2020年12月11日金曜日

清流美どりむね肉(岐阜アグリフーズ株式会社)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品

岐阜アグリフーズ株式会社が消費者庁に届出た機能性表示食品清流美どり むね肉のエビデンス(科学的根拠)


岐阜アグリフーズ株式会社が消費者庁に届出た機能性表示食品【清流美どり むね肉】のエビデンス。口コミ評判ではありません。効果等は科学的な根拠に基づいています。届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。
千葉一敏先生(薬剤師・サプリメントアドバイザー)による、届出のあった機能性表示食品の注目ポイントを判り易く解説です。

動画で見る機能性表示食品と成分の解説一覧(動画)

機能性表示食品制度が始まってから届出た商品の一覧を紹介しています。
会社別・年度別にまとめてありますので、ご利用ください。

機能性表示食品まとめ一覧

岐阜アグリフーズ株式会社

【届出番号】
F598

【届出日】
2020/11/02

【届出者名】
岐阜アグリフーズ株式会社
クリックすると楽天市場の検索結果が表示されます。

【商品名】
清流美どり むね肉

【食品の区分】
生鮮食品

【機能性関与成分名】
イミダゾールジペプチド
クリックすると楽天市場の検索結果が表示されます。

【表示しようとする機能性】

本品にはイミダゾールジペプチドが含まれます。
イミダゾールジペプチドには、日常生活での一時的な疲労感を軽減する機能があることが報告されています。

【想定する主な対象者】
疾病に罹患していない者(未成年者、妊産婦、授乳婦は除く)

【安全性の評価方法】
喫食実績の評価により、十分な安全性を確認している。

【安全性に関する届出者の評価】
「清流美どり 」は、飼料には抗生物質や抗菌製剤を使用せず、1平方メートル当たりの飼育羽数:16羽以下の平飼いで、飼育期間:45日以上で大切に育てられています。「清流美どり むね肉」は、2003年以来、約17年にわたり主に中部圏にて、延べ3099万羽の販売実績を有しています。これは、むね肉に換算すると18,196トン(580g/羽)、1食当たりの摂取量を100gとすると18196万食と全国民が食した量を大きく超えます。なお、「清流美どり むね肉」100gとは例えば、から揚げで料理したときの一般成人1食当たりの量であり、これまで健康被害に関する報告はありません。
以上のことから、当該食品「清流美どり むね肉」の一日摂取目安量(80g)を摂取した場合、ヒトの健康を害する恐れはないと判断しました。
医薬品との相互作用はデータベースより、イミダゾールジペプチドの構成成分であるカルノシンと降圧薬を併用すると,血圧が過度に低下するおそれがあると報告があるため、「降圧剤を服用中の方は、医師又は薬剤師にご相談ください。」と注意喚起している。

【摂取する上での注意事項】
・本品は多量摂取により疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。
・降圧剤を服用中の方は、医師又は薬剤師にご相談ください。

【生産・製造・品質管理に関する基本情報】
衛生管理体制:生産農場は、生産者の責務、生産状況等の報告義務、飼養方法および出荷適期に関する基準を遵守することにより、徹底した衛生管理を実施している。均質性:交配様式、飼育方法、出荷適期に関する基準の遵守を徹底することにより、品質の均一性が保たれている。生産農場より出荷された「清流美どり」は、食鳥処理事業者である岐阜アグリフーズ株式会社で鶏肉処理される。岐阜アグリフーズ株式会社は、食品安全管理基準としてGFSI(世界食品安全イニシアティブ)のベンチマーキングスキームであるSQFの「前提条件プログラム」および「標準作業手順書」を定めこれを遵守することにより、徹底した品質管理を実施している。規格外流通防止体制:イミダゾールジペプチド含有量は、商品仕様に適合していることを確認するとともに、「食肉処理の事業の規則及び食鳥検査に関する法律」に沿って県知事(県食肉衛生検査所)が行う食鳥検査を受けており、その過程において食用に適さないと判断された鶏肉は同第 19 条により廃棄されている。リパックの取り決め:小分けパックなどの詰め替えを行う小売業者との間で適正な表示の実施のための取り決めを行っています。

【機能性の評価方法】
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。

【届出者の評価(エビデンス)】
ア.標題: 
「清流美どり むね肉」に含まれるイミダゾールジペプチドの摂取による疲労感軽減作用に関する定性的研究レビュー
イ.目的: 
疾病に罹患してない者(未成年者、妊産婦、授乳婦は除く。)において、イミダゾールジペプチドの摂取は疲労感の軽減作用を有するかを明らかにするため、定性的研究レビューを実施した。
ウ.背景:
イミダゾールジペプチドの摂取による疲労軽減作用は、多くの文献で報告されているが、これらの知見をまとめた研究レビューは限られている。そこで国内外の文献を精査し、研究レビューを行った。
エ.レビュー対象とした研究の特性:
2019年7~8月時点でデータベース上に公開されている文献を対象として、文献検索、レビューを国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構の資金で、(公財)日本健康・栄養食品協会の職員が実施しました。レビュー対象文献は、上記の目的について、査読付き文献であり、試験対象者を疾病に罹患していない者、介入食をイミダゾールジペプチドを含む食品、対照食をプラセボ、研究デザイン摂取ランダム化二重盲検プラセボ対照比較試験となっている文献を選択している。
オ.主な結果:
上記に合致した3報の文献を採用した。そのうち、2報において、イミダゾールジペプチドを含む食品(ともにイミダゾールジペプチドの摂取量400mg/日)を摂取することにより、対照群との比較において疲労感の有意な軽減作用が認められた。残りの1報においては、対照群と比較して疲労感を軽減する傾向が認められたが、有意差は認められなかった。本研究レビューの結果から、イミダゾールジペプチドを含む食品の摂取は、疲労感を軽減する作用を有するという肯定的な結果を得た。採用した文献3報のうち、「効果あり」と判定した2報はいずれも健常な日本人を対象者としており、想定される摂取対象者である日本人に適用可能であると考えられた。
カ.科学的根拠の質:
本研究レビューの限界としては、採用文献数が3報と少ないことがあげられる。また、イミダゾールジペプチドの摂取期間が4週間~12週間と短く、より長期に摂取した場合の効果が不明であることも限界の1つである。しかし、農研機構の農林水産物機能性評価委員会における評価結果は、「研究のタイプ、質、数」の目安:効果があるRCT論文が2報あることから「C」評価、一貫性の目安:採用文献2報で有意な効果、1報で傾向が認められていることから「B」評価としており、本レビューが表示しようとする機能性の根拠として科学的根拠の質は十分であると判断しました。
(構造化抄録)

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