株式会社Qvouの機能性表示食品,おなか革命のエビデンス(科学的根拠) |
株式会社Qvouが消費者庁に届出た機能性表示食品【おなか革命】のエビデンス。科学的な根拠に基づいています。届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。 |
千葉一敏先生(薬剤師・サプリメントアドバイザー)による、届出のあった機能性表示食品の注目ポイントを判り易く解説です。 動画で見る機能性表示食品と成分の解説一覧(動画) |
機能性表示食品制度が始まってから届出た商品の一覧を紹介しています。 会社別・年度別にまとめてありますので、ご利用ください。 【機能性表示食品まとめ一覧】 株式会社Qvou |
【届出番号】 |
F923 株式会社Qvou |
【届出日】 |
2021/02/16 |
【届出者名】 |
株式会社Qvou クリックすると楽天市場の検索結果が表示されます。 |
【商品名】 |
おなか革命 |
【食品の区分】 |
加工食品(サプリメント形状) |
【機能性関与成分名】 |
ビフィズス菌BB536 クリックすると楽天市場の検索結果が表示されます。 |
【表示しようとする機能性】 |
本品にはビフィズス菌BB536が含まれます。ビフィズス菌BB536には、腸内環境を良好にし、腸の調子を整える機能が報告されています。 |
Tweet |
【想定する主な対象者】 |
おなかの調子を整えたい健康な成人(ただし、妊産婦及び授乳婦を除く。) |
【安全性の評価方法】 |
喫食実績の評価により、十分な安全性を確認している。 既存情報による食経験の評価により、十分な安全性を確認している。 |
【安全性に関する届出者の評価】 |
○機能性関与成分「ビフィズス菌BB536」に関する評価 ビフィズス菌は母乳栄養児から初めて分離され、乳児の健康に寄与する有用な腸内菌として注目されてきた。その後の研究によりビフィズス菌は乳児から高齢者まで幅広い年齢層の腸内に存在し、有用菌としてヒトの健康維持に寄与していることが認められている。ビフィズス菌BB536は1969年に健康な乳児から分離され、DNAの相同性および糖分解性状からビフィズス菌の一種であるビフィドバクテリウム ロンガムであることが確認されている。ヒトの腸内に存在するビフィズス菌には現在12の菌種があるが、ビフィドバクテリウム ロンガムはヒトの腸内に年齢を問わず検出され、乳児から高齢者まで幅広くヒト腸内に存在する主要なビフィズス菌の一種であることが認められている。 ビフィズス菌BB536は1977年にビフィズス菌含有牛乳「森永ビヒダス」として初めて食品に利用され、1980年からは「ビヒダスプレーンヨーグルト」に、更に1991年からはビフィズス菌含有牛乳「森永カルダス」に利用され全国に販売されている。菌末製品としては2005年からビフィズス菌カプセル「ビヒダスBB536」として、2008年からは「ビフィズス菌末 BB536」として販売されている。現在まで食品として乳児から高齢者まで幅広い年齢層に食され、その食経験は約39年に及ぶが安全性上の問題はみられていない。更に1996年には「ビヒダスプレーンヨーグルト」が、2001年には「森永ビヒダス」と「森永カルダス」が各々特定保健用食品の許可を取得し、その安全性と保健機能が認められている。また、2009年にはアメリカ食品医薬品局からGRAS(Generally Recognized As Safe、「一般的に安全と認められたもの」)認定を受け、食品としての安全性がアメリカにおいても認められた。 以上の食経験および特定保健用食品としての実績などをもとにビフィズス菌BB536は十分な安全性が確認されている。 ○「おなか革命」と類似する食品に関する評価 「おなか革命」(20億/粒)より多いビフィズス菌BB536を含む類似製品の「ビヒダスBB536」(150億/2カプセルあたり)が、2005年から日本全国で販売され、これまで本品に起因する安全上の大きな有害事象はみられていない。 |
【摂取する上での注意事項】 |
●商品により多少の色の違いや成分特有のにおいがありますが、品質には問題ありません。 ●乳幼児の手の届かないところに置いてください。 |
【生産・製造・品質管理に関する基本情報】 |
本製品の製造は、公益財団法人日本健康・栄養食品協会よりGMP認証を受け、および一般財団法人日本品質保証機構よりISO22000認証を取得している中日本カプセル株式会社(本社工場、養老工場)にて、所定の基準に基づき生産・製造及び品質管理を行っている。 |
【機能性の評価方法】 |
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。 |
【届出者の評価(エビデンス)】 |
標題:ビフィズス菌BB536摂取と排便状況および腸内環境に及ぼす影響 目的:ビフィズス菌BB536の摂取が、健康な成人の腸内環境(腸内細菌が作り出す腐敗産物である便中アンモニア量)と腸の調子(排便頻度)に及ぼす影響を、文献を網羅的に調べることで検討した。 背景:排便が滞るなど消化器官が正常に活動できなくなると、健康状態に関係する生活の質(QOL)が低下するほか、腸内で有害な腐敗産物が増加する。ビフィズス菌や乳酸菌の摂取が、正常な消化器官の活動を助ける可能性が報告されているが、ビフィズス菌BB536が消化器官の活動に及ぼす影響について、文献を網羅的に調べた研究レビューはない。 レビュー対象とした研究の特性:健康な成人に、ビフィズス菌BB536を20億以上含む食品、またはビフィズス菌BB536のみを除いた対照食品を1週間以上摂取させ、排便頻度と便中アンモニア量を比較調査した文献を探した。国内外の5つの文献データベースを検索したところ(2014年11月)、牛乳や発酵乳などの食品形態でビフィズス菌BB536を20億~200億/日の用量で摂取した7つの文献が見つかり、これらの文献の中に10個のヒト試験の結果が記載されていた。 主な結果:排便頻度を調べた6つの試験結果は、1つが増加を示さなかったが5つが増加を示し、これらの結果を統計学的に統合した解析の結果は増加を示した。また、便中アンモニア量を調べた4つの試験(3文献)の結果については、対照食品摂取群と比較して減少を示した研究は1つであったが、その他2つの試験でもビフィズス菌BB536摂取時期における便中アンモニア量の減少傾向や摂取終了後の増加が見られた。これらの結果を統計学的に統合した解析の結果は、ビフィズス菌BB536摂取が便中アンモニア量を減少させることを示した。これらの結果から、ビフィズス菌BB536を含む食品の摂取は、健康な成人の腸内環境を良好にし、腸の調子を整えると考えられた。 科学的根拠の質:検索された10の試験のうち、2つが研究の精度が高いとされるランダム化比較試験で、8つが研究の精度が低いとされる非ランダム化比較試験だった。精度が低い試験も含めて評価したことから、評価の信頼性は限定されるが、試験結果に顕著なバラつきは認められず、評価結果は妥当だと判断された。 (構造化抄録) |
消費者庁に届出られた機能性表示食品のあれこれ。表示する機能性(効果)・エビデンス・主な対象者・機能性関与成分名・安全性に関する評価・製造品質管理情報・摂取する際の注意事項。
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2021年3月26日金曜日
おなか革命(株式会社Qvou)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品
ローズヒップなめ茸(株式会社高見澤)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品
株式会社高見澤の機能性表示食品,ローズヒップなめ茸のエビデンス(科学的根拠) |
株式会社高見澤が消費者庁に届出た機能性表示食品【ローズヒップなめ茸】のエビデンス。科学的な根拠に基づいています。届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。 |
千葉一敏先生(薬剤師・サプリメントアドバイザー)による、届出のあった機能性表示食品の注目ポイントを判り易く解説です。 動画で見る機能性表示食品と成分の解説一覧(動画) |
機能性表示食品制度が始まってから届出た商品の一覧を紹介しています。 会社別・年度別にまとめてありますので、ご利用ください。 【機能性表示食品まとめ一覧】 株式会社高見澤 |
【届出番号】 |
F922 |
【届出日】 |
2021/02/16 |
【届出者名】 |
株式会社高見澤 クリックすると楽天市場の検索結果が表示されます。 |
【商品名】 |
ローズヒップなめ茸 |
【食品の区分】 |
加工食品(その他) |
【機能性関与成分名】 |
ローズヒップ由来ティリロサイド クリックすると楽天市場の検索結果が表示されます。 |
【表示しようとする機能性】 |
本品にはローズヒップ由来ティリロサイドが含まれます。ローズヒップ由来ティリロサイドにはBMIが高めの方の体脂肪を減らす機能があることが報告されています。 |
Tweet |
【想定する主な対象者】 |
疾病に罹患していないBMIが高めの方(未成年者、妊産婦(妊娠を計画している者を含む。)及び授乳婦を除く。) |
【安全性の評価方法】 |
既存情報による食経験の評価により、十分な安全性を確認している。 |
【安全性に関する届出者の評価】 |
ローズヒップエキスを使用した食品(一日摂取目安量あたりローズヒップ由来ティリロサイドを0.1 mg含む錠剤)が2005年の発売以来、14年以上、商品数として累計92万個以上販売されているが、本食品に起因する重篤な被害情報はないことから、ローズヒップエキスの安全性は高いと考えられる。 当該食品に配合しているローズヒップエキスは、上記ローズヒップエキスと同製品であり、機能性関与成分のローズヒップ由来ティリロサイドも同一である。また、上記の錠剤食品は、第17改正日本薬局方「崩壊試験法」において、30分以内に崩壊することを販売者の森下仁丹株式会社に確認した。よって、ローズヒップ由来ティリロサイドは消化管内で遊離した状態で体内に吸収されると考えられる。本届出商品も同様にローズヒップ由来ティリロサイドが消化管内で遊離した状態で吸収されると考えられるため、機能性関与成分の消化・吸収過程に違いはないと判断した。 以上により、既存情報から安全であると判断した。 |
【摂取する上での注意事項】 |
一日摂取目安量を守ってください。 |
【生産・製造・品質管理に関する基本情報】 |
GMP、ISO2200等認証はありません。HACCPに基づいた製造工程をとっております。 |
【機能性の評価方法】 |
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。 |
【届出者の評価(エビデンス)】 |
【標題】機能性関与成分 ローズヒップ由来ティリロサイドを含む食品の体脂肪低減作用に関する研究レビュー 【目的】健常な成人において、ローズヒップ由来ティリロサイドを含む食品の摂取が、それを含まない食品の摂取と比較して体脂肪を低減させる作用があるか、研究レビューにより評価した。 【背景】ローズヒップは、主にヨーロッパや中近東、北アフリカを原産とするバラ科植物の果実で、その種子に含まれるポリフェノールの一つがティリロサイドである。動物実験によりローズヒップの体脂肪低減作用が明らかになり、ティリロサイドがその関与成分として報告されている。しかし、これまでにヒトを対象とした網羅的な研究報告はなかった。 そこで本研究レビューにて、ローズヒップ由来ティリロサイドを含む食品の摂取による健康な成人における体脂肪低減作用について検証を行った。 【レビュー対象とした研究の特性】各種学術論文および臨床試験登録データベースを用い、収録されているすべての文献を対象として検索を行った。その結果、健康な成人を対象としたランダム化平行比較試験の論文1報を採用した。 【主な結果】採用した1報は、BMI(Body Mass Index)が25.0kg/m2以上30.0kg/m2未満の疾病に罹患していない健康な成人32名を対象としており、ローズヒップエキスを含む食品(1日当たりローズヒップ由来ティリロサイド0.1mgを含む)の摂取は、プラセボ食品の摂取と比べ、腹部全脂肪面積、腹部皮下脂肪面積および腹部内臓脂肪面積の摂取12週間後における初期からの変化量が、有意な低値を示した。また追加で、初期の内臓脂肪面積が100cm2未満の試験参加者を対象とした層別解析を行った結果、ローズヒップエキスを含む食品の摂取は、プラセボ食品の摂取と比べ、腹部全脂肪面積、腹部皮下脂肪面積および腹部内臓脂肪面積の摂取12週間後における初期からの変化量が、有意な低値を示した。 【科学的根拠の質】採用した文献は1報であったため、科学的根拠の一貫性を示すことができず、バイアスの評価もできなかった。しかし、採用した文献は、日本人を対象としたランダム化平行比較試験であり、試験計画がよく遵守されていることから、ローズヒップ由来ティリロサイドを含む食品の摂取が体脂肪低減作用を示すという結果が、後発の研究結果によって大きく変わる可能性は低いと考える。 |
緑黄野菜(サンスター株式会社)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品
サンスター株式会社の機能性表示食品,緑黄野菜のエビデンス(科学的根拠) |
サンスター株式会社が消費者庁に届出た機能性表示食品【緑黄野菜】のエビデンス。科学的な根拠に基づいています。届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。 |
千葉一敏先生(薬剤師・サプリメントアドバイザー)による、届出のあった機能性表示食品の注目ポイントを判り易く解説です。 動画で見る機能性表示食品と成分の解説一覧(動画) |
機能性表示食品制度が始まってから届出た商品の一覧を紹介しています。 会社別・年度別にまとめてありますので、ご利用ください。 【機能性表示食品まとめ一覧】 サンスター株式会社 |
【届出番号】 |
F921 |
【届出日】 |
2021/02/15 |
【届出者名】 |
サンスター株式会社 クリックすると楽天市場の検索結果が表示されます。 |
【商品名】 |
緑黄野菜 |
【食品の区分】 |
加工食品(その他) |
【機能性関与成分名】 |
GABA(γ-アミノ酪酸) クリックすると楽天市場の検索結果が表示されます。 |
【表示しようとする機能性】 |
本品にはGABAが含まれています。GABAには血圧が高めの方の血圧を下げる機能があることが報告されています。 |
Tweet |
【想定する主な対象者】 |
血圧が高めの健康な成人 |
【安全性の評価方法】 |
喫食実績の評価により、十分な安全性を確認している。 |
【安全性に関する届出者の評価】 |
当該製品は有機野菜(にんじん、ほうれん草、ピーマン、キャベツ、セロリ)とレモンを使用した野菜飲料であり、1缶(160g、一日摂取目安量)あたり機能性関与成分のGABAを12.3mg含む。当該製品は1992年から販売しており、2020年11月末時点での販売実績は約1億4300万缶である。日本全国で幅広い年代の方に飲用されているが、当該製品に起因する重篤な健康被害は報告されていない。したがって、当該製品は喫食実績による食経験が十分であると評価でき、安全性に問題はないと判断した。 GABAと医薬品との相互作用については、降圧薬との併用により低血圧を起こす可能性が指摘されている。しかし、これは理論的に起こりうる可能性を述べたものであり、実際にGABAと降圧薬との併用により低血圧を起こした等の報告はない。GABA含有乳酸菌飲料(GABAの一日摂取目安量:10mg)と薬の相互作用について検討した文献では、GABA含有乳酸菌飲料の飲用により、薬物代謝酵素P450の阻害または誘導による薬物相互作用を起こす可能性は極めて低いと考察されている。加えて、長年当該製品を販売してきた中で、当該製品と降圧薬との併用により低血圧を起こした報告も受けていない。よって、当該製品に含まれるGABAと医薬品との相互作用は「なし」と判断した。 |
【摂取する上での注意事項】 |
本品は、多量に摂取することにより、疾病が治癒したり、より健康が増進できるものではありません。 ビタミンKの摂取量を医師から制限されている方はご注意ください。 |
【生産・製造・品質管理に関する基本情報】 |
当該製品は、FSSC22000の認証(JQA-FC0035)を取得した製造施設(宮崎県農協果汁株式会社)で製造されています。 |
【機能性の評価方法】 |
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。 |
【届出者の評価(エビデンス)】 |
【標題】 緑黄野菜に含まれる機能性関与成分GABAの摂取による血圧への効果に関する定性的研究レビュー 【目的】 血圧が高めの健康な成人に対して、GABAを含む食品の12週間以上の継続した摂取が、血圧を低下させるか明かにするため、定性的な研究レビューを実施した。 【背景】 高血圧は脳卒中や心疾患など脳心血管病を含む様々な疾患の危険因子とされており、現在日本では、高血圧の患者は約4,300万人いると推定されている。GABA(γ-アミノ酪酸)は、玄米やにんじんなどの植物の他、哺乳動物にも広く存在するアミノ酸の一種で、GABAの摂取により血圧が低下することが知られている。高血圧に対応することは健康の維持増進に必要な取り組みであることから、血圧が高めの健康な成人におけるGABAの血圧降下作用について検証するため、本研究レビューを行った。 【レビュー対象とした研究の特性】 2020年9月14日に、2020年9月までに発表された論文を対象にして検索を行った。検索の際には、血圧が高めの健康な成人(収縮期血圧130~139 mmHg 又は拡張期血圧85~89 mmHg)を対象とした試験を実施している文献を調査し、Ⅰ度高血圧(収縮期血圧140~159 mmHg 又は拡張期血圧90~99 mmHg)の方を含む場合は、血圧が高めの健康な成人と分けて結果を解析している文献のみを採用した。調査の結果、6報の文献がヒットした。 【主な結果】 文献6報のうち5報で、一日あたりGABAを12.3~80 mg継続的に摂取することで、GABAを摂取していない場合と比較して統計学的に有意(偶然ではなく意味があること)に血圧(収縮期血圧および拡張期血圧)が低くなることが認められた。以上のことから、血圧が高めの健康な成人においてGABAを一日あたり 12.3 mg以上、継続的に摂取することが高めの血圧を低下させる効果を有するという肯定的な結果が得られた。 【科学的根拠の質】 採用した文献が6報と少なく、一部で選択バイアス、症例減少バイアス、その他のバイアスの存在が疑われる文献もあるが、いずれの文献も二重盲検のランダム化並行群間比較試験として実施されており、本研究レビューにおける研究の質、信頼性は担保されているものと考えられる。 |
生茶ライフプラス免疫アシスト(キリンビバレッジ株式会社)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品
キリンビバレッジ株式会社の機能性表示食品,キリン 生茶 ライフプラス 免疫アシストのエビデンス(科学的根拠) |
キリンビバレッジ株式会社が消費者庁に届出た機能性表示食品【キリン 生茶 ライフプラス 免疫アシスト】のエビデンス。科学的な根拠に基づいています。届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。 |
千葉一敏先生(薬剤師・サプリメントアドバイザー)による、届出のあった機能性表示食品の注目ポイントを判り易く解説です。 動画で見る機能性表示食品と成分の解説一覧(動画) |
機能性表示食品制度が始まってから届出た商品の一覧を紹介しています。 会社別・年度別にまとめてありますので、ご利用ください。 【機能性表示食品まとめ一覧】 キリンビバレッジ株式会社 |
【届出番号】 |
F920 |
【届出日】 |
2021/02/15 |
【届出者名】 |
キリンビバレッジ株式会社 クリックすると楽天市場の検索結果が表示されます。 |
【商品名】 |
キリン 生茶 ライフプラス 免疫アシスト |
【食品の区分】 |
加工食品(その他) |
【機能性関与成分名】 |
プラズマ乳酸菌(L. lactis strain Plasma) クリックすると楽天市場の検索結果が表示されます。 |
【表示しようとする機能性】 |
本品には、プラズマ乳酸菌(L. lactis strain Plasma)が含まれます。プラズマ乳酸菌はpDC(プラズマサイトイド樹状細胞)に働きかけ、健康な人の免疫機能の維持に役立つことが報告されています。 届出者名 キリンビバレッジ株式会社 |
Tweet |
【想定する主な対象者】 |
健康な方 |
【安全性の評価方法】 |
喫食実績の評価により、十分な安全性を確認している。 |
【安全性に関する届出者の評価】 |
①喫食実績による安全性評価 プラズマ乳酸菌(L. lactis strain Plasma)を同等量(1000億個)含む複数の類似食品(キリン iMUSE ヨーグルトテイスト、キリン iMUSE水、キリン iMUSE レモン)が、2013年から日本全国で販売され、現在も継続して販売されている。現在まで、これら類似食品で重大な健康被害は報告されていない。よって、類似食品の喫食実績による食経験から、当該製品の機能性関与成分であるプラズマ乳酸菌(L. lactis strain Plasma)には十分な安全性があると判断した。 ②医薬品との相互作用に関する評価 医薬品との相互作用について当該製品摂取で問題となるような報告は無かった。 以上より、当該製品の安全性に問題はないと考えられた。 |
【摂取する上での注意事項】 |
多量摂取によって、より健康が増進するものではありません。 |
【生産・製造・品質管理に関する基本情報】 |
当該製品は「総合衛生管理製造過程」、「FSSC 22000」のいずれかを取得している工場で製造している。 |
【機能性の評価方法】 |
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。 |
【届出者の評価(エビデンス)】 |
①標題: 「キリン 生茶 ライフプラス 免疫アシスト」に含まれるプラズマ乳酸菌(L. lactis strain Plasma)の健康な人の免疫機能の維持に関する評価 ②目的: L. lactis strain Plasmaを健康な方が摂取することによって、L. lactis strain Plasmaを摂取しない場合と比較して免疫機能が維持されるかを明らかにする。 ③背景: L. lactis strain Plasmaは、酸乳から分離されたチーズやヨーグルトの発酵に使われる乳酸菌の一種で、免疫調節に重要なプラズマサイトイド樹状細胞(pDC)を活性化することが見いだされている。pDCは健康維持に重要な役割を担っている免疫細胞と考えられているため、L. lactis strain Plasmaの摂取によってpDCの活性を高めることは、免疫機能の適切な維持さらには日常生活での体調管理に役立つと期待される。 これまでに、L. lactis strain PlasmaによるpDCの活性化は、細胞を用いた試験管内での評価や、モデル動物を用いた研究により明らかになっている。また、ヒトを対象としたL. lactis strain Plasmaを摂取する試験も実施されており、血液中のpDCを活性化することに加え、健康維持に効果があるといった結果が報告されている。しかし、L. lactis strain Plasmaの摂取による効果について明確ではなかったため、「免疫機能の維持」に着目して、網羅的に文献調査を行うことでL. lactis strain Plasmaの有効性を評価した。 ④レビュー対象とした研究の特性 文献の検索は、公表された和文と英文論文を対象に、5つのデータベースを用いて2020年3月31日に実施した。その結果、調査対象となる文献が6報得られた。6報のうち、pDCへの作用について報告した文献は6報、体調に関する全身の自覚症状について報告した文献は6報、体調に関する特定の部位の自覚症状について報告した文献は5報あった。いずれの文献も研究の質に問題はなく、調査対象として採用できるものであった。利益相反については適切に記載されていた。 ⑤主な結果 調査対象の文献6報は全て、L. lactis strain Plasmaを1日あたり1000億個摂取していた。pDCへの作用について報告した文献6報のうち3報でpDC活性化を示す指標が対照群と比較して有意に高値であった。体調に関する全身の自覚症状について報告した文献6報のうち4報で全身の自覚症状(全身倦怠感、寒気、熱っぽさ、総合的な臨床症状、体調または疲労)が対照群と比較してより軽度に維持されていた。体調に関する特定の部位の自覚症状について報告した文献5報のうち全てで特定の部位の自覚症状(くしゃみ、鼻汁、鼻閉、のどの痛み、せき、頭痛、関節痛または筋肉痛)が対照群と比較してより軽度に維持されていた。 ⑥科学的根拠の質 調査対象の文献6報は、いずれも研究の質が高く、各項目に関して一定の根拠が認められた。これらを総合的に判断し、L. lactis strain Plasmaの免疫機能の維持効果について示唆的な根拠があると判断した。調査対象の文献が6報と十分に多いとは言えないことが本調査の限界であり、更なる臨床研究が望まれる。 |
プロテオの力(株式会社アイ・エスコーポレーション)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品
株式会社アイ・エスコーポレーションの機能性表示食品,プロテオの力のエビデンス(科学的根拠) |
株式会社アイ・エスコーポレーションが消費者庁に届出た機能性表示食品【プロテオの力】のエビデンス。科学的な根拠に基づいています。届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。 |
千葉一敏先生(薬剤師・サプリメントアドバイザー)による、届出のあった機能性表示食品の注目ポイントを判り易く解説です。 動画で見る機能性表示食品と成分の解説一覧(動画) |
機能性表示食品制度が始まってから届出た商品の一覧を紹介しています。 会社別・年度別にまとめてありますので、ご利用ください。 【機能性表示食品まとめ一覧】 株式会社アイ・エスコーポレーション |
【届出番号】 |
F919 |
【届出日】 |
2021/02/15 |
【届出者名】 |
株式会社アイ・エスコーポレーション クリックすると楽天市場の検索結果が表示されます。 |
【商品名】 |
プロテオの力 |
【食品の区分】 |
加工食品(サプリメント形状) |
【機能性関与成分名】 |
サケ鼻軟骨由来プロテオグリカン クリックすると楽天市場の検索結果が表示されます。 |
【表示しようとする機能性】 |
本品にはサケ鼻軟骨由来プロテオグリカンが含まれます。サケ鼻軟骨由来プロテオグリカンには、膝関節の不快感を持つ方の軟骨成分の分解を抑え、関節軟骨の保護に役立ち、膝関節の可動性、日常生活における膝の動き(階段の上り下り、歩く、立ち上がる、落ちたものを拾う、座っている)の改善に役立ち、起床時の膝の違和感を軽減することが報告されています。 |
Tweet |
【想定する主な対象者】 |
膝関節の不快感が気になる健常成人 |
【安全性の評価方法】 |
喫食実績の評価により、十分な安全性を確認している。 |
【安全性に関する届出者の評価】 |
1.食経験 本届出食品に含まれる機能性関与成分「サケ鼻軟骨由来プロテオグリカン」はサケOncorhynchus keta (Salmonidae)の鼻軟骨から酢酸溶液にて抽出して得られたものです。 本届出食品の類似食品ではありますが、原料供給元のグループ企業において、同一の機能性関与成分を同一量(一日当たりの摂取目安量 10mg)含む食品(錠剤)を、2011 年から 2016 年 8 月までに累計約 44 万個以上製造・販売しており、当該期間において、健康被害等の報告はありません。 更に、機能性関与成分「サケ鼻軟骨由来プロテオグリカン」の基原であるサケの鼻軟骨は、氷頭(ひず)と呼ばれ、北海道や東北地方では郷土料理(氷頭なます)として食されています。本届出食品には、この郷土料理と同様にサケ鼻軟骨から酢酸抽出法により得られた成分が含まれています。「サケ鼻軟骨由来プロテオグリカン」は、この料理一食分に300~400mg相当含まれており、本届出食品中の機能性関与成分の一日当たりの摂取量の約30~40倍です。 2. 既存情報の安全性調査結果 「サケ鼻軟骨由来プロテオグリカン」の安全性に関する論文4報 ・ラット90日間反復投与毒性試験 有害事象は認められなかった。 ・過剰摂取試験(4週間) 有害事象なし(50mg/日) ・遺伝毒性試験(細菌を用いる復帰突然変異試験) 遺伝子突然変異誘発能を有さない。 ・長期摂取試験(12週間) 有害事象なし(10mg/日) ・急性毒性試験(単回投与毒性試験) 概略の致死量 約1000mg/kg以上 3.まとめ 以上より、機能性関与成分(サケ鼻軟骨由来プロテオグリカン)と同等の成分を含む食品は十分な食経験を有し、製造・販売実績、安全性試験結果からも安全性については、十分に評価されている成分であると判断する。 |
【摂取する上での注意事項】 |
〇一日の摂取目安量を守ってください。 〇本品は、多量摂取により疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。 〇食物アレルギーの方は原材料名をご確認の上、お召し上がりください。 〇開封後はお早めにお召し上がりください。 〇天然由来の原料を使用しておりますので、季節によっては色調などが若干変わる場合がありますが、品質には問題ありません。 |
【生産・製造・品質管理に関する基本情報】 |
本製品は、健康食品GMP認定工場において、原料の受入れから最終製品の出荷にいたるまで、GMPガイドラインに則った作業管理及び構造設備の構築を実施して、製品の品質と安全性の確保を図っております。 |
【機能性の評価方法】 |
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。 |
【届出者の評価(エビデンス)】 |
【標題】 サケ鼻軟骨由来プロテオグリカンによる関節軟骨の保護、膝関節の可動性及び日常生活における膝の動きをサポートする機能性に関する研究レビュー 【目的】 膝関節の不快感を持つ健常者が、サケ鼻軟骨由来プロテオグリカンにより、その不快感が緩和されるかを検証しました。 【背景】 関節には、特徴的な構造として、連結する骨の関節面には軟骨(関節軟骨)をもち、この軟骨により、関節の動きを可能としています。加齢等により筋力が低下すると膝関節の軟骨に負担がかかるようになり、膝関節の不快感が現れます。膝関節の不快感の顕著な指標として、物理的には関節可動域の減少、生理学的には軟骨分解・合成マーカーの変動があげられます。 サケ鼻軟骨由来プロテオグリカンの摂取が関節軟骨の保護に対する影響や、膝関節の可動性及び日常生活における膝の動きに関する研究レビューはありませんでした。 【レビュー対象とした研究の特性】 健常者(膝関節の不快感を持つ者を含む)を対象として、サケ鼻軟骨由来プロテオグリカンの摂取による関節軟骨への影響をランダム化二重盲検試験で実施した文献を検索致しました(検索日は、2017年7月11日)。 文献検索の結果、条件を満たす文献が2報抽出されました。 【主な結果】 データベース検索により2報の文献が抽出されました。 1報は、サケ鼻軟骨由来プロテオグリカンを10mg以上含有した食品を12週間摂取することにより、膝関節の可動域の改善作用及び日常生活における膝の動きをサポートすることが報告されていました。 他の1報は、膝関節の不快感(日本版変形性膝関節症患者機能評価表(JKOM)≧41)を一時的に持つような健常者において、サケ鼻軟骨由来プロテオグリカンを16週間摂取(10mg/日)することにより、Ⅱ型コラーゲンの分解を減少させ、軟骨代謝の改善を介して、軟骨保護作用を示すことが報告されていました。 以上より、サケ鼻軟骨由来プロテオグリカンは、「糖(糖質、糖類)」や「たんぱく質」とは異なる作用により、膝関節の不快感を緩和し、膝関節のサポートに寄与するものと考えられました。 【科学的根拠の質】 本研究レビューの限界は、抽出できた文献が2報であり、報告例が少ないことが挙げられます。また、これら2報の論文内で報告されている臨床試験はいずれもUMIN-CTRにプロトコールが事前登録され行われており、透明性の高い試験でした。更に、2報の文献は、peer review誌に発表された論文であり、プラセボとのランダム化二重盲検試験で実施され、エビデンスレベルの高い内容でした。 結論として、サケ鼻軟骨由来プロテオグリカンを摂取した場合に、一時的な膝関節の不快感を持つ健常者に対して、関節のサポートをする機能があることに関して肯定的な科学的根拠があると判断しました。 (構造化抄録) |
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