2020年8月20日木曜日

UHAグミサプリはちみつしょうが(味覚糖株式会社)の口コミ・効果・評判のエビデンス:機能性表示食品

味覚糖株式会社が消費者庁に届出た機能性表示食品UHA(ユーハ)グミサプリ はちみつしょうがのエビデンス



味覚糖株式会社が消費者庁に届出た機能性表示食品【UHA(ユーハ)グミサプリ はちみつしょうが】のエビデンス。口コミ評判ではありません。効果等は科学的な根拠に基づいています。届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。


過去に届出た商品の一覧は、年度別にまとめた外部サイト
機能性表示食品まとめ一覧
を参照してください。

※全届出リスト(要アクセス)
味覚糖株式会社
機能性表示食品検索

【届出番号】

F233


【届出日】

2020/07/03


【届出者名】

味覚糖株式会社
(2120001077560)
楽天市場
味覚糖株式会社


【商品名】

UHA(ユーハ)グミサプリ はちみつしょうが


【食品の区分】

加工食品(サプリメント形状)

【機能性関与成分名】
6-ジンゲロール、6-ショウガオール
楽天市場
6-ジンゲロール

6-ショウガオール

【表示しようとする機能性】

本品には6-ジンゲロール、6-ショウガオールが含まれます。
6-ジンゲロール、6-ショウガオールは、気温や室温が低い際に、末梢部位の体温を維持する機能があることが報告されています。

【想定する主な対象者】
手足の冷えが気になる方

【安全性の評価方法】
既存情報による食経験の評価により、十分な安全性を確認している。

【安全性に関する届出者の評価】
当該商品の機能性関与成分である6-ジンゲロール、6-ショウガオールは、原料として使用す る生姜抽出物に含まれる成分である。そこで、データベースを用い、生姜の安全性に関する。 情報収集を行った。国立健康・栄養研究所「健康食品」の安全性・有効性情報によると、通 常食品として適切に摂取すればおそらく安全であるとされる。生姜は古くから食用として世 界中で用いられている。特有の辛味を有しており、香辛料として使用される他、漢方にも配 合されることが多い。以上のように、生姜は一定の食経験を有しており、過剰摂取を行わな い限り、安全性に問題は無いと考えられる。

【摂取する上での注意事項】
・本品は、多量摂取により疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。
・1日の摂取目安量を守ってください。
・開封後は、チャックをしっかり閉めてお早めにお召し上がりください。
・抗凝固剤を服用中の方は医師、薬剤師に相談してください。
・通常喫食する間食の代替としてお召し上がりください。
・歯科治療材がとれる場合がありますのでご注意ください。


【生産・製造・品質管理に関する基本情報】


味覚糖株式会社奈良工場FSSC 22000認証取得(認証番号:JP12/030176)福島工場FSSC 22000認証取得(認証番号:JP14/030231)

【機能性の評価方法】
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。


【届出者の評価(エビデンス)】



【標題】
機能性関与成分 6-ジンゲロール、6-ショウガオールの摂取が体温に及ぼす影響に関する研究レビュー

【目的】
寒冷条件下で、6-ジンゲロール、6-ショウガオールが、体温の低下を抑制する機能があるかどうかを検証する。

【背景】
生姜は世界各地で食されており、古くから人々の生活に馴染みある素材である。また、生姜は食材としてだけでなく、漢方の材料としても利用される。生姜に含まれる代表的な成分として、辛味成分である6-gingerolや6-shogaol、gingeronが挙げられる。生体内に吸収されたそれらの成分は、様々な生理学的作用を及ぼす。例えば、gingeronは脂肪の燃焼を盛んにすることによってエネルギー消費を促進する作用を持つことが報告されている。
生姜に期待される効能の一つとして、冷え症の改善が挙げられる。日本人女性の約半数は冷え症であるとされ、冷えが腰痛や肩こりなどのトラブルを誘引する。そのため、特に冬のような寒冷条件下で、体の冷えは大きな悩みとなる。生姜に含まれる6-gingerolや6-shogaolの様なショウガ由来ポリフェノールに、体温を上昇させる効果あることが報告されている。しかしながら、6-ジンゲロール、6-ショウガオールの摂取が、寒冷ストレスの負荷後、体温に及ぼす影響を網羅的に解析したレビューは存在しない。本研究レビューでは、成人健常者が6-ジンゲロール、6-ショウガオールを摂取することで、寒冷ストレスの負荷後、体温にどのような影響を及ぼすかをプラセボ摂取時と比較して評価した。

【レビュー対象とした研究の特性】
PubMed、Web of Science core collection、JDream III、医中誌Webに掲載された英語ないし日本語文献のうち、6-ジンゲロール、6-ショウガオールの摂取が、寒冷ストレスの負荷後、体温に及ぼす影響を報告した文献の質評価を行った(検索日は2017年12月22日)。文献の検索時は、ヒト介入試験好ましくは無作為化比較試験に関する査読済み論文を重視し、定めた選定基準により文献を選択・採用した。採用した個々の論文については、PICOS(PECOS)の概念を基に効果の有無や「研究の質」により仕分けを行い、研究デザイン、対象者特性、機能性関与成分の摂取量や摂取期間、アウトカム等に関する情報を抽出し、集計した。さらには、利益相反、作用機序およびキャンディへの外挿性等に関して考察した上で、目的とする機能に対するエビデンスの全体像を取りまとめた。なお、一連の評価作業は原則として弊社社員3名で行い、できる限りバイアスのない評価に努めた。

【主な結果】
6-ジンゲロール2.835mg、6-ショウガオール0.23mgを摂取することで(単回摂取)、プラセボを摂取した時に比べ、寒冷ストレスの負荷後、指先の表面温度が有意に上昇するという評価に至った。

【科学的根拠の質】
6-ジンゲロール、6-ショウガオールを摂取することで、寒冷ストレスの負荷後、指先の表面温度を上昇させるという結果を示す論文1報を採用した。バイアスリスク・非直接性・非一貫性は低度であり、不精確性は高度であると評価した。また、出版バイアスは、存在の疑いありと評価した。以上の内容を総合的に評価した結果、エビデンスの強さは、機能性について示唆的な根拠があると判断した。

トリプルバリア青りんご味(日清食品株式会社)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品

日清食品株式会社が消費者庁に届出た機能性表示食品トリプルバリア 青りんご味のエビデンス



日清食品株式会社が消費者庁に届出た機能性表示食品【トリプルバリア 青りんご味】のエビデンス。口コミ評判ではありません。効果等は科学的な根拠に基づいています。届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。


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日清食品株式会社
機能性表示食品検索

【届出番号】

F232


【届出日】

2020/07/03


【届出者名】

日清食品株式会社
(7120001133929)
楽天市場
日清食品株式会社


【商品名】

トリプルバリア 青りんご味


【食品の区分】

加工食品(その他)

【機能性関与成分名】
サイリウム種皮由来の食物繊維
楽天市場
サイリウム種皮由来の食物繊維

【表示しようとする機能性】

本品にはサイリウム種皮由来の食物繊維が含まれます。
食事中の脂肪、糖、塩分の便への排出を増やし、食後の中性脂肪や血糖値の上昇を抑え、高めの血圧を下げる機能があります。
また、お通じの回数や量を増やす便通改善機能が報告されています。

【想定する主な対象者】
健常人であって、脂肪、糖、血圧が気になる方、およびおなかの調子を整えたい方に適しています。

【安全性の評価方法】
既存情報による食経験の評価により、十分な安全性を確認している。

【安全性に関する届出者の評価】
①既存情報を用いた評価
 サイリウム種皮は、インドオオバコの種皮から得られる食物繊維で、古くから緩下剤として利用されています。また、サイリウム種皮を配合した食品には、「おなかの調子を整える食品」として消費者庁から特定保健用食品の表示許可を受け販売されているものもあります。
 国立健康・栄養研究所の素材情報データベースのサイリウムの項を確認しました。その結果、適切に用いれば経口摂取でおそらく安全と思われますが、水なしでの摂取や嚥下困難者が摂取した場合に食道や胃腸に障害が起きることがあるため、充分な水とともに摂取するなどの注意が必要と記載されていました。

 以上より、サイリウム種皮には十分な食経験があり、サイリウム種皮を使用する本製品を適切な方法で摂取する場合は安全であると判断いたします。

【摂取する上での注意事項】
●本品は多量摂取により疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。1日の摂取目安量を守り、1日3本を超えないようお召し上がりください。また、多量に摂り過ぎたり、あるいは体質・体調により、一時的におなかがゆるくなることがあります。
●粉末は決して直接口に入れず、水にまぜてお召し上がりください。粉末がのどに詰まることがあります。
●本品に黒や茶色の粒子がまざっていますが、サイリウム(オオバコ)の種皮ですので、安心してお召し上がりください。
●食生活のバランスを考え、他の食品も合わせて上手にご利用ください。
●サイリウムに直接触れる業務(調合、製造等)にたずさわる人が、本製品を摂取した場合に、ごくまれに皮膚にかゆみ、発疹の過敏反応を引き起こす可能性があります。
●開封後はなるべく早めにお召し上がりください。


【生産・製造・品質管理に関する基本情報】


・株式会社シェフコ宇都宮工場 粉末品の造粒、スティックへの充填 日健栄協GMP認定工場
・株式会社シェフコ栃木工場もしくは鹿沼工場 スティック品の箱詰め 日健栄協GMP認定工場
・株式会社ヴェルテクスもしくは株式会社クレバー スティック品の箱詰め 各種認証なし

【機能性の評価方法】
最終製品を用いたヒト試験(ヒトを対象とした試験)により、機能性を評価している。
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。


【届出者の評価(エビデンス)】



本品の機能性に関する届出者の評価
食事中の脂肪の便への排出を増加させ、食後の中性脂肪値の上昇を抑制する機能について(最終製品を用いた臨床試験)
【標題】
健常人を対象とした「サイリウム種皮由来食物繊維」含有粉末飲料の食後中性脂肪値上昇抑制作用の確認
【目的】
健常な成人男女を対象とし、「サイリウム種皮由来の食物繊維」3.6gを含む本品を食事の前に摂取した時の食後血中中性脂肪値上昇抑制作用を検証した。
【背景】
脂質の割合が高い食事を摂取した際には、食後血中中性脂肪値が高い傾向を示し、食後の高い血中中性脂肪値は脂質異常症や動脈硬化性疾患のリスク因子となることが知られている。このため食後血中中性脂肪値の上昇を抑制することは健康の維持、増進に有用であると考えられる。先行研究において「サイリウム種皮由来食物繊維の摂取」が便への脂質の排出量を増加させることが明らかとなっており、脂質の便への排出増加を作用機序とした食後中性脂肪値上昇抑制作用が期待された。
【方法】
空腹時血中中性脂肪が150mg/dL未満を示した20歳以上65歳未満の男女80名を対象に、食事前に本品または対照粉末飲料を摂取し、摂取後6時間までの血中中性脂肪値を測定した。2週間後、本品または対照粉末飲料を入れ替えて摂取し、両粉末飲料の間に統計的に差があるか否かを検証した。
【主な結果】
血中中性脂肪値は、本品摂取により、対照粉末飲料摂取と比較して摂取後2,3時間後で有意に低値を示した。摂取6時間までの血中中性脂肪値iAUC(増分曲線下面積)も本品摂取により、対照飲料摂取と比較して有意に低値を示した。
【科学的根拠の質】
本試験はランダム化二重盲検クロスオーバー比較試験で行っており、特定保健用食品の臨床試験に則った方法であるので、試験結果の信頼性に問題ないものと考えられる。

食事中の糖の便への排出を増加させ、食後の血糖値の上昇を抑制する機能について(最終製品を用いた臨床試験)
【標題】
健常人を対象とした「サイリウム種皮由来食物繊維」含有粉末飲料の食後血糖値上昇抑制作用の確認
【目的】
健常な成人男女を対象とし、「サイリウム種皮由来の食物繊維」3.6gを含む本品を食事の前に摂取した時の食後血糖値上昇抑制作用を検証した。
【背景】
糖質の割合が高い食事を摂取した際には、食後血糖値が高い傾向を示し、食後高血糖は糖尿病のリスク因子となることが知られている。
このため食後血糖値の上昇を抑制することは健康の維持、増進に有用であると考えられる。先行研究において「サイリウム種皮由来食物繊維の摂取」が便への糖の排出量を増加させることが明らかとなっており、糖の便への排出増加を作用機序とした食後血糖値上昇抑制作用が期待された。
【方法】
空腹時血糖値が125mg/dL以下を示した20歳以上65歳未満の男女50名を対象に、食事前に本品または対照粉末飲料を摂取し、摂取後120 分までの血糖値を測定した。1週間後、本品または対照粉末飲料を入れ替えて摂取し、両粉末飲料の間に統計的に差があるか否かを検証した。
【主な結果】
血糖値は、本品摂取により、対照粉末飲料摂取と比較して摂取後30分後で有意に低値を示した。摂取120分後までの血糖値iAUC(増分曲線下面積)も本品摂取により、対照粉末飲料摂取と比較して有意に低値を示した。
【科学的根拠の質】
本試験はランダム化二重盲検クロスオーバー比較試験で行っており、特定保健用食品
臨床試験に則った方法であるので、試験結果の信頼性に問題ないものと考えられた。

 
食事中の塩分の便への排出を増加させ、高めの血圧を下げる機能について(最終製品を用いた臨床試験)
【標題】
食塩血圧が高めの方を対象とした「サイリウム種皮由来食物繊維含有粉末飲料」の血圧降下作用の確認
【目的】
正常高値血圧の成人男女を対象とし、「サイリウム種皮由来の食物繊維」3.6gを含む本品を長期摂取した時の血圧低下作用を検証した。
【背景】
食塩の多い食事は血圧上昇に関連があるといわれ、高血圧患者は脳・腎・心・血管疾患の発症・進展を来しやすく、血圧値を正常範囲にコントロールする必要性が認められている。このため高めの血圧を下げることは健康の維持、増進に有用であると考えられる。先行研究においてサイリウム種皮由来食物繊維の摂取が便中へのナトリウム排出量を増加させることが明らかとなっており、ナトリウムの便への排出増加を作用機序とした血圧低下作用が期待される。
【方法】
血圧が正常高値(収縮期血圧130-139mmHg、拡張期血圧85-89mmHg(高血圧治療ガイドライン2014))を示した20歳以上59歳以下の健常な成人男女72名を無作為に2群に分け1日3回の各食事の15分前に本品または対照粉末飲料を1回あたり1本(1日3本)、12週間毎日継続摂取とした。摂取前、摂取4、8および12週後に収縮期血圧および拡張期血圧を測定し、本品摂取群とプラセボ摂取群との間に統計的に差があるか否かを検証した。
【主な結果】
試験の結果、被検者全体での解析では有意な差は認められなかったものの、サブグループ解析において摂取前~摂取12週後の1日推定食塩摂取量平均値が被験者全体の平均値(11.9g/日)以上の集団において本品摂取群で摂取12週後に収縮期血圧の変化量(Δ収縮期血圧)が有意に大きく、収縮期血圧上昇を抑制した。
【科学的根拠の質】
本試験は二重盲検法による並行群間比較試験で行っており、特定保健用食品の臨床試験に則った方法であるので、試験結果の信頼性に問題ないものと考えられる。

お通じの回数や量を増やす便通改善機能について(研究レビュー)

【標題】
お通じの回数や量を増やす便通改善作用の確認
【目的】
 「サイリウム種皮由来の食物繊維」を含有した食品を摂取した場合の便通改善効果を確認する。便秘傾向者を含む健常成人を対象とした。便通改善の効果指標として糞便量、便通回数、排便日数、消化管通過時間について「サイリウム種皮由来の食物繊維」を含まない食品(プラセボ食品)を摂取した場合や「サイリウム種皮由来の食物繊維」を含有していない食品の摂取前を比較対照として評価した。
【背景】
 日本人の食事摂取基準2015年版において、成人における食物繊維摂取目標量は男性で19~20g、女性で17~18gと設定された。しかし、国民健康・栄養調査(平成25年)では、国民1人1日当たり食物繊維摂取量は成人平均値で14.7gであり、食物繊維摂取目標量に対しては3~5g程度不足していると考えられる。
 食物繊維摂取目標量は、食物繊維の摂取不足が生活習慣病の発症に関連するという報告が多いことから設定されており、食物繊維の摂取は健康の維持増進に有効であると考えられている。
【レビュー対象とした研究の特性】
 文献検索日:2015年6月16日(英文)、6月17日(和文)
 検索対象期間:データベースで利用できる最初の時点から文献検索日まで
 対象集団の特性:便秘傾向者を含む健常成人
  *便秘傾向者 特定保健用食品の対象被験者
 最終的に評価した論文数:6報
 研究デザイン:ヒトを対象とした臨床試験
 利益相反情報:日清食品ホールディングス株式会社で研究レビューを実施

【主な結果】
「サイリウム種皮由来の食物繊維」を含む食品を摂取した場合の便通改善効果について、糞便量、便通回数、排便日数、消化管通過時間を効果指標として評価した。消化管通過時間を除き、6報すべてにおいて「サイリウム種皮由来の食物繊維」を3.6g以上摂取した群で概ね改善していた。
 また、サイリウム種皮の摂取による有害事象の報告はなかった。

【科学的根拠の質】
 英語文献、日本語文献について網羅的な文献検索を実施し、最終的に評価した6報のうち、ランダム化比較試験の研究は3報であり、残りの3報はランダム化比較試験以外の研究であった。また文献の中には、盲検性が保たれていない研究や被験者数が少ない研究も存在した。否定的な研究が報告されていない疑いはあるものの、便通改善効果については一貫して肯定的な結果であると考えられた。
 このことから、科学的根拠の質は中程度と判断した。

プラリコグッドボンα(シャルーヌ化粧品株式会社)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品

シャルーヌ化粧品株式会社が消費者庁に届出た機能性表示食品PURARICO(プラリコ) グッドボンαのエビデンス




シャルーヌ化粧品株式会社
が消費者庁に届出た機能性表示食品【PURARICO(プラリコ) グッドボンα】のエビデンス。口コミ評判ではありません。効果等は科学的な根拠に基づいています。届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。


過去に届出た商品の一覧は、年度別にまとめた外部サイト
機能性表示食品まとめ一覧
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※全届出リスト(要アクセス)
シャルーヌ化粧品株式会社
機能性表示食品検索

【届出番号】

F231


【届出日】

2020/07/02


【届出者名】

シャルーヌ化粧品株式会社
(9010401079599)
楽天市場
シャルーヌ化粧品株式会社


【商品名】

PURARICO(プラリコ) グッドボンα


【食品の区分】

加工食品(サプリメント形状)

【機能性関与成分名】
非変性Ⅱ型コラーゲン、ブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボン、大豆イソフラボン
楽天市場
非変性Ⅱ型コラーゲン

ブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボン

大豆イソフラボン

【表示しようとする機能性】

本品には非変性Ⅱ型コラーゲン及びブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボン及び大豆イソフラボンが含まれます。
非変性Ⅱ型コラーゲンには膝関節の柔軟性、可動性をサポートすることが報告されています。
ブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボンは年齢とともに低下する脚の筋力に作用することにより、中高年の方の歩く力を維持することが報告されています。
大豆イソフラボンには骨の成分の維持に役立つ機能があることが報告されています。
丈夫な骨を維持したい方に適しています。

【想定する主な対象者】
健常な日本人中高年女性

【安全性の評価方法】
既存情報による安全性試験結果の評価により、十分な安全性を確認している。

【安全性に関する届出者の評価】
本届出商品は非変性Ⅱ型コラーゲン10mg、ブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボン7.2mg、大豆イソフラボン25mgを含む食品である。

【非変性Ⅱ型コラーゲン】
文献検索の結果、非変性Ⅱ型コラーゲン10mgを継続摂取した臨床試験の報告があり安全性に問題ないことが確認された。また、日本人健常者を対象とした非変性Ⅱ型コラーゲンの臨床試験(5倍量の過剰摂取の臨床試験)でも安全性が確認されている。以上のことから非変性Ⅱ型コラーゲン10mgの摂取は安全性に問題ないと判断した。

【ブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボン】
既存情報の調査では、機能性関与成分を含むブラックジンジャー抽出物を用いた臨床試験の報告があった。本届出商品の一日摂取目安量(7.2mg)以上の量であるブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボン12mg(ブラックジンジャー抽出物150mg)の12週間摂取や、ブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボン60mg(ブラックジンジャー抽出物750㎎)の4週間摂取において安全性に問題となる事象は報告されていないことから、本届出商品の原材料であるブラックジンジャー抽出物およびブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボンの安全性は高く、問題はないと判断した。

【大豆イソフラボン】
大豆イソフラボンを関与成分とする特定保健用食品として「大豆芽茶」(フジッコ株式会社)が2001年に認可されており(許可番号第337号)、ヒトへの安全性試験等により十分な安全性が確認されている。「大豆芽茶」は発売後13年経過するが健康被害の報告もない。さらに、本届出商品に使用する大豆胚芽エキス(大豆イソフラボン含有)はこれまで、サプリメントを初めとする多数の健康食品に使用されているが、重大な健康被害の報告はない。食品安全委員会の報告(「大豆イソフラボンを含む特定保健用食品の安全性評価の基本的な考え方」2006年5月)によれば、多数の既存情報の検討の結果、安全な一日摂取目安量の上限値は70mg~75mg(アグリコンとして)とされ、特定保健用食品としての大豆イソフラボンの安全な一日上乗せ摂取量の上限値は30mgとされた。したがって、本届出商品の一日摂取目安量(大豆イソフラボン25mg(アグリコン換算))はこの範囲に合致し、安全性には問題ないと考えられる。

以上のことから、本届出商品は十分安全な食品であると判断した。

【摂取する上での注意事項】
●本品は多量摂取により疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。一日摂取目安量を守ってください。
●イソフラボンを含む健康食品等との併用は避けてください。
●食物アレルギーのある方は、原材料名をご確認の上ご使用をお決めください。
●妊娠中・授乳中の方、乳幼児、小児は摂取を避けてください。


【生産・製造・品質管理に関する基本情報】


本届出商品の製造は、公益財団法人日本健康・栄養食品協会の健康補助食品GMP適合認定を取得した製造工場で、バルク製造から充填包装工程を一貫して行っており、その基準に準拠した製造及び品質管理を行っている。

【機能性の評価方法】
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。


【届出者の評価(エビデンス)】



【非変性Ⅱ型コラーゲン】
ア)標題
 非変性Ⅱ型コラーゲンによる関節の柔軟性、可動性をサポートする機能性に関する研究レビュー
イ)目的
 本研究レビューでは、健康な成人男女を対象とした非変性Ⅱ型コラーゲンを含む食品を摂取した群が、非摂取群(プラセボ群;非変性Ⅱ型コラーゲンを含まない食品を摂取したグループ)と比較して関節の柔軟性、可動性への効果について、国内外の研究論文を網羅的に調査して、科学的に評価することを目的とした。
ウ)背景
 健常者の関節には変性していない状態のⅡ型コラーゲン(すなわち非変性Ⅱ型コラーゲン)が存在しており、関節軟骨での構成割合は15~20%程度である。非変性Ⅱ型コラーゲンは、これまでに関節症患者において経口免疫寛容作用で関節の快適さ(痛みや腫れなど)に有用であることが報告されている。そこで、健常者における関節への機能性(柔軟性、可動性)における効果についても期待できると考えられる。
エ)レビュー対象とした研究の特性
 日本語及び英語文献の国内外のデータベースを用い、検索日以前において、健常者を対象に非変性Ⅱ型コラーゲンの経口摂取によって関節への機能性を検討したランダム化コントロール比較試験(RCT;Randomized Controlled Trial)を実施した文献を検索した。そこで、抽出した研究論文に対して、バイアスリスク、非直接性、非一貫性等からエビデンスの強さを評価した。
オ)主な結果
 文献調査の結果1報を採用した。この研究は、健常者において非変性Ⅱ型コラーゲン(10㎎/日)を経口摂取することにより、非摂取群と比較して関節の可動域である曲げ伸ばし範囲(すなわち柔軟性、可動性)の有意な改善が認められた。また、非変性Ⅱ型コラーゲン摂取における有害と判断される事象は認められなかった。ただし、エビデンスの強さの評価については、当該論文が1報であったことから一貫性などの分析は行えず、また研究規模が中程度であり、資金源も民間会社の研究論文であったため、エビデンス総体としては中程度と評価された。
カ)科学的根拠の質
 採択・評価された研究論文は1報ではあったが、査読付き論文であり、研究デザインがランダム化コントロール比較試験(RCT)であったため、エビデンスの質は高いと考えられる。本研究レビューにより、非変性Ⅱ型コラーゲンを10㎎/日摂取することは、関節への機能性(柔軟性、可動性)に有用であることが確認された。また、本研究レビューの限界については、未発表の研究データが存在する可能性が否定できないものの、文献検索は科学技術分野から医療分野の主要なデータベースを使用しているため、現時点で公表されている当該研究をほぼ網羅していると判断した。

【ブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボン】
ア)標題
ブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボンの歩行能力の維持に与える効果に関する定性的研究レビュー
イ)目的
健康な成人がブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボンを継続摂取したときの歩行能力に対する有効性を検証しました。
ウ)背景
身体機能は加齢により衰えていきますが、日々の運動や食事などにより維持することができると考えられます。これについて、ブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボンの摂取によって歩行能力が維持されることが報告されているため、ブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボンと歩行能力に関する研究レビューを実施し、科学的エビデンスの確認を行いました。
エ)レビュー対象とした研究の特性
国内外の学術論文のデータベースを使用して2019年9月以前の全ての論文を検索し、ヒトを対象としたランダム化二重盲検比較試験の文献2件を研究レビューの対象としました。
オ)主な結果
レビューの対象とした文献のうち、1報は60歳以上のタイ人被験者にブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボン7.2 mgを8週間継続摂取させることで、歩行能力の指標とされる6分間歩行テストにおいて、プラセボ群と比較して歩行距離が増加していました。もう1報は65歳以上の日本人被験者にブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボン12 mgを8週間継続摂取させることで、同様に6分間歩行テストにおいて、プラセボ群と比較して歩行距離が増加していました。以上の結果から、ブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボン7.2 mgを含む本届出商品には、中高年齢者において加齢により衰える歩行能力の維持に役立つ機能があると考えられました。
カ)科学的根拠の質
採用した文献数や、被験者数の観点で十分な精査には至らなかったことから、今後の研究を注視する必要があります。
一方で、採用した文献のいずれにおいても、健康な中高年齢者で有意に歩行能力の増加が認められていました。日本人を対象とした試験においても有効との結果が得られており、科学的根拠があると考えられます。
以上より、本届出商品は採用した文献と同様のブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボン7.2 mgを含有しており、中高年齢者において加齢により衰える歩行能力の維持に役立つ機能が期待できると考えられました。

【大豆イソフラボン】
ア)標題
大豆イソフラボン摂取による骨吸収(破骨細胞の働きによって骨の成分が壊れること)抑制作用について
イ)目的
健常な中高年日本人女性を対象に、大豆イソフラボンの骨吸収抑制作用について文献に基づく総合的な検証を目的とした。
ウ)背景
骨量は男女とも30歳半ばで最大に達し、加齢とともに減少する。骨は常に破骨細胞が古い骨の成分を壊し(骨吸収)、骨芽細胞が新しい骨を作る(骨形成)という骨代謝を行っている(※)が、女性は閉経後の5~10年間に骨量の急激な減少が起こる。骨吸収には女性ホルモンが大きく関わっており、女性ホルモンの分泌が低下する閉経後女性では骨吸収が亢進する。女性ホルモンに似た作用をもつ大豆イソフラボンが骨吸収を抑制するという文献が報告されているが、被験者を日本人健常者に絞って研究結果を総合的に評価したものはなかった。
エ)レビュー対象とした研究の特性
1947年から2015年に公開された英語及び日本語の文献を対象に、フジッコ株式会社社員2名が独立して2015年3月2日に検索を行った。対象文献は、健常な日本人女性を被験者としていること、用量の明確な大豆イソフラボンを摂取させていること、比較対照として大豆イソフラボンを含まない対照食を摂取させていること、骨吸収マーカーが測定されていることを条件とし、さらに研究デザインは信頼性が高いとされる無作為化コントロール比較試験(RCT)であることを条件とした。結果、10報の文献が抽出された。
オ)主な結果
10報の文献すべてにおいて、大豆イソフラボン摂取(アグリコン換算25mg/日)による骨吸収マーカーである尿中デオキシピリジノリン(DPD)量の低下、すなわち骨吸収の抑制(骨の維持)が認められた。また有害事象は認められず、安全性に問題がないことが確認された。さらに、統合可能な9報について統計学的にまとめる方法であるメタアナリシスを実施した。その結果、明らかな尿中DPDの低下が認められた。
カ)科学的根拠の質
採用した文献は全て専門家による査読を通過したものであり、研究デザインはRCTである。実験方法及び結果は共通しており、一貫性の高いものである。また出版バイアス(ネガティブな研究は公開されにくいことによる情報の偏り)は検出されなかった。よって、これらの科学的根拠の質は機能性評価に値する。文献収集は、主要なデータベースを用い、公開されている研究はほぼ網羅されたと考えられるが、未発表研究が存在する可能性は否定できず、今後の研究動向を注視していく必要がある。
※日本医師会HPより

ファイバリクサセーブ(株式会社林原)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品

株式会社林原が消費者庁に届出た機能性表示食品ファイバリクサセーブのエビデンス



株式会社林原が消費者庁に届出た機能性表示食品【ファイバリクサセーブ】のエビデンス。口コミ評判ではありません。効果等は科学的な根拠に基づいています。届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。


過去に届出た商品の一覧は、年度別にまとめた外部サイト
機能性表示食品まとめ一覧
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※全届出リスト(要アクセス)
株式会社林原
機能性表示食品検索

【届出番号】

F230


【届出日】

2020/07/02


【届出者名】

株式会社林原
(9260001005451)
楽天市場
株式会社林原


【商品名】

ファイバリクサセーブ


【食品の区分】

加工食品(その他)

【機能性関与成分名】
イソマルトデキストリン(食物繊維)
楽天市場
イソマルトデキストリン(食物繊維)

【表示しようとする機能性】

本品にはイソマルトデキストリン(食物繊維)が含まれます。
イソマルトデキストリン(食物繊維)には、食後に血糖値が上昇しやすい健常者において、食事から摂取した糖の吸収を抑える機能が報告されています。

【想定する主な対象者】
食後の血糖値が上昇しやすい健常者

【安全性の評価方法】
既存情報による安全性試験結果の評価により、十分な安全性を確認している。

【安全性に関する届出者の評価】
本品の機能性関与成分であるイソマルトデキストリンはでん粉由来の食物繊維であり、米国FDA(Food and Drug Administration:食品医薬品局)によって、GRAS(Generally Recognized as Safe:一般に安全と認められる食品素材)に認定されている。認定された物質と当該製品に含まれるイソマルトデキストリンは㈱林原で製造された、同一のものである。また、既存情報の1次情報として以下の安全性試験の報告が確認されている。
1.急性毒性試験、90日間反復投与試験
ラットを用いてイソマルトデキストリンの毒性作用を単回投与、反復投与にて評価した結果、毒性は認められなかった。
2.Ames試験
細菌を用いてイソマルトデキストリンの遺伝毒性作用を評価した結果、変異原性は示されなかった。
3.ヒトにおける過剰摂取試験、長期摂取試験、下痢に対する最大無作用量
イソマルトデキストリンの過剰摂取試験(30 g/日、4週間継続摂取)および長期摂取試験(10 g/日、12週間継続摂取)を行った結果、有害事象は認められなかった。下痢に対する最大無作用量を評価した結果、0.8 g/kg-BWであると判断した。
(考察)
ヒトにおける過剰摂取試験および長期摂取試験において試験責任医師によりイソマルトデキストリンは被験者の健康に悪影響を及ぼさないと判断された。また、下痢に対する最大無作用量の検討で得られた数値はイソマルトデキストリン(食物繊維)に換算すると0.66 g/kg-BWであり、さらに体重60 kgのヒトに換算すると39.6 gに相当し、当該製品の1日摂取目安量に含まれるイソマルトデキストリン(食物繊維)はこれに比べて十分に低い。これらの結果から、イソマルトデキストリンの安全性に関しては問題なく、イソマルトデキストリン配合の当該製品の安全性に関しても問題ないと判断した。ただし、注意喚起として「1日あたりの摂取目安量をお守りください。」「摂り過ぎ、体調によりおなかがゆるくなることがあります。」と表示した。
尚、各種安全性試験で評価されたイソマルトデキストリンは当該製品に使用されているものと同じ㈱林原で製造された製品であり、同等性に問題はないと判断した。

【摂取する上での注意事項】
・本品は多量摂取により疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。1日摂取目安量を守ってください。
・摂り過ぎや、体質、体調によりおなかがゆるくなることがあります。
・食物アレルギーの方は原材料をご確認の上ご使用をお決めください。


【生産・製造・品質管理に関する基本情報】


本品を製造する株式会社 松本園は、日本健康・栄養食品協会の健康食品GMPを取得しております。

【機能性の評価方法】
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。


【届出者の評価(エビデンス)】



イソマルトデキストリン(食物繊維)の血糖上昇抑制作用もしくは糖の吸収抑制作用

【ア.標題】
イソマルトデキストリン(食物繊維)の血糖上昇抑制作用もしくは糖の吸収抑制作用の検証

【イ.目的】
健常成人(妊産婦、授乳婦は除く)を対象としてイソマルトデキストリン(食物繊維)の摂取による血糖上昇抑制作用もしくは糖の吸収抑制作用があるか検証する。

【ウ.背景】
日本では食生活の変化などを背景として糖尿病に対する対策が急務となっており、食後の血糖値の管理も重要とされている。食物繊維には血糖値の上昇を抑制する機能を有するものが知られており、水溶性食物繊維であるイソマルトデキストリンにもその機能が期待されている。そこで今回、「イソマルトデキストリン(食物繊維)」の血糖上昇抑制作用もしくは糖の吸収抑制作用に関するシステマティックレビューを実施した。

【エ.レビュー対象とした研究の特性】
検索日:日本国内外の文献 2019年12月25日(PubMed, The Cochrane Library, JDreamⅢ)

検索対象期間:検索日までの全期間
対象集団の特性:健常成人(妊産婦、授乳婦は除く)
最終的に評価した論文数:2報(研究2例)
研究デザイン:ランダム化二重盲検並行群間比較試験、ランダム化二重盲検クロスオーバー試験、準ランダム化二重盲検比較試験
利益相反:本研究は、株式会社林原からの資金提供を受けて実施されたものである。

【オ.主な結果】
血糖値の上がりやすい健常成人(妊産婦、授乳婦は除く)において、イソマルトデキストリン(食物繊維)2.13 g以上の摂取で食後の血糖値の上昇を抑制し、また2.53 g以上の摂取で食事由来の糖の吸収も抑制すると考えられた。

【カ.科学的根拠の質】
採用論文は2報と少なくメタアナリシスを実施できなかったため定性的なレビューとなったが、各々ランダム化二重盲検比較試験で実施され、血糖値の上昇を抑制するという結果に一貫性があるため、信頼性は高いと考える。今後1日当たりの有効摂取量などに関してさらなる研究が望まれる。

LDLレスキュー(ゼリアヘルスウエイ株式会社)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品

ゼリアヘルスウエイ株式会社が消費者庁に届出た機能性表示食品LDL(エルディーエル)レスキューのエビデンス




ゼリアヘルスウエイ株式会社
が消費者庁に届出た機能性表示食品【LDL(エルディーエル)レスキュー】のエビデンス。口コミ評判ではありません。効果等は科学的な根拠に基づいています。届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。


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ゼリアヘルスウエイ株式会社
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【届出番号】

F229


【届出日】

2020/07/01


【届出者名】

ゼリアヘルスウエイ株式会社
(8010001048022)
楽天市場
ゼリアヘルスウエイ株式会社


【商品名】

LDL(エルディーエル)レスキュー


【食品の区分】

加工食品(サプリメント形状)

【機能性関与成分名】
オリーブ由来ヒドロキシチロソール
楽天市場
オリーブ由来ヒドロキシチロソール

【表示しようとする機能性】

本品にはオリーブ由来ヒドロキシチロソールが含まれています。
オリーブ由来ヒドロキシチロソールは抗酸化作用を持ち、血中のLDL-コレステロール(悪玉コレステロール)が酸化され酸化LDL-コレステロールになることを抑制させることが報告されています。
本品はLDL(悪玉)コレステロールが気になる方に適しています。

【想定する主な対象者】
疾病に罹患していないもの(未成年、妊産婦、授乳婦は除く)

【安全性の評価方法】
既存情報による食経験の評価により、十分な安全性を確認している。

【安全性に関する届出者の評価】
当該製品は新製品のため喫食実績はないが、当該製品に含まれる機能性関与成分「オリーブ由来ヒドロキシチロソール」を含む原材料である「オリーブ抽出物」については、食品原料としてサプリメントや一般食品(飲料など)用途として国内で流通している。オリーブ抽出物は、主にオリーブの果実や葉よりヒドロキシチロソールやオレウロペインなどのオリーブポリフェノールを高濃度に抽出したものである。一般的に広く流通しているオリーブ果実抽出物「HIDROX」は、ヒドロキシチロソールを6%に規格化した、GRAS物質として登録されている原材料であり、ヒドロキシチロソールについては安全性が確認されている。
また、ヒドロキシチロソールはオリーブの部位(葉や果実、オイル等)による明らかな相違はないとEFSA(European Food Safety Authority)が結論付けている。
当該製品に使用しているオリーブ葉抽出物(ヒドロキシチロソール20%含有)は、他社にて使用実績のある原材料であり、配合量としてはオリーブ葉抽出物として25~100mg(ヒドロキシチロソールとして5~20mg)のものが流通しているが、これまでに有害事象は報告されていない。
オリーブ葉抽出物を含むオリーブ抽出物は、食品原料として十分に流通実績が有ること、ヒドロキシチロソールが規格化されたオリーブ果実抽出物がGRAS物質として認定されていること、オリーブが伝統的に利用されてきたことを踏まえると、オリーブ葉抽出物は安全性の高い原材料であると考えられる。
また、当該製品に含まれるその他の原材料は、食品や食品添加物として十分な食経験のある原材料であることから、安全性に問題ないと判断した。

【摂取する上での注意事項】
●原材料をご確認の上、食物アレルギーのある方はお避けください。
●高血圧治療薬(降圧薬)や糖尿病治療薬(血糖降下薬)をご使用の方は、本品の摂取をお避けください。
●本品は多量摂取により、疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。
●一日摂取目安量を守ってください。
●乾燥剤が入っていますので、誤って召し上がらないようにご注意ください。


【生産・製造・品質管理に関する基本情報】


当該製品は、公益財団法人 日本健康・栄養食品協会から認証を受けたGMP適合工場にて、GMPに準拠した衛生管理・品質管理の下、製造している。

【機能性の評価方法】
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。


【届出者の評価(エビデンス)】



(ア)標題
当該製品「LDL(エルディーエル)レスキュー」に含まれる機能性関与成分「オリーブ由来ヒドロキシチロソール」を摂取することによる、血中の酸化LDLコレステロールの抑制作用の機能性に関する研究レビュー

(イ)目的健常成人がオリーブ由来ヒドロキシチロソールを経口摂取した際における、血中の酸化LDL-コレステロール低減効果の有無を評価することを目的とした。

(ウ)背景
地中海地方や小豆島などで、長年食経験のあるオリーブオイルは脳梗塞、心筋梗塞など循環器系の障害を予防することが示唆されている。これらの効果発現に関与する成分として、オリーブのポリフェノールが推定されている。これらのポリフェノールはガン、老化のような酸化によるダメージと関連する領域に有効であるという臨床医学研究報告がある。すなわちオリーブに多く含まれるポリフェノールには抗酸化機能があることから、LDL-コレステロールの酸化抑制が報告されている。当該製品の機能性関与成分であるヒドロキシチロソールはオリーブ中のポリフェノールの一種であり、LDL-コレステロールに対する酸化抑制作用が示唆されている。しかし酸化抑制による血中の酸化LDL-コレステロールの低減とヒドロキシチロソールの摂取の関連性をレビューした報告は今のところ無い。そこで本レビューを実施し、ヒドロキシチロソールの酸化LDL-コレステロール低減効果の有無を検証した。

(エ)レビュー対象とした研究の特性
2019年5月17日までに発表された論文のうち、健常者において、オリーブ由来ヒドロキシチロソールの経口摂取により、プラセボ群と比べて、血中の酸化LDL-コレステロールが減少しているか、その効果の有無について評価している研究を対象とした文献検索を行い、3報を採択した。

(オ)主な結果
3報を総合的に判断すると1.59mg~50mgのヒドロキシチロソールを3週間経口摂取することで、有意な血中の酸化LDL-コレステロールの減少が認められた。3報のうち1報はオリーブオイル、1報はヒマワリ油、そして1 報はビスケットとそれぞれ異なる形態を用いた研究であったが、評価対象であるヒドロキシチロソールは、いずれもオリーブ(葉や果実、オイル等)より抽出したものであり、オリーブの部位による明らかな相違ははないとEFSA(European Food Safety Authority 以下EFSA)において結論付けられていることから、機能性関与成分の同等性に問題はないものと考えられた。また当該製品のヒドロキシチロソール含有量は5.25mg/日であるが、本研究レビューにおいてヒドロキシチロソール単独で5.25mgでの有効性を示しており、当該製品の機能性は問題ないと考えられる。

(カ)科学的根拠の質
本研究レビューにおいては未発表研究データが存在する可能性は否定出来ないものの、科学技術分野から医療分野の3つの主要データベースを使用しているため現時点で公表されている当該研究を網羅できていると判断できる。しかしUMIN-CTRの使用が進んでいないため、出版バイアスの可能性は否定できない。だが今回採択した研究レビューすべてにおいて十分な有意差があり、当該機能性を十分に有していることを示すと判断した。

ウォーキン(株式会社健康家族)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品

株式会社健康家族が消費者庁に届出た機能性表示食品ウォーキンのエビデンス



株式会社健康家族が消費者庁に届出た機能性表示食品【ウォーキン】のエビデンス。口コミ評判ではありません。効果等は科学的な根拠に基づいています。届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。


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株式会社健康家族
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【届出番号】

F228


【届出日】

2020/07/01


【届出者名】

式会社健康家族
(3340001004822)
楽天市場
株式会社健康家族


【商品名】

ウォーキン


【食品の区分】

加工食品(サプリメント形状)

【機能性関与成分名】
ブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボン
楽天市場
ブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボン

【表示しようとする機能性】

本品にはブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボンが含まれます。
ブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボンは年齢とともに低下する脚の筋力に作用することにより、中高年の方の歩く力を維持することが報告されています。

【想定する主な対象者】
健康な中高年齢者(疾病に罹患している者、妊産婦(妊娠を計画している者を含む。)及び授乳婦を除く。)

【安全性の評価方法】
喫食実績の評価により、十分な安全性を確認している。
既存情報による安全性試験結果の評価により、十分な安全性を確認している。

【安全性に関する届出者の評価】
本届出商品と類似する商品の喫食実績を調査し、安全性を評価しました。
本届出商品は、機能性関与成分「ブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボン」を1日摂取目安量あたり7.2mg配合した商品です。本届出商品に類似する商品として、本届出商品の機能性関与成分「ブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボン」を1日摂取目安量あたり12 mg含有する食品が全国ドラッグストア等で販売されています。本類似商品は本届出商品と同様に経口摂取するものであり、消化・吸収過程に大きな違いがないと考えられます。また、本類似商品は2014年4月から2015年10月末までに全国ドラッグストアで累計3305万食分販売されており、喫食実績は十分と判断しました。その間、本類似商品に関する重篤な健康被害は報告されていません。
 上記の通り、喫食実績が十分であると判断しましたが、安全性に関わる更なる情報として既存情報の調査や安全性試験による評価も行いました。既存情報の調査では、機能性関与成分「ブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボン」を含むブラックジンジャー抽出物を用いた臨床試験の報告が行われていますが、有害事象は認められませんでした。
以上のことから、本届出商品と類似する食品に関する評価により、喫食実績は十分であり、本製品を適切に摂取する場合、安全性に問題ないと評価しました。

【摂取する上での注意事項】
本品は多量摂取により疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。原材料をご参照の上、食物アレルギーのある方は、ご利用をお控えください。


【生産・製造・品質管理に関する基本情報】


製品は、GMP 認証取得工場において 製造されております。また、製造ロットごとに品質管理のための 検査を行っております。三生医薬株式会社 製品 GMP 取得

【機能性の評価方法】
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。


【届出者の評価(エビデンス)】



【標題】本届出商品『ウォーキン』に含有する機能性関与成分『ブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボン』の歩行能力の維持に与える効果に関する定性的研究レビュー
【目的】健康な成人がブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボンを継続摂取したときの歩行能力に対する有効性を検証しました。
【背景】身体機能は加齢により衰えていきますが、日々の運動や食事などにより維持することができると考えられます。これについて、ブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボンの摂取によって歩行能力が維持されることが報告されているため、ブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボンと歩行能力に関する研究レビューを実施し、科学的エビデンスの確認を行いました。
【レビュー対象とした研究の特性】国内外の学術論文のデータベースを使用して2019年9月以前の全ての論文を検索し、ヒトを対象としたランダム化二重盲検比較試験の文献2件を研究レビューの対象としました。
【主な結果】レビューの対象とした文献のうち、1報は60歳以上のタイ人被験者にブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボン7.2 mgを8週間継続摂取させることで、歩行能力の指標とされる6分間歩行テストにおいて、プラセボ群と比較して歩行距離が増加していました。もう1報は65歳以上の日本人被験者にブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボン12 mgを8週間継続摂取させることで、同様に6分間歩行テストにおいて、プラセボ群と比較して歩行距離が増加していました。以上の結果から、ブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボン7.2 mgを含む本届出商品には、中高年齢者において加齢により衰える歩行能力の維持に役立つ機能があると考えられました。
【科学的根拠の質】採用した文献数や、被験者数の観点で十分な精査には至らなかったことから、今後の研究を注視する必要があります。
一方で、採用した文献のいずれにおいても、健康な中高年齢者で有意に歩行能力の増加が認められていました。日本人を対象とした試験においても有効との結果が得られており、科学的根拠があると考えられます。
以上より、本届出商品は採用した文献と同様のブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボン7.2 mgを含有しており、中高年齢者において加齢により衰える歩行能力の維持に役立つ機能が期待できると考えられました。

アサヒスタイルバランスプラスシークァーサーサワーテイスト(アサヒビール株式会社)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品

アサヒビール株式会社が消費者庁に届出た機能性表示食品アサヒスタイルバランスプラスシークァーサーサワーテイストのエビデンス



アサヒビール株式会社が消費者庁に届出た機能性表示食品【アサヒスタイルバランスプラスシークァーサーサワーテイスト】のエビデンス。口コミ評判ではありません。効果等は科学的な根拠に基づいています。届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。


過去に届出た商品の一覧は、年度別にまとめた外部サイト
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アサヒビール株式会社
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【届出番号】

F227


【届出日】

2020/07/01


【届出者名】

アサヒビール株式会社
(9010601039873)
楽天市場
アサヒビール株式会社


【商品名】

アサヒスタイルバランスプラスシークァーサーサワーテイスト


【食品の区分】

加工食品(その他)

【機能性関与成分名】
難消化性デキストリン(食物繊維)
楽天市場
難消化性デキストリン(食物繊維)

【表示しようとする機能性】

本品には難消化性デキストリン(食物繊維)が含まれます。
難消化性デキストリン(食物繊維)には食事の脂肪や糖分の吸収を抑える機能があることが報告されています。

【想定する主な対象者】
血中中性脂肪がやや高めの20歳以上の健常成人、食後の血糖値が気になる20歳以上の健常成人

【安全性の評価方法】
既存情報による食経験の評価により、十分な安全性を確認している。

【安全性に関する届出者の評価】
本品には、機能性関与成分として難消化性デキストリンが1本当たり5g含まれています。難消化性デキストリンとは、トウモロコシでん粉から作られた水溶性の食物繊維です。難消化性デキストリンは特定保健用食品にも多数使用されており、国内で広く摂取されている食品素材です。
 本品の食経験を評価するため、国立研究開発法人医薬基盤・健康・栄養研究所「「健康食品」の安全性・有効性情報、素材情報データベース」および「ナチュラルメディシン・データベース」を検索しましたが、一日の摂取目安量の3倍量でも健康被害情報はありませんでした。また、本品には難消化性デキストリンが5g含まれていますが、これは特定保健用食品・規格基準型の難消化性デキストリンで定められた一日摂取目安量である3~8gの範疇です。
 以上より、難消化性デキストリンを一日の目安量として5g程度摂取する場合の安全性に問題はないと考えられました。
 但し、難消化性デキストリンの緩下作用から、本品を一度に10本程度飲用した場合に下痢症状を起こす可能性があることから、本品を飲用される方の体質・体調を考え(3)に記載の摂取上の注意を容器に表示しております。尚、上記データベース上に医薬品との相互作用に該当する情報はありませんでした。
 以上の情報を総合し、本品の安全性に問題はないと考えます。

【摂取する上での注意事項】
摂り過ぎあるいは体質・体調によりおなかがゆるくなることがあります。


【生産・製造・品質管理に関する基本情報】


本品は、FSSC22000、総合衛生管理製造過程のいずれか、もしくは両方を取得し、衛生管理や規格外製品の流通防止の体制等を整備した施設において製造を行っています。

【機能性の評価方法】
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。


【届出者の評価(エビデンス)】



1.食事から摂取した脂肪の吸収を抑える機能
(ア)標題
 難消化性デキストリンを用いた健常成人に対する脂肪の吸収抑制作用に関するシステマティックレビュー(メタアナリシス)
(イ)目的
 健常成人における難消化性デキストリンの単回摂取が、プラセボの単回摂取と比較し、脂肪の吸収抑制作用を示すか検証しました。
(ウ)背景
 現在、食生活の欧米化や慢性的な運動不足などにより、我が国におけるメタリックシンドロームをはじめとした生活習慣病の患者数が増加しています。脂質異常症の一つとして食後に血中中性脂肪値の高い状態が長時間継続する食後高脂血症が、動脈硬化症や冠動脈疾患の発症を早めるリスク因子であることが明らかとなってきており、食後血中中性脂肪値の上昇を抑制する食品素材が注目されています。そのため、ヒトで食事から摂取した脂肪の吸収を抑制し食後の血中中性脂肪値の上昇を抑制することが知られている難消化性デキストリンの機能についてレビューを行いました。
(エ)レビュー対象とした研究の特性
 健常成人および血中中性脂肪がやや高めの成人を対象とし、試験群に難消化性デキストリンを含有した食品(または飲料)を、また対照群に有効成分を含まない食品(または飲料)を用い、摂取した脂肪の吸収の程度を反映していることが知られている食後血中中性脂肪濃度曲線下面積(AUC 0-6hr)を評価指標としているランダム化比較試験を対象に、国内外の文献検索サイトで網羅的な検索を行いました。
(オ)主な結果
 9報のRCT論文が抽出され、統計解析の結果、難消化性デキストリン5~9gを単回摂取することにより、介入群では対照群と比べて食後血中中性脂肪濃度曲線下面積(AUC 0-6hr)が有意に低下することが確認されました。また、推奨1回摂取量は5 gが妥当と考えられました。なお、機能性表示食品の対象者である健常成人のみを対象とした場合でも同様の効果が確認されました。
(カ)科学的根拠の質
バイアスが認められましたが、その影響は統計的に小さいと考えられ、例数が多く研究間の結果に差がない(不精確性や研究間の異質性がない)ことから、得られた科学的根拠は強いと判断しました。ただし、未報告研究の存在や出版バイアスの可能性が否定できないため、引き続き検証する必要があると考えます。

2.食事から摂取した糖の吸収を抑える機能
(ア)標題
 難消化性デキストリンを用いた健常成人に対する糖の吸収抑制作用に関するシステマティックレビュー(メタアナリシス)
(イ)目的
 健常成人における難消化性デキストリンの単回摂取が、プラセボの単回摂取時と比較して、糖の吸収抑制作用を示すか検証を行いました。
(ウ)背景
現在、糖尿病患者数の増加は、超高齢社会を迎えた日本において極めて深刻な問題のひとつとなっています。糖尿病に罹患しないためには、食事療法などにより食後血糖値をコントロールすることが非常に重要であることから、食事から摂取した糖質の吸収を抑制し食後血糖値の上昇を抑制する食品素材が注目されています。そのため、ヒトで食事から摂取した糖の吸収を抑制し食後の血糖上昇抑制作用を有することが知られている難消化性デキストリンの機能についてレビューを行いました。
(エ)レビュー対象とした研究の特性
 健常成人を対象とし、試験群に難消化性デキストリンを含有した食品(または飲料)を、また対照群に有効成分を含まない食品(または飲料)を用い、摂取した糖の吸収の程度を反映していることが知られている食後血糖濃度曲線下面積(AUC 0-6hr)を評価指標としているランダム化比較試験を対象に、国内外の文献検索サイトで網羅的な検索を行いました。
(オ)主な結果
 24報のRCT論文が抽出され、統計解析の結果、難消化性デキストリン5~9gを単回摂取することにより、介入群では対照群と比べて食後血糖濃度曲線下面積(AUC 0-6hr)が有意に低下することが確認されました。また、推奨1回摂取量は5 gが妥当と考えられました。
(カ)科学的根拠の質
バイアスが認められましたが、その影響は統計的に小さいと考えられ、例数が多く研究間の結果に差がない(不精確性や研究間の異質性がない)ことから、得られた科学的根拠は強いと判断しました。ただし、未報告研究の存在や出版バイアスの可能性が否定できないため、引き続き検証する必要があると考えます。

アドラーフォー(キューオーエル・ラボラトリーズ株式会社)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品

キューオーエル・ラボラトリーズ株式会社が消費者庁に届出た機能性表示食品ADLER04(アドラーフォー)のエビデンス



キューオーエル・ラボラトリーズ株式会社が消費者庁に届出た機能性表示食品【ADLER04(アドラーフォー)】のエビデンス。口コミ評判ではありません。効果等は科学的な根拠に基づいています。届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。


過去に届出た商品の一覧は、年度別にまとめた外部サイト
機能性表示食品まとめ一覧
を参照してください。

※全届出リスト(要アクセス)
キューオーエル・ラボラトリーズ株式会社
機能性表示食品検索

【届出番号】

F226


【届出日】

2020/07/01


【届出者名】

キューオーエル・ラボラトリーズ株式会社
(9010001145900)
楽天市場
キューオーエル・ラボラトリーズ株式会社


【商品名】

ADLER04(アドラーフォー)


【食品の区分】

加工食品(サプリメント形状)

【機能性関与成分名】
GABA
楽天市場
γ-アミノ酪酸(GABA)

【表示しようとする機能性】

本品にはGABAが含まれています。
GABAには仕事や勉強による一時的な精神的ストレスや疲労感を緩和する機能があることが報告されています。

【想定する主な対象者】
仕事や勉強による一時的な精神的ストレスや疲労感が気になる方。

【安全性の評価方法】
既存情報による安全性試験結果の評価により、十分な安全性を確認している。

【安全性に関する届出者の評価】
当該食品は機能性関与成分GABAを一日摂取目安量あたり28mg配合した錠剤形状の加工食品である。

GABAは野菜や果物、穀物などに多く含まれているアミノ酸の一種であり、例えばナスやトマトには100gあたりGABAが20~50mg含まれている。また、GABAは特定保健用食品の関与成分として知られており、GABAを配合した特定保健用食品が市販されている。食品安全委員会において、特定保健用食品の食品健康影響評価が審議されており、GABAを関与成分とする複数の特定保健用食品(一日摂取目安量あたりのGABA配合量10mg~80mg)について、適切に摂取される場合には、安全性について問題がないとの判断がなされている。

当該食品に含まれるGABAと同じ原料メーカーのGABAを配合した食品は、2003年頃より多数の商品が販売されている。原料メーカーから発売されたGABA配合の錠剤形状食品(2003年発売、一日摂取目安量あたりのGABA配合量120mg)をはじめとして、一日摂取目安量あたりGABAを数mg~200mg程度配合した各種製品が日本全国で販売されているが、これまでにGABAが原因となる重篤な健康被害は報告されていない。
さらに、GABAの安全性に関しての研究報告をデータベースで検索したところ、日本人を対象とした安全性試験が23報あった。11.5~1000mgのGABAを配合した食品を4週間~16週間摂取した場合に、軽度の自覚症状の変化を訴える事例はあるものの臨床上問題となる異常変動等はなく、23報すべての研究報告において安全性に問題はなかったことが報告されている。
GABAは分子量103の単一の低分子化合物であり、基原によらずGABAの性状は一定である。従って、各安全性試験で用いられたGABAと当該製品に含まれるGABAは同等であると言える。このため、安全性試験の結果を当該製品に含まれるGABAの安全性として判断することに問題はないと考えられる。

以上のことから、機能性関与成分GABAを配合した当該食品の安全性に問題はないと考えられる。

【摂取する上での注意事項】
●降圧剤を服用している方は医師、薬剤師に相談してください。
●原材料をご参照のうえ、食物アレルギーのある方は、お召し上がりにならないでください。
●植物由来の原料を使用しておりますので、色調等にばらつきがある場合がありますので、安心してお召し上がりください。


【生産・製造・品質管理に関する基本情報】


公益財団法人 日本健康・栄養食品協会による健康補助食品GMP認定工場にて製造。
・株式会社AFC-HD アムスライフサイエンス 本社工場(国内GMP)
・株式会社AFC-HD アムスライフサイエンス 第二工場(国内GMP)
・株式会社AFC-HD アムスライフサイエンス 国吉田工場(国内GMP)

【機能性の評価方法】
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。


【届出者の評価(エビデンス)】



【標題】GABAの、精神的負荷による一時的な精神的ストレスの緩和効果について。

【目的】健康な成人日本人がGABAを含む食品またはGABAそのものを摂取した場合と、GABAを含まない食品を摂取した場合で、精神的負荷による一時的な精神的ストレスの緩和効果に違いがあるかどうかを検証することを目的とした。

【背景】GABAにはストレス緩和効果があることが一般的に知られている。GABAを配合した本機能性表示食品を販売するにあたり、改めてGABA配合食品の機能について検証するため、本研究レビューを行った。

【レビュー対象とした研究の特性】2017年7月3日に、2017年7月までに発表された論文を対象にして検索を行った。レビュー対象は、健康な成人を研究対象とした無作為化対照試験(GABAを含む食品を摂取する人とGABAを含まない食品を摂取する人を無作為に分け、それぞれの結果を照らし合わせて評価する試験)またはこれに準じる形の試験の査読付論文(専門家による審査を経た論文)とした。最終的に評価した論文は7報あった。利益相反(研究の結果に影響を与え得る利害関係)について、記述がない論文もあったが特に問題となるものはなかった。

【主な結果】脳波、副交感神経活動、唾液中のクロモグラニンA及びコルチゾール、主観的疲労感の各指標によりストレス、疲労感を評価した。これらの指標は一時的な精神的ストレス、疲労感を評価するのに一般的に用いられ、表示しようとする機能性を評価するのに適した指標である。結果として、28mg~100mgのGABAを含んだ食品は、GABAを含まない食品と比較して、精神的負荷による一時的な精神的ストレスや疲労感を緩和する有意な効果(統計学上、偶然ではなく意味のある効果)が認められた。

【科学的根拠の質】収集した論文の中には、研究方法に偏り(バイアス)があり、結果が正しく出ない可能性があるものがあった。また、効果がないとする研究結果が論文として発表されていない可能性があった。これらの問題点は残るものの、ほぼすべての論文で、適切な被験者数で、かつ、本研究レビューの目的に合った条件で試験がなされており、本研究レビューで評価した論文は直接的な科学的根拠として問題のないものであった。ただし、効果があったとする論文中では被験者は28mg~100mgのGABAを摂取しており、この量以下の量を摂取する場合にはGABAの効果は確認されておらず注意が必要である。