2019年3月23日土曜日

インシップいちょう葉エキス(株式会社インシップ)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品


株式会社インシップが消費者庁に届出た機能性表示食品【インシップいちょう葉エキス】の届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。


【届出番号】
D497
【届出日】
2019/01/29
【届出者名】
株式会社インシップ
株式会社インシップの商品一覧楽天市場
【商品名】
インシップいちょう葉エキス
【食品の区分】
加工食品(サプリメント形状)
【機能性関与成分名】
イチョウ葉由来フラボノイド配糖体、イチョウ葉由来テルペンラクトン
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【表示しようとする機能性】
本品にはイチョウ葉由来フラボノイド配糖体、イチョウ葉由来テルペンラクトンが含まれます。イチョウ葉由来フラボノイド配糖体、イチョウ葉由来テルペンラクトンは、加齢によって低下した脳の血流を改善し、認知機能の一部である記憶力(日常生活で見聞きした言葉や図形などを覚え、思い出す力)を維持することが報告されています。
【想定する主な対象者】
健常高齢者
【安全性の評価方法】
既存情報による食経験の評価により、十分な安全性を確認している。
【安全性に関する届出者の評価】
下記の(ア)、(イ)及び(ウ)の情報により、本届出商品を一日摂取目安量あたりイチョウ葉由来フラボノイド配糖体 28.8mg、イチョウ葉由来テルペンラクトン 7.2mg含有する機能性表示食品として販売することは適切であると考えられた。

(ア)喫食実績による食経験の評価
本届出商品は機能性関与成分であるイチョウ葉由来フラボノイド配糖体 及び イチョウ葉由来テルペンラクトンをそれぞれ一日摂取目安量あたり28.8mg、7.2mg含む錠剤形態の栄養補助食品であり、2001年より全国的に通信販売を行っている。これまでに累計157万袋以上販売されているが、右手甲のしびれのお申し出を1件いただいているのみである。お申し出件数は少なく、しかも単発であることから、本品に起因するものではないと考えられる。
これまでの販売期間において、機能性関与成分に起因し、安全性が懸念されるような有害事象は報告されていない。

(イ)既存情報を用いた評価および既存情報による安全性試験の評価
本届出商品に配合されるイチョウ葉抽出物(イチョウ葉由来フラボノイド配糖体24%、イチョウ葉由来テルペンラクトン6%、ギンコール酸1 ppm以下)と同等の規格を有する抽出物を摂取した際の安全性について、データベースで確認した結果、適切な量の経口摂取であれば安全であると考えられる。
一日摂取目安量は「イチョウ葉エキス食品品質規格基準」((公財)日本健康・栄養食品協会)で規定されている60~240 mg/日(イチョウ葉抽出物として)の範囲内に設定し、上記のデータベースで得られた結果と合わせて、適切に用いれば安全性に問題は無いと考えられる。

(ウ)医薬品との相互作用に関する評価
疾病に罹患している方が使用する医薬品について相互作用の可能性が報告されているが、本届出商品が摂取の対象としているのは健常者であり、健康被害のリスクは低いと考える。また、本商品パッケージに「てんかんの発作歴がある方やてんかんの方、ワルファリンや抗血液凝固薬など出血傾向を高める薬を服用中の方は、摂取をお控えください。」と記載し、リスクを減らす対策を講じている。このため、医薬品を服用していない健常者が適切に摂取する場合、安全上問題ないと考えられる。
【摂取する上での注意事項】
・過剰に摂取することは避け、一日摂取目安量を守ってお召し上がりください。
・原材料をご参照の上、食物アレルギーのある方はお召し上がりにならないでください。
・乾燥剤は誤って召し上がらないでください。
・妊娠、授乳中の方は医師に相談してください。
・てんかんの発作歴がある方やてんかんの方、ワルファリンや抗血液凝固薬など出血傾向を高める薬を服用中の方は、摂取をお控えください。
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【生産・製造・品質管理に関する基本情報】
【日本タブレット株式会社第3工場・日本タブレット株式会社第4工場】国内GMP(公益財団法人 日本健康・栄養食品協会)認定工場で製造 【株式会社フリーランス51用宗工場・株式会社フリーランス51茂原工場】国内GMPに則った自社基準を制定し、製造施設・衛生管理等の管理運営を行なっています。
【機能性の評価方法】
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。
【届出者の評価】

(ア)標題
イチョウ葉由来フラボノイド配糖体、イチョウ葉由来テルペンラクトンの研究レビュー

(イ)目的
健常高齢者がイチョウ葉由来フラボノイド配糖体、イチョウ葉由来テルペンラクトンを連続摂取した際に、対照群または摂取前と比べた場合の記憶力に対する有効性を検証する目的で研究レビューを実施した。

(ウ)背景
記憶力を維持できる機能性表示食品は、高齢者の健康・QOLを向上させ、高齢化社会に貢献することが期待される。健常高齢者を対象としたイチョウ葉由来フラボノイド配糖体、イチョウ葉由来テルペンラクトンの記憶力に対する有効性に関しては複数の原著論文が報告されているが、総合的に評価した研究レビューはないため、本レビューにて検証した。

(エ)レビュー対象とした研究の特性
イチョウ葉由来フラボノイド配糖体、イチョウ葉由来テルペンラクトンの連続摂取による記憶に関する無作為化コントロール試験について、健常高齢者を対象とし、利益相反情報が認められなかった論文2報を採用した。

(オ)主な結果
健常高齢者がイチョウ葉由来フラボノイド配糖体19.2~28.8mg/日、イチョウ葉由来テルペンラクトン4.88~7.2mg/日を摂取する場合、重大な有害事象もなく、加齢によって低下した脳の血流を改善し、見聞きした名前・単語・言葉・図形に対する記憶力を維持することが示された。

(カ)科学的根拠の質
対象論文はいずれもイチョウ葉由来フラボノイド配糖体、イチョウ葉由来テルペンラクトンの摂取による記憶力に対する有効性を示した。
対象論文はいずれも欧米人に対するものであったが、作用機序の脳の血流改善が日本人および中国人においても確認されていることから、日本人への外挿は可能と考えられる。
対象論文の被験者は健常高齢者であり、本届出商品の想定対象者と一致している。また、本届出商品のイチョウ葉由来フラボノイド配糖体、イチョウ葉由来テルペンラクトンの一日摂取目安量は研究レビューの結果に従い設定しており、同様のアウトカムを得られることが期待される。
本研究レビューは、日本語と英語の論文のみが対象であることから、網羅性および出版バイアスの可能性は否定できない。また、採用文献はいずれも日本人を主な対象としたものではなかった。これらは本研究レビューの限界と考えられる。

機能性表示食品は、平成27年度から始まった制度です。
目 次
平成30年度一覧
平成29年度一覧
平成28年度届出
B1-B50 B51-B100 B101-B150 B151-B200 B201-B250 B251-B300 B301-B400 B401-B500 B501-B600 B601-B620
平成27年度届出
A1-A50  A51-A100 A101-A150 A151-A200 A201-A250 A251-A300 A301-A310

目の疲労感ケア(株式会社ファンケル)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品


株式会社ファンケルが消費者庁に届出た機能性表示食品【目の疲労感ケア】の届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。


【届出番号】
D496
【届出日】
2019/01/29
【届出者名】
株式会社ファンケル
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【商品名】
目の疲労感ケア
【食品の区分】
加工食品(サプリメント形状)
【機能性関与成分名】
ビルベリー由来アントシアニン
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【表示しようとする機能性】
本品にはビルベリー由来アントシアニンが含まれます。ビルベリー由来アントシアニンは、スマートフォンやパソコンなどを使用する際に、一時的に低下しがちな目のうるおい感の維持や目の焦点を合わせやすくすることによって、目の疲労感の緩和に役立つことが報告されています。
【想定する主な対象者】
スマートフォンやパソコンなどをよく使う方
【安全性の評価方法】
喫食実績の評価により、十分な安全性を確認している。
既存情報による安全性試験結果の評価により、十分な安全性を確認している。
【安全性に関する届出者の評価】
1.食経験の評価
 当該製品の類似製品において、お客様から申し出のあった体調変化には、皮膚のかゆみや目の充血、腹痛などがありましたが、販売個数に対する申し出の割合は他製品と同程度に低い値を示しています。また、申し出の内容を個別に検討した結果、お客様の体調や体質に起因する可能性が高い、もしくは当該製品の類似製品との因果関係は低いと判断しました。従って、当該製品の摂取により拡大の恐れのある健康被害が発生する可能性は低く、安全性は高いと評価しています。当該製品と当該製品の類似製品の同等性は高く、当該製品の安全性も十分に高いと評価いたしました。
当該製品摂取中の体調変化の申し出については、今後も情報を収集し、必要に応じて情報開示する体制を整えています。

2.医薬品との相互作用に関する評価
 医薬品と当該製品の機能性関与成分であるビルベリー由来アントシアニンとの相互作用の報告について、内容を精査した結果、相互作用を起こす可能性は低いと判断いたしました。
【摂取する上での注意事項】
食経験の評価から、当該商品の摂取に関する安全性は十分に評価されていると考えていますが、商品パッケージに次の記載を行い、注意を促しています。

●原材料をご参照の上、食物アレルギーのある方は摂取しないでください。
●商品により多少の色の違いがありますが、品質に問題ありません。
●乳幼児の手の届かないところに置いてください。
●ぬれた手で触らず、衛生的にお取扱いください。
●本品をぬれた手で触ると、手や服に色うつりすることがあります。
●開封後はなるべく早くお召し上がりください。
●乾燥剤は誤って召し上がらないでください。
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【生産・製造・品質管理に関する基本情報】
株式会社ファンケル美健 横浜工場2施設(国内GMP認証あり)、株式会社ファンケル美健 千葉工場(国内GMP認証あり)
【機能性の評価方法】
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。
【届出者の評価】

標題:最終製品 目の疲労感ケアに含有する機能性関与成分ビルベリー由来アントシアニンによる目の疲労感を緩和する機能に関するシステマティック・レビュー
目的:健常者に対するビルベリー由来アントシアニン(以下、VMAと記す)43.2mg/日の摂取による目の疲労感を緩和する機能について、ヒト試験論文のシステマティック・レビュー(SR)を実施し、検証することを目的としました。
背景:VMAの摂取による目の疲労感を緩和する機能についての研究報告はありましたが、健常成人のVMAの摂取により、目の疲労感を緩和する機能があるかどうかを総合的に評価したレビューは行われていませんでした。
レビュー対象とした研究の特性:複数の研究論文のデータベースを用いて、各データベースに情報が搭載されてから検索日(2018年1月)までの期間に公表された論文を収集しました。基準に見合った論文は5編あり、全て真実を示す可能性が高いとされる研究方法(ランダム化比較試験)でした。5編中4編が原料メーカーの協力による研究でした。
主な結果:5編は、29~60歳の健常な日本人成人男女を対象とし、焦点調節(ピント調節)改善による目の疲労感を緩和する機能、および、焦点調節以外の眼科学的検査の指標や、主観的指標(VAS)による目の疲労感などについて、評価していました。VMA摂取後、焦点調節のひとつである調節時間は、緊張・弛緩ともに正常値である1秒付近となり、対照が2秒付近であったのと比較して明らかに短縮し、正常値を維持する可能性が推察されました。また、焦点調節以外の眼科学的検査の指標(涙液量など)や、主観的な目の疲労感の評価においても、VMA摂取による改善が認められました。つまり、VMA 43.2mg/日において、目の疲労感を緩和させる可能性が高いことが分かりました。全ての採用文献において、VMAの摂取に起因した有害事象の報告はありませんでした。
科学的根拠の質:5編における研究の妥当性や信頼性を調べました。真の値とは異なる結果を導く可能性を高める要因をバイアスと呼びます。5編の研究は、全体的に低から中レベルのバイアスのリスクがありました。しかし、5編の論文から得られた結果の違いは少なく、VMAを摂取することによる目の疲労感を緩和する機能に関して、一貫性があると考えました。ただし、それぞれの研究は、参加者が少なかったことなどから、有効性に関する情報が必ずしも十分とは言えないため、今後の研究に注目することが必要と考えています。VMAの作用機序から、目の疲労感の緩和は、目のうるおい感の維持と目の焦点を合わせやすくすることによると考えられました。
  以上より、現時点では、健常者において、VMAの摂取は安全で、スマートフォンやパソコンなどを使用する際に、一時的に低下しがちな目のうるおい感の維持や目の焦点を合わせやすくすることで目の疲労感を緩和する可能性があると考えられました。
(構造化抄録)

機能性表示食品は、平成27年度から始まった制度です。
目 次
平成30年度一覧
平成29年度一覧
平成28年度届出
B1-B50 B51-B100 B101-B150 B151-B200 B201-B250 B251-B300 B301-B400 B401-B500 B501-B600 B601-B620
平成27年度届出
A1-A50  A51-A100 A101-A150 A151-A200 A201-A250 A251-A300 A301-A310

ギャバスパークリング(株式会社友桝飲料)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品


株式会社友桝飲料が消費者庁に届出た機能性表示食品【GABA Sparkling(ギャバスパークリング)】の届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。


【届出番号】
D495
【届出日】
2019/01/29
【届出者名】
株式会社友桝飲料
株式会社友桝飲料の商品一覧楽天市場
【商品名】
GABA Sparkling(ギャバスパークリング)
【食品の区分】
加工食品(その他)
【機能性関与成分名】
GABA
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【表示しようとする機能性】
本品にはGABAが含まれています。GABAには仕事や勉強による一時的な精神的ストレスや疲労感を緩和する機能があることが報告されています。
【想定する主な対象者】
仕事や勉強による一時的な精神的ストレスや疲労感が気になる方。
【安全性の評価方法】
既存情報による安全性試験結果の評価により、十分な安全性を確認している。
【安全性に関する届出者の評価】
当該食品は機能性関与成分GABAを一日摂取目安量あたり28mg配合した液体形状の加工食品である。

GABAは野菜や果物、穀物などに多く含まれているアミノ酸の一種であり、例えばナスやトマトには100gあたりGABAが20~50mg含まれている。また、GABAは特定保健用食品の関与成分として知られており、GABAを配合した特定保健用食品が市販されている。食品安全委員会において、特定保健用食品の食品健康影響評価が審議されており、GABAを関与成分とする複数の特定保健用食品(1日摂取目安量あたりのGABA配合量10mg~80mg)について、適切に摂取される場合には、安全性について問題がないとの判断がなされている。

当該食品に含まれるGABAと同じ原料メーカーのGABAを配合した食品は、2003年頃より多数の商品が販売されている。原料メーカーから発売されたGABA配合の錠剤形状食品(2003年発売、1日摂取目安量あたりのGABA配合量120mg)をはじめとして、1日摂取目安量あたりGABAを数mg~200mg程度配合した各種製品が日本全国で販売されているが、これまでにGABAが原因となる重篤な健康被害は報告されていない。
さらに、GABAの安全性に関しての研究報告をデータベースで検索したところ、日本人を対象とした安全性試験が23報あった。11.5~1000mgのGABAを配合した食品を4週間~16週間摂取した場合に、軽度の自覚症状の変化を訴える事例はあるものの臨床上問題となる異常変動等はなく、23報すべての研究報告において安全性に問題はなかったことが報告されている。
GABAは分子量103の単一の低分子化合物であり、基原によらずGABAの性状は一定である。従って、各安全性試験で用いられたGABAと当該製品に含まれるGABAは同等であると言える。このため、安全性試験の結果を当該製品に含まれるGABAの安全性として判断することに問題はないと考えられる。

以上のことから、機能性関与成分GABAを配合した当該食品の安全性に問題はないと考えられる。
【摂取する上での注意事項】
【摂取上の注意】多量に摂取することにより、より健康が増進するものではありません。降圧作用を有する医薬品等を服用している方は医師、薬剤師に相談してください。
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【生産・製造・品質管理に関する基本情報】
当該食品の製造工場は、生産・製造、品質管理においてHACCP認証を取得した工場にて管理体制を構築している。
【機能性の評価方法】
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。
【届出者の評価】

【標題】GABAの、精神的負荷による一時的な精神的ストレスの緩和効果について。

【目的】健康な成人日本人がGABAを含む食品またはGABAそのものを摂取した場合と、GABAを含まない食品を摂取した場合で、精神的負荷による一時的な精神的ストレスの緩和効果に違いがあるかどうかを検証することを目的とした。

【背景】GABAにはストレス緩和効果があることが一般的に知られている。GABAを配合した本機能性表示食品を販売するにあたり、改めてGABA配合食品の機能について検証するため、本研究レビューを行った。

【レビュー対象とした研究の特性】2017年7月3日に、2017年7月までに発表された論文を対象にして検索を行った。レビュー対象は、健康な成人を研究対象とした無作為化対照試験(GABAを含む食品を摂取する人とGABAを含まない食品を摂取する人を無作為に分け、それぞれの結果を照らし合わせて評価する試験)またはこれに準じる形の試験の査読付論文(専門家による審査を経た論文)とした。最終的に評価した論文は7報あった。利益相反(研究の結果に影響を与え得る利害関係)について、記述がない論文もあったが特に問題となるものはなかった。

【主な結果】脳波、副交感神経活動、唾液中のクロモグラニンA及びコルチゾール、主観的疲労感の各指標によりストレス、疲労感を評価した。これらの指標は一時的な精神的ストレス、疲労感を評価するのに一般的に用いられ、表示しようとする機能性を評価するのに適した指標である。結果として、28mg~100mgのGABAを含んだ食品は、GABAを含まない食品と比較して、精神的負荷による一時的な精神的ストレスや疲労感を緩和する有意な効果(統計学上、偶然ではなく意味のある効果)が認められた。

【科学的根拠の質】収集した論文の中には、研究方法に偏り(バイアス)があり、結果が正しく出ない可能性があるものがあった。また、効果がないとする研究結果が論文として発表されていない可能性があった。これらの問題点は残るものの、ほぼすべての論文で、適切な被験者数で、かつ、本研究レビューの目的に合った条件で試験がなされており、本研究レビューで評価した論文は直接的な科学的根拠として問題のないものであった。ただし、効果があったとする論文中では被験者は28mg~100mgのGABAを摂取しており、この量以下の量を摂取する場合にはGABAの効果は確認されておらず注意が必要である。

機能性表示食品は、平成27年度から始まった制度です。
目 次
平成30年度一覧
平成29年度一覧
平成28年度届出
B1-B50 B51-B100 B101-B150 B151-B200 B201-B250 B251-B300 B301-B400 B401-B500 B501-B600 B601-B620
平成27年度届出
A1-A50  A51-A100 A101-A150 A151-A200 A201-A250 A251-A300 A301-A310

明治プロビオヨーグルトPA-3ドリンクタイプ(明治)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品


株式会社明治が消費者庁に届出た機能性表示食品【明治プロビオヨーグルト PA-3(ピーエースリー)ドリンクタイプ】の届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。


【届出番号】
D494
【届出日】
2019/01/29
【届出者名】
株式会社明治
株式会社明治の商品一覧楽天市場
【商品名】
明治プロビオヨーグルト PA-3(ピーエースリー)ドリンクタイプ
【食品の区分】
加工食品(その他)
【機能性関与成分名】
PA-3乳酸菌
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【表示しようとする機能性】
本品にはPA-3乳酸菌が含まれます。PA-3乳酸菌は食後の尿酸値の上昇を抑制することが報告されています。
【想定する主な対象者】
健常成人
【安全性の評価方法】
喫食実績の評価により、十分な安全性を確認している。
【安全性に関する届出者の評価】
当該製品と類似する食品(ともにドリンクヨーグルト)は日本国内で2015年4月から販売しており、2017年10月末までに約8,400万食の販売実績がある。また、これまでに本品に起因する重大な健康被害の報告はない。
当該製品と類似する食品は、いずれも同量の機能性関与成分 [PA-3乳酸菌(Lactobacillus gasseri PA-3)を1本112ml当たり56億個]を含んでいる。さらに、当該製品と類似する食品は両製品ともに、使用する原材料は一部変更があるもののそのほとんどが共通であり、消化吸収に大きく影響を与えるような製品組成の違いはない。また、いずれも同一の製造工程で製造しており、食品中の成分や製造工程に起因する機能性関与成分の変質は確認されていない。
以上より、「類似する食品」の喫食実績をもって「当該製品」の食経験の評価は十分である判断した。
また、当該製品の機能性関与成分であるPA-3乳酸菌を含む乳酸菌と医薬品との相互作用については、鉄吸収率に影響を及ぼす可能性、および抗生物質や免疫抑制薬との相互作用に関する情報が見つかった。しかしながら、鉄吸収率の変化については、乳酸菌数との間に用量依存性が観察されないことから、乳酸菌による影響とは考えにくい。抗生物質との併用による影響は、当該製品の機能性・効果の低下であり、安全性に関連する内容ではなく、さらに、乳酸菌が抗生物質の作用に影響を及ぼすことは一般的に考えにくい。また、免疫抑制薬を服用中の方は病者であり、当該製品の摂取対象者ではない。以上より、当該製品と医薬品との相互作用による健康被害の発生は考えにくいと評価した。
【摂取する上での注意事項】
多量に摂取することにより、より健康が増進するものではありません。1日摂取目安量を守ってください。
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【生産・製造・品質管理に関する基本情報】
当該食品の製造工場は牛乳に関して総合衛生管理製造過程の承認を受けており、発酵乳についてもそれに準じた管理、運用を行っている。また「明治品質コミュニケーション」にて決められた各基準に沿って管理を行い、原料の検査、製造工程での確認、製品出荷検査等により工場から不合格品を出さない体制を整えている。
【機能性の評価方法】
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。
【届出者の評価】

【標題】PA-3乳酸菌による食後の血清尿酸値上昇抑制効果について。
【目的】健常成人にPA-3乳酸菌を摂取させた場合、プラセボと比較して食後の血清尿酸値の上昇が抑制されることを検証する。
【背景】血清尿酸値の上昇状態は、痛風発作のリスクを高め、生活習慣病と関連することが指摘されている。血清尿酸値を上昇させる一因として、食事による血清尿酸値上昇が考えられている。また、生活習慣病の予備軍では、尿酸の産生と排泄のバランスが崩れやすく、血清尿酸値がより上昇しやすいことが知られている。その上昇を抑制する方法の一つに乳酸菌を用いたアプローチが考えられており、PA-3乳酸菌(Lactobacillus gasseri PA-3)が知られている。そこで健常成人を対象とし、PA-3乳酸菌摂取群とプラセボ群とのランダム化並行群間比較試験及びランダム化クロスオーバー試験によって示された研究に限定して本研究レビューを実施した。
【レビューを対象とした研究の特性】検索対象研究は査読付きの学術誌で報告されたもので、ランダム化比較試験又はこれに準じるものとした。なお、2016年4月1日以降に実施された研究については、UMIN-CTRに登録されているものを対象とした。具体的には、盲検性が確保された研究計画で、健常成人を研究対象とし、PA-3乳酸菌を含む食品を摂取する人とPA-3乳酸菌を含まないプラセボ食品を摂取する人をランダムに分け、食後の血清尿酸値の上昇変化を評価した研究とした。最終的に評価した論文は1報であった。
【主な結果】プリン体負荷後の血清尿酸値の変化量を指標として食後における血清尿酸値の上昇抑制効果を評価した。従って、プリン体負荷後の血清尿酸値の変化量を指標としてプリン体の吸収低減効果を評価した。結果として、1日当たり56億以上のPA-3乳酸菌を含む食品は、PA-3乳酸菌を含まない食品と比較して、食後における血清尿酸値の上昇を有意に抑制する効果が認められた。
【科学的根拠の質】採択した論文は1報であった為、非一貫性を「不明」と判断した。出版バイアスは見られるが、当該論文はリサーチクエスチョンに合致しており、(V)-11aの評価(高、中、低の3段階評価)によれば、バイアスリスク、非直接性共にまとめて「中」、不精確に関しては、有意な血清尿酸値上昇抑制を確認できたため「低」と判断した。その他バイアスは研究が1件でありFunnel plot検定不可等から「中」と判断した。以上より、エビデンス総体の質の評価を「中」と判断し、PA-3乳酸菌の介入は食後の血清尿酸値上昇抑制に有効であると考えられた。なお、研究の限界に関しては、PA-3乳酸菌の摂取菌数が1日当たり56億未満の場合、あるいは摂取期間が4日間未満の場合、その効果は不明である。

機能性表示食品は、平成27年度から始まった制度です。
目 次
平成30年度一覧
平成29年度一覧
平成28年度届出
B1-B50 B51-B100 B101-B150 B151-B200 B201-B250 B251-B300 B301-B400 B401-B500 B501-B600 B601-B620
平成27年度届出
A1-A50  A51-A100 A101-A150 A151-A200 A201-A250 A251-A300 A301-A310

明治プロビオヨーグルトPA-3(明治)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品


株式会社明治が消費者庁に届出た機能性表示食品【明治プロビオヨーグルト PA―3(ピーエースリー)】の届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。


【届出番号】
D493
【届出日】
2019/01/29
【届出者名】
株式会社明治
株式会社明治の商品一覧楽天市場
【商品名】
明治プロビオヨーグルト PA―3(ピーエースリー)
【食品の区分】
加工食品(その他)
【機能性関与成分名】
PA-3乳酸菌
PA-3乳酸菌を含む商品一覧楽天市場

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【表示しようとする機能性】
本品にはPA-3乳酸菌が含まれます。PA-3乳酸菌は食後の尿酸値の上昇を抑制することが報告されています。
【想定する主な対象者】
健常成人
【安全性の評価方法】
喫食実績の評価により、十分な安全性を確認している。
【安全性に関する届出者の評価】
当該製品と類似する食品(ともにハードタイプヨーグルト)は日本国内で2015年4月から販売しており、2017年10月末までに約4,800万食の販売実績がある。また、これまでに本品に起因する重大な健康被害の報告はない。
当該製品と類似する食品は、いずれも同量の機能性関与成分 [PA-3乳酸菌(Lactobacillus gasseri PA-3)を1個112g当たり56億個]を含んでいる。さらに、当該製品と類似する食品は両製品ともに、同様の原材料を使用しており、消化吸収に大きく影響を与えるような製品組成の違いはない。また、いずれも同一の製造工程で製造しており、食品中の成分や製造工程に起因する機能性関与成分の変質は確認されていない。
以上より、「類似する食品」の喫食実績をもって「当該製品」の食経験の評価は十分である判断した。
また、当該製品の機能性関与成分であるPA-3乳酸菌を含む乳酸菌と医薬品との相互作用については、鉄吸収率に影響を及ぼす可能性、および抗生物質や免疫抑制薬との相互作用に関する情報が見つかった。しかしながら、鉄吸収率の変化については、乳酸菌数との間に用量依存性が観察されないことから、乳酸菌による影響とは考えにくい。抗生物質との併用による影響は、当該製品の機能性・効果の低下であり、安全性に関連する内容ではなく、さらに、乳酸菌が抗生物質の作用に影響を及ぼすことは一般的に考えにくい。また、免疫抑制薬を服用中の方は病者であり、当該製品の摂取対象者ではない。以上より、当該製品と医薬品との相互作用による健康被害の発生は考えにくいと評価した。
【摂取する上での注意事項】
多量に摂取することにより、より健康が増進するものではありません。1日摂取目安量を守ってください。
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【生産・製造・品質管理に関する基本情報】
食品衛生法の総合衛生管理製造過程の承認を受け、HACCPシステムに則った管理を実施している。また「明治品質コミュニケーション」にて決められた各基準に沿って管理を行い、原料の検査、製造工程での確認、製品出荷検査等により工場から不合格品を出さない体制を整えている。
【機能性の評価方法】
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。
【届出者の評価】

【標題】PA-3乳酸菌による食後の血清尿酸値上昇抑制効果について。
【目的】健常成人にPA-3乳酸菌を摂取させた場合、プラセボと比較して食後の血清尿酸値の上昇が抑制されることを検証する。
【背景】血清尿酸値の上昇状態は、痛風発作のリスクを高め、生活習慣病と関連することが指摘されている。血清尿酸値を上昇させる一因として、食事による血清尿酸値上昇が考えられている。また、生活習慣病の予備軍では、尿酸の産生と排泄のバランスが崩れやすく、血清尿酸値がより上昇しやすいことが知られている。その上昇を抑制する方法の一つに乳酸菌を用いたアプローチが考えられており、PA-3乳酸菌(Lactobacillus gasseri PA-3)が知られている。そこで健常成人を対象とし、PA-3乳酸菌摂取群とプラセボ群とのランダム化並行群間比較試験及びランダム化クロスオーバー試験によって示された研究に限定して本研究レビューを実施した。
【レビューを対象とした研究の特性】検索対象研究は査読付きの学術誌で報告されたもので、ランダム化比較試験又はこれに準じるものとした。なお、2016年4月1日以降に実施された研究については、UMIN-CTRに登録されているものを対象とした。具体的には、盲検性が確保された研究計画で、健常成人を研究対象とし、PA-3乳酸菌を含む食品を摂取する人とPA-3乳酸菌を含まないプラセボ食品を摂取する人をランダムに分け、食後の血清尿酸値の上昇変化を評価した研究とした。最終的に評価した論文は1報であった。
【主な結果】プリン体負荷後の血清尿酸値の変化量を指標として食後における血清尿酸値の上昇抑制効果を評価した。結果として、1日当たり56億以上のPA-3乳酸菌を含む食品は、PA-3乳酸菌を含まない食品と比較して、食後における血清尿酸値の上昇を有意に抑制する効果が認められた。
【科学的根拠の質】採択した論文は1報であった為、非一貫性を「不明」と判断した。出版バイアスは見られるが、当該論文はリサーチクエスチョンに合致しており、(V)-11aの評価(高、中、低の3段階評価)によれば、バイアスリスク、非直接性共にまとめて「中」、不精確に関しては、有意な血清尿酸値上昇抑制を確認できたため「低」と判断した。その他バイアスは研究が1件でありFunnel plot検定不可等から「中」と判断した。以上より、エビデンス総体の質の評価を「中」と判断し、PA-3乳酸菌の介入は食後の血清尿酸値上昇抑制に有効であると考えられた。なお、研究の限界に関しては、PA-3乳酸菌の摂取菌数が1日当たり56億未満の場合、あるいは摂取期間が4日間未満の場合、その効果は不明である。

機能性表示食品は、平成27年度から始まった制度です。
目 次
平成30年度一覧
平成29年度一覧
平成28年度届出
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平成27年度届出
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2019年3月16日土曜日

発酵コエンザイムQ10EX(協和発酵バイオ株式会社)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品


協和発酵バイオ株式会社が消費者庁に届出た機能性表示食品【発酵コエンザイムQ10EX(キューテンイーエックス)】の届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。


【届出番号】
D492
【届出日】
2019/01/28
【届出者名】
協和発酵バイオ株式会社
協和発酵バイオ株式会社の商品一覧楽天市場
【商品名】
発酵コエンザイムQ10EX(キューテンイーエックス)【食品の区分】
加工食品(サプリメント形状)
【機能性関与成分名】
コエンザイムQ10
コエンザイムQ10を含む商品一覧楽天市場

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【表示しようとする機能性】
本品にはコエンザイムQ10が含まれます。コエンザイムQ10は、細胞のエネルギー産生を助け、日常の生活で生じる疲労感を軽減する機能が報告されています。
【想定する主な対象者】
健常な成人男女(疾病に罹患している者、妊産婦(妊娠を計画している者を含む。)及び授乳婦を除く。)
【安全性の評価方法】
喫食実績の評価により、十分な安全性を確認している。
既存情報による食経験の評価により、十分な安全性を確認している。
【安全性に関する届出者の評価】
食経験による評価:
協和発酵バイオ株式会社では、2001年よりコエンザイムQ10の原料販売を開始し、累計100トン以上の出荷実績がある。また、本届出の製品「発酵コエンザイムQ10EX(キューテンイーエックス)」は1 日あたりコエンザイムQ10 180mg を摂取する食品であり、既存製品「発酵コエンザイムQ10EX」と類似する食品である。既存製品「発酵コエンザイムQ10EX」は、コエンザイムQ10として180 mgを1日2粒で摂取できる食品として2014年に販売を開始し、約150万箱以上を販売してきたが、これまでに重篤な有害事象の報告はない。そのため、当該製品は、類似する食品に十分な食経験があり、当該製品によって健康被害が起こる可能性は極めて低いと判断した。
医薬品との相互作用に関する評価:
医薬品との相互作用について4種類のデータベースを検索したが、特に問題となる報告はなかった。
【摂取する上での注意事項】
本品は、多量摂取により疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。開封後は冷暗所に保管し、なるべく早くお召し上がりください。小児の手の届かない場所に保管してください。
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【生産・製造・品質管理に関する基本情報】
本品を製造する工場は、(公財)日本健康・栄養食品協会の健康食品GMPの適合を受け、国内GMPに基づき届出食品が製造されています。NSF Internationalにより米国GMPの認証を受けています。インターテック・サーティフィケーション㈱によりISO22000の認証を受けています。
【機能性の評価方法】
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。
【届出者の評価】

標題:ヒトにおける、コエンザイムQ10摂取による疲労もしくは疲労感軽減効果に対するシステマティックレビュー

目的:本レビューでは、ヒトにおける、コエンザイムQ10摂取による疲労もしくは疲労感軽減効果を、健常なヒトを対象とし、文献情報に基づき検証することを目的とした。検証には、コエンザイムQ10を含む食品を摂取する群とコエンザイムQ10を含まない食品を摂取する群を比較している文献を用いた。

背景:疲労とは、心身の活動能力・能率の減退状態であり、疲労感を伴うことがあると定義されていることから、疲労の軽減とは、疲労感の緩和、あるいは作業効率の低下を抑制することと言える。疲労のメカニズムのひとつとして、身体的作業負荷による生体内エネルギー物質の欠乏や生体内の酸化ストレスなどが考えられている。コエンザイムQ10はミトコンドリア電子伝達系の補酵素として、生体内エネルギーであるATPの合成に関わる。また、ミトコンドリア以外の多くの細胞内小器官にも存在し、生体内の抗酸化物質としても作用すると考えられており、コエンザイムQ10摂取による効果が期待された。

レビュー対象とした研究の特性:文献検索データベース等を用いて収集したコエンザイムQ10に関する論文46報から、選抜・除外基準に則り4報を抽出し、質の高い論文3報について評価を行った。各研究における利益相反の報告はない。2報は日本で実施された研究であり、健常成人男女を対象としている。残る1報は実施国がトルコ(成年が18歳以上と定義されている)であり、日本人を対象とした研究ではない。

主な結果:肯定的な根拠となった文献2報はいずれも日本で実施された研究であり、健常な成人男女を対象としていることから、健康な日本人への外挿性はあると考えられる。文献中の1日当たりの摂取量は、作業負荷によるパフォーマンス(ATMT)、または、自律神経(加速度脈波)において180 mgであった。また2週間以上の継続摂取が必要であると考えられたことから、180 mg以上の継続摂取であれば、コエンザイムQ10摂取により疲労感を軽減する効果が期待されると考えられる。

科学的根拠の質:この研究レビューでは、国内外の複数の文献データベースを使用したが、英語と日本語以外の情報は今回のレビューで除外した。また、臨床試験登録データベースの登録情報には今回抽出された文献の試験は登録されておらず、他にも試験結果が存在する可能性が含まれる。

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クルクミン&ビサクロンドリンクタイプ(ハウスウェルネスフーズ株式会社)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品


ハウスウェルネスフーズ株式会社が消費者庁に届出た機能性表示食品【クルクミン&ビサクロン ドリンクタイプ】の届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。


【届出番号】
D491
【届出日】
2019/01/25
【届出者名】
ハウスウェルネスフーズ株式会社
ハウスウェルネスフーズ株式会社の商品一覧楽天市場
【商品名】
クルクミン&ビサクロン ドリンクタイプ
【食品の区分】
加工食品(その他)
【機能性関与成分名】
クルクミン、ビサクロン
クルクミンを含む商品一覧楽天市場

ビサクロンを含む商品一覧
楽天市場

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【表示しようとする機能性】
本品にはクルクミンとビサクロンが含まれます。クルクミンとビサクロンは、健康な人の肝機能を評価する指標である酵素値の一部の改善に役立つ機能があることが報告されています。なお、本品は肝機能を評価する指標である酵素値の異常の値を改善するものではありません。これらの値が異常を示した場合は医療機関の受診をお勧めします。
【想定する主な対象者】
肝機能を評価する指標である酵素値が気になる方
【安全性の評価方法】
既存情報による安全性試験結果の評価により、十分な安全性を確認している。
【安全性に関する届出者の評価】
1.食経験
 クルクミン及びビサクロンは、ウコンに含まれる成分であり、国民食として親しまれるカレーにも含まれています。
2.既存情報の調査
 クルクミンはJECFAによりADI(1日摂取許容量)が体重1kg当たり3mgと設定されています。ビサクロンの安全性に関する研究報告をデータベースで検索したところ、日本人を対象とした安全性に関する報告が3報ありました。それによると、クルクミン30mgとビサクロン400μgを錠剤または飲料で12週間、あるいはビサクロン2400μgを錠剤で8週間連続摂取させ、いずれも安全性に問題はなかったと報告されています。これらの試験に使用のクルクミン、ビサクロンは本届出食品と同一のものです。
3.医薬品との相互作用等
 疾病を持つ方や医薬品を服用中の方では健康食品の摂取により健康上の問題を生じる可能性があることが報告されています。しかし本届出食品は、健常者を対象としたものです。表示しようとする機能性を「健康な人の肝機能を評価する指標である酵素値の一部の改善に役立つ機能があることが報告されています。」と限定し、「なお、本品は肝機能を評価する指標である酵素値の異常の値を改善するものではありません。これらの値が異常を示した場合は医療機関の受診をお勧めします。」としました。特にウイルス性肝炎の方や消化器系疾患の方が摂取するリスクを減らすため、【摂取上の注意】に注意喚起の文章を記載しました。これらの表示により想定される対象者以外が本届出食品を使用することの未然防止を行います。なお、「肝機能を評価する指標である酵素値」とは健診で測定できるAST(GOT)・ALT(GPT)を指し「酵素値の異常の値」とは、公益財団法人日本人間ドック学会「検査表の見方」(https://www.ningen-dock.jp/public/method#blood)に記載された「基準範囲(AST(GOT)およびALT(GPT):30U/L以下)」「要注意(AST(GOT)またはALT(GPT):31~50U/L)」「異常(AST(GOT)またはALT(GPT):51U/L以上)」のうち、「異常」をいいます。
4.機能性関与成分同士の相互作用
 相互作用を理由とする有害事象は報告されていません。 

以上の結果から、本届出食品の安全性には問題がないと判断しました。
【摂取する上での注意事項】
本品は、多量摂取により疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。一日摂取目安量を守ってください。
ウイルス性肝炎の方や肝機能を評価する指標である酵素値が異常の値を示した方は医療機関の診断を受け、医師にご相談ください。
消化器系の疾患に罹患している方は医師にご相談ください。
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【生産・製造・品質管理に関する基本情報】
本届出食品は、食品製造の国際的な安全管理基準であるFSSC 22000 の認証工場にて製造しています。
【機能性の評価方法】
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。
【届出者の評価】

(ア)標題
 クルクミン、ビサクロン摂取による肝機能を評価する指標である酵素値の一部の改善作用に関する定性的研究レビュー
(イ)目的
 肝機能を評価する指標である酵素値の一部(AST(GOT)、ALT(GPT)、γ-GTP)が境界域にある健常者(※)を対象として、クルクミン、ビサクロンの2成分を同時に継続摂取することが、肝機能を評価する指標である酵素値の一部を改善する効果があるかどうかを検証することを目的としました。
(ウ)背景
 上記の目的について検証した研究レビューは存在しませんでした。
(エ)レビュー対象とした研究の特性
 検索対象のデータベースとして、PubMed、JDreamⅢを使用し、目的とするランダム化比較試験(RCT)の文献を検索しました。文献検索から抽出された46報の内容を精査し、最終的に2報のRCT文献をレビュー対象として採用しました。
(オ)主な結果
 2報の採用文献では、クルクミン30mgとビサクロン400μgを含む食品を12週間摂取させ、肝機能を評価する指標である酵素値の一部を評価していました。肝機能を評価する指標である酵素値の一部が境界域にある被験者を対象とした層別解析において、ASTとALTの効果は2報ともに肯定的な結果でした。一方で、研究計画どおりの方法で解析・報告されているかどうかの記載が不十分であることに起因するバイアスリスクやγ-GTPの効果に2報間での非一貫性が認められました。
(カ)科学的根拠の質
 肝機能を評価する指標である酵素値の一部が境界域にある健常者によるクルクミン30mg、ビサクロン400μgの2成分の同時継続摂取が、肝機能を評価する指標である酵素値の一部(AST、ALT)を改善する効果については、一定のバイアスリスクが認められますが、採用文献2報ともに肯定的な結果が得られていたので、その科学的根拠は中程度と判断しました。一方で、γ-GTPを改善する効果については、一定のバイアスリスクに加え採用文献2報間での非一貫性が認められたので、その科学的根拠は弱いと判断しました。以上より、本届出表示における「肝機能を評価する指標である酵素値の一部」は、AST、ALTであり、γ-GTPを含まないこととしました。

(※)「境界域」とは、公益財団法人日本人間ドック学会「検査表の見方」(https://www.ningen-dock.jp/public/method#blood)に示された「要注意(AST、ALT:31~50U/L、γ-GTP:51~100U/L)」の範囲にある方を示します。

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尿酸値対策(株式会社日本薬師堂)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品


株式会社日本薬師堂が消費者庁に届出た機能性表示食品【尿酸値対策】の届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。


【届出番号】
D490
【届出日】
2019/01/25
【届出者名】
株式会社日本薬師堂
株式会社日本薬師堂の商品一覧楽天市場
【商品名】
尿酸値対策
【食品の区分】
加工食品(サプリメント形状)
【機能性関与成分名】
アンセリン
アンセリンを含む商品一覧楽天市場

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【表示しようとする機能性】
本品には、アンセリンが含まれます。アンセリンには血清尿酸値が健常域で高め(尿酸値5.5~7.0mg/dL)の方の尿酸値の上昇を抑制し、下げる機能があります。
【想定する主な対象者】
血清尿酸値が健常域で高め(尿酸値5.5~7.0mg/dL)の健常成人
【安全性の評価方法】
喫食実績の評価により、十分な安全性を確認している。
既存情報による食経験の評価により、十分な安全性を確認している。
安全性試験の実施により、十分な安全性を確認している。
【安全性に関する届出者の評価】
1. 喫食経験
 届出商品「尿酸値対策」とほぼ同一の成分、形態(錠剤)である商品が2009 年より販売を開始し、これまでに120万食販売されているが、健康被害等の報告はございません。
 また、機能性関与成分であるアンセリンは、これら魚肉を原料として製造されています。また、アンセリンはカツオ、マグロの他、サケや鶏肉に多く含まれており、十分な食経験があると言えます。日本国内において、カツオ、マグロの喫食経験は長く、現在でも1人あたり年間1000g(参考文献1)摂取されています。アンセリンはカツオ・マグロ可食部100gあたり1g程度含有していることが報告されているため、届出商品「アンセリンタブレット」の1日摂取目安量3粒に含まれるアンセリン50 mgはカツオ・マグロ肉4~8gに相当することとなるため、日常生活における摂取量の範囲内であると考えられます。
2. 安全性試験
 アンセリンの安全性は試験でも確認されています。ラットにアンセリンを含む原料2,000 mg/kg を単回投与する試験では、毒性は認められていません。細菌を用いた試験では変異原性(癌を引き起こす可能性)がないことが確認されました。また、アンセリン50mg、またはデンプン分解物を尿酸値が高めの男性に1ヶ月、および3ヶ月間投与する2つの試験では、本品の摂取により発生したと考えられる体調の変化はなく、安全性に問題はないと考えられました。
3. 医薬品との相互作用
 アンセリンと医薬品との相互作用については、アンセリンと抗癌剤のドキソルビシンについての作用が指摘されているものの、この薬は届出商品の想定される対象者でない入院患者を対象としており、併用される可能性は低いです。念のために、その薬とは併用しない旨の注意喚起表示を行いますので、機能性表示食品として問題ないものと判断しています。
4. 結論
 以上の理由から、届出商品「尿酸値対策」に含まれるアンセリンには十分な安全性が認められており、1日摂取目安量を摂取した場合ヒトの健康を害する恐れはないと考えられます。
【摂取する上での注意事項】
○本品は多量摂取により、より健康が増進するものではありません。一日摂取目安量を守ってください。
○抗癌剤ドキソルビシン(アドリアマイシン)を投与中の方は医師にご相談ください。
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【生産・製造・品質管理に関する基本情報】
健康補助食品GMP
【機能性の評価方法】
最終製品を用いた臨床試験(人を対象とした試験)により、機能性を評価している。
【届出者の評価】

【標題】アンセリンを含有する錠剤の血清尿酸値に対する効果の検討

【目的】血清尿酸値5.5~7.0mg/dLで疾患に罹患していない成人男女を対象に、アンセリンを含有する錠剤(以下試験食品と称する)を摂取した際に、血清尿酸値に及ぼす効果を、アンセリンを含有しない錠剤(以下擬似食品と称する)を比較して評価しました。

【背景】血清尿酸値が高い状態が維持されると、痛風等各種の病気を発症させる可能性を高めることが知られています。アンセリンは魚肉に多く含まれる成分で、尿酸値抑制効果が報告されていますが、健常者での効果について評価されていないため、検証を行いました。

【方法】
・被験者は、疾患に罹患していない成人男女(血清尿酸値5.5~7.0mg/dL)とした。
・試験は、試験食品群と擬似食品群の2つに被験者を無作為に割付け、被験者と結果の解析者共に誰がどちらを摂取したか隠して比較した。
・試験食品に含まれるアンセリンは、1日あたり50 mgとした。
・機能性は、血清尿酸値で評価した。

【主な結果】試験食品群は、平常時の血清尿酸値がそれぞれ擬似食品群と比べて有意に低い値となりました。このため、アンセリンを1日50 mg、12週間摂取すると、血清尿酸値の上昇を抑制し、低値に保つことができると考えられました。また、試験食品摂取による安全性に対する問題は生じませんでした。

【科学的根拠の質】本研究の対象者は男性が8割を占めるものの、実際の高尿酸血症の94.8%は男性が占めており(平成28年国民生活基礎調査)、被験者と当該製品の対象者の各比率はほぼ同等で問題はないものと考えられます。一方で、血清尿酸値が増加するタイプは、産生過剰型、排泄低下型、混合型に分けられるのに対し、本研究では被験者のタイプ分けはしていない。そのため、作用機序についてより詳細な研究が必要であると考えられます。

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平成27年度届出
A1-A50  A51-A100 A101-A150 A151-A200 A201-A250 A251-A300 A301-A310

純国産理想のトマト(株式会社伊藤園)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品


株式会社伊藤園が消費者庁に届出た機能性表示食品【純国産理想のトマト】の届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。


【届出番号】
D489
【届出日】
2019/01/25
【届出者名】
株式会社伊藤園
株式会社伊藤園の商品一覧楽天市場
【商品名】
純国産理想のトマト
【食品の区分】
加工食品(その他)
【機能性関与成分名】
GABA
GABAを含む商品一覧楽天市場

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【表示しようとする機能性】
本品にはGABAが含まれます。GABAには血圧が高めの方の血圧を下げる機能があることが報告されています。
【想定する主な対象者】
健康な成人
【安全性の評価方法】
喫食実績の評価により、十分な安全性を確認している。
既存情報による安全性試験結果の評価により、十分な安全性を確認している。
【安全性に関する届出者の評価】
「純国産理想のトマト」はトマトのみを原材料としたトマトジュースです。また、GABAは、トマトに含まれるアミノ酸の一つであり、当該製品に含まれるGABAも原材料のトマトに由来するものです。トマトやトマトジュースは、日本のみならず世界中で親しまれており、喫食実績の多い安全な食品であると考えています。
当該製品は、弊社で2011年5月16日に発売を開始した「理想のトマト」と同等であり、これまでに1270万ケースの販売実績があります。また、幅広い世代で男女問わず飲んでいただいておりますが、「理想のトマト」に起因する重篤な健康被害情報はありませんでした。また、機能性関与成分の2次情報の評価からも、安全性に問題はないと考えられます。
よって、当該製品も安全であると判断しておりますが、体調に異変を感じた際は、速やかに摂取を中止し、医師に相談していただきたいと考えております。また、降圧剤等の医薬品と併用すると、血圧を下げすぎてしまう可能性がありますので、服用している方は医師、薬剤師にご相談ください。
【摂取する上での注意事項】
多量に摂取することにより、疾病が治癒したり、より健康が増進できるものではありません。降圧剤等の医薬品を服用している方は医師、薬剤師にご相談ください。
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【生産・製造・品質管理に関する基本情報】
【生産体制】当該製品は、国際的な食品の製造・管理方法(FSSC22000)に準じた手順書を作成し、製造しています。原材料の受け入れから製品の出荷に至るまでこの手順書をもとに製造することで、均一で衛生管理の行き届いた製品をお客様にお届けしています。万一、不良品ができた場合には、いつ、どこで発生したのか分かる仕組みになっており、原因を究明できる体制を取っています。また、製造している工場自体も定期的に監査しています。不適格な工場は製造を中止し、基準を満たした場合のみ製造できる仕組みになっています。【製造及び品質管理体制】手順書による製造工程の管理、工場の管理と共に、最終製品は出荷検査を実施しています。規格に適合した製品のみ出荷する仕組みになっており、安全な製品をお客様にお届けしています。
【機能性の評価方法】
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。
【届出者の評価】

【標題】「純国産理想のトマト」に含有する機能性関与成分GABAの血圧低下に関する研究レビュー
【目的】当該製品を販売するにあたり、GABAの血圧降下作用に関して科学的な根拠があるのか「健康な成人がGABAを含む食品を摂取すると血圧が下がるか」について文献を調査しました。
【背景】
GABAは自然界に広く分布するアミノ酸の一種であり、一般に脊椎動物等における抑制性の神経伝達物質として広く知られています。経口摂取した場合の機能として自律神経系に作用することで血圧降下作用を示すことが報告されています。しかし、GABAのこれらの効果を総合的に調べ効果の有無を判断した研究はなかったため、今回調査しました。
【レビュー対象とした研究の特性】
日本語の文献(1975年以降に書かれたもの)と英語の文献(1971年以降に書かれたもの)を調査しました。検索の際には健康な成人及び軽症高血圧者を対象とした試験を実施している文献を探しました。調査の結果、15件の文献がヒットしました。
【主な結果】
 血圧降下作用について調査した文献には、GABAを12.3mg摂取すると被験者の収縮期血圧(SBP)及び拡張期血圧(DBP)が低下し、軽症血圧者の方を除外して評価しても同様に血圧を低下させることが明らかとなりました。また、正常血圧者のみを対象とした結果においてはSBP及びDBPは低下しないことが明らかとなりました。よって、GABAは血圧が高めの方の血圧を下げる機能がありますが、正常血圧者の血圧は下げないと考えられます。
【科学的根拠の質】
 GABAの血圧効果作用を確認した文献は、15件中11件がRCT、4件が非RCTでした。バイアス・リスクはや非一貫性については中程度でしたが、直接性、不精確、その他バイアスは低く、総じて研究の妥当性・信頼性は中程度から高程度と考えられました。

 よって、「純国産理想のトマト」はGABAを33mg含有しているため、血圧が高めの方の血圧を下げる機能が期待できます。

機能性表示食品は、平成27年度から始まった制度です。
目 次
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平成28年度届出
B1-B50 B51-B100 B101-B150 B151-B200 B201-B250 B251-B300 B301-B400 B401-B500 B501-B600 B601-B620
平成27年度届出
A1-A50  A51-A100 A101-A150 A151-A200 A201-A250 A251-A300 A301-A310