂取群で摂取12週後に収縮期血圧の変化量(Δ収縮期血圧)が有意に大きく、収縮期血圧上昇を抑制した。
【科学的根拠の質】
本試験は二重盲検法による並行群間比較試験で行っており、特定保健用食品の臨床試験に則った方法であるので、試験結果の信頼性に問題ないものと考えられる。

お通じの回数や量を増やす便通改善機能について(研究レビュー)

【標題】
お通じの回数や量を増やす便通改善作用の確認
【目的】
 「サイリウム種皮由来の食物繊維」を含有した食品を摂取した場合の便通改善効果を確認する。便秘傾向者を含む健常成人を対象とした。便通改善の効果指標として糞便量、便通回数、排便日数、消化管通過時間について「サイリウム種皮由来の食物繊維」を含まない食品(プラセボ食品)を摂取した場合や「サイリウム種皮由来の食物繊維」を含有していない食品の摂取前を比較対照として評価した。
【背景】
 日本人の食事摂取基準2015年版において、成人における食物繊維摂取目標量は男性で19~20g、女性で17~18gと設定された。しかし、国民健康・栄養調査(平成25年)では、国民1人1日当たり食物繊維摂取量は成人平均値で14.7gであり、食物繊維摂取目標量に対しては3~5g程度不足していると考えられる。
 食物繊維摂取目標量は、食物繊維の摂取不足が生活習慣病の発症に関連するという報告が多いことから設定されており、食物繊維の摂取は健康の維持増進に有効であると考えられている。
【レビュー対象とした研究の特性】
 文献検索日:2015年6月16日(英文)、6月17日(和文)
 検索対象期間:データベースで利用できる最初の時点から文献検索日まで
 対象集団の特性:便秘傾向者を含む健常成人
  *便秘傾向者 特定保健用食品の対象被験者
 最終的に評価した論文数:6報
 研究デザイン:ヒトを対象とした臨床試験
 利益相反情報:日清食品ホールディングス株式会社で研究レビューを実施

【主な結果】
「サイリウム種皮由来の食物繊維」を含む食品を摂取した場合の便通改善効果について、糞便量、便通回数、排便日数、消化管通過時間を効果指標として評価した。消化管通過時間を除き、6報すべてにおいて「サイリウム種皮由来の食物繊維」を3.6g以上摂取した群で概ね改善していた。
 また、サイリウム種皮の摂取による有害事象の報告はなかった。

【科学的根拠の質】
 英語文献、日本語文献について網羅的な文献検索を実施し、最終的に評価した6報のうち、ランダム化比較試験の研究は3報であり、残りの3報はランダム化比較試験以外の研究であった。また文献の中には、盲検性が保たれていない研究や被験者数が少ない研究も存在した。否定的な研究が報告されていない疑いはあるものの、便通改善効果については一貫して肯定的な結果であると考えられた。
 このことから、科学的根拠の質は中程度と判断した。

スポーツアップ(ダイドードリンコ株式会社)の口コミ・効果・評判のエビデンス:機能性表示食品

ダイドードリンコ株式会社の機能性表示食品,スポーツアップのエビデンス(科学的根拠)

ダイドードリンコ株式会社が消費者庁に届出た機能性表示食品【スポーツアップ】のエビデンス。科学的な根拠に基づいています。届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。
ダイドードリンコ株式会社(ダイドードリンコ分割準備株式会社)


動画で見る機能性表示食品と成分の解説一覧(動画)

機能性表示食品制度が始まってから届出た商品の一覧を紹介しています。
会社別・年度別にまとめてありますので、ご利用ください。

機能性表示食品まとめ一覧

【届出番号】
G364

【届出日】
2021/07/15

【届出者名】
ダイドードリンコ株式会社
クリックすると楽天市場の検索結果が表示されます。

【商品名】
スポーツアップ

【食品の区分】
加工食品(その他)

生鮮食品の機能性表示食品

【機能性関与成分名】
クエン酸
クリックすると楽天市場の検索結果が表示されます。

【表示しようとする機能性】

本品にはクエン酸が含まれます。クエン酸は継続的な摂取により、日常生活や運動後の一時的な疲労感を軽減することが報告されています。

【想定する主な対象者】
健常者のうち、日常生活や運動後の一時的な疲労感が気になる方

免疫維持に効果の機能性表示食品

鼻の不快感(花粉症)に効果のある機能性表示食品

痛風の発作を回避、尿酸値を下げる機能性表示食品

【安全性の評価方法】
既存情報による食経験の評価により、十分な安全性を確認している。
既存情報による安全性試験結果の評価により、十分な安全性を確認している。

【安全性に関する届出者の評価】
クエン酸は、レモンやライム、グレープフルーツなどの柑橘類に多く含まれるα-ヒドロキシ酸の一種で、糖代謝 (クエン酸回路) の中間体としてエネルギー代謝において中心的な役割を果たしている。加えて、クエン酸はFAO/WHO合同食品添加物専門家会議(JECFA)により上限摂取量値を定めないとされている食品添加物である(1)。
食品添加物一日摂取量総点検調査報告書では、本届出食品の喫食対象となる20-64歳で2056 mg/日、65歳以上で2189 mg/日と報告されている(2)。市販の果実ジュースに含まれるクエン酸量は、レモン及びライム果実を絞ったものでそれぞれ48 g/L及び46 g/L、100%のグレープフルーツジュースで25 g/L、オレンジジュースで17 g/Lとの報告がある(3)。本届出食品に含まれるクエン酸量(2700 mg/日)は1日あたりに摂取しているクエン酸量と、同程度である。更に、本届出食品が含有するクエン酸量(4.9 g/L)は、果実ジュースに含まれているクエン酸量を大きく超えるものではない。以上のことから、本届出食品に含まれるクエン酸量の範囲(摂取目安量として2700 mg/日)では、十分な食経験があると考える。
健常成人に対してクエン酸8100mgを4週間継続摂取した過剰摂取試験(4)、2700mgを12週間摂取した長期摂取試験(5)において、いずれも有害事象は認められず、安全性は十分であると考える。
(1)公益財団法人 日本食品化学研究振興財団による指定添加物(規則別表一)のJECFAによる安全性評価
(2) 食品添加物一日摂取量総点検調査報告書(平成12年12月、厚生省)
(3) KRISTINA L. PENNISTON et.al, Quantitative Assessment of Citric Acid in Lemon Juice, Lime Juice, and Commercially-Available Fruit Juice Products. J. Endourol., 22, p567-70, 2008.
(4)レモン果汁飲料の過剰摂取における安全性. 岡田実紀ら, Health Sci. 23(3), 210-218, 2007.
(5)レモン果汁飲料の長期摂取における安全性. 岡田実紀ら, Health Sci.24(1), 118-124, 2008.

【摂取する上での注意事項】
多量摂取により疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。

【生産・製造・品質管理に関する基本情報】
当該食品は、FSSC22000、総合衛生管理製造過程、都道府県等HACCPを取得している工場にて生産・製造及び品質管理を行っています。
当社及び製造委託工場双方での厳格なダブルチェック体制をとり、常に安全・安心な製品の出荷・販売体制を維持しています。また、当社は工場において、法令や社内規則の遵守、施設・設備の適切な維持管理、品質管理の手順・記録が適切であるかを監査し、品質管理の徹底を図っています。

【機能性の評価方法】
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。

【届出者の評価(エビデンス)】
(ア)標題
クエン酸の日常生活や運動後の一時的な疲労感を軽減する作用に関する研究レビュー
(イ)目的
 クエン酸をヒトに摂取させた試験の論文を網羅的な文献検索により収集し、プラセボなどのコントロールと比較した無作為化比較試験(RCT)から健常な成人において疲労感が軽減されたか否かを合理的に検証することを目的とした。
(ウ)背景
 クエン酸はその酸味が好まれることから、食品添加物(酸味料)として広く利用されており、俗に「疲労回復に良い」などと言われている。
これまでクエン酸の疲労感軽減作用を総合的に評価した研究は行われていなかったため、プラセボとの比較においてクエン酸を摂取することにより日常生活や運動後の疲労感が軽減されるか検証することを目的としてレビューを実施した。
(エ)レビュー対象とした研究の特性
検索の条件と除外の条件を定めて、2017年8月29日にJDreamIIIなど日本語と英語の検索サイト5種において、健常な成人の臨床試験文献を対象に検索を実施したところ、評価水準に合致した対象文献は4報であり、その有効性評価は無作為化比較試験(RCT)で、全て日本人を対象とした試験であった。
(オ)主な結果
 RCT論文4報の内、日常生活の一時的な疲労感について2報の論文及び運動後の一時的な疲労感についての2報の論文の概要を示す。
<日常生活の一時的な疲労感について>
①日常生活で疲労を感じやすく、疲労を自覚している健常成人男女24名にクエン酸 2700 mgまたはプラセボを1日1本、飲料として、8日間経口摂取させた。その結果、「全体的疲労感 (VAS)」では、変化量(後値-前値)の平均値差は-0.52(p=0.090)であり、クエン酸摂取による疲労感の軽減傾向がみられた。「精神的疲労感 (VAS)」では、変化量(後値-前値)の平均値差は-0.76(p=0.071)であり、摂取による疲労感の軽減傾向がみられた。「身体的疲労感(VAS)」では、変化量(後値-前値)の平均値差は-0.15であり、対照群と介入群の間にほとんど差がみられなかった。
②日常生活で疲労を感じやすく、疲労を自覚している健常成人男女625名にクエン酸 2700 mgまたはプラセボを1日1本、飲料として、28日間経口摂取させた。
その結果、「全体的疲労感 (VAS)」の結果では、変化量(後値-前値)の平均値差は1週目-0.18(p<0.05)、2週目-0.22(not significant、以後NS)、3週目-0.44(p<0.01)、4週目-0.50(p<0.01)であり、クエン酸摂取による疲労感の軽減がみられた。「精神的疲労感 (VAS)」では、変化量(後値-前値)の平均値差は1週目-0.10(NS)、2週目-0.09(NS)、3週目-0.16(NS)、4週目-0.08(NS)であり、摂取による疲労感の軽減はみられなかった。「身体的疲労感(VAS)」では、変化量(後値-前値)の平均値差は1週目-0.04(NS)、2週目-0.21(NS)、3週目-0.35(p<0.01)、4週目-0.36(p<0.01)であり、1週目と2週目において摂取による疲労感の軽減がみられなかったものの、3週目と4週目では疲労感の軽減がみられた。
<運動後の一時的な疲労感について>
①健常成人男女18名にクエン酸 2700 mgまたはプラセボを1日に10カプセルとして、8日間経口摂取させた。その結果、摂取直後に運動を負荷した試験の「運動後の疲労感 (VAS)」では、変化量(後値-前値)の平均値差は運動直後では-5.2、運動後の回復期間(4時間)経過後では-0.1だった(統計計算はされず)。運動直後の介入群の平均値(60.6±13.5)は対照群の平均値(74.6±13.2)と比較して有意(p<0.01)に低値であり、クエン酸摂取による運動後の一時的な疲労感の軽減がみられた。
②健常成人男性11名にクエン酸 1000 mgまたはプラセボを飲料として、1日間(単回)摂取させた。その結果、摂取直後に運動を負荷した試験の「運動後の疲労感 (VAS)」では、変化量(後値-前値)の平均値差は運動後30分では-11.4(p=0.0045)、運動後の翌朝では0であり、クエン酸摂取による運動後の一時的な疲労感の軽減がみられた。

尚、いずれの文献においてもクエン酸を含む試験食品に関連した有害事象は認められなかった。

(カ)科学的根拠の質
 レビューレベルの限界に関しては、レビュー対象となった論文は4報であり、出版バイアスの可能性は否定できない。また、エビデンスの程度も幅が見られたことなどから、今後相反する報告が発表されるなどによって、エビデンスの評価が変わる可能性があり、継続的に情報を収集することが求められる。