2021年4月29日木曜日

尿酸ケア習慣b(株式会社和漢)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品

株式会社和漢の機能性表示食品,尿酸ケア習慣bのエビデンス(科学的根拠)

株式会社和漢が消費者庁に届出た機能性表示食品【尿酸ケア習慣b】のエビデンス。科学的な根拠に基づいています。届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。

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株式会社和漢

【届出番号】
F1041

【届出日】
2021/03/24

【届出者名】
株式会社和漢
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【商品名】
尿酸ケア習慣b

【食品の区分】
加工食品(サプリメント形状)

【機能性関与成分名】
ルテオリン
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【表示しようとする機能性】

本品には,ルテオリンが含まれます。ルテオリンには尿酸値が高め(5.5mg/dL超~7.0mg/dL未満)な方の尿酸値を下げる機能があることが報告されています。

【想定する主な対象者】
尿酸値が高め(5.5mg/dL超~7.0mg/dL未満)な健常人(疾病に罹患している者、未成年者を除く。)

【安全性の評価方法】
既存情報による安全性試験結果の評価により、十分な安全性を確認している。

【安全性に関する届出者の評価】
1. 食経験
 本製品の喫食実績はありませんが,本製品に類似した食品の喫食実績として株式会社ファインの「プリン体気にならない」があります。同製品に配合されている菊の花由来ルテオリンは,本製品に配合されている関与成分と同等のものであり,配合量も同等です。平成29年2月から現在まで販売が続けられており,健康被害の報告はありません。

2. 既存情報による安全性の評価
原材料である菊の花または菊の花抽出物に関してヒトやラットを対象にした安全性に関する報告が2研究報告されており,その中で有害事象を示す報告は認められませんでした。

3. 安全性試験結果
本品に使用した機能性関与成分を含む「菊の花エキス」の安全性を評価しました。急性毒性試験及び反復投与試験において異常は認められませんでした。また,変異原性試験においても異常は認められませんでした。さらに,過剰量(適正量の5倍量)摂取時の安全性評価においても,安全性上の問題となる事象は認められませんでした。

4. 医薬品との相互作用
 本製品の機能性関与成分と医薬品との相互作用について調査した結果,該当する報告はなく,相互作用を起こす可能性は低いと判断しました。

5. まとめ
以上より,機能性関与成分「ルテオリン」を配合した本製品は基本的な安全性に懸念はないと考えられます。

【摂取する上での注意事項】
■本製品の多量摂取により、筋肉量が増加し外観が変化したり(肉体改造)著しく運動機能が向上したり、より健康が増進するものではありません。本品の摂取により、ビール等のアルコール飲料を過激に摂取して良いことにはなりません。
■乳幼児の手の届かないところに保管してください。

【生産・製造・品質管理に関する基本情報】
本届出商品を製造している工場は、国内の健康補助食品GMP認定工場で、予め定められた適正な製造基準に従って製造しています。GMPとは、「適性製造規範 (Good Manufacturing Practice) 」の略で、医薬品のGMPを参考に制定されたものです。本制度に適合した工場では、以下の様な徹底した製造管理・品質管理により製品を製造しています。・使用する原料のチェックを毎回行っています。・製品毎に決められた製造方法、条件により製造されています。・製造した結果は必ず記録書として残し、賞味期限内保管しています。・製造工程中には製品毎に決められた項目のチェックを行い、最終製品においては製造ロット毎に予め決められた品質項目について分析し異常の有無を確認し品質規格を外れた製品は排除しています。・製造した製品はロット毎に、品質分析結果と製造記録を確認し、どちらも問題ない場合にのみ出荷されます。・以上の製造を異物混入や腐敗などが発生しない様に、設備環境としても作業者に対しても厳密な衛生管理体制で行っています。

【機能性の評価方法】
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。

【届出者の評価(エビデンス)】
標題
ルテオリンの摂取が血清尿酸値に及ぼす影響に関する研究レビュー

目的
健康な成人がルテオリンを摂取した場合,プラセボ(有効成分を含まない食品)を摂取した人に比べて血清尿酸値が改善するか検証することを目的としました。

背景
ルテオリンは菊の花の主要なポリフェノール成分であり,抗炎症作用や抗痛風作用が報告されています。しかしながら,抗痛風という点におけるルテオリンの効果を検証した研究レビューはありませんでした。そこで,ルテオリンの機能性を検証するため,本研究レビューを実施しました。

レビュー対象とした研究の特性
複数の研究論文データベースを用いて,健康な成人がルテオリンを摂取した臨床試験論文について,2017年9月12日までに発表されたものを収集および調査しました。最終的にランダム化二重盲検プラセボ対照比較試験の結果を報告した1報を評価しました。

主な結果
評価した1報の論文中には2つの臨床試験について報告されており,1つは単回摂取試験でもう1つは4週間の継続摂取試験でした。評価した結果,ルテオリンの単回摂取では血清尿酸値に効果がありませんでしたが,ルテオリンを1日当たり10 mg,4週間摂取した場合では,血清尿酸値が高めの被験者において血清尿酸値が有意に改善することがわかりました。

科学的根拠の質
評価した論文が1報であるため,ヒトに対する効果についての一貫性は評価ができない。しかしながら,評価した臨床試験のデザインはランダム化二重盲検プラセボ対照比較試験であり,限りなくバイアスが排除された試験であったと判断できるため,今後の更なる研究によって結果が大きく変更される可能性は低いと考えられます。

ブレンド茶(ニットービバレッジ株式会社)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品

ニットービバレッジ株式会社の機能性表示食品,機能性表示食品 ブレンド茶のエビデンス(科学的根拠)

ニットービバレッジ株式会社が消費者庁に届出た機能性表示食品【機能性表示食品 ブレンド茶】のエビデンス。科学的な根拠に基づいています。届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。

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ニットービバレッジ株式会社

【届出番号】
F1040

【届出日】
2021/03/23

【届出者名】
ニットービバレッジ株式会社
クリックすると楽天市場の検索結果が表示されます。

【商品名】
機能性表示食品 ブレンド茶

【食品の区分】
加工食品(その他)

【機能性関与成分名】
ローズヒップ由来ティリロサイド
クリックすると楽天市場の検索結果が表示されます。

【表示しようとする機能性】

本品にはローズヒップ由来ティリロサイドが含まれます。ローズヒップ由来ティリロサイドには、BMIが高めの方の体脂肪を減らす機能があることが報告されています。

【想定する主な対象者】
疾病に罹患していないBMIが高めの健常者(未成年者、妊産婦(妊娠を計画している者を含む。)及び授乳婦を除く。)

【安全性の評価方法】
既存情報による食経験の評価により、十分な安全性を確認している。

【安全性に関する届出者の評価】
当該製品は、ローズヒップ由来ティリロサイドを500mlあたり0.1mg含む清涼飲料水である。
これまでにローズヒップエキスを使用した錠剤食品(一日摂取目安量あたりローズヒップ由来ティリロサイドを0.1 mg含む)が2005年の発売以来、14年以上、商品数として累計92万個以上販売されているが、本食品に起因する重篤な健康被害の情報はない。
当該製品に含まれるローズヒップエキスは、この錠剤食品に使用されているローズヒップエキスと同製品であり、機能性関与成分のローズヒップ由来ティリロサイドも同一である。また、この錠剤食品は、第17改正日本薬局方「崩壊試験法」において、30分以内に崩壊することをローズヒップエキスの販売者(森下仁丹株式会社)が確認している。よって、ローズヒップ由来ティリロサイドは消化管内で遊離した状態で体内に吸収されると考えられる。当該製品(本届出商品)は清涼飲料水(液体)中に、ローズヒップ由来ティリロサイドが遊離した状態で存在し、先の錠剤食品同様に体内へ吸収されると考えられ、機能性関与成分の消化・吸収過程に違いはない。
以上のことから、当該製品は安全であると判断した。

【摂取する上での注意事項】
一日摂取目安量を守ってください。

【生産・製造・品質管理に関する基本情報】
本品は、FSSC22000を保有する弊社工場にて生産・製造及び品質管理を行っている。

【機能性の評価方法】
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。

【届出者の評価(エビデンス)】
標題:ローズヒップ由来ティリロサイドを含む食品の体脂肪低減作用に関する研究レビュー

目的:健康な成人において、ローズヒップ由来ティリロサイドを含む食品の摂取が、それを含まない食品の摂取と比較して体脂肪を低減させる作用があるか、研究レビューにより評価した。

背景:ローズヒップは、主に南アメリカのチリやヨーロッパなどで収穫されるバラ科植物の果実で、その種子に含まれるポリフェノールの一つがティリロサイドである。動物実験によりローズヒップの体脂肪低減作用が明らかになり、ティリロサイドがその関与成分として報告されている。しかし、これまでにヒトを対象とした網羅的な研究報告はなかった。
そこで、本研究レビューにて、ローズヒップ由来ティリロサイドを含む食品の摂取による健康な成人における体脂肪低減作用について検証を行った。

レビュー対象とした研究の特性:各種学術論文および臨床試験登録データベースを用い、収録されているすべての文献を対象として検索を行った。その結果、健康な成人を対象としたランダム化並行比較試験の論文1報を採用した。

主な結果:採用した1報は、BMI (Body Mass Index) が25.0 kg/m2以上30.0 kg/m2未満の疾病に罹患していない健康な成人32名を対象としており、ローズヒップエキスを含む食品(1日あたりローズヒップ由来ティリロサイド0.1 mgを含む)の摂取は、プラセボ食品の摂取と比べ、腹部全脂肪面積、腹部皮下脂肪面積および腹部内臓脂肪面積の摂取12週間後における初期からの変化量が、有意な低値を示した。また追加で、初期の内臓脂肪面積が100 cm2未満の試験参加者を対象とした層別解析を行った結果、ローズヒップエキスを含む食品の摂取は、プラセボ食品の摂取と比べ、腹部全脂肪面積、腹部皮下脂肪面積および腹部内臓脂肪面積の摂取12週間後における初期からの変化量が、有意な低値を示した。

科学的根拠の質:採用した文献は1報であったため、科学的根拠の一貫性を示すことができず、バイアスの評価もできなかった。しかし、採用した文献は、日本人を対象としたランダム化並行比較試験であり、試験計画がよく遵守されていることから、ローズヒップ由来ティリロサイドを含む食品の摂取が体脂肪低減作用を示すという結果が、後発の研究結果によって大きく変わる可能性は低いと考える。

ラブレダブルW(カゴメ株式会社)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品

カゴメ株式会社の機能性表示食品,ラブレダブルWのエビデンス(科学的根拠)

カゴメ株式会社が消費者庁に届出た機能性表示食品【ラブレダブルW】のエビデンス。科学的な根拠に基づいています。届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。

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カゴメ株式会社

【届出番号】
F1039

【届出日】
2021/03/23

【届出者名】
カゴメ株式会社
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【商品名】
ラブレダブルW

【食品の区分】
加工食品(その他)

【機能性関与成分名】
ラブレ菌(Lactobacillus brevis KB290)
クリックすると楽天市場の検索結果が表示されます。

【表示しようとする機能性】

本品にはラブレ菌(Lactobacillus brevis KB290)が含まれます。ラブレ菌(Lactobacillus brevis KB290)は生きて腸まで届き、お通じと腸内環境を改善すること、肌の潤いを保つのを助けることが報告されています。

【想定する主な対象者】
健常な成人で、おなかの調子を整えたい方、肌の乾燥が気になる方

【安全性の評価方法】
既存情報による安全性試験結果の評価により、十分な安全性を確認している。

【安全性に関する届出者の評価】
今回届出を行う商品は、1日摂取目安量(80 ml)に機能性関与成分としてラブレ菌(Lactobacillus brevis KB290)(以下、ラブレ菌)を21億個含む商品である。ラブレ菌を含む食品は、飲料やカプセルなどの形態で日本国内において10年以上の販売実績があるが、今回届出を行う商品の喫食実績はないので、機能性関与成分であるラブレ菌について、既存情報を用いた評価を実施した。
調査の結果、in vitro試験、in vivo試験の結果からは、ラブレ菌の安全性に関する問題は認められなかった。一部のラブレ菌摂取試験(ヒト試験)において、軽微で一時的な腹部症状(下痢や腹痛など)が報告されている例もあった。しかし、ラブレ菌以外の乳酸菌の摂取試験でも、まれに腹部症状が発生することが報告されていることから、これらは、乳酸菌摂取によって一般的に起こりうる症状であると考えられた。またラブレ菌摂取によって生じた症状はいずれも軽微であり、加療は必要なく、摂取をやめることで回復または軽快していることから、ラブレ菌の安全性に大きな問題はないと判断した。ヒトでの過剰摂取安全性試験でも、今回届出を行う商品の1日摂取目安量(80 ml)に含まれるラブレ菌(21億個)の10倍以上の量で安全性は確認されており、十分に安全であると判断した。
なおラブレ菌は腸の蠕動運動を活性化することが考えられ、この効果が過剰に現れると、お腹が緩めの方が更なる軟便や下痢を起こす可能性も考えられる。しかし、お腹が緩くなりがちな健常人を対象とした試験で、ラブレ菌とβ-カロテンを12週間摂取して頂いたところ、試験食品摂取との関連性がある有害事象は確認されず、特にお腹のつらさに関するスコアが顕著に悪化している試験参加者はいなかった。一般的に、乳酸菌の摂取は下痢傾向者に対しても腸内環境を改善することで、排便回数を改善する方向に作用するとの報告があることから、今回届出を行う商品を摂取することで、お腹の緩さを悪化させることも含めた重篤な腹部症状が出現する可能性は極めて低いと考える。

【摂取する上での注意事項】
多量に摂取することにより、疾病が治癒したり、より健康が増進できるものではありません。

【生産・製造・品質管理に関する基本情報】
本品の製造所であるカゴメ株式会社小牧工場では、「FSSC22000」の認証を取得しています。

【機能性の評価方法】
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。

【届出者の評価(エビデンス)】
(1)整腸作用に関する科学的根拠
【標題】
ラブレ菌(Lactobacillus brevis KB290)(以下、ラブレ菌)の整腸作用についての評価
【目的】
病気でない方を対象として、ラブレ菌を含む食品を摂ることが、ラブレ菌を含まない食品を摂った時や何も摂らなかった時と比較して、整腸作用を示すか否かを調べることを目的とした。
【背景】
伝統的な漬物“すぐき”から分離された植物性乳酸菌、ラブレ菌が整腸作用を示すとの報告は複数あるが、それらの報告には、子供や病気の方での試験も含まれている。また、それらを統計学的な手法で解析したものはない。
【レビュー対象とした研究の特性】
ラブレ菌のヒトへの整腸作用に関する研究論文について、バイアスを避けながら、整腸作用の有無や程度を深く、詳しく評価した。対象者は疾病に罹患していない方(未成年者、妊産婦及び授乳婦を除く)とし、ラブレ菌を含む食品の摂取が、ラブレ菌を含まない食品の摂取や何も摂取しない時と比較して、排便頻度(排便日数、排便回数)や、糞便中の乳酸菌数、ビフィズス菌数、糞便中の有機酸濃度(総有機酸、酢酸、プロピオン酸)、排便後の感覚などに影響を与えるかを検証した。また、論文として報告されている研究の妥当性と信頼性を評価した。
【主な結果】
網羅的な文献調査によって2編の研究論文(3試験)が抽出された。これらを用いて、統計学的な解析方法であるメタアナリシスを行ったところ、ラブレ菌の摂取は排便日数を改善すること、糞便中のプロピオン酸濃度を上昇させることが明らかになった。またメタアナリシスを行えなかった糞便中の乳酸菌数、糞便中の総有機酸濃度、酢酸濃度も、定性的な評価より、ラブレ菌の摂取で増加することが明らかになった。各試験でのラブレ菌の摂取量及び摂取期間を踏まえ、1日に21億個のラブレ菌を2週間摂取することで、健康な人のお通じや腸内環境を改善することが考えられた。
【科学的根拠の質】
全体を通して、解析に使用した研究は概ね信頼できるものであった。複数の論文から得られた結果の違いは中程度であり、ラブレ菌摂取による整腸作用の情報の一貫性は項目によって異なるものの、総じて改善する方向への変化が認められた。但し本調査には、対象となった個々の研究論文において、参加者の選定時にバイアスがなかったかどうかを厳密には評価できない、また論文化されていない試験がある等の研究の限界もあった。

(2)角層水分量上昇作用に関する科学的根拠
【標題】
ラブレ菌の角層水分量上昇作用についての評価
【目的】
病気でない方を対象として、ラブレ菌を含む食品を摂ることが、ラブレ菌を含まない食品を摂った時や何も摂らなかった時と比較して、角層水分量上昇作用を示すか否かを調べることを目的とした。
【背景】
ラブレ菌が皮膚の保湿機能の指標である角層水分量を維持・向上するという試験結果が複数報告されているが、それらを統計学的な手法で解析したものはない。
【レビュー対象とした研究の特性】
ラブレ菌のヒトへの角層水分量上昇作用に関する研究論文について、バイアスを避けながら、角層水分量上昇作用の有無や程度を深く、詳しく評価した。対象者は疾病に罹患していない方(18歳未満の未成年者、妊産婦及び授乳婦を除く)とし、ラブレ菌を含む食品の摂取が、ラブレ菌を含まない食品の摂取や何も摂取しない時と比較して、角層水分量に影響を与えるかを検証した。また、論文として報告されている研究の妥当性と信頼性を評価した。
【主な結果】
網羅的な文献調査によって1編の研究論文(2試験)が抽出された。これらを用いて、定性的な評価を行ったところ、ラブレ菌の摂取は角層水分量を上昇させることが明らかになった。角層水分量は皮膚の保湿機能の評価に一般的に用いられており、「肌の潤い」の指標とされている。各試験でのラブレ菌の摂取量及び摂取期間を踏まえ、1日に14億個のラブレ菌を4週間摂取することで、健康な人の角層水分量を上昇させる、すなわち、肌の潤いを保つのを助けることが考えられた。
【科学的根拠の質】
全体を通して、解析に使用した研究は概ね信頼できるものであった。複数の試験から得られた結果は一貫しており、ラブレ菌摂取によって総じて角層水分量上昇作用が認められた。但し本調査には、対象となった個々の試験において、参加者の選定時にバイアスがなかったかどうかを厳密には評価できない等の研究の限界もあった。

ラブレダブル(カゴメ株式会社)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品

カゴメ株式会社の機能性表示食品,KAGOME(カゴメ)ラブレダブルのエビデンス(科学的根拠)

カゴメ株式会社が消費者庁に届出た機能性表示食品【KAGOME(カゴメ)ラブレダブル】のエビデンス。科学的な根拠に基づいています。届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。

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機能性表示食品制度が始まってから届出た商品の一覧を紹介しています。
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機能性表示食品まとめ一覧

カゴメ株式会社

【届出番号】
F1038

【届出日】
2021/03/23

【届出者名】
カゴメ株式会社
クリックすると楽天市場の検索結果が表示されます。

【商品名】
KAGOME(カゴメ)ラブレダブル

【食品の区分】
加工食品(その他)

【機能性関与成分名】
ラブレ菌(Lactobacillus brevis KB290)
クリックすると楽天市場の検索結果が表示されます。

【表示しようとする機能性】

本品にはラブレ菌(Lactobacillus brevis KB290)が含まれます。ラブレ菌(Lactobacillus brevis KB290)は生きて腸まで届き、お通じと腸内環境を改善すること、肌の潤いを保つのを助けることが報告されています。

【想定する主な対象者】
健常な成人で、おなかの調子を整えたい方、肌の乾燥が気になる方

【安全性の評価方法】
既存情報による安全性試験結果の評価により、十分な安全性を確認している。

【安全性に関する届出者の評価】
今回届出を行う商品は、1日摂取目安量(80 ml)に機能性関与成分としてラブレ菌(Lactobacillus brevis KB290)(以下、ラブレ菌)を21億個含む商品である。ラブレ菌を含む食品は、飲料やカプセルなどの形態で日本国内において10年以上の販売実績があるが、今回届出を行う商品の喫食実績はないので、機能性関与成分であるラブレ菌について、既存情報を用いた評価を実施した。
調査の結果、in vitro試験、in vivo試験の結果からは、ラブレ菌の安全性に関する問題は認められなかった。一部のラブレ菌摂取試験(ヒト試験)において、軽微で一時的な腹部症状(下痢や腹痛など)が報告されている例もあった。しかし、ラブレ菌以外の乳酸菌の摂取試験でも、まれに腹部症状が発生することが報告されていることから、これらは、乳酸菌摂取によって一般的に起こりうる症状であると考えられた。またラブレ菌摂取によって生じた症状はいずれも軽微であり、加療は必要なく、摂取をやめることで回復または軽快していることから、ラブレ菌の安全性に大きな問題はないと判断した。ヒトでの過剰摂取安全性試験でも、今回届出を行う商品の1日摂取目安量(80 ml)に含まれるラブレ菌(21億個)の10倍以上の量で安全性は確認されており、十分に安全であると判断した。
なおラブレ菌は腸の蠕動運動を活性化することが考えられ、この効果が過剰に現れると、お腹が緩めの方が更なる軟便や下痢を起こす可能性も考えられる。しかし、お腹が緩くなりがちな健常人を対象とした試験で、ラブレ菌とβ-カロテンを12週間摂取して頂いたところ、試験食品摂取との関連性がある有害事象は確認されず、特にお腹のつらさに関するスコアが顕著に悪化している試験参加者はいなかった。一般的に、乳酸菌の摂取は下痢傾向者に対しても腸内環境を改善することで、排便回数を改善する方向に作用するとの報告があることから、今回届出を行う商品を摂取することで、お腹の緩さを悪化させることも含めた重篤な腹部症状が出現する可能性は極めて低いと考える。

【摂取する上での注意事項】
多量に摂取することにより、疾病が治癒したり、より健康が増進できるものではありません。

【生産・製造・品質管理に関する基本情報】
本品の製造所であるカゴメ株式会社小牧工場では、「FSSC22000」の認証を取得しています。

【機能性の評価方法】
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。

【届出者の評価(エビデンス)】
(1)整腸作用に関する科学的根拠
【標題】
ラブレ菌(Lactobacillus brevis KB290)(以下、ラブレ菌)の整腸作用についての評価
【目的】
病気でない方を対象として、ラブレ菌を含む食品を摂ることが、ラブレ菌を含まない食品を摂った時や何も摂らなかった時と比較して、整腸作用を示すか否かを調べることを目的とした。
【背景】
伝統的な漬物“すぐき”から分離された植物性乳酸菌、ラブレ菌が整腸作用を示すとの報告は複数あるが、それらの報告には、子供や病気の方での試験も含まれている。また、それらを統計学的な手法で解析したものはない。
【レビュー対象とした研究の特性】
ラブレ菌のヒトへの整腸作用に関する研究論文について、バイアスを避けながら、整腸作用の有無や程度を深く、詳しく評価した。対象者は疾病に罹患していない方(未成年者、妊産婦及び授乳婦を除く)とし、ラブレ菌を含む食品の摂取が、ラブレ菌を含まない食品の摂取や何も摂取しない時と比較して、排便頻度(排便日数、排便回数)や、糞便中の乳酸菌数、ビフィズス菌数、糞便中の有機酸濃度(総有機酸、酢酸、プロピオン酸)、排便後の感覚などに影響を与えるかを検証した。また、論文として報告されている研究の妥当性と信頼性を評価した。
【主な結果】
網羅的な文献調査によって2編の研究論文(3試験)が抽出された。これらを用いて、統計学的な解析方法であるメタアナリシスを行ったところ、ラブレ菌の摂取は排便日数を改善すること、糞便中のプロピオン酸濃度を上昇させることが明らかになった。またメタアナリシスを行えなかった糞便中の乳酸菌数、糞便中の総有機酸濃度、酢酸濃度も、定性的な評価より、ラブレ菌の摂取で増加することが明らかになった。各試験でのラブレ菌の摂取量及び摂取期間を踏まえ、1日に21億個のラブレ菌を2週間摂取することで、健康な人のお通じや腸内環境を改善することが考えられた。
【科学的根拠の質】
全体を通して、解析に使用した研究は概ね信頼できるものであった。複数の論文から得られた結果の違いは中程度であり、ラブレ菌摂取による整腸作用の情報の一貫性は項目によって異なるものの、総じて改善する方向への変化が認められた。但し本調査には、対象となった個々の研究論文において、参加者の選定時にバイアスがなかったかどうかを厳密には評価できない、また論文化されていない試験がある等の研究の限界もあった。

(2)角層水分量上昇作用に関する科学的根拠
【標題】
ラブレ菌の角層水分量上昇作用についての評価
【目的】
病気でない方を対象として、ラブレ菌を含む食品を摂ることが、ラブレ菌を含まない食品を摂った時や何も摂らなかった時と比較して、角層水分量上昇作用を示すか否かを調べることを目的とした。
【背景】
ラブレ菌が皮膚の保湿機能の指標である角層水分量を維持・向上するという試験結果が複数報告されているが、それらを統計学的な手法で解析したものはない。
【レビュー対象とした研究の特性】
ラブレ菌のヒトへの角層水分量上昇作用に関する研究論文について、バイアスを避けながら、角層水分量上昇作用の有無や程度を深く、詳しく評価した。対象者は疾病に罹患していない方(18歳未満の未成年者、妊産婦及び授乳婦を除く)とし、ラブレ菌を含む食品の摂取が、ラブレ菌を含まない食品の摂取や何も摂取しない時と比較して、角層水分量に影響を与えるかを検証した。また、論文として報告されている研究の妥当性と信頼性を評価した。
【主な結果】
網羅的な文献調査によって1編の研究論文(2試験)が抽出された。これらを用いて、定性的な評価を行ったところ、ラブレ菌の摂取は角層水分量を上昇させることが明らかになった。角層水分量は皮膚の保湿機能の評価に一般的に用いられており、「肌の潤い」の指標とされている。各試験でのラブレ菌の摂取量及び摂取期間を踏まえ、1日に14億個のラブレ菌を4週間摂取することで、健康な人の角層水分量を上昇させる、すなわち、肌の潤いを保つのを助けることが考えられた。
【科学的根拠の質】
全体を通して、解析に使用した研究は概ね信頼できるものであった。複数の試験から得られた結果は一貫しており、ラブレ菌摂取によって総じて角層水分量上昇作用が認められた。但し本調査には、対象となった個々の試験において、参加者の選定時にバイアスがなかったかどうかを厳密には評価できない等の研究の限界もあった。

ラブレダブル(カゴメ株式会社)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品

カゴメ株式会社の機能性表示食品,ラブレダブルのエビデンス(科学的根拠)


カゴメ株式会社
が消費者庁に届出た機能性表示食品【ラブレダブル】のエビデンス。科学的な根拠に基づいています。届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。

動画で見る機能性表示食品と成分の解説一覧(動画)

機能性表示食品制度が始まってから届出た商品の一覧を紹介しています。
会社別・年度別にまとめてありますので、ご利用ください。

機能性表示食品まとめ一覧

カゴメ株式会社

【届出番号】
F1037

【届出日】
2021/03/23

【届出者名】
カゴメ株式会社
クリックすると楽天市場の検索結果が表示されます。

【商品名】
ラブレダブル

【食品の区分】
加工食品(その他)

【機能性関与成分名】
ラブレ菌(Lactobacillus brevis KB290)
クリックすると楽天市場の検索結果が表示されます。

【表示しようとする機能性】

本品にはラブレ菌(Lactobacillus brevis KB290)が含まれます。ラブレ菌(Lactobacillus brevis KB290)は生きて腸まで届き、お通じと腸内環境を改善すること、肌の潤いを守るのを助けることが報告されています。

【想定する主な対象者】
健常な成人で、おなかの調子を整えたい方、肌の乾燥が気になる方

【安全性の評価方法】
既存情報による安全性試験結果の評価により、十分な安全性を確認している。

【安全性に関する届出者の評価】
今回届出を行う商品は、1日摂取目安量(80 ml)に機能性関与成分としてラブレ菌(Lactobacillus brevis KB290)(以下、ラブレ菌)を21億個含む商品である。ラブレ菌を含む食品は、飲料やカプセルなどの形態で日本国内において10年以上の販売実績があるが、今回届出を行う商品の喫食実績はないので、機能性関与成分であるラブレ菌について、既存情報を用いた評価を実施した。
調査の結果、in vitro試験、in vivo試験の結果からは、ラブレ菌の安全性に関する問題は認められなかった。一部のラブレ菌摂取試験(ヒト試験)において、軽微で一時的な腹部症状(下痢や腹痛など)が報告されている例もあった。しかし、ラブレ菌以外の乳酸菌の摂取試験でも、まれに腹部症状が発生することが報告されていることから、これらは、乳酸菌摂取によって一般的に起こりうる症状であると考えられた。またラブレ菌摂取によって生じた症状はいずれも軽微であり、加療は必要なく、摂取をやめることで回復または軽快していることから、ラブレ菌の安全性に大きな問題はないと判断した。ヒトでの過剰摂取安全性試験でも、今回届出を行う商品の1日摂取目安量(80 ml)に含まれるラブレ菌(21億個)の10倍以上の量で安全性は確認されており、十分に安全であると判断した。
なおラブレ菌は腸の蠕動運動を活性化することが考えられ、この効果が過剰に現れると、お腹が緩めの方が更なる軟便や下痢を起こす可能性も考えられる。しかし、お腹が緩くなりがちな健常人を対象とした試験で、ラブレ菌とβ-カロテンを12週間摂取して頂いたところ、試験食品摂取との関連性がある有害事象は確認されず、特にお腹のつらさに関するスコアが顕著に悪化している試験参加者はいなかった。一般的に、乳酸菌の摂取は下痢傾向者に対しても腸内環境を改善することで、排便回数を改善する方向に作用するとの報告があることから、今回届出を行う商品を摂取することで、お腹の緩さを悪化させることも含めた重篤な腹部症状が出現する可能性は極めて低いと考える。

【摂取する上での注意事項】
多量に摂取することにより、疾病が治癒したり、より健康が増進できるものではありません。

【生産・製造・品質管理に関する基本情報】
本品の製造所であるカゴメ株式会社小牧工場では、「FSSC22000」の認証を取得しています。

【機能性の評価方法】
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。

【届出者の評価(エビデンス)】
(1)整腸作用に関する科学的根拠
【標題】
ラブレ菌(Lactobacillus brevis KB290)(以下、ラブレ菌)の整腸作用についての評価
【目的】
病気でない方を対象として、ラブレ菌を含む食品を摂ることが、ラブレ菌を含まない食品を摂った時や何も摂らなかった時と比較して、整腸作用を示すか否かを調べることを目的とした。
【背景】
伝統的な漬物“すぐき”から分離された植物性乳酸菌、ラブレ菌が整腸作用を示すとの報告は複数あるが、それらの報告には、子供や病気の方での試験も含まれている。また、それらを統計学的な手法で解析したものはない。
【レビュー対象とした研究の特性】
ラブレ菌のヒトへの整腸作用に関する研究論文について、バイアスを避けながら、整腸作用の有無や程度を深く、詳しく評価した。対象者は疾病に罹患していない方(未成年者、妊産婦及び授乳婦を除く)とし、ラブレ菌を含む食品の摂取が、ラブレ菌を含まない食品の摂取や何も摂取しない時と比較して、排便頻度(排便日数、排便回数)や、糞便中の乳酸菌数、ビフィズス菌数、糞便中の有機酸濃度(総有機酸、酢酸、プロピオン酸)、排便後の感覚などに影響を与えるかを検証した。また、論文として報告されている研究の妥当性と信頼性を評価した。
【主な結果】
網羅的な文献調査によって2編の研究論文(3試験)が抽出された。これらを用いて、統計学的な解析方法であるメタアナリシスを行ったところ、ラブレ菌の摂取は排便日数を改善すること、糞便中のプロピオン酸濃度を上昇させることが明らかになった。またメタアナリシスを行えなかった糞便中の乳酸菌数、糞便中の総有機酸濃度、酢酸濃度も、定性的な評価より、ラブレ菌の摂取で増加することが明らかになった。各試験でのラブレ菌の摂取量及び摂取期間を踏まえ、1日に21億個のラブレ菌を2週間摂取することで、健康な人のお通じや腸内環境を改善することが考えられた。
【科学的根拠の質】
全体を通して、解析に使用した研究は概ね信頼できるものであった。複数の論文から得られた結果の違いは中程度であり、ラブレ菌摂取による整腸作用の情報の一貫性は項目によって異なるものの、総じて改善する方向への変化が認められた。但し本調査には、対象となった個々の研究論文において、参加者の選定時にバイアスがなかったかどうかを厳密には評価できない、また論文化されていない試験がある等の研究の限界もあった。

(2)角層水分量上昇作用に関する科学的根拠
【標題】
ラブレ菌の角層水分量上昇作用についての評価
【目的】
病気でない方を対象として、ラブレ菌を含む食品を摂ることが、ラブレ菌を含まない食品を摂った時や何も摂らなかった時と比較して、角層水分量上昇作用を示すか否かを調べることを目的とした。
【背景】
ラブレ菌が皮膚の保湿機能の指標である角層水分量を維持・向上するという試験結果が複数報告されているが、それらを統計学的な手法で解析したものはない。
【レビュー対象とした研究の特性】
ラブレ菌のヒトへの角層水分量上昇作用に関する研究論文について、バイアスを避けながら、角層水分量上昇作用の有無や程度を深く、詳しく評価した。対象者は疾病に罹患していない方(18歳未満の未成年者、妊産婦及び授乳婦を除く)とし、ラブレ菌を含む食品の摂取が、ラブレ菌を含まない食品の摂取や何も摂取しない時と比較して、角層水分量に影響を与えるかを検証した。また、論文として報告されている研究の妥当性と信頼性を評価した。
【主な結果】
網羅的な文献調査によって1編の研究論文(2試験)が抽出された。これらを用いて、定性的な評価を行ったところ、ラブレ菌の摂取は角層水分量を上昇させることが明らかになった。角層水分量は皮膚の保湿機能の評価に一般的に用いられており、「肌の潤い」の指標とされている。各試験でのラブレ菌の摂取量及び摂取期間を踏まえ、1日に14億個のラブレ菌を4週間摂取することで、健康な人の角層水分量を上昇させる、すなわち、肌の潤いを守るのを助けることが考えられた。
【科学的根拠の質】
全体を通して、解析に使用した研究は概ね信頼できるものであった。複数の試験から得られた結果は一貫しており、ラブレ菌摂取によって総じて角層水分量上昇作用が認められた。但し本調査には、対象となった個々の試験において、参加者の選定時にバイアスがなかったかどうかを厳密には評価できない等の研究の限界もあった。