2019年5月18日土曜日

HMBチャレンジ(日本ケフィア株式会社)の口コミ・効果・評判のエビデンス:機能性表示食品


日本ケフィア株式会社が消費者庁に届出た機能性表示食品【HMB(エイチエムビー)チャレンジ】の届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。


【届出番号】
D666
【届出日】
2019/03/26
【届出者名】
日本ケフィア株式会社
楽天市場
日本ケフィア株式会社の商品一覧
【商品名】
HMB(エイチエムビー)チャレンジ
GOOGLEで検索してみる!
【食品の区分】
加工食品(サプリメント形状)
【機能性関与成分名】
カルシウム ビス-3-ヒドロキシ-3-メチルブチレートモノハイドレート(HMBカルシウム)
楽天市場
カルシウム ビス-3-ヒドロキシ-3-メチルブチレートモノハイドレート(HMBカルシウム)を含む商品一覧
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【表示しようとする機能性】
本品には、カルシウム ビス-3-ヒドロキシ-3-メチルブチレートモノハイドレート(HMBカルシウム)が含まれます。カルシウム ビス-3-ヒドロキシ-3-メチルブチレートモノハイドレート(HMBカルシウム)には、自立した日常生活を送る上で必要な筋肉量及び筋力の維持・低下抑制に役立つ機能が報告されています。また、この機能と共に運動との併用により腹部の脂肪の減少に役立つ機能が報告されています。
【想定する主な対象者】
スポーツ選手やトレーニングされた者を除いた健康で肥満気味[BMIが25以上30未満]なシニア(自立した日常生活を送る上で必要な筋肉量や筋力が気になる方)
【安全性の評価方法】
喫食実績の評価により、十分な安全性を確認している。
既存情報による安全性試験結果の評価により、十分な安全性を確認している。
【安全性に関する届出者の評価】
①喫食実績による食経験の評価
 当該届出商品は、機能性関与成分であるカルシウム ビス-3-ヒドロキシ-3-メチルブチレートモノハイドレート(HMBカルシウム)【以下、「HMBカルシウム」と記載】を一日摂取目安量当たり3g含有する食品です。原料メーカーの実績によると当該届出商品と類似する食品の2012年8月~2017年7月の5年間における販売量はHMBカルシウム換算で約4.3t(約1,410,000食に相当、30日分換算で約47,000個に相当)でした。これらの類似する食品は年齢や性別を問わず全国規模にて販売されていますが、これまでに重篤な健康被害の報告は受けていません。

②既存情報による安全性試験の評価
 研究者等が調査・作成したデータベースにおいて機能性関与成分のHMBカルシウムは、一日3g以下の使用については安全と考えられる旨の記載があります。なお、データベースを用いた調査の結果、医薬品との相互作用に関する報告はありませんでした。

 以上のことから、当該届出商品は摂取目安量を守り適切に摂取する場合、安全性に関し問題はないと判断しました。但し、本品にはカルシウムが含まれることからカルシウムの過剰摂取にならないよう注意が必要です。摂取上の注意事項を守ってください。
【摂取する上での注意事項】
・本品は、多量摂取により疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。本品の一日摂取目安量当たりにはカルシウムが471mg含まれます。カルシウムの過剰摂取にならないよう注意してください。一日摂取目安量を守ってください。栄養機能食品(カルシウム)などカルシウムを豊富に含む食品を摂取する場合は、本品のご使用はお控えください。
・原材料名をご参照の上、食物アレルギーの心配のある方はご利用をお控えください。
【生産・製造・品質管理に関する基本情報】
本届出食品を委託している工場である、製品バルク製造及び包装製造を行うアリメント工業株式会社 本社工場では国内GMP及び米国GMP認定工場であり、さらに食品安全の管理システムISO22000の認証も取得しています。また、包装製造を行う日成興産株式会社 中工場では、GMPの認証を取得しています。製品バルク製造及び包装製造は適正な製造基準に従って本届出食品を製造しています。
【機能性の評価方法】
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。
【届出者の評価】

標題:カルシウム ビス-3-ヒドロキシ-3-メチルブチレートモノハイドレート(HMBカルシウム)【以下、「HMBカルシウム」と記載】による筋肉、筋力、及び体脂肪に関する研究レビュー

目的:スポーツ選手やトレーニングされた者を除いた健康な者に、HMBカルシウムを摂取させると、摂取しない場合または摂取前に比べて、筋肉量及び筋力が増加したり低下が抑制されて維持したりするか、また、体脂肪が減少するか、の検証を目的としました。

背景:自立した日常生活を送り続ける上で、心身機能の維持及び向上は不可欠であり、筋肉量及び筋力の維持・低下抑制は重要な要素です。また、体脂肪の蓄積抑制や減少による適正体重の維持は健康の維持及び増進において重要です。HMBカルシウムは、複数の文献で筋肉、筋力、及び体脂肪に関する効果が報告されていますが、効果を総合的に評価した研究レビューはありませんでした。

レビュー対象とした研究の特性:文献データベースを用いて、上記の目的に関連する論文を検索しました (検索日 2018年9月23日、2018年9月27日)。またハンドサーチを実施しました(検索日2018年9月27日)。最終的に7報のランダム化比較試験の論文を採択しました。本研究レビュー実施にあたっての利益相反はありません。

主な結果:HMBカルシウムの摂取は、自立した日常生活を送る上で必要な筋肉量及び筋力の維持・低下抑制に役立つことが示唆されました。また、これに付随して運動との併用により腹部の脂肪の減少に役立つことが示唆されました。届出しようとする機能性が確認された一日当たりのHMBカルシウムの摂取量は3gでした。なお、重篤な副作用はみられませんでした。

科学的根拠の質:研究の限界としてはスポーツ選手やトレーニングされた者、及び日本人を対象とした報告が含まれていないことが挙げられます。採択した文献にスポーツ選手やトレーニングされた者を対象とした試験は含まれていませんでしたので、トレーニング等で鍛えられた方への有効性は不明です。なお、採択した論文はいずれも海外での研究でしたが、日本人やアジアで行われた研究においても同様の結果が報告されていることから、日本人においても同様の機能が期待できると考えられます。
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機能性表示食品は、平成27年度から始まった制度です。
目 次
平成30年度一覧
平成29年度一覧
平成28年度届出
B1-B50 B51-B100 B101-B150 B151-B200 B201-B250 B251-B300 B301-B400 B401-B500 B501-B600 B601-B620
平成27年度届出
A1-A50  A51-A100 A101-A150 A151-A200 A201-A250 A251-A300 A301-A310

アルビータアスタキサンチンアイ(株式会社アルビータ)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品


アルビータが消費者庁に届出た機能性表示食品【アルビータ アスタキサンチンアイ】の届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。


【届出番号】
D665
【届出日】
2019/03/26
【届出者名】
株式会社アルビータ
楽天市場
株式会社アルビータの商品一覧
【商品名】
アルビータ アスタキサンチンアイ
GOOGLEで検索してみる!
【食品の区分】
加工食品(サプリメント形状)
【機能性関与成分名】
アスタキサンチン
楽天市場
アスタキサンチンを含む商品一覧
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【表示しようとする機能性】
本品にはアスタキサンチンが含まれます。アスタキサンチンには、パソコンやスマートフォンなどの使用による、目の疲労感や肩の負担を軽減する機能があることが報告されています。
【想定する主な対象者】
パソコン、スマートフォンなどを使用している健常成人
【安全性の評価方法】
既存情報による食経験の評価により、十分な安全性を確認している。
既存情報による安全性試験結果の評価により、十分な安全性を確認している。
【安全性に関する届出者の評価】
1. 既存情報による食経験の評価
アスタキサンチンの安全性情報としては、食品に含まれる量であればおそらく安全であり、副作用は報告されておりません。また、健康食品、サプリメントとしてアスタキサンチンを単独で摂取した場合においても、1日4-40mg、12週間までの摂取で、安全であることが確認されています。
2. 既存情報による安全性試験結果の評価
アスタキサンチンを用いた反復毒性試験、催奇形性試験、変異原性試験において異常は認められず、ヒト臨床試験により12週間の長期摂取および1日摂取目安量の5倍量の過剰摂取における安全性に問題ないことが確認されています。
3. 医薬品との相互作用
アスタキサンチンと薬物を併せて摂取した場合の相互作用は確認されておりません。
4. まとめ
以上より、アスタキサンチンを1日あたり6mg摂取することの安全性に問題ないと評価いたしました。
【摂取する上での注意事項】
原材料をご確認のうえ、食物アレルギーのある方は召し上がらないでください。
【生産・製造・品質管理に関する基本情報】
本商品を製造委託している工場は、国内GMP及び米国GMP認定工場であり、さらに食品安全の管理システムISO22000の認証も取得しています。適正な製造基準に従ってこの商品を製造しています。
【機能性の評価方法】
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。
【届出者の評価】

標題:機能性関与成分アスタキサンチンの摂取による視機能(調節機能)の改善および疲れ眼を軽減する機能に関する研究レビュー
目的:アスタキサンチンによる健常者の眼の調節機能の改善、疲れ眼およびそれに伴う全身症状を軽減する機能がみられるか評価することを目的とし、研究レビュー(公開済みの研究報告を検索、整理し、評価した報告)を行いました。
背景:アスタキサンチンはカロテノイドの一種で、抗酸化作用など様々な機能を持つことが知られています。これまで、アスタキサンチンによる眼の調節機能の改善や疲れ眼を軽減する機能性について複数の研究が実施されていますが、包括的に整理したレビューは実施されていませんでした。
レビュー対象とした研究の特性:健常成人を対象に対照群(プラセボ摂取群)を用いてアスタキサンチン摂取の効果を評価した試験を対象とし、複数のデータベースを用いて論文検索を行いました。6報の論文が対象となり、すべてが、事実を示す可能性が高いとされる試験デザイン(ランダム化比較試験)を用いた研究でした。
主な結果:アスタキサンチンには、日本人健常者が6 mg/日を摂取することにより、眼の調節機能を改善し、疲れ眼および肩の負担を軽減する機能を有する可能性が高いことが明らかとなりました。アスタキサンチン6mg/日の摂取で「眼のピント調節機能」に関する項目において、アスタキサンチン5mg/日の摂取で「自覚症状としての疲れ眼」に関する項目において、それぞれプラセボ群と比べて有意に改善・軽減していました。すべての論文において、アスタキサンチンの摂取との因果関係が考えられる有害事象は確認されませんでした。
科学的根拠の質:このレビューには、いくつかの限界があります。国内外の文献データベースを使用しましたが、英語と日本語のみを検索のキーワードとしたため、他言語で書かれている文献がないとは断定できません。さらにメタアナリシス(複数の研究の結果を統合する統計解析)による検証が行われていないことも挙げられます。しかし、現時点において後発の研究によって結果が大きく変更される可能性は低いと考えました。
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機能性表示食品は、平成27年度から始まった制度です。
目 次
平成30年度一覧
平成29年度一覧
平成28年度届出
B1-B50 B51-B100 B101-B150 B151-B200 B201-B250 B251-B300 B301-B400 B401-B500 B501-B600 B601-B620
平成27年度届出
A1-A50  A51-A100 A101-A150 A151-A200 A201-A250 A251-A300 A301-A310

アイソカルサポートファイバー7.2g×14(ネスレ日本株式会社)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品


ネスレ日本株式会社が消費者庁に届出た機能性表示食品【アイソカルサポートファイバー7.2g×14】の届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。


【届出番号】
D664
【届出日】
2019/03/25
【届出者名】
ネスレ日本株式会社
楽天市場
ネスレ日本株式会社の商品一覧
【商品名】
アイソカルサポートファイバー7.2g×14
GOOGLEで検索してみる!
【食品の区分】
加工食品(サプリメント形状)
【機能性関与成分名】
グアーガム分解物(食物繊維)
楽天市場
グアーガム分解物(食物繊維)を含む商品一覧
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【表示しようとする機能性】
本品にはグアーガム分解物(食物繊維)が含まれます。
グアーガム分解物(食物繊維)は腸に届いて有用菌(善玉菌)に働き、便秘気味の方の排便回数・排便量を増やし便通を改善することが報告されています。
グアーガム分解物(食物繊維)は、食後の血糖値の上昇を抑えることが報告されています。
便秘気味、または食後の血糖値が気になる健常者に適した食品です。
【想定する主な対象者】
便秘気味、または食後の血糖値が気になる健常者
【安全性の評価方法】
既存情報による食経験の評価により、十分な安全性を確認している。
既存情報による安全性試験結果の評価により、十分な安全性を確認している。
【安全性に関する届出者の評価】
1.既存情報による食経験
グアーガム分解物が配合された食品は国内で多数販売され、特定保健用食品にも使用されている。さらに、米国ではGRAS(一般に安全性が高いとされている食品群)として使用されている安全性の高い素材である。
本届出商品に含まれるグアーガム分解物は、特定保健用食品の関与成分と同等であり、安全性には問題がないと判断できる。

2.安全性試験による評価
既存情報による安全性試験の評価の結果から1日当たりグアーガム分解物(食物繊維)3.4~5.2g の長期摂取および10.2~30.6g の過剰摂取において、安全性に問題がないことが確認されている。

以上の結果より、本届出商品の1日の摂取目安量はグアーガム分解物(食物繊維)5.2g であることから、安全性には問題がないと判断した。

3.医薬品との相互作用
データベースを用いた調査の結果、医薬品との相互作用に関する報告はなかった。

以上より、グアーガム分解物(食物繊維)は、重大な健康被害の報告が無く、過剰摂取による有害事象が認められないことから、安全性に関しては問題ないと判断した。
【摂取する上での注意事項】
本品は濃厚流動食ではありません。
一日摂取目安量を守ってください。一度に大量に摂ると、一時的におなかがゆるくなることがあります。
開封時に変色や異味、異臭のあるもの及び固まっているものは使用しないでください。
袋が破損、粉漏れしている場合、使用しないでください。
本品は食物繊維を含むため、おなかの張りやガスなどが生じる場合があります。おなかの調子が気になる場合、必要に応じて医師・栄養士等にご相談ください。
飲み物や料理に入れる場合、温度や溶かし方により、溶け残りやダマになることがありますが、品質には問題ありません。
緑茶などのポリフェノールを多く含むものに添加すると黒っぽく変色することがありますが、品質には問題ありません。
【生産・製造・品質管理に関する基本情報】
届出商品の製造に関しては、公益財団法人日本健康・栄養協会のGMP認証を取得した工場で製造しており、生産・管理体制もその認証基準に基づいている。
【機能性の評価方法】
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。
【届出者の評価】

評価する機能性の項目:
グアーガム分解物(食物繊維)は腸に届き、便秘気味の方のお通じを改善する機能が報告されています。
(ア)標題
グアーガム分解物(食物繊維)の摂取による、便秘気味の方のお通じを改善する機能の評価
(イ)目的
健常者(便秘気味の方を含む)に、最終製品“アイソカルサポートファイバー7.2g×30”に含有する機能性関与成分グアーガム分解物(食物繊維)を摂取させると、プラセボと比べお通じを改善するかについて明らかにする目的で調査しました。
(ウ)背景
グアーガム分解物は水溶性食物繊維の一種であり、腸内細菌の中でもビフィズス菌などの有用菌を増加させ、酪酸などの短鎖脂肪酸を増加させます。このことから腸内環境が改善し、お通じを改善する機能が報告されています。しかし、グアーガム分解物の摂取が、お通じを改善する効果について、個々の文献では報告されているものの、それらが網羅的に評価された文献はなかったため、効果の有無を結論付けることは出来ませんでした。そこで、検証が必要となりました。
(エ)レビュー対象とした研究の特性
1971年~2015年に公開された文献を対象として4つのデータベースを用い、日本語文献検索は2015年5月27日に、英語文献検索は2015年5月6日に実施しました。健常者(便秘気味の方を含む)を対象集団とし、グアーガム分解物摂取群とプラセボ摂取群とを比較した試験デザインである2報の文献を評価しました。これらの2文献は原料を販売している企業(太陽化学㈱)と利益相反はない企業により実施されました。また、掲載雑誌に著者との利益相反はありません。
(オ)主な結果
選定された2報を評価した結果、1日当たりグアーガム分解物(食物繊維)5.2gを摂取することにより、排便回数、排便量が有意に増加することが認められました。
(カ)科学的根拠の質
選定された文献が2報だったため、出版バイアスなどの評価には至らず、未報告研究の存在が否定できないことが研究の限界として挙げられます。採用文献については、試験方法に関して文献中の記述が十分でない箇所があるため、試験方法が適切でない可能性は完全には否定できませんが、いずれの文献も、対象者、被験食、比較するための対照、試験項目が調査の目的に合致したものであり、かつ結果は肯定的であったため、レビュー結果は信頼できるものであると考えられます。


評価する機能性の項目:
グアーガム分解物(食物繊維)は、食後血糖のピーク値を抑える機能が報告されています。
(ア)標題
グアーガム分解物(食物繊維)の摂取による、食後血糖のピーク値を抑える機能の評価
(イ)目的
健常者(食後血糖値が高めの者を含む)に、最終製品“アイソカルサポートファイバー7.2g×30”に含有する機能性関与成分グアーガム分解物(食物繊維)を摂取させると、プラセボと比べ、食後血糖のピーク値を抑えるかについて明らかにする目的で調査しました。
(ウ)背景
わが国では、近年、糖尿病患者が増加しています。糖尿病は、神経障害、網膜症といった合併症を併発し、心筋梗塞や脳卒中のリスクを2~3倍に増加させるといわれています。高血糖は糖尿病となるリスクを高めるため、食生活の改善などによる一次予防が求められています。
一方、グアーガム分解物の摂取が、食後血糖のピーク値を抑える効果について、個々の文献では報告されているものの、それらが網羅的に評価された文献はなかったため、効果の有無を結論付けることは出来ませんでした。そこで、検証が必要となりました。
(エ)レビュー対象とした研究の特性
1971年~2016年に公開された文献を対象として4つのデータベースを用い、日本語文献検索は2016年1月28日に、英語文献検索は2016年2月19日に実施しました。日本のデータベースに収載される雑誌にて掲載されたが、データベース検索時にはまだデータベース上には登録されていなかった新しい論文1報を追加し、対象集団は空腹時血糖値又は75gOGTT:経口ブドウ糖負荷試験(糖尿病の診断方法のひとつ)の結果が境界型の者または食後血糖が高めの者とし、グアーガム分解物摂取群とプラセボ摂取群とを比較した試験デザインである1報の文献を評価しました。この文献は原料を販売している企業(太陽化学㈱)が資金提供を行い、第三者機関が実施しました。論文の著者には太陽化学㈱の従業員が含まれます。
(オ)主な結果
選定された1報を評価した結果、グアーガム分解物(食物繊維)3gを食事とともに摂取することにより、食後血糖血中濃度曲線下面積(AUC値)および食後血糖のピーク値(Cmax)が有意に低下することが認められました。これらは特定保健用食品の「食後の血糖上昇関係」において適切な評価指標とされる項目であり、これらの値に有意な低下が認められたことは、食後の血糖値の上昇を抑制していることを示します。つまり、グアーガム分解物(食物繊維)3gを食事とともに摂取すると、食後血糖が高めの健常者の糖の吸収をおだやかにし、食後血糖のピーク値を抑えることが確認されました。
(カ)科学的根拠の質
選定された文献が1報であったため、科学的根拠の一貫性を示すことができませんでした。また、出版バイアスなどの評価には至らず、未報告研究の存在が否定できないことも研究の限界として挙げられます。しかし、採用文献は査読付き論文であり、研究デザインがランダム化コントロール比較試験(RCT)であったため、科学的根拠の質は高いと考えられます。

[構造化抄録]
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機能性表示食品は、平成27年度から始まった制度です。
目 次
平成30年度一覧
平成29年度一覧
平成28年度届出
B1-B50 B51-B100 B101-B150 B151-B200 B201-B250 B251-B300 B301-B400 B401-B500 B501-B600 B601-B620
平成27年度届出
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DHCw(株式会社ディーエイチシー)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品


株式会社ディーエイチシーが消費者庁に届出た機能性表示食品【DHA(ディーエイチエー) w】の届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。


【届出番号】
D663
【届出日】
2019/03/25
【届出者名】
株式会社ディーエイチシー
楽天市場
株式会社ディーエイチシーの商品一覧
【商品名】
DHA(ディーエイチエー) w
GOOGLEで検索してみる!
【食品の区分】
加工食品(サプリメント形状)
【機能性関与成分名】
DHA・EPA
楽天市場
DHAを含む商品一覧

EPAを含む商品一覧
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【表示しようとする機能性】
本品にはDHA・EPAが含まれます。DHA・EPAには血中の中性脂肪値を低下させる機能があることが報告されています。また、中高年の方の加齢に伴い低下する、認知機能の一部である記憶力を維持することが報告されています。
※記憶力とは、一時的に物事を記憶し、思い出す力をいいます。
【想定する主な対象者】
健常な中高年者
【安全性の評価方法】
喫食実績の評価により、十分な安全性を確認している。
【安全性に関する届出者の評価】
2011年11月より全国で販売している当該製品と同一処方の製品「DHA」は、これまで累計 890 万袋以上の販売実績がある。
健康被害情報について、お客様より健康食品相談室に申告があった内容を解析したところ、重篤な症状は一切発生しておらず、また当該製品の機能性関与成分であるDHA・EPAの摂取が起因となるような内容の健康被害発生事例は一切報告されていない。
DHA・EPAと医薬品との相互作用の報告について内容を精査した結果、医薬品と相互作用を起こす可能性は低いと評価した。
従って、当該製品について、健康な成人男女を対象として、一日摂取目安量を守って適切に使用すれば、安全性に問題はないと判断している。
【摂取する上での注意事項】
原材料をご確認の上、食物アレルギーのある方はお召し上がりにならないでください。
【生産・製造・品質管理に関する基本情報】
本届出製品は公益財団法人 日本健康・栄養食品協会より健康食品GMP の認定を受け、さらに食品安全の国際基準となっているISO22000 の認証も取得しているアリメント工業株式会社新富士工場及び新富士第二工場にて、その基準に基づいて生産・製造及び品質管理を行っている。また、弊社においても、原料~製品まで各段階でサンプルを取り寄せ品質のチェックを行うことで販売者責任を全うする体制をとっている。
【機能性の評価方法】
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。
【届出者の評価】

【標題①】
DHA・EPAによる血中中性脂肪値(以下、中性脂肪値)の低下に関する研究レビュー
【目的】
疾病に罹患していない健常成人および中性脂肪値がやや高めの者がDHA・EPAの摂取により、中性脂肪値が低下するかを検証しました。
【背景】
DHA・EPAは魚介類に多く含まれており、日本人にとっては長い食経験のある成分です。近年、魚介類を食べる量の減少とともに、DHA・EPAの摂取量が減っていると考えられています。
【レビュー対象とした研究の特性】
疾病に罹患していない健常成人および中性脂肪値がやや高めの者を対象として、DHA・EPAの有効性を検討している試験報告を調べました。さらに、疾病に罹患していない者のみに限定した場合や、対象者が日本人のみの場合についても調べました。
【主な結果】
データベース検索により701報の文献が抽出され、除外基準に抵触するか確認したところ12報が採用文献となりました。12報のうち10報でDHA・EPAの経口摂取により中性脂肪値の低下機能の有効性が報告されていました。なお12報のうち、疾病に罹患していない者のみを対象とした文献は6報あり、メタアナリシス(複数の研究の結果を統合する統計解析)により解析した結果、DHA・EPAの摂取が有効であることが確認されました。有効性を肯定する報告から、DHA・EPAの摂取量の総量として1日当たり182㎎~5,960㎎を摂取することによって、中性脂肪値が低下することが期待できるものと判断しました。本品は1日当たりの摂取目安量中にDHA・EPAを620mg含んでおり、中性脂肪値低下機能が期待できると判断しました。
【科学的根拠の質】
本研究レビューの限界は、英語と日本語のみを検索のキーワードとしたため、他の言語で書かれている文献が調査されておりません。しかし、複数の研究報告およびメタアナリシスでDHA・EPAの摂取により中性脂肪値が低下するということが支持されているので、科学的根拠は十分であると判断しました。

【標題②】
DHA・EPAを用いた健常人に対する記憶力の維持に関する研究レビュー
【目的】
健常人に対して、DHA・EPAを含んだ食品を摂取することにより、記憶力を維持する作用がみられるか検証しました。
【背景】
高齢化が急速に進む現在の日本において、加齢に伴う認知機能の低下は大きな問題となっています。記憶力の低下には、特に食生活の面からは栄養成分の摂取が影響していると言われています。魚に含まれる成分であるDHA・EPAの摂取は記憶力の維持に有効ではないかと報告されています。
【レビュー対象とした研究の特性】
疾病に罹患していない健常人(認知症ではないとされている「軽度認知障害」の人も含みます。)を対象としてDHA・EPAの記憶力に関する有効性評価を行った研究を調査しました。さらに、対象者が日本人のみの場合についても調査しました。
【主な結果】
データベース検索により、559報の文献が抽出され、あらかじめ決めてあった基準を確認したところ、12報が採用文献となりました。
記憶力に関する指標を調べたところ、50歳以上の方々を対象とした文献8報で記憶力を維持する作用があることが報告されていました。なお、日本人のみを対象とした文献の場合にも、記憶力を維持する作用があると報告されていました。
以上より、DHA・EPAを1日当たり400mg以上摂取することにより、中高年の方の加齢に伴い低下する、認知機能の一部である記憶力の維持が期待できると判断しました。
本品はDHA・EPAを620mg含んでおり、上記のとおり記憶力を維持する作用が期待できるものと判断しました。
【科学的根拠の質】
本研究レビューの限界として、メタアナリシス(複数の研究の結果を統合する統計解析)による検証がされていないことが挙げられます。しかし、複数の研究報告で認知機能の一部である記憶力を維持する作用が支持されていることから、科学的根拠は十分であると判断しました。

(構造化抄録)
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機能性表示食品は、平成27年度から始まった制度です。
目 次
平成30年度一覧
平成29年度一覧
平成28年度届出
B1-B50 B51-B100 B101-B150 B151-B200 B201-B250 B251-B300 B301-B400 B401-B500 B501-B600 B601-B620
平成27年度届出
A1-A50  A51-A100 A101-A150 A151-A200 A201-A250 A251-A300 A301-A310

岩下の新生姜(岩下食品株式会社)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品


岩下食品株式会社が消費者庁に届出た機能性表示食品【岩下の新生姜】の届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。


【届出番号】
D662
【届出日】
2019/03/25
【届出者名】
岩下食品株式会社
楽天市場
岩下食品株式会社の商品一覧
【商品名】
岩下の新生姜
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【食品の区分】
加工食品(その他)
【機能性関与成分名】
ショウガ由来ポリフェノール
楽天市場
ショウガ由来ポリフェノールを含む商品一覧
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【表示しようとする機能性】
本品にはショウガ由来ポリフェノールが含まれます。ショウガ由来ポリフェノールには、寒い季節や冷房条件下において末梢(手の指先)の体温を維持する機能があることが報告されています。
【想定する主な対象者】
健常成人
【安全性の評価方法】
喫食実績の評価により、十分な安全性を確認している。
【安全性に関する届出者の評価】
当該製品の機能性関与成分であるショウガ由来ポリフェノールは原料のショウガに由来し、ショウガに特有の成分です。
ショウガはインド、東南アジア、中国、アフリカなど世界各地で栽培され、古くから食用・薬用とされてきた植物です。日本へは、3世紀以前に渡来し、8世紀頃には栽培も行なわれていたと考えられています。江戸時代には一般的な食材として広まり、現在では、酢漬け・薬味などの生食用だけでなく、調味料原料、菓子などの加工食品として大量消費されており、その食経験は長く、安全な食材です。
当該製品は、弊社において1987年の発売以来、日本国内に年間約500万~1000万パックを販売しております。これまで30年もの間、年齢・性別を問わず多くの人に、幅広く、日常的な加工食品として食されてきましたが、お客様からの問い合わせの中で当該製品と因果関係のある健康被害は報告されておらず、食経験上から安全性は高いものと考えられます。
【摂取する上での注意事項】
本品は多量摂取により、疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。抗血栓薬、降圧薬、糖尿病治療薬などの医薬品を服用している方は、医師、薬剤師にご相談ください。
【生産・製造・品質管理に関する基本情報】
本品は、ISO9001認証を取得、JAS認定を受けた工場にて生産を行っております。
【機能性の評価方法】
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。
【届出者の評価】

【標題】
ショウガ由来ポリフェノールの体温を維持する効果についての研究レビュー
【目的】
健康な人がショウガ由来ポリフェノールを含む食品を摂取すると、含まない食品を摂取した時に比べて体温を維持する効果があるのか、科学的な調査を行い、効果の有無について総合的な判断をすることを目的としました。
【背景】
寒い時にショウガを摂取すると身体をあたためると言われています。近年の研究で、ショウガに含まれるショウガ由来ポリフェノールが、体温調節に関与する可能性が示されています。そこで、健康な人において、ショウガ由来ポリフェノールの摂取が、体温の維持に有効であるのか検証をすることとしました。
【レビュー対象とした研究の特性】
ショウガ由来ポリフェノールの人に対する体温維持効果について書かれた文献について、英語および日本語文献のデータベースを用いて網羅的に検索しました。その結果4報の査読付き論文が特定され、いずれも健康な人がショウガ由来ポリフェノールを含む食品を摂取した時と、含まない食品を摂取した時を比較することで、体温への影響を評価したものでした。
【主な結果】
気温や室温が低い時に手の指先など末梢の血流を改善し体表温の低下を抑える効果と、エネルギー消費量を高める効果が明らかとなりました。効果を発現する最小必要量はショウガ由来ポリフェノール3.07mgであったことから、これに相当するショウガ由来ポリフェノールを摂取すれば、末梢(手の指先)の体温の維持に有効であると考えられました。
【科学的根拠の質】
研究レビューの限界として、比較的高いレベルのバイアス(偏り)が疑われる研究が含まれる、研究の数が少ない、未公表の研究の存在が否定できないという点が認められます。しかしながら体温を維持する効果に一貫性があり、科学的根拠の質は担保されていると考えられました。
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機能性表示食品は、平成27年度から始まった制度です。
目 次
平成30年度一覧
平成29年度一覧
平成28年度届出
B1-B50 B51-B100 B101-B150 B151-B200 B201-B250 B251-B300 B301-B400 B401-B500 B501-B600 B601-B620
平成27年度届出
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