2020年7月21日火曜日

睡眠サポートカプセル(大正製薬株式会社)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品

大正製薬株式会社が消費者庁に届出た機能性表示食品睡眠サポート カプセルのエビデンス



大正製薬株式会社が消費者庁に届出た機能性表示食品【睡眠サポート カプセル】のエビデンス。口コミ評判ではありません。効果等は科学的な根拠に基づいています。届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。


この情報は確認することをおすすめします。

"睡眠サポート カプセル"の表示しようとする機能性


"睡眠サポート カプセル"の生産・製造や品質管理の情報(メーカー情報)


"睡眠サポート カプセル"のエビデンス(科学的根拠)


過去に届出た商品の一覧は、年度別にまとめた外部サイト
機能性表示食品まとめ一覧
を参照してください。

※全届出リスト(要アクセス)
大正製薬株式会社
機能性表示食品検索

【届出番号】

F137


【届出日】

2020/06/05


【届出者名】

大正製薬株式会社
(4013301006867)
楽天市場
大正製薬株式会社


【商品名】

睡眠サポート カプセル


【食品の区分】

加工食品(サプリメント形状)

【機能性関与成分名】
クロセチン、GABA
楽天市場
クロセチン

GABA

【表示しようとする機能性】

本品にはクロセチンが含まれています。
クロセチンには、良質な眠りをサポートする(睡眠の質(眠りの深さ)を高め、起床時の眠気や疲労感を和らげる)機能があることが報告されています。
本品にはGABAが含まれています。
GABAには、一時的に落ち込んだ気分を前向きにする(積極的な気分にする、生き生きとした気分にする、やる気にするなどの)機能があることが報告されています。
また、デスクワークなどの精神的ストレスがかかる作業によって生じる一時的な疲労感を緩和する機能があることが報告されています。
睡眠の質、活気・活力感、ストレスが気になる方に適した食品です。

【想定する主な対象者】
睡眠の質、活気・活力感、ストレスが気になる健常成人男女

【安全性の評価方法】
既存情報による安全性試験結果の評価により、十分な安全性を確認している。

【安全性に関する届出者の評価】
下記の(ア)、(イ)および(ウ)の情報により、機能性関与成分であるクロセチンを一日摂取目安量7.5mg、GABAを一日摂取目安量100mgそれぞれ含有する当該製品は安全であると判断した。

(ア)既存情報を用いた評価
クロセチンについては、1次情報による安全性評価において5件の論文から得られた情報により安全性に問題ないことが報告されており、当該製品一日摂取目安量のクロセチン(1日当たり7.5mg)を摂取しても健康は害されないと考えられた。GABAについては、2次情報および1次情報による安全性評価それぞれにおいて安全性に問題ないことが報告されており、当該製品一日摂取目安量のGABA(1日当たり100mg)を摂取しても健康は害されないと考えられた。

(イ)医薬品との相互作用に関する評価
クロセチンについては、既存のデータベースを検索した結果、ヒトにおける医薬品との相互作用に関する報告は確認されなかったことから、注意喚起を行うべき機能性関与成分と医薬品との相互作用はないものと判断した。GABAについては、理論的には降圧薬との併用により低血圧を起こす可能性が指摘されているが、これまでに健康被害の報告がないこと、降圧薬を服用するような疾病に罹患しているものは対象としていないこと、などから当該製品を機能性表示食品として販売することに問題はないと判断した。しかしながら、念のため、摂取上の注意に「降圧薬を服用している方は、医師、薬剤師に相談してください。」と注意喚起し、当該製品と降圧薬との併用に関する対策を講じた。

(ウ)機能性関与成分同士の相互作用に関する評価
既存のデータベースを検索した結果、2次情報に当該製品に含まれる2つの機能性関与成分同士の相互作用に関する記載はなく、1次情報においても、機能性関与成分同士の相互作用に関する報告は確認されなかった。

【摂取する上での注意事項】
多量に摂取することにより、より健康が増進するものではありません。一日摂取目安量を守ってください。降圧薬を服用している方は、医師、薬剤師に相談してください。乾燥剤は誤って召し上がらないでください。本品は天産物を使用しておりますので、収穫時期などにより色・風味のばらつきがありますが、品質には問題ありません。常に気分が落ち込む、休暇・睡眠をとっても疲労感が抜けない方は、うつ病や慢性疲労症候群等の可能性がありますので、医師の診察をおすすめします。


【生産・製造・品質管理に関する基本情報】


本品の製造所である三生医薬株式会社は、公益財団法人日本健康・栄養食品協会の健康食品GMP認証を取得しており、本基準に準拠して生産・製造及び品質管理を行っている。

【機能性の評価方法】
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。


【届出者の評価(エビデンス)】



1.クロセチン
ア 標題
クロセチンの経口摂取による睡眠の質を向上させる機能に関する研究レビュー

イ 目的
誰に P):疾病に罹患していない健常な成人男女
何をすると I):クロセチンの経口摂取
何と比較して C):プラセボの経口摂取またはクロセチン摂取前との比較
どうなるか O): 睡眠の質の向上

ウ 背景
クロセチンは、ノンレム睡眠(深い眠り)を増強する作用があることが報告されており、眠りの質の向上に役立つと考えられている。そこで、研究レビューを実施しクロセチンが眠りの質を向上させる機能を有するのか検証した。

エ レビュー対象とした研究の特性
複数の研究論文のデータベースを用いて、各データベースに収録されている最初の時点から、検索日(2018年10月11日~16日)までを検索対象期間とし、健常な成人男女がクロセチンを摂取した試験に関する文献を収集した。最終的に評価した2報の文献はいずれもプラセボ対照二重盲検クロスオーバー比較試験(ランダム化を伴う)だった。なお、これらの文献に届出者(大正製薬株式会社)の関与は無く、本研究レビューにおいても、届出者(大正製薬株式会社)以外の第三者機関が監修し、届出者の関与は無かった。

オ 主な結果
2報の文献を評価した結果、1日あたり7.5 mgのクロセチンを含む食品を摂取することにより、プラセボ食品(クロセチンを含まない食品。クロセチンを含む原材料を試験に影響を与えない原材料に置き換えたものであり、その他についてはクロセチンを含む食品と同じである食品)を摂取したときよりも、デルタパワー(深い眠りを示す指標)が増加し、睡眠時の中途覚醒回数が減少しており、睡眠の質(眠りの深さ)が向上することがわかった。さらに、起床時の眠気や疲労感も和らぐことがわかった。なお、クロセチンの摂取に起因する副作用などの健康被害は無かったことが報告されている。

カ 科学的根拠の質
評価した文献は、2報ともプラセボ対照二重盲検クロスオーバー比較試験(ランダム化を伴う)だった。評価した文献には低~中程度のバイアス(真の値とは異なる結果を導く可能性を高める要因)リスクがある。また、研究数や症例数が少ないことから、科学的根拠の質を高めるため更なる臨床試験が必要であると考えられる。しかしながら、2報とも眠りの質の向上を示すことを報告しており、今後の研究によって効果に関する見解が大きく変更される可能性は低いと考えている。

2.GABA(一時的に落ち込んだ気分を前向きにする(積極的な気分にする、生き生きとした気分にする、やる気にするなどの)機能があることが報告されています。)
ア 標題
GABAの経口摂取が、日常生活における一時的に落ち込んだ気分に与える機能性に関する研究レビュー

イ 目的
誰に P):健康な成人男女
何をすると I):GABAの摂取
何と比較して C):プラセボの摂取
どうなるか O):一時的に落ち込んだ気分に対して影響するか?

ウ 背景
精神的負荷、身体的負荷に関わらず負荷が増大することは十分な休息を得ていれば負担にはならないが、一定期間十分な休息を得ずに継続した負荷がかかる場合、一時的に気分が落ち込むことが考えられる。GABAは、デスクワークなどを主体とする精神負荷作業における一時的なストレスや疲労感の緩和、睡眠の質改善効果、一時的な活気・活力感の維持・改善について、いくつか報告されている。そこで、本研究レビューでは、日常生活において一時的に気分が落ち込んでいる人に対するGABAの摂取による効果について、網羅的に文献を検索し、機能性について検討した。

エ レビュー対象とした研究の特性
英語、日本語の医学論文データベースを用いて、検索日(2019年1月31日)までを対象期間として検索し、文献を精査した。採用し、評価した文献は健康な成人日本人男女を対象とし、GABAを摂取する群とプラセボ群を比較した査読付文献1報であった。なお、この文献に届出者(大正製薬株式会社)の関与は無かった。

オ 主な結果
評価した文献では、日常生活で一時的に気分が落ち込んでいる傾向にあった(うつ病や慢性疲労症候群の疾患ではない)健康な日本人成人男女が、GABA 100 ㎎/日を継続的に摂取した場合に、プラセボを摂取した場合に比べて、POMS2-AS「活気―活力」の指標が有意に改善されたことを報告している。
POMS2-ASは、Positive MoodやNegative Moodといった気分の主観的側面の評価に用いられており、POMS2-AS「活気―活力」は、Positive Moodに該当する尺度であるため、POMS2-AS「活気―活力」を「前向きな気分(Positive Moodの和訳)」と表現した。
評価した文献の結果から、この効果を一般消費者に分かりやすく伝えるために、「一時的に落ち込んだ気分を前向きにする」と表現した。なお、GABAの摂取に起因する副作用などの健康被害は無かったことが報告されている。

カ 科学的根拠の質
文献のバイアスリスクの評価では、採用文献は低度であった。評価した文献はランダム化二重盲検プラセボ対照並行群間試験であることから、科学的根拠の質は高いと考えられる。本レビューの限界として、文献数が少ないこと、バイアスリスクが完全に否定できなかったことが挙げられる。

3.GABA(デスクワークなどの精神的ストレスがかかる作業によって生じる一時的な疲労感を緩和する機能があることが報告されています。)
ア 標題
GABAの経口摂取が、デスクワークなどの精神的ストレスがかかる作業によって生じる一時的な疲労感の緩和効果に関する研究レビュー

イ 目的
誰に P):健康な成人男女
何をすると I):GABAの摂取
何と比較して C):プラセボの摂取
どうなるか O):精神的ストレスがかかる作業後の一時的な疲労感の緩和

ウ 背景
GABAのデスクワークなどを主体とする精神負荷作業における疲労感の緩和について、個々の文献では報告されているものの、それらを網羅的に評価された文献は無かった。そこでGABAの、精神的ストレスがかかる作業後の疲労感を緩和する機能性について検証するため、本研究レビューを行った。

エ レビュー対象とした研究の特性
英語、日本語の医学論文データベースを用いて、検索日(2016年7月1日~3日)までを対象期間として検索し、文献を精査した。採用し、評価した文献は、健常な日本人成人を対象とし、GABAを摂取しない群と比較した試験デザインの文献5報であった。利益相反に関して、申告がない文献もあったが特に問題となるものは無かった。なお、これらの文献に届出者(大正製薬株式会社)の関与は無かった。

オ 主な結果
主観的疲労感としてVASおよびPOMS、唾液中のコルチゾールおよびクロモグラニンA、さらに、脳波の変動、自律神経活動の各指標により疲労感を評価した。これらの指標は一時的な疲労感を評価する指標として広く用いられ、表示しようとする機能性を評価するのに適した指標である。結果は、28~100mgのGABAを摂取することで、GABAを摂取しない時と比較して、デスクワークをはじめとする精神的ストレスがかかる作業後の一時的な疲労感を緩和する効果が確認された。なお、GABAの摂取による副作用などの健康被害の記載はみられなかった。

カ 科学的根拠の質
評価対象とした文献はランダム化されているか不明な文献も含まれておりバイアスリスクの評価では、採用文献5報中2報が中程度であり、他の3報は低度であった。エビデンスの一貫性など特に問題は認められず、科学的根拠の質は高いと考えられる。本レビューの限界として、報告数、被験者数ともに少ないことから、バイアスの存在が完全に否定できないことが考えられる。

快眠ケアカプセル(大正製薬株式会社)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品

大正製薬株式会社が消費者庁に届出た機能性表示食品快眠ケア カプセルのエビデンス




大正製薬株式会社
が消費者庁に届出た機能性表示食品【快眠ケア カプセル】のエビデンス。口コミ評判ではありません。効果等は科学的な根拠に基づいています。届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。


この情報は確認することをおすすめします。

"快眠ケア カプセル"の表示しようとする機能性


"快眠ケア カプセル"の生産・製造や品質管理の情報(メーカー情報)


"快眠ケア カプセル"のエビデンス(科学的根拠)


過去に届出た商品の一覧は、年度別にまとめた外部サイト
機能性表示食品まとめ一覧
を参照してください。

※全届出リスト(要アクセス)
大正製薬株式会社
機能性表示食品検索

【届出番号】

F136


【届出日】

2020/06/05


【届出者名】

大正製薬株式会社
(4013301006867)
楽天市場
大正製薬株式会社


【商品名】

快眠ケア カプセル


【食品の区分】

加工食品(サプリメント形状)

【機能性関与成分名】
クロセチン、GABA
楽天市場
クロセチン

GABA

【表示しようとする機能性】

本品にはクロセチンが含まれています。
クロセチンには、良質な眠りをサポートする(睡眠の質(眠りの深さ)を高め、起床時の眠気や疲労感を和らげる)機能があることが報告されています。
本品にはGABAが含まれています。
GABAには、一時的に落ち込んだ気分を前向きにする(積極的な気分にする、生き生きとした気分にする、やる気にするなどの)機能があることが報告されています。
また、デスクワークなどの精神的ストレスがかかる作業によって生じる一時的な疲労感を緩和する機能があることが報告されています。
睡眠の質、活気・活力感、ストレスが気になる方に適した食品です。

【想定する主な対象者】
睡眠の質、活気・活力感、ストレスが気になる健常成人男女

【安全性の評価方法】
既存情報による安全性試験結果の評価により、十分な安全性を確認している。

【安全性に関する届出者の評価】
下記の(ア)、(イ)および(ウ)の情報により、機能性関与成分であるクロセチンを一日摂取目安量7.5mg、GABAを一日摂取目安量100mgそれぞれ含有する当該製品は安全であると判断した。

(ア)既存情報を用いた評価
クロセチンについては、1次情報による安全性評価において5件の論文から得られた情報により安全性に問題ないことが報告されており、当該製品一日摂取目安量のクロセチン(1日当たり7.5mg)を摂取しても健康は害されないと考えられた。GABAについては、2次情報および1次情報による安全性評価それぞれにおいて安全性に問題ないことが報告されており、当該製品一日摂取目安量のGABA(1日当たり100mg)を摂取しても健康は害されないと考えられた。

(イ)医薬品との相互作用に関する評価
クロセチンについては、既存のデータベースを検索した結果、ヒトにおける医薬品との相互作用に関する報告は確認されなかったことから、注意喚起を行うべき機能性関与成分と医薬品との相互作用はないものと判断した。GABAについては、理論的には降圧薬との併用により低血圧を起こす可能性が指摘されているが、これまでに健康被害の報告がないこと、降圧薬を服用するような疾病に罹患しているものは対象としていないこと、などから当該製品を機能性表示食品として販売することに問題はないと判断した。しかしながら、念のため、摂取上の注意に「降圧薬を服用している方は、医師、薬剤師に相談してください。」と注意喚起し、当該製品と降圧薬との併用に関する対策を講じた。

(ウ)機能性関与成分同士の相互作用に関する評価
既存のデータベースを検索した結果、2次情報に当該製品に含まれる2つの機能性関与成分同士の相互作用に関する記載はなく、1次情報においても、機能性関与成分同士の相互作用に関する報告は確認されなかった。

【摂取する上での注意事項】
多量に摂取することにより、より健康が増進するものではありません。一日摂取目安量を守ってください。降圧薬を服用している方は、医師、薬剤師に相談してください。本品は天産物を使用しておりますので、収穫時期などにより色・風味のばらつきがありますが、品質には問題ありません。常に気分が落ち込む、休暇・睡眠をとっても疲労感が抜けない方は、うつ病や慢性疲労症候群等の可能性がありますので、医師の診察をおすすめします。


【生産・製造・品質管理に関する基本情報】


本品の製造所である三生医薬株式会社は、公益財団法人日本健康・栄養食品協会の健康食品GMP認証を取得しており、本基準に準拠して生産・製造及び品質管理を行っている。

【機能性の評価方法】
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。


【届出者の評価(エビデンス)】



1.クロセチン
ア 標題
クロセチンの経口摂取による睡眠の質を向上させる機能に関する研究レビュー

イ 目的
誰に P):疾病に罹患していない健常な成人男女
何をすると I):クロセチンの経口摂取
何と比較して C):プラセボの経口摂取またはクロセチン摂取前との比較
どうなるか O): 睡眠の質の向上

ウ 背景
クロセチンは、ノンレム睡眠(深い眠り)を増強する作用があることが報告されており、眠りの質の向上に役立つと考えられている。そこで、研究レビューを実施しクロセチンが眠りの質を向上させる機能を有するのか検証した。

エ レビュー対象とした研究の特性
複数の研究論文のデータベースを用いて、各データベースに収録されている最初の時点から、検索日(2018年10月11日~16日)までを検索対象期間とし、健常な成人男女がクロセチンを摂取した試験に関する文献を収集した。最終的に評価した2報の文献はいずれもプラセボ対照二重盲検クロスオーバー比較試験(ランダム化を伴う)だった。なお、これらの文献に届出者(大正製薬株式会社)の関与は無く、本研究レビューにおいても、届出者(大正製薬株式会社)以外の第三者機関が監修し、届出者の関与は無かった。

オ 主な結果
2報の文献を評価した結果、1日あたり7.5 mgのクロセチンを含む食品を摂取することにより、プラセボ食品(クロセチンを含まない食品。クロセチンを含む原材料を試験に影響を与えない原材料に置き換えたものであり、その他についてはクロセチンを含む食品と同じである食品)を摂取したときよりも、デルタパワー(深い眠りを示す指標)が増加し、睡眠時の中途覚醒回数が減少しており、睡眠の質(眠りの深さ)が向上することがわかった。さらに、起床時の眠気や疲労感も和らぐことがわかった。なお、クロセチンの摂取に起因する副作用などの健康被害は無かったことが報告されている。

カ 科学的根拠の質
評価した文献は、2報ともプラセボ対照二重盲検クロスオーバー比較試験(ランダム化を伴う)だった。評価した文献には低~中程度のバイアス(真の値とは異なる結果を導く可能性を高める要因)リスクがある。また、研究数や症例数が少ないことから、科学的根拠の質を高めるため更なる臨床試験が必要であると考えられる。しかしながら、2報とも眠りの質の向上を示すことを報告しており、今後の研究によって効果に関する見解が大きく変更される可能性は低いと考えている。

2.GABA(一時的に落ち込んだ気分を前向きにする(積極的な気分にする、生き生きとした気分にする、やる気にするなどの)機能があることが報告されています。)
ア 標題
GABAの経口摂取が、日常生活における一時的に落ち込んだ気分に与える機能性に関する研究レビュー

イ 目的
誰に P):健康な成人男女
何をすると I):GABAの摂取
何と比較して C):プラセボの摂取
どうなるか O):一時的に落ち込んだ気分に対して影響するか?

ウ 背景
精神的負荷、身体的負荷に関わらず負荷が増大することは十分な休息を得ていれば負担にはならないが、一定期間十分な休息を得ずに継続した負荷がかかる場合、一時的に気分が落ち込むことが考えられる。GABAは、デスクワークなどを主体とする精神負荷作業における一時的なストレスや疲労感の緩和、睡眠の質改善効果、一時的な活気・活力感の維持・改善について、いくつか報告されている。そこで、本研究レビューでは、日常生活において一時的に気分が落ち込んでいる人に対するGABAの摂取による効果について、網羅的に文献を検索し、機能性について検討した。

エ レビュー対象とした研究の特性
英語、日本語の医学論文データベースを用いて、検索日(2019年1月31日)までを対象期間として検索し、文献を精査した。採用し、評価した文献は健康な成人日本人男女を対象とし、GABAを摂取する群とプラセボ群を比較した査読付文献1報であった。なお、この文献に届出者(大正製薬株式会社)の関与は無かった。

オ 主な結果
評価した文献では、日常生活で一時的に気分が落ち込んでいる傾向にあった(うつ病や慢性疲労症候群の疾患ではない)健康な日本人成人男女が、GABA 100 ㎎/日を継続的に摂取した場合に、プラセボを摂取した場合に比べて、POMS2-AS「活気―活力」の指標が有意に改善されたことを報告している。
POMS2-ASは、Positive MoodやNegative Moodといった気分の主観的側面の評価に用いられており、POMS2-AS「活気―活力」は、Positive Moodに該当する尺度であるため、POMS2-AS「活気―活力」を「前向きな気分(Positive Moodの和訳)」と表現した。
評価した文献の結果から、この効果を一般消費者に分かりやすく伝えるために、「一時的に落ち込んだ気分を前向きにする」と表現した。なお、GABAの摂取に起因する副作用などの健康被害は無かったことが報告されている。

カ 科学的根拠の質
文献のバイアスリスクの評価では、採用文献は低度であった。評価した文献はランダム化二重盲検プラセボ対照並行群間試験であることから、科学的根拠の質は高いと考えられる。本レビューの限界として、文献数が少ないこと、バイアスリスクが完全に否定できなかったことが挙げられる。

3.GABA(デスクワークなどの精神的ストレスがかかる作業によって生じる一時的な疲労感を緩和する機能があることが報告されています。)
ア 標題
GABAの経口摂取が、デスクワークなどの精神的ストレスがかかる作業によって生じる一時的な疲労感の緩和効果に関する研究レビュー

イ 目的
誰に P):健康な成人男女
何をすると I):GABAの摂取
何と比較して C):プラセボの摂取
どうなるか O):精神的ストレスがかかる作業後の一時的な疲労感の緩和

ウ 背景
GABAのデスクワークなどを主体とする精神負荷作業における疲労感の緩和について、個々の文献では報告されているものの、それらを網羅的に評価された文献は無かった。そこでGABAの、精神的ストレスがかかる作業後の疲労感を緩和する機能性について検証するため、本研究レビューを行った。

エ レビュー対象とした研究の特性
英語、日本語の医学論文データベースを用いて、検索日(2016年7月1日~3日)までを対象期間として検索し、文献を精査した。採用し、評価した文献は、健常な日本人成人を対象とし、GABAを摂取しない群と比較した試験デザインの文献5報であった。利益相反に関して、申告がない文献もあったが特に問題となるものは無かった。なお、これらの文献に届出者(大正製薬株式会社)の関与は無かった。

オ 主な結果
主観的疲労感としてVASおよびPOMS、唾液中のコルチゾールおよびクロモグラニンA、さらに、脳波の変動、自律神経活動の各指標により疲労感を評価した。これらの指標は一時的な疲労感を評価する指標として広く用いられ、表示しようとする機能性を評価するのに適した指標である。結果は、28~100mgのGABAを摂取することで、GABAを摂取しない時と比較して、デスクワークをはじめとする精神的ストレスがかかる作業後の一時的な疲労感を緩和する効果が確認された。なお、GABAの摂取による副作用などの健康被害の記載はみられなかった。

カ 科学的根拠の質
評価対象とした文献はランダム化されているか不明な文献も含まれておりバイアスリスクの評価では、採用文献5報中2報が中程度であり、他の3報は低度であった。エビデンスの一貫性など特に問題は認められず、科学的根拠の質は高いと考えられる。本レビューの限界として、報告数、被験者数ともに少ないことから、バイアスの存在が完全に否定できないことが考えられる。

リバリッチ(ゼリアヘルスウエイ株式会社)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品

ゼリアヘルスウエイ株式会社が消費者庁に届出た機能性表示食品リバリッチのエビデンス



ゼリアヘルスウエイ株式会社が消費者庁に届出た機能性表示食品【リバリッチ】のエビデンス。口コミ評判ではありません。効果等は科学的な根拠に基づいています。届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。


この情報は確認することをおすすめします。

"リバリッチ"の表示しようとする機能性


"リバリッチ"の生産・製造や品質管理の情報(メーカー情報)


"リバリッチ"のエビデンス(科学的根拠)


過去に届出た商品の一覧は、年度別にまとめた外部サイト
機能性表示食品まとめ一覧
を参照してください。

※全届出リスト(要アクセス)
ゼリアヘルスウエイ株式会社
機能性表示食品検索

【届出番号】

F135


【届出日】

2020/06/05


【届出者名】

ゼリアヘルスウエイ株式会社
(8010001048022)
楽天市場
ゼリアヘルスウエイ株式会社


【商品名】

リバリッチ


【食品の区分】

加工食品(その他)

【機能性関与成分名】
イソマルトデキストリン(食物繊維)
楽天市場
イソマルトデキストリン(食物繊維)

【表示しようとする機能性】

本品にはイソマルトデキストリン(食物繊維)が含まれます。
イソマルトデキストリン(食物繊維)は、血糖値が上がりやすい方の食後の血糖値や、食後の血中中性脂肪が高めの方の食後の血中中性脂肪の上昇をおだやかにする機能が報告されており、食後の血糖値や血中中性脂肪が気になる方に適しています。

【想定する主な対象者】
食後の血糖値が上がりやすい健常者。
食後の血中中性脂肪が高めの健常者。

【安全性の評価方法】
既存情報による安全性試験結果の評価により、十分な安全性を確認している。

【安全性に関する届出者の評価】
本品の機能性関与成分であるイソマルトデキストリンはでん粉由来の食物繊維であり、米国FDA(Food and Drug Administration:食品医薬品局)によって、GRAS(Generally Recognized as Safe:一般に安全と認められる食品素材)に認定されている。認定された物質と当該製品に含まれるイソマルトデキストリンは㈱林原で製造された、同一のものである。また、既存情報の1次情報として以下の安全性試験の報告が確認されている。
1.急性毒性試験、90日間反復投与試験
ラットを用いてイソマルトデキストリンの毒性作用を単回投与、反復投与にて評価した結果、毒性は認められなかった。
2.Ames試験
細菌を用いてイソマルトデキストリンの遺伝毒性作用を評価した結果、変異原性は示されなかった。
3.ヒトにおける過剰摂取試験、長期摂取試験、下痢に対する最大無作用量
イソマルトデキストリンの過剰摂取試験(1日摂取目安量の約12倍量相当を4週間継続摂取)および長期摂取試験(1日摂取目安量の約4倍量相当を12週間継続摂取)を行った結果、有害事象は認められなかった。下痢に対する最大無作用量を評価した結果、0.8 g/kg-BWであると判断した。
(考察)
下痢に対する最大無作用量の検討で得られた数値はイソマルトデキストリン(食物繊維)に換算すると0.66 g/kg-BWであり、さらに体重60 kgのヒトに換算すると39.6 gに相当する。従って当該製品の1日摂取目安量(100ml)に含まれるイソマルトデキストリン(食物繊維)2.13 gはこれに比べて十分に低いが、注意喚起として「1日あたりの摂取目安量をお守りください。」「摂り過ぎ、体調によりおなかがゆるくなることがあります。」と表示した。
これらの結果から、イソマルトデキストリンの安全性に関しては問題ないと判断した。当該製品の1日摂取目安量(100ml)に含まれるイソマルトデキストリン(食物繊維)は2.13 gであり、ヒトでの長期摂取試験や過剰摂取試験、さらには下痢を起こす可能性があると報告されている用量に比べて十分低いことからイソマルトデキストリン配合の当該製品の安全性に関しても問題ないと判断した。
尚、各種安全性試験で評価されたイソマルトデキストリンは当該製品に使用されているものと同じ㈱林原で製造された製品であり、同等性に問題はないと判断した。

【摂取する上での注意事項】
●1日当たりの摂取目安量をお守りください。

●摂り過ぎ、体調によりおなかがゆるくなることがあります。

●多量に摂取することにより、疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。

●原材料をご参照の上、食物アレルギーのある方はお召し上がりにならないでください。また、体質・体調によりまれに合わない場合がありますので、その場合はご使用をお控えください。


【生産・製造・品質管理に関する基本情報】


ゼリア新薬工業株式会社 筑波工場(国内GMP)

【機能性の評価方法】
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。


【届出者の評価(エビデンス)】



イソマルトデキストリン(食物繊維)の血糖上昇抑制作用
イソマルトデキストリン(食物繊維)の血中中性脂肪上昇抑制作用
【ア.標題】
イソマルトデキストリン(食物繊維)の血糖上昇抑制作用の検証

【イ.目的】
健常成人(妊産婦、授乳婦は除く)を対象としてイソマルトデキストリン(食物繊維)の摂取により血糖上昇抑制作用があるか検証する。

【ウ.背景】
日本では食生活の変化などを背景として糖尿病に対する対策が急務となっており、食後の血糖値の管理も重要とされている。食物繊維には血糖値の上昇を抑制する機能を有するものが知られており、水溶性食物繊維であるイソマルトデキストリンにもその機能が期待されている。そこで今回、「イソマルトデキストリン(食物繊維)」の血糖上昇抑制作用に関するシステマティックレビューを実施した。

【エ.レビュー対象とした研究の特性】
検索日:日本国内外の文献 2018年5月7日(PubMed, The Cochrane Library),
2018年5月19日(JDreamⅢ)
検索対象期間:検索日までの全期間
対象集団の特性:健常成人(妊産婦、授乳婦は除く)
最終的に評価した論文数:2報(研究3例)
研究デザイン:ランダム化並行群間比較試験、ランダム化クロスオーバー試験、準ランダム化比較試験
利益相反:本研究は、株式会社林原からの資金提供を受けて実施されたものである。資金提供者は、最終報告書のフォーマットの確認を除き、システマティックレビュープロセス自体への関与はない。

【オ.主な結果】
血糖値の上がりやすい健常成人(妊産婦、授乳婦は除く)において、イソマルトデキストリン(食物繊維) 2.13-8.08 g/日の摂取は安全で、食後の血糖上昇を抑制する効果があると考えられた。

【カ.科学的根拠の質】
採用論文は2報と少なくメタアナリシスを実施できなかったため定性的なレビューとなったが、各々ランダム化比較試験で実施され、血糖値の上昇を抑制するという結果に一貫性があるため、信頼性は高いと考える。今後1日当たりの有効摂取量などに関してさらなる研究が望まれる。


イソマルトデキストリン(食物繊維)の血中中性脂肪上昇抑制作用

【ア.標題】
イソマルトデキストリン(食物繊維)の血中中性脂肪上昇抑制作用の検証

【イ.目的】
健常成人(妊産婦、授乳婦は除く)を対象としてイソマルトデキストリン(食物繊維)の摂取により血中中性脂肪上昇抑制作用があるか検証する。

【ウ.背景】
日本では食生活の変化などを背景として生活習慣病に対する対策が急務となっており、食後高脂血症に対する注意も重要とされている。食物繊維には食後の血中中性脂肪値の上昇を抑制する機能を有するものが知られており、水溶性食物繊維であるイソマルトデキストリンにもその機能が期待されている。そこで今回、「イソマルトデキストリン(食物繊維)」の血中中性脂肪値上昇抑制作用に関するシステマティックレビューを実施した。

【エ.レビュー対象とした研究の特性】
検索日:日本国内外の文献 2018/5/7(PubMed, The Cochrane Library), 2018/5/19(JDreamⅢ)
検索対象期間:検索日までの全期間
対象集団の特性:健常成人(妊産婦、授乳婦は除く)
最終的に評価した論文数:1報
研究デザイン:ランダム化並行群間比較試験、ランダム化クロスオーバー試験、準ランダム化比較試験
利益相反:評価対象とした1件の研究において、研究監修機関、方針決定機関、研究実施機関は独立している。資金源は方針決定機関(㈱林原)である。本SRは、㈱林原より依頼を受け、合同会社オクトエルが実施した 。

【オ.主な結果】
食後の血中中性脂肪値が高めの健常成人(妊産婦、授乳婦は除く)において、イソマルトデキストリン(食物繊維) 2.13 g/日の摂取は安全で、食後の血中中性脂肪値上昇を抑制する効果があると考えられた。

【カ.科学的根拠の質】
採用論文は1報であるため、パブリケーション・バイアスと非一貫性については検討していない。また、メタアナリシスを実施できなかったため定性的なレビューとなった。しかしながらエビデンス・グレーディングが高いとされるランダム化比較試験で実施されており、食後の血中中性脂肪値の上昇を抑制するという結果が後発の1次研究によって大きく変更される可能性は低いと推察される。一日当たりの有効摂取量に関するさらなる研究が報告されることが望ましい。


(構造化抄録)

ぎゅっとまるごとにんじんジュース(株式会社東平商会)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品

株式会社東平商会が消費者庁に届出た機能性表示食品ぎゅっとまるごとにんじんジュースのエビデンス



株式会社東平商会が消費者庁に届出た機能性表示食品【ぎゅっとまるごとにんじんジュース】のエビデンス。口コミ評判ではありません。効果等は科学的な根拠に基づいています。届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。


この情報は確認することをおすすめします。

"ぎゅっとまるごとにんじんジュース"の表示しようとする機能性


"ぎゅっとまるごとにんじんジュース"の生産・製造や品質管理の情報(メーカー情報)


"ぎゅっとまるごとにんじんジュース"のエビデンス(科学的根拠)


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機能性表示食品まとめ一覧
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※全届出リスト(要アクセス)
株式会社東平商会
機能性表示食品検索

【届出番号】

F134


【届出日】

2020/06/05


【届出者名】

株式会社東平商会
(8080101005949)
楽天市場
株式会社東平商会


【商品名】

ぎゅっとまるごとにんじんジュース


【食品の区分】

加工食品(その他)

【機能性関与成分名】
GABA
楽天市場
GABA

【表示しようとする機能性】

本品にはGABAが含まれています。
GABAには高めの血圧を低下させる機能があることが報告されています。

【想定する主な対象者】
血圧が高めの方

【安全性の評価方法】
既存情報による安全性試験結果の評価により、十分な安全性を確認している。

【安全性に関する届出者の評価】
国内におけるニンジンの出荷量は2000年から2017年の18年間、毎年50~60万トンの間で推移し(作物統計調査長期累計:農水省生産流通消費統計課調べ)、多くの一般家庭の食卓で食されている。また、100%ニンジンジュースも2011年から2015年の5年間の間毎年1900~2900kL(重量換算では1.02倍)の生産量があると報告されている。(一般社団法人全国清涼飲料工業会調べ(暦年集計))これらのニンジンジュースはJAS規格で製造されているものとJAS規格認定を得ていないものがあるが100%ニンジンジュース中のβ―カロテンの違いが主要因となっているものと推測できる。弊社の従来品である100%ニンジンジュースも2014年の発売以来25万本を超える販売実績があり、JAS規格とはなっていないもののその規格に準ずる製品である。従来品のGABA含量は十分に調査されていないが今回届出を行う「ぎゅっとまるごとにんじんジュース」も従来品と同様の製造方法で生産されており当該製品は従来品と同等量のGABA含有量があるものと推定される。なお、弊社従来品の100%ニンジンジュースによる重篤な健康被害の報告は今までに一度も確認されていない。したがって、100%ニンジンジュースである当該製品「ぎゅっとまるごとにんじんジュース」は食経験から十分に安全性が確保されていると考えられる。しかしながら、さらに既存情報による人参、ニンジンジュースおよびGABAの安全性評価も実施し、通常の食品として人参、ニンジンジュースやGABAを通常の食品として摂取する場合には安全性が確保されていると判断した。

【摂取する上での注意事項】
多量摂取により疾病が治癒したり、より健康が増進できるものではありません。降圧剤等の医薬品を服用している方は医師、薬剤師にご相談ください。


【生産・製造・品質管理に関する基本情報】


本製品を製造するゴールドパック株式会社松本工場及び南海果工株式会社及び株式会社YCLは、「FSSC22000」の承認を得ており、本承認に基づいた管理を実施することにより製造設備や従業員の衛生管理体制及び規格外品の流通を防止する体制を構築している。株式会社甲石製餡所では自社基準による工場内衛生管理手順、加工手順に基づいた製造加工を実施し、規格外品の流通を防止している。

【機能性の評価方法】
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。


【届出者の評価(エビデンス)】



【標題】
最終製品ぎゅっとまるごとにんじんジュースに含有する機能性関与成分GABAによる血圧低下の機能性に関する定性的研究レビュー
【目的】
日本人の正常高値血圧者およびⅠ度高血圧者に対して、GABAを含む食品の12週間以上の継続摂取が、血圧低下効果を有するかを明らかにするため、定性的研究レビューを実施した。
【背景】
高血圧は脳卒中、心臓病、腎臓病等の原因疾患であることから高血圧への対策は重要だとされている。平成29年の国民健康・栄養調査では収縮期血圧(SBP)が140 mmHg以上の者の割合は男性37.0%、女性27.8%と報告されている。
GABA(γ-アミノ酪酸)は、米、野菜、茶、発酵食品、発芽玄米、漬物などにも含まれている成分で、高血圧者の血圧を低下させる作用が報告されている。そこで、疾病に罹患していない者(正常高値血圧者)およびⅠ度高血圧者に対してGABAの血圧低下効果を定性的研究レビューで検証した。
【レビュー対象とした研究の特性】
日本人の疾病に罹患していない者(正常高値血圧者:未成年者、妊産婦、授乳婦は除く)およびⅠ度高血圧者を対象とし、GABAを継続摂取させると対照食品の摂取と比較して、血圧(収縮期血圧、拡張期血圧)を低下させるかを、ランダム化二重盲験プラセボ対照比較試験(RCT)により調べた研究を対象として研究レビューを実施した。
【主な結果】
論文検索を実施したのち論文内容の適合性・適格性を精査し、5報の研究論文を研究レビューの対象とした。メタアナリシスは実施せず、5報の文献により定性的な研究レビューを実施した。5報は全て日本人の正常高値血圧者およびⅠ度高血圧者を対象としていた。このうち4報で、GABAの12週間以上の継続摂取により対照群と比較して正常高値血圧者およびⅠ度高血圧者において、収縮期血圧と拡張期血圧の有意な低下が確認された。また、採用文献5報全てが層別解析をおこなっており、4報でGABAの12週間以上の継続摂取により対照群と比較して正常高値血圧者のみでも、収縮期血圧と拡張期血圧の有意な低下が確認された。なお、正常高値血圧者およびⅠ度高血圧者或いは正常高値血圧者を対象として効果が認められた文献4報のGABAの摂取量は20~80mg/日であった。したがって、GABA20㎎/日以上の摂取は血圧を低下させることに有効であると評価した。
【科学的根拠の質】
研究レビューの対象とした研究論文のエビデンス総体において、バイアス・リスク、非直接性、不精確、非一貫性については特に大きな問題は確認されなかった。出版バイアスについては、臨床試験登録がなされた文献がないことと、5報の研究論文すべてに試験食品の製造元の社員が著者として含まれていることからバイアスを中/疑い(-1)と評価した。上記のことを総合的に評価した結果、エビデンス総体に影響を与える重大なリスクはなくGABAの摂取が血圧を低下させる作用を有することに対して肯定的な科学的根拠を有しており、表示しようとする機能性として「本品にはGABAが含まれています。GABAには高めの血圧を低下させる機能があることが報告されています。」は適切であると考えられた。

野菜一日これ一本プラス(カゴメ株式会社)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品

カゴメ株式会社が消費者庁に届出た機能性表示食品野菜一日これ一本Plus(プラス)のエビデンス



カゴメ株式会社が消費者庁に届出た機能性表示食品【野菜一日これ一本Plus(プラス)】のエビデンス。口コミ評判ではありません。効果等は科学的な根拠に基づいています。届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。


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"野菜一日これ一本Plus(プラス)"の表示しようとする機能性


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"野菜一日これ一本Plus(プラス)"のエビデンス(科学的根拠)


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カゴメ株式会社
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【届出番号】

F133


【届出日】

2020/06/04


【届出者名】

カゴメ株式会社
(2180001035109)
楽天市場
カゴメ株式会社


【商品名】

野菜一日これ一本Plus(プラス)


【食品の区分】

加工食品(その他)

【機能性関与成分名】
トマト由来食物繊維
楽天市場
トマト由来食物繊維

【表示しようとする機能性】

本品にはトマト由来食物繊維が含まれます。
トマト由来食物繊維には、糖の吸収を抑制し、食後血糖値の上昇を抑える機能が報告されています。
血糖値が気になる方に適した食品です。

【想定する主な対象者】
食後の血糖値が気になる健康な成人

【安全性の評価方法】
既存情報による安全性試験結果の評価により、十分な安全性を確認している。

【安全性に関する届出者の評価】
本商品は、1日摂取目安量(265 g)に機能性関与成分としてトマト由来食物繊維を1.6 g含む商品です。機能性関与成分の基原原料であるトマトの喫食実績に基づくと本商品について安全性に関する懸念は無いと考えられます。しかし、本商品の喫食実績は無いため、トマトおよびトマト由来食物繊維について、既存情報による安全性試験の評価を実施しました。
 調査の結果、トマト由来食物繊維の安全性に関する問題は確認されませんでした。ヒト試験では最大で4.1 gのトマト由来食物繊維を含む食品の継続摂取において、動物試験ではヒトの摂取量に換算して1,050 gに相当するトマト由来食物繊維の継続投与において安全性に問題がなかったことが報告されています。それぞれの試験におけるトマト由来食物繊維量は、本商品の1日摂取目安量に含まれるトマト由来食物繊維(1.6 g)の2.56倍、656倍にあたります。トマト由来食物繊維を高含有した食品によるヒト試験での報告は少なく、4.1 gを超えるトマト由来食物繊維を摂取したヒト試験の報告は見出せませんでした。しかし、基原原料のトマトの安全性については各種データベースの調査結果からも明らかであり、日常的に摂取するトマトやトマト加工品から摂取するトマト由来食物繊維がヒトに対して有害事象をもたらす可能性はほとんど無いと考えられます。
 以上より、本商品の1日摂取目安量に含まれるトマト由来食物繊維の量(1.6 g)は十分に安全であり、本商品の安全性に関しても問題ないと判断しました。

【摂取する上での注意事項】
多量に摂取することにより、疾病が治癒したり、より健康が増進できるものではありません。


【生産・製造・品質管理に関する基本情報】


本商品の製造拠点であるカゴメ株式会社那須工場ではFSSC22000の認証を取得している。

【機能性の評価方法】
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。


【届出者の評価(エビデンス)】



【標題】
 トマト由来食物繊維による食後血糖値の上昇抑制作用に関するメタアナリシスを含むシステマティックレビュー(*1)

【目的】
 健康な人を対象として、トマト由来食物繊維を含む食品の摂取が、食後血糖値の上昇を抑制する作用を示すかを検証することを目的としました。

【背景】
 日本の糖尿病有病者の割合は成人男性の18.7%、成人女性の9.3%を占めるとされています。食後血糖値の急激な上昇を繰り返すことは、糖尿病を悪化させると考えられいるため、日々の食生活において食後血糖値を正常な値に保つことは、糖尿病やそれに起因する疾患の予防において重要です。
 トマト由来食物繊維には、食後血糖値の上昇を抑制する効果が期待されており、その研究が進められています。そこで、トマト由来食物繊維による食後血糖値の上昇抑制作用を検証することといたしました。

【レビュー対象とした研究の特性】
 トマト由来食物繊維の摂取が、食後血糖値の上昇を抑制する作用を示すか検証した研究を、国内外のデータベースを使用して検索しました。対象者は疾病に罹患していない方(空腹時血糖値126 mg/dL未満)とし、トマト由来食物繊維を含む食品の摂取が、トマト由来食物繊維を含まないかトマト由来食物繊維の含量の少ない食品の摂取、もしくは何も摂取しない場合と比較して、食後血糖値や食後の血糖上昇曲線下面積(*2)に影響を与えるかを検証した研究を対象としました。2020年5月以前に発表された英語および日本語の文献を網羅的に集めた結果、3つの研究が条件を満たしていたため、この3研究をレビューの対象としました。

【主な結果】
 レビュー対象とした3研究は、いずれも空腹時血糖値が126 mg/mL未満である健康な日本人を対象に実施された臨床試験の報告であり、一日当たり1.6~2.9 gのトマト由来食物繊維を含む食品を摂取することにより、食後血糖値や食後の血糖上昇曲線下面積の有意な低下が認められていました。また、3研究の結果を統合したメタアナリシスでも有意な低下が認められました。このことから、1.6 gのトマト由来食物繊維を含む食品の摂取は、糖の吸収を抑え、食後の血糖値の上昇を抑制する機能があると結論づけました。

【科学的根拠の質】
 レビュー対象とした3研究は、いずれも概ね信頼できるものでした。トマト由来食物繊維摂取による食後血糖値の上昇抑制作用の一貫性は、評価項目によって異なるものの、総じて抑制する方向への変化が認められました。但し本調査には、対象となった個々の研究において、参加者の選定時にバイアスがなかったかどうかを厳密には評価できない、また論文化されていない試験がある等の研究の限界もあります。

(*1)システマティックレビューとは、研究論文にくまなくあたり、偏りを限りなく除きながら質の高い研究データを収集し、それらを評価、分析する調査のことです。
(*2)時間経過に伴う血糖値増加量の推移から算出した面積を指し、食品摂取による糖の吸収量の指標として用いられています。

極みの食卓(株式会社ユーワ)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品

株式会社ユーワが消費者庁に届出た機能性表示食品極みの食卓のエビデンス



株式会社ユーワが消費者庁に届出た機能性表示食品【極みの食卓】のエビデンス。口コミ評判ではありません。効果等は科学的な根拠に基づいています。届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。


この情報は確認することをおすすめします。

"極みの食卓"の表示しようとする機能性


"極みの食卓"の生産・製造や品質管理の情報(メーカー情報)


"極みの食卓"のエビデンス(科学的根拠)


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※全届出リスト(要アクセス)
株式会社ユーワ
機能性表示食品検索

【届出番号】

F132


【届出日】

2020/06/04


【届出者名】

株式会社ユーワ
(8012801003726)
楽天市場
株式会社ユーワ


【商品名】

極みの食卓


【食品の区分】

加工食品(その他)

【機能性関与成分名】
イソマルトデキストリン(食物繊維)
楽天市場
イソマルトデキストリン(食物繊維)

【表示しようとする機能性】

本品にはイソマルトデキストリン(食物繊維)が含まれます。
イソマルトデキストリン(食物繊維)は、食後の血糖値が上がりやすい方の食後の血糖値や、食後の血中中性脂肪が高めの方の食後の血中中性脂肪の上昇をおだやかにする機能が報告されており、食後の血糖値や血中中性脂肪が気になる方に適しています。
また、おなかの調子を整える機能があることが報告されています。

【想定する主な対象者】
食後の血糖値が上がりやすい健常者。食後の血中中性脂肪が高めの健常者。おなかの調子を整えたい健常者。

【安全性の評価方法】
既存情報による安全性試験結果の評価により、十分な安全性を確認している。

【安全性に関する届出者の評価】
本品の機能性関与成分であるイソマルトデキストリンはでん粉由来の食物繊維であり、米国FDA(Food and Drug Administration:食品医薬品局)によって、GRAS(Generally Recognized as Safe:一般に安全と認められる食品素材)に認定されている。認定された物質と当該製品に含まれるイソマルトデキストリンは㈱林原で製造された、同一のものである。また、既存情報の1次情報として以下の安全性試験の報告が確認されている。
1.急性毒性試験、90日間反復投与試験
ラットを用いてイソマルトデキストリンの毒性作用を単回投与、反復投与にて評価した結果、毒性は認められなかった。
2.Ames試験
細菌を用いてイソマルトデキストリンの遺伝毒性作用を評価した結果、変異原性は示されなかった。
3.ヒトにおける過剰摂取試験、長期摂取試験、下痢に対する最大無作用量
イソマルトデキストリンの過剰摂取試験(30 g/日、4週間継続摂取)および長期摂取試験(10 g/日、12週間継続摂取)を行った結果、有害事象は認められなかった。下痢に対する最大無作用量を評価した結果、0.8 g/kg-BWであると判断した。
(考察)
ヒトにおける過剰摂取試験および長期摂取試験において試験責任医師によりイソマルトデキストリンは被験者の健康に悪影響を及ぼさないと判断された。また、下痢に対する最大無作用量の検討で得られた数値は体重60 kgのヒトに換算すると39.6 gに相当し、当該製品の1日摂取目安量に含まれるイソマルトデキストリン(食物繊維)はこれに比べて十分に低い。これらの結果から、イソマルトデキストリンの安全性に関しては問題なく、イソマルトデキストリン配合の当該製品の安全性に関しても問題ないと判断した。ただし、注意喚起として「1日あたりの摂取目安量をお守りください。」「摂り過ぎや、体質、体調によりおなかがゆるくなることがあります。」と表示した。
尚、各種安全性試験で評価されたイソマルトデキストリンは当該製品に使用されているものと同じ㈱林原で製造された製品であり、同等性に問題はないと判断した。

【摂取する上での注意事項】
●本品は多量摂取により疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。食後の血糖値や血中中性脂肪が気になる方、おなかの調子を整えたい方、それぞれの1日摂取目安量を守ってください。

●摂り過ぎや、体質、体調によりおなかがゆるくなることがあります。

●食物アレルギーの方は原材料を御確認の上ご使用をお控えください。


【生産・製造・品質管理に関する基本情報】


本届出食品を製造している工場は、国内の健康補助食品GMP認定工場で、予め定められた適正な製造基準に従って製造しています。GMPとは、「適性製造規範 (Good Manufacturing Practice) 」の略で、医薬品のGMPを参考に制定されたものです。本制度に適合した工場では、以下の様な徹底した製造管理・品質管理により製品を製造しています。・使用する原料のチェックを毎回行っています。・製品毎に決められた製造方法、条件により製造されています。・製造した結果は必ず記録書として残し、賞味期限内保管しています。・製造工程中には製品毎に決められた項目のチェックを行い、最終製品においては製造ロット毎に予め決められた品質項目について分析し異常の有無を確認し品質規格を外れた製品は排除しています。・製造した製品はロット毎に、品質分析結果と製造記録を確認し、どちらも問題ない場合にのみ出荷されます。・以上の製造を異物混入や腐敗などが発生しない様に、設備環境としても作業者に対しても厳密な衛生管理体制で行っています。

【機能性の評価方法】
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。


【届出者の評価(エビデンス)】



イソマルトデキストリン(食物繊維)の血糖上昇抑制作用もしくは糖の吸収抑制作用

【ア.標題】
イソマルトデキストリン(食物繊維)の血糖上昇抑制作用もしくは糖の吸収抑制作用の検証

【イ.目的】
健常成人(妊産婦、授乳婦は除く)を対象としてイソマルトデキストリン(食物繊維)の摂取による血糖上昇抑制作用もしくは糖の吸収抑制作用があるか検証する。

【ウ.背景】
日本では食生活の変化などを背景として糖尿病に対する対策が急務となっており、食後の血糖値の管理も重要とされている。食物繊維には血糖値の上昇を抑制する機能を有するものが知られており、水溶性食物繊維であるイソマルトデキストリンにもその機能が期待されている。そこで今回、「イソマルトデキストリン(食物繊維)」の血糖上昇抑制作用もしくは糖の吸収抑制作用に関するシステマティックレビューを実施した。

【エ.レビュー対象とした研究の特性】
検索日:日本国内外の文献 2019年11月12日(PubMed, The Cochrane Library, JDreamⅢ)

検索対象期間:検索日までの全期間
対象集団の特性:健常成人(妊産婦、授乳婦は除く)
最終的に評価した論文数:2報(研究2例)
研究デザイン:ランダム化二重盲検並行群間比較試験、ランダム化二重盲検クロスオーバー試験、準ランダム化二重盲検比較試験
利益相反:本研究は、株式会社林原からの資金提供を受けて実施されたものである。

【オ.主な結果】
血糖値の上がりやすい健常成人(妊産婦、授乳婦は除く)において、イソマルトデキストリン(食物繊維)2.13 g以上の摂取で食後の血糖値の上昇を抑制し、また2.52 g以上の摂取で食事由来の糖の吸収も抑制すると考えられた。

【カ.科学的根拠の質】
採用論文は2報と少なくメタアナリシスを実施できなかったため定性的なレビューとなったが、各々ランダム化二重盲検比較試験で実施され、血糖値の上昇を抑制するという結果に一貫性があるため、信頼性は高いと考える。今後1日当たりの有効摂取量などに関してさらなる研究が望まれる。

イソマルトデキストリン(食物繊維)の血中中性脂肪上昇抑制作用

【ア.標題】
イソマルトデキストリン(食物繊維)の血中中性脂肪上昇抑制作用の検証

【イ.目的】
健常成人(妊産婦、授乳婦は除く)を対象としてイソマルトデキストリン(食物繊維)の摂取による血中中性脂肪上昇抑制作用があるか検証する。

【ウ.背景】
日本では食生活の変化などを背景として生活習慣病に対する対策が急務となっており、食後高脂血症に対する注意も重要とされている。食物繊維には食後の血中中性脂肪値の上昇を抑制する機能を有するものが知られており、水溶性食物繊維であるイソマルトデキストリンにもその機能が期待されている。そこで今回、「イソマルトデキストリン(食物繊維)」の血中中性脂肪値上昇抑制作用に関するシステマティックレビューを実施した。

【エ.レビュー対象とした研究の特性】
検索日:日本国内外の文献 2019年11月12日(PubMed, The Cochrane Library,
JDreamⅢ)
検索対象期間:検索日までの全期間
対象集団の特性:健常成人(妊産婦、授乳婦は除く)
最終的に評価した論文数:1報
研究デザイン:ランダム化二重盲検並行群間比較試験、ランダム化二重盲検クロスオーバー試験、準ランダム化二重盲検比較試験
利益相反:評価対象とした1件の研究において、研究監修機関、方針決定機関、研究実施機関は独立している。資金源は方針決定機関(㈱林原)である。本SRは、㈱林原より依頼を受け、合同会社オクトエルが実施した 。

【オ.主な結果】
食後の血中中性脂肪値が高めの健常成人(妊産婦、授乳婦は除く)において、イソマルトデキストリン(食物繊維) 2.13 g/日の摂取は安全で、食後の血中中性脂肪値上昇を抑制する効果があると考えられた。

【カ.科学的根拠の質】
採用論文は1報であるため、パブリケーション・バイアスと非一貫性については検討していない。また、メタアナリシスを実施できなかったため定性的なレビューとなった。しかしながらエビデンス・グレーディングが高いとされるランダム化二重盲検比較試験で実施されており、食後の血中中性脂肪値の上昇を抑制するという結果が後発の1次研究によって大きく変更される可能性は低いと推察される。一日当たりの有効摂取量に関するさらなる研究が報告されることが望ましい。

イソマルトデキストリン(食物繊維)の整腸作用(便通改善効果)

【ア.標題】
イソマルトデキストリン(食物繊維)の整腸作用(便通改善効果)の検証

【イ.目的】
便秘傾向者を含む健常成人(妊産婦、授乳婦は除く)を対象としてイソマルトデキストリン(食物繊維)の摂取による整腸作用(便通改善効果)があるか検証する。

【ウ.背景】
日本では食生活の西洋化などに伴い食物繊維の摂取量が不足し、摂取量の増加が求められている。イソマルトデキストリンは水溶性食物繊維であり、プレバイオティクスとしての機能が期待されている。そこで今回、「イソマルトデキストリン(食物繊維)」の整腸作用(便通改善効果)に関するシステマティックレビューを実施した。

【エ.レビュー対象とした研究の特性】
検索日:日本国内外の文献 2019年11月12日(PubMed, The Cochrane Library,
JDreamⅢ)
検索対象期間:検索日までの全期間
対象集団の特性:便秘傾向者を含む健常成人(妊産婦、授乳婦は除く)
最終的に評価した論文数:2報
研究デザイン:ランダム化二重盲検並行群間比較試験、ランダム化二重盲検クロスオーバー試験、準ランダム化二重盲検比較試験
利益相反:本システマティックレビューは、㈱林原の依頼を受け、合同会社オクトエルにて論文スクリーニング業務、統計解析業務等を実施した。

【オ.主な結果】
便秘傾向者を含む健常成人(妊産婦、授乳婦は除く)において、イソマルトデキストリン(食物繊維)4.29-12.59 g/日の摂取は安全で、排便日数を有意に増加させ、便通を改善する効果があることが明らかになった。

【カ.科学的根拠の質】
採用論文は2報と少なくメタアナリシスを実施できなかったため定性的なレビューとなったが、各々ランダム化二重盲検比較試験で実施され、便通を改善するという結果に一貫性があるため、信頼性は高いと考える。今後1日当たりの有効摂取量などに関してさらなる研究が望まれる。

クロスタニンきく芋イヌリンものすごい!(株式会社日健総本社)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品

株式会社日健総本社が消費者庁に届出た機能性表示食品クロスタニン きく芋イヌリンものすごい!のエビデンス



株式会社日健総本社が消費者庁に届出た機能性表示食品【クロスタニン きく芋イヌリンものすごい!】のエビデンス。口コミ評判ではありません。効果等は科学的な根拠に基づいています。届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。


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"クロスタニン きく芋イヌリンものすごい!"のエビデンス(科学的根拠)


過去に届出た商品の一覧は、年度別にまとめた外部サイト
機能性表示食品まとめ一覧
を参照してください。

※全届出リスト(要アクセス)
株式会社日健総本社
機能性表示食品検索

【届出番号】

F131


【届出日】

2020/06/04


【届出者名】

株式会社日健総本社
(2200001011321)
楽天市場
株式会社日健総本社


【商品名】

クロスタニン きく芋イヌリンものすごい!


【食品の区分】

加工食品(サプリメント形状)

【機能性関与成分名】
イヌリン
楽天市場
イヌリン

【表示しようとする機能性】

本品にはイヌリンが含まれます。
イヌリンには食後の血糖値の上昇を抑える機能があることが報告されています。
食後の血糖値が気になる方に適しています。

【想定する主な対象者】
食後の血糖値が気になる方(疾病に罹患している者、未成年者、妊産婦(妊娠を計画している者を含む。)及び授乳婦を除く。)

【安全性の評価方法】
既存情報による食経験の評価により、十分な安全性を確認している。

【安全性に関する届出者の評価】
1.イヌリンの摂取量と安全性
国立研究開発法人 医薬基盤・健康・栄養研究所のデータベースでは、機能性関与成分のイヌリンは、「8~14 g/日を8週間までは安全とされている。」とあり、「摂取後、腸内ガスの滞留と不快感が起きることがある。」、「有害事象としては胃腸のガス、腹部膨満感、胃痙攣がよく知られている。これらの症状は用量が30 gを超えるとさらに多くなる。」とある(1)。
GRASでは、健常者、病床者における安全性評価の結果37.5g/日まで、ヒトの臨床試験において40g/日までのイヌリンの摂取は問題ないと評価されている(2)。
ナチュラルメディシン・データベースでは、「適切に使用すれば安全なようです」、「もっとも多い副作用は胃で起きるものです。過度の使用は胃障害を起こすことがあります。”」とある(3)。
妊婦・授乳婦・小児は機能性表示食品の対象ではないが、妊婦・授乳婦において、「安全性に関して信頼できる十分な情報が見当たらないため使用を避ける。」(1)、「妊娠中および母乳授乳期の使用についてはデータが不十分です。安全性を考慮し、摂取は控えてください。」(3)とされている。小児において「サプリメントなど濃縮物として摂取する場合の安全性に関して信頼できる十分な情報が見当たらない。」(1)とある。
2.アレルギー
キク科植物に関しては一部の植物でアレルギーの事例が知られているので(1)、「食物アレルギーのある方、体調、体質によりお体に合わない場合は摂取を控えてください。」と化粧箱に注意喚起を行った。
3.まとめ
届出食品はイヌリンを1日摂取目安量当たり900mg含むことから、記載されている事象の摂取量より少なく、問題ないと考える。イヌリンはスクロースのフラクトース残基にフラクトース1~60分子がβ(2,1)結合したものであり、由来する植物の違いで機能性関与成分の消化・吸収過程に大きな差はなく、加工工程による機能性関与成分への影響も考えにくいため、上記で評価した既存情報と同等であると考える。
引用・参考文献
(1)国立研究開発法人 医薬基盤・健康・栄養研究所(国立健康・栄養研究所NIHN)データベース(イヌリン)
(2)アメリカ食品衛生局のGenerally Recognized As Safe(GRAS)
(3)ナチュラルメディシン・データベース 健康食品・サプリメント[成分]のすべて

【摂取する上での注意事項】
本品は、多量摂取により疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。摂り過ぎあるいは体質・体調によりおなかがゆるくなることがありますので、1日の摂取目安量をお守りください。食物アレルギーのある方、体調、体質によりお体に合わない場合は摂取を控えてください。


【生産・製造・品質管理に関する基本情報】


株式会社日健メディカル静岡工場で健康食品GMP(公益財団法人日本健康・栄養食品協会)に基づいた製造及び品質管理を行っている。

【機能性の評価方法】
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。


【届出者の評価(エビデンス)】



(ア)標題
イヌリンの食後血糖値上昇を抑える作用に関する研究レビュー
(イ)目的
健常な成人において、イヌリンを含む食品の摂取は、食後血糖値の上昇を緩やかにするのかを検証することを目的とした。
(ウ)背景
イヌリンは、食後の血糖濃度上昇を抑制することに加え、腸内細菌による代謝産物がインスリン感受性を向上させることにより、糖尿病患者の血糖値を適切な水準に調節することが報告されている。
しかし、健常者のみを対象としたイヌリンの当該効果に関する研究レビューの報告は確認できなかったため、健常な成人がイヌリンを含む食品を摂取すると、食後血糖値の上昇が緩やかになる効果があるかを明らかにするために研究レビューを実施した。
(エ)レビュー対象とした研究の特性
「医学中央雑誌」、「JDreamⅢ」、「PubMed」、「The Cochrane Library」を用いて論文検索を行った。外国語および日本語の論文データベースを用いて論文検索を行った。対象(P)が、疾病に罹患していない健常な成人、介入(I)がイヌリンを含む食品の摂取、対照(C)がプラセボ食品の摂取、無介入または摂取前値、アウトカム(O)が負荷食後の食後血糖値、である論文を収集した。
(オ)主な結果
5報の論文を採用した。5報中3報において、イヌリンの摂取により食後血糖値の上昇が有意に抑制されていた。境界域の者を含む論文が1報あったため、これを除いた論文群でも考えたところ、この論文群では4報中2報で有意な効果が見られていた。
(カ)科学的根拠の質
5報の採用論文はいずれもRCT試験であり、デザイン上の問題はない。限界としては、5報の結果には中程度の非一貫性がある。さらに、今回の採用論文の中には二重盲検についての記述が無いものが存在するが、エビデンス総体をみたときに致命的となるようなリスクはなく、科学的根拠の質は高いと考えられる。
したがって、本研究レビューの結果から、イヌリンの食後血糖値の上昇を緩やかにする効果は、科学的根拠があると判断した。