2019年8月10日土曜日

ファイバーゼリー(グレープフルーツ味)(株式会社オースターフーズ)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品


株式会社オースターフーズが消費者庁に届出た機能性表示食品【ファイバーゼリー(グレープフルーツ味)】の届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。


過去に届出た商品の一覧は、年度別にまとめた外部サイト 【機能性表示食品まとめ一覧】を参照してください。
株式会社オースターフーズ
【届出番号】
E198
【届出日】
2019/06/27
【届出者名】
株式会社オースターフーズ
楽天市場
株式会社オースターフーズの商品一覧
【商品名】
ファイバーゼリー(グレープフルーツ味)
GOOGLEで検索してみる!
【食品の区分】
加工食品(その他)
【機能性関与成分名】
難消化性デキストリン(食物繊維)
楽天市場
難消化性デキストリン(食物繊維)を含む商品一覧
スポンサーリンク


【表示しようとする機能性】
本品には難消化性デキストリン(食物繊維)が含まれます。難消化性デキストリン(食物繊維)は、食後の血糖値の上昇を抑える機能があることが報告されています。また、おなかの調子を整える機能があることが報告されています。
【想定する主な対象者】
健常人。特に、食後の血糖値の上昇を抑えたい方、おなかの調子を整えたい方。
【安全性の評価方法】
既存情報による食経験の評価により、十分な安全性を確認している。
【安全性に関する届出者の評価】
本品は、1日当たりの摂取目安量1個(200g)中に難消化性デキストリン(食物繊維)を6g含む加工食品である。
難消化性デキストリンは、トウモロコシでん粉由来の水溶性食物繊維で、清涼飲料水、即席みそ汁(スープ)、米菓、ソーセージ、粉末、ゼリー、かまぼこ、発酵乳、パン、米飯、豆腐などの食品に多岐にわたって使用実績がある。また、同成分は、特定保健用食品の関与成分としても使用されており、国内で広く摂取されている食品素材である。特定保健用食品の関与成分である難消化性デキストリンはすべて松谷化学工業㈱社製であり、本届出食品の関与成分と同一であることから、同成分には十分な食経験があると判断した。

国立研究開発法人 医薬基盤・健康・栄養研究所(旧 独立行政法人 国立健康・栄養研究所)「健康食品」の安全性・有効性情報による調査では、難消化性デキストリンの健康被害に関する情報、医薬品との相互作用に関する報告はなかった。
ただし、難消化性デキストリンを過剰に摂取した場合、下痢症状を起こす可能性がある旨の報告があったことから、本品の摂取する上での注意事項として「摂りすぎあるいは体質・体調により、おなかがゆるくなることがあります。」とパッケージ上に表示している。

以上のことから、難消化性デキストリン(食物繊維)はこれまでに十分な食経験があり、重大な健康被害の報告もないため、同成分の安全性に関しては問題ないと判断した。
【摂取する上での注意事項】
本品は多量摂取により疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。摂りすぎあるいは体質・体調により、おなかがゆるくなることがあります。
【生産・製造・品質管理に関する基本情報】
本品は、自社の適正な品質管理基準に基づき、従業員・工場の衛生管理や規格外製品の流通防止の体制等を整備した工場において製造する。
【機能性の評価方法】
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。
【届出者の評価】

【標題】
・難消化性デキストリンを用いた健常成人に対する食後血糖値の上昇抑制作用に関するシステマティックレビュー(メタアナリシス)
・難消化性デキストリンを用いた健常成人に対する整腸作用(便通改善作用)に関するシステマティックレビュー(メタアナリシス)

【目的】
本研究の目的は、健常成人(空腹時血糖値126mg/dL未満)に対して難消化性デキストリンを摂取することにより、食後血糖値の上昇抑制作用が見られるかを確認することである。また、健常成人あるいは便秘傾向の成人に対して難消化性デキストリンを摂取することにより、整腸作用(便通改善作用)が見られるかを確認することである。

【背景】
現在、食生活の欧米化や慢性的な運動不足などにより、我が国におけるメタボリックシンドロームをはじめとした生活習慣病の患者数が増加している。食生活を見直すことが注目視されている中で、食物繊維が糖尿病、肥満といった疾患や生活習慣病に対する予防効果があると言われており、第6の栄養素としてその重要性が認識されている。日本では、難消化性デキストリンは、平成27年9月4日時点で387品目の特定保健用食品に使用されている。そのうち、「食後血糖値の上昇を抑制する」といった表示内容の許可を受けた特定保健用食品は190品目、「整腸作用」を目的とした商品は181品目となっている。
そこで今回、難消化性デキストリンの食後血糖値の上昇抑制作用に関するシステマティックレビュー(メタアナリシス)と、水溶性食物繊維である難消化性デキストリンの整腸作用(便通改善作用)に関するシステマティックレビュー(メタアナリシス)を実施した。

【レビュー対象とした研究の特性】
国内外の論文に関して電子データベースを使用し、健常成人を対象に難消化性デキストリンを用いて食後血糖値の上昇抑制作用について調査したランダム化比較試験及び、健常成人あるいは便秘傾向の成人を対象に難消化性デキストリンを用いて整腸作用について調査したランダム化比較試験を収集した。収集した研究論文について、その内容の詳細を検討した。

【主な結果】
「食後血糖値の上昇抑制」は43報、「整腸作用」は26報の研究論文が抽出された。統計解析の結果、難消化性デキストリンの摂取により有意に食後血糖値を低下させることが認められた。また、難消化性デキストリンの摂取により、「排便回数」「排便量」において、有意な便通改善作用が認められた。

【科学的根拠の質】
効果がない未公表の研究がある可能性があるが、各アウトカムの総例数が多いことから評価に十分であり、科学的根拠の質は高いと判断した。今後の研究によっては、結果が変わる可能性があるため、継続した調査が必要である。
スポンサーリンク
8月10日更新分

プラリコヘスペリジン(シャルーヌ化粧品株式会社)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品


シャルーヌ化粧品株式会社が消費者庁に届出た機能性表示食品【PURARICO(プラリコ) ヘスペリジン】の届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。



過去に届出た商品の一覧は、年度別にまとめた外部サイト 【機能性表示食品まとめ一覧】を参照してください。
シャルーヌ化粧品株式会社
【届出番号】
E197
【届出日】
2019/06/27
【届出者名】
シャルーヌ化粧品株式会社
楽天市場
シャルーヌ化粧品株式会社の商品一覧
【商品名】
PURARICO(プラリコ) ヘスペリジン
GOOGLEで検索してみる!
【食品の区分】
加工食品(サプリメント形状)
【機能性関与成分名】
モノグルコシルヘスペリジン
楽天市場
モノグルコシルヘスペリジンを含む商品一覧
スポンサーリンク


【表示しようとする機能性】
本品にはモノグルコシルヘスペリジンが含まれます。モノグルコシルヘスペリジンには冬期や冷房など気温が低い時に血流(末梢血流)を維持して、体温(末梢体温)を保つ機能が報告されています。
【想定する主な対象者】
手足の冷えが気になる健常成人
【安全性の評価方法】
既存情報による食経験の評価により、十分な安全性を確認している。
既存情報による安全性試験結果の評価により、十分な安全性を確認している。
【安全性に関する届出者の評価】
当該製品は、機能性関与成分としてモノグルコシルヘスペリジンを含有します。モノグルコシルヘスペリジンを関与成分とする特定保健用食品として、2018年5月時点で粉末清涼飲料、清涼飲料水、炭酸飲料、しょうゆ加工品の形態で12品目許可されており、複数の特定保健用食品において食品安全委員会にて安全性の評価がおこなわれ、安全性に問題がないと判断されています。当該製品のモノグルコシルヘスペリジン一日摂取目安量178 mgは、特定保健用食品の関与成分の一日摂取目安量340 mgの約半量であることから、安全性に問題ないと考えられます。またモノグルコシルヘスペリジンは2次データベースにおいても、重篤な健康被害は認められておりません。
当該製品の機能性関与成分モノグルコシルヘスペリジンは、販売実績のある特定保健用食品の関与成分と同じ製造販売元(株式会社林原)のものを使用しており、定性的に同一です。
 以上のことより、当該製品は十分な安全性が確認できると考えています。
【摂取する上での注意事項】
●本品は多量摂取により疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。一日摂取目安量を守ってください。
●食物アレルギーのある方は、原材料名をご確認の上ご使用をお決めください。
【生産・製造・品質管理に関する基本情報】
当該製品の製造は、公益財団法人日本健康・栄養食品協会の健康補助食品GMP適合認定を取得した製造工場で、バルク製造から充填包装工程を一貫して行っており、その基準に準拠した製造及び品質管理を行っている。
【機能性の評価方法】
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。
【届出者の評価】

(ア)標題
モノグルコシルヘスペリジンの血流改善および皮膚温度改善機能について
(イ)目的
 本研究レビューは、健康な方がモノグルコシルヘスペリジンを経口摂取することにより、プラセボ(効果がないと考えられる疑似食品)の経口摂取と比較して「皮膚血流量が改善するか」または「皮膚温度が改善するか」を検証することを目的として行いました。
(ウ)背景
ヘスペリジンは、温州みかんやオレンジなどの柑橘類に多く含まれるポリフェノールの一種です。モノグルコシルヘスペリジンはヘスペリジンの水溶性と吸収性を高めたものであり、手足など末梢部分の血流改善効果や、体温維持効果が報告されています。今回はこれらの効果について総合的に調査しました。
(エ)レビュー対象とした研究の特性
2018年8月20日に、それまでに公表された日本語の文献と英語の文献を調査しました。健常人を対象にした試験で、モノグルコシルヘスペリジンとプラセボ摂取の比較により皮膚血流量と皮膚温度について評価した臨床研究を選抜しました。選抜された文献について、総合的に機能性の根拠となるか検証しました。結果、2件の文献を採用しました。
(オ)主な結果
採用文献から、モノグルコシルヘスペリジン178~340 mg/日の摂取は、寒冷条件において皮膚血流量および皮膚温度を改善することが明らかになりました。具体的には、寒冷負荷試験により15℃の冷水で手を冷やした後に末梢血流量、末梢体温が回復する効果が認められました。また、60℃の飲料摂取後にやや肌寒く感じる部屋(22℃)に滞在した時の末梢の血流量低下および体温低下を遅延する効果も認められました。
(カ)科学的根拠の質
採用文献は健常な女性を対象としていました。幅広い年齢層の男女対象の試験も今後必要ですが、これまでに性差・年齢による効果の違いは報告がないため、当該製品が想定する主な対象者である健康な成人にも、研究レビューと同様の効果が期待されます。採用文献が2件であることから定性的なレビューとなり、各種バイアス(サンプリング、パブリケーション)の可能性は否定できませんが、評価の指標である皮膚血流量と皮膚温度は主観の入らないレーザー血流量計及びサーモグラフィーによる評価であり、結果に影響はないと判断しました。また、評価した文献は信頼性の高いRCT試験であるため、科学的根拠の質は機能性の評価に値すると考えられます。
スポンサーリンク
8月10日更新分

うらべのイチョウ葉記憶力生活(占部大観堂製薬株式会社)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品


占部大観堂製薬株式会社が消費者庁に届出た機能性表示食品【うらべのイチョウ葉記憶力生活】の届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。


過去に届出た商品の一覧は、年度別にまとめた外部サイト 【機能性表示食品まとめ一覧】を参照してください。
占部大観堂製薬株式会社
【届出番号】
E196
【届出日】
2019/06/27
【届出者名】
占部大観堂製薬株式会社
楽天市場
占部大観堂製薬株式会社の商品一覧
【商品名】
うらべのイチョウ葉記憶力生活
GOOGLEで検索してみる!
【食品の区分】
加工食品(サプリメント形状)
【機能性関与成分名】
イチョウ葉由来フラボノイド配糖体,イチョウ葉由来テルペンラクトン
楽天市場
イチョウ葉フラボノイド配糖体を含む商品一覧

イチョウ葉テルペンラクトンを含む商品一覧
スポンサーリンク


【表示しようとする機能性】
本品にはイチョウ葉由来フラボノイド配糖体、イチョウ葉由来テルペンラクトンが含まれます。イチョウ葉由来フラボノイド配糖体、イチョウ葉由来テルペンラクトンは、加齢によって低下した脳の血流を改善し、認知機能の一部である記憶力(日常生活で見聞きした言葉や図形などを覚え、思い出す力)を維持することが報告されています。
【想定する主な対象者】
健常高齢者
【安全性の評価方法】
既存情報による食経験の評価により、十分な安全性を確認している。
【安全性に関する届出者の評価】
下記の(ア)、(イ)及び(ウ)の情報により、本届出商品を一日摂取目安量あたりイチョウ葉由来フラボノイド配糖体 28.8mg、イチョウ葉由来テルペンラクトン 7.2mg含有する機能性表示食品として販売することは適切であると考えられた。
(ア)本商品と類似の商品A(イチョウ葉由来フラボノイド配糖体28.8 mg /日、イチョウ葉由来テルペンラクトン7.2 mg /日)が日本国内にて2002年から販売され、1袋に30日分入った商品が現在までに累計130万袋以上販売されている。商品Aと当該商品『うらべのイチョウ葉記憶力生活』は同じ錠剤タイプであり、消化・吸収過程に大きな差はないものと考えられる。さらに、これまでの販売期間において、商品Aに対する重篤な有害事象は報告されていない。
(イ)既存情報を用いた評価および既存情報による安全性試験の評価
本届出商品に配合されるイチョウ葉抽出物(イチョウ葉由来フラボノイド配糖体24%、イチョウ葉由来テルペンラクトン6%、ギンコール酸1 ppm以下)と同等の規格を有する抽出物を摂取した際の安全性について、データベースで確認した結果、適切な量の経口摂取であれば安全であると考えられる。
一日摂取目安量は「イチョウ葉エキス食品品質規格基準」((公財)日本健康・栄養食品協会)で規定されている60~240 mg/日(イチョウ葉抽出物として)の範囲内に設定し、上記のデータベースで得られた結果と合わせて、適切に用いれば安全性に問題は無いと考えられる。
(ウ)医薬品との相互作用に関する評価
疾病に罹患している方が使用する医薬品について相互作用の可能性が報告されているが、本届出商品が摂取の対象としているのは健常者であり、健康被害のリスクは低いと考える。また、本商品パッケージに「てんかんの発作歴がある方やてんかんの方、ワルファリンや抗血液凝固薬など出血傾向を高める薬を服用中の方は、摂取をお控えください。」と記載し、リスクを減らす対策を講じている。このため、医薬品を服用していない健常者が適切に摂取する場合、安全上問題ないと考えられる。
【摂取する上での注意事項】
本品は、多量摂取により疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。一日当たりの摂取目安量を守ってください。てんかんの発作歴がある方やてんかんの方、ワルファリンや抗血液凝固薬など出血傾向を高める薬を服用中の方は、摂取をお控えください。
【生産・製造・品質管理に関する基本情報】
原材料又は中間製品から最終的な容器包装に入れる工程まで行う「占部大観堂製薬株式会社」は、医薬品製造業の許可を取得しており、健康食品に関しては医薬品GMPに準拠した自社基準を定め、この基準に則った製造・管理を行っている。
【機能性の評価方法】
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。
【届出者の評価】

(ア)標題
イチョウ葉由来フラボノイド配糖体、イチョウ葉由来テルペンラクトンの記憶力を維持する機能性に関する研究レビュー

(イ)目的
健常高齢者がイチョウ葉由来フラボノイド配糖体、イチョウ葉由来テルペンラクトンを連続摂取した際に、摂取群または摂取前と比べた場合の記憶力に対する有効性を検証する目的で研究レビューを実施した。

(ウ)背景
記憶力を維持できる機能性表示食品は、高齢者の健康・QOLを向上させ、高齢化社会に貢献することが期待される。健常高齢者を対象としたイチョウ葉由来フラボノイド配糖体、イチョウ葉由来テルペンラクトンの記憶力に対する有効性に関しては複数の原著論文が報告されているが、総合的に評価した研究レビューはないため、本レビューにて検証した。

(エ)レビュー対象とした研究の特性
イチョウ葉由来フラボノイド配糖体、イチョウ葉由来テルペンラクトンの連続摂取による記憶に関する無作為化コントロール試験について、健常高齢者を対象とし、利益相反情報が認められなかった2報を採用した。

(オ)主な結果
健常高齢者がイチョウ葉由来フラボノイド配糖体19.2~28.8mg/日、イチョウ葉由来テルペンラクトン4.88~7.2mg/日を摂取する場合、重大な有害事象もなく、加齢によって低下した脳の血流を改善し、見聞きした名前・単語・言葉・図形に対する記憶力を維持することが示された。

(カ)科学的根拠の質
対象論文はいずれもイチョウ葉由来フラボノイド配糖体、イチョウ葉由来テルペンラクトンの摂取による記憶力に対する有効性を示した。
対象論文はいずれも欧米人に対するものであったが、作用機序の脳の血流改善が日本人および中国人においても確認されていることから、日本人への外挿は可能と考えられる。
対象論文の被験者は健常高齢者であり、本届出商品の想定対象者と一致している。また、本届出商品のイチョウ葉由来フラボノイド配糖体、イチョウ葉由来テルペンラクトンの一日摂取目安量は研究レビューの結果に従い設定しており、同様のアウトカムを得られることが期待される。
本研究レビューは、日本語と英語の論文のみが対象であることから、網羅性および出版バイアスの可能性は否定できない。また、採用文献はいずれも日本人を主な対象としたものではなかった。これらは本研究レビューの限界と考えられる。
スポンサーリンク
8月10日更新分

南インド由来茶ゾネ(株式会社エモテント)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品


株式会社エモテントが消費者庁に届出た機能性表示食品【南インド由来茶ゾネ(ZONE)】の届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。



過去に届出た商品の一覧は、年度別にまとめた外部サイト 【機能性表示食品まとめ一覧】を参照してください。
株式会社エモテント
【届出番号】
E195
【届出日】
2019/06/27
【届出者名】
株式会社エモテント
楽天市場
株式会社エモテントの商品一覧
【商品名】
南インド由来茶ゾネ(ZONE)
GOOGLEで検索してみる!
【食品の区分】
加工食品(その他)
【機能性関与成分名】
L-テアニン
楽天市場
L-テアニンを含む商品一覧
スポンサーリンク


【表示しようとする機能性】
本品には「L-テアニン」が含まれます。L-テアニンには、良質な眠り(朝目覚めたときの疲労感を軽減)をもたらすことが報告されています。本品は、睡眠の質が気になる方に適しています。また、L-テアニンには、一過性の作業ストレス(精神的負担)をやわらげることが報告されています。本品は、精神的なストレスが気になる方に適しています。
【想定する主な対象者】
睡眠の質が気になる方、一過性の作業に伴うストレスが気になる方(疾病に罹患している者、妊産婦(妊娠を計画しているものを含む)及び授乳婦を除く)
【安全性の評価方法】
既存情報による安全性試験結果の評価により、十分な安全性を確認している。
【安全性に関する届出者の評価】
本品の機能性関与成分である「L-テアニン」の安全性試験に関する1次情報の調査結果は、健常成人を対象にL-テアニン(400mg/日)を含む食品を17日間または、L-テアニン(280mg/日)を含む食品を14日間または、L-テアニン(200mg/日)と抗不安薬を単回で摂取させた試験において、いずれも試験食品に起因する有害事象や重篤な障害は認めらなかったと報告がある。本品の1日当たりの摂取目安量(200mg/日)に含まれるL-テアニンと同等量(210mg/日)のL-テアニンを5ヶ月間摂取した試験において、重篤な有害事象は認められなかったと報告がある。また、L-テアニン(2,500mg/日)を4週間摂取させた血液・尿検査値においても臨床上問題となる変動は認められず、試験食品に起因する有害事象も認められなかったと報告がある。これは本品の1日当たりの摂取目安量に含まれるL-テアニンの約12倍量に相当する。軽度認識障害者を対象にL-テアニン(240mg/日)を含む食品を16週間摂取させたところ、重篤な有害事象はなく、血液検査結果も正常範囲内であったと報告されている。統合失調症または統合失調感情障害患者を対象にL-テアニン(400mg/日)を含む食品を8週間摂取したところ、試験食品に起因する有害事象や臨床学的変化は認められなかったと報告。陸上長距離選手を対象にL-テアニン(280mg/日)を含む食品を10日間摂取させた試験において、試験食品に起因する悪影響は認められなかったと報告。健常成人または40歳代の男女を対象にL-テアニン(100~2,500mg/日)を含む食品を4週間摂取させた時の安全性について検証した。その結果、血液検査及び尿検査において臨床上問題となる変動は認められず、試験食品に起因する有害事象は認められなかったと報告。これらの1次資料より、L-テアニンを長期間または過剰量摂取させたヒト試験において、L-テアニン摂取に起因する有害事象や検査値の異常変動は認められなかったことから、L-テアニンは適切に摂取する上で安全性に懸念はなく、評価は十分であると判断した。なお、本品の機能性関与成分であるL-テアニンは、単一の化合物であり、L-テアニン含量が98.0~102.0%と規定された原料を使用しているため、上述の既存情報を本品の安全性評価として適用できるものと考えられる。
【摂取する上での注意事項】
本品は多量に摂取することで疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。一日当たりの摂取目安量を守ってください。降圧剤、興奮剤を服用している場合は、医師に相談してください。
【生産・製造・品質管理に関する基本情報】
本製品は、SQF Code Edition 7.2レベル3 (2014年10月取得No.639558)の品質マニュアルに 基づいた体制の工場に、製造委託を行っております。
【機能性の評価方法】
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。
【届出者の評価】

評価する機能性の項目:本品にはL-テアニンが含まれます。「L-テアニンには、良質な眠り(朝目覚めたときの疲労感を軽減)をもたらすことが報告されています。本品は、睡眠の質が気になる方に適しています。」また、L-テアニンには、一過性の作業ストレス(精神的負担)をやわらげることが報告されています。本品は、精神的なストレスが気になる方に適しています。
(「 」:対象とする機能)

(ア)標題 
L-テアニンの摂取は、睡眠の質を改善すると考えられる。 
(イ)目的 
健常成人に機能性関与成分L-テアニン(200mg)を就寝前に摂取させると、プラセボと比べ睡眠の質が改善するかについて明らかにする目的で、起床時に昨夜の睡眠に関するアンケートや、睡眠中の生理学的指標について調査した。 
(ウ)背景
L-テアニンの睡眠改善効果について、個々の文献では報告されているものの、それらを網羅的に評価された文献はなかったため、L-テアニンが夜間睡眠の質を改善するかを結論付けることは出来なかった。そこで、検証が必要となった。
(エ)レビュー対象とした研究の特性 
英語文献検索には、PubMed(検索対象期間:1971年~2015年3月8日)、 Cochrane Libarary(1997年~2015年2月12日)のデータベースを用い2015年3月8日に検索を実施した。また、日本語文献は、JSTPlus(検索対象期間:1981年~2015年3月4日)、JMEDPlus(1981年~2015年3月3日)、JST7580(1975年~1980年12月8日)のデータベースを用い2015年3月5日に検索を実施した。健常日本成人を対象集団とし、L-テアニンを摂取しない群と比較した試験デザインである2報の文献を評価した。これらの文献は原料を販売している企業と、国立研究機関との共同研究の結果である。 
(オ)主な結果 
評価した2報の結果をまとめ、統計的に解析した結果、L-テアニン摂取によりアンケート調査で「疲労回復感」、「眠気」について L-テアニン摂取と強い関連性が認められた。また、アンケートの「夢み」、「睡眠時間延長感」および睡眠中の交感神経活の抑制は、L-テアニンと中程度の関連性が認められている。一方、就寝の睡眠時間はL-テアニンにより延長されなかった。以上より、L-テアニンの摂取は睡眠の質を改善すると考えられる。 
(カ)科学的根拠の質 
レビューに関しては、英語の文献の収集はPubMedとCochrne Libraryの2つのデータベースであり、英文以外の他の言語で書かれた文献について検索はされていないといった問題がある。日本語の文献についても日本で広く検索で使用されているデータベースであるJDream Ⅲ(JSTPlus、JMEDPlus、JST7580)を用いたが、データベースに収載されていない文献の存在も否定できないと考えられる。選定された文献についてはCONSORT声明に則って記載された文献は無かったことから、文献の質の限界も考慮すべきと考えられる。出版バイアスリスクについては、選定された文献が2報であることから内容の精査には至らなかった。選定された2報の文献は食品添加物のL-テアニンを用いており、最終製品「南インド由来茶ゾネ(ZONE)」に含有する機能性関与成分“L-テアニン”と同等である。なおUMIN-CTRの活用が進んでいないことから、出版バイアスの可能性は否定できないと判断した。以上を鑑みてもTotality of Evidenceの観点からエビデンス総体の質はおおむね良好と考えられる。本研究の対象となった1次研究において、そこで招集された参加者に潜在的なサンプリング・ バイアスがある可能性があるが、これはシステマティック・レビューに共通する限界である。本研究における結論については、後発の1次研究によって大きく変更される可能性は考えにくいが、一日当たりの有効摂取量に関する更なる研究が報告されることが望ましい。 
                                         (構造化抄録)

評価する機能性の項目:本品にはL-テアニンが含まれます。L-テアニンには、良質な眠り(朝目覚めたときの疲労感を軽減)をもたらすことが報告されています。本品は、睡眠の質が気になる方に適しています。また、「L-テアニンには、一過性の作業ストレス(精神的負担)をやわらげることが報告されています。本品は、精神的なストレスが気になる方に適しています。」
(「 」:対象とする機能)

(ア)標題 
L-テアニンの摂取は、ストレスを緩和する機能が考えられる。 
(イ)目的 
健常成人に、機能性関与成分L-テアニン200mgをストレス負荷前に摂取させると、プラセボと比べてストレスをやわらげる 機能があるかについて明らかにする目的で、一過性の作業に伴うストレス負荷における一過性の作業にともなうストレスのアンケートや生理学的指標について調査した。 
(ウ)背景 
L-テアニンのストレスを緩和する機能について、個々の文献では報告されているものの、それらを網羅的に評価された文献はなかったため、L-テアニンはストレスを緩和する機能があるか結論付けることは出来なかった。そこで、検証が必要となった。
(エ)レビュー対象とした研究の特性
英語文献検索には、Pubmed(検索対象期間:1971年~2015年3月17日)、
Cochrane Libarary(1997年~2015年2月12日)のデータベースを用い2015年3月17日に検索を実施した。日本語文献は、JSTPlus(検索対象期間:1981年~2015年3月4日)、JMEDPlus(1981年~2015年3月3日)、JST7580(1975年~1980年12月8日)のデータベースを用い2015年3月5日に検索を実施した。健常日本成人を対象集団としL-テアニンを摂取しない群と比較した試験デザインである3報の文献を評価した。
(オ)主な結果
評価した3報の結果をまとめ、統計的に解析した結果、パソコン作業といった一過性の作業にともなうストレス負荷においてL-テアニン200mgの摂取によりアンケート調査でストレスの軽減が見られた。また、ストレスに関連する唾液IgAやアミラーゼのマーカーに関してもテアニンによりストレスを緩和する機能が見られた。以上により、L-テアニンの摂取は、一過性の作業にともなうストレスを緩和する機能があると考えられた。
(カ)科学的根拠の質
レビューに関しては、英語の文献の収集はPubMedとCochrne Libraryの2つのデータベースであり、英文以外の他の言語で書かれた文献について検索はされていないといった問題がある。日本語の文献についても日本で広く検索で使用されているデータベースであるJDream Ⅲ(JSTPlus、JMEDPlus、JST7580)を用いたが、データベースに収載されていない文献の存在も否定できないと考えられる。選定された文献についてはCONSORT声明に則って記載された文献は無かったことから、文献の質の限界も考慮すべきと考えられる。出版バイアスリスクについては、選定された文献が3報であることから内容の精査には至らなかった。選定された3報の文献は食品添加物のL-テアニンを用いており、最終製品「南インド由来茶ゾネ(ZONE)」に含有する機能性関与成分“L-テアニン”と同等である。なおUMIN-CTRの活用が進んでいないことから、出版バイアスの可能性は否定できないと判断した。以上を鑑みてもTotality of Evidenceの観点からエビデンス総体の質はおおむね良好と考えられる。本研究の対象となった1次研究において、そこで招集された参加者に潜在的なサンプリング・ バイアスがある可能性があるが、これはシステマティック・レビューに共通する限界である。本研究における結論については、後発の1次研究によって大きく変更される可能性は考えにくいが、一日当たりの有効摂取量に関する更なる研究が報告されることが望ましい。
スポンサーリンク
8月10日更新分