2020年12月21日月曜日

コレステロック(株式会社ヴィジョンステイト)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品

株式会社ヴィジョンステイトが消費者庁に届出た機能性表示食品コレステロックのエビデンス(科学的根拠)


株式会社ヴィジョンステイトが消費者庁に届出た機能性表示食品【コレステロック】のエビデンス。口コミ評判ではありません。効果等は科学的な根拠に基づいています。届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。
千葉一敏先生(薬剤師・サプリメントアドバイザー)による、届出のあった機能性表示食品の注目ポイントを判り易く解説です。

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機能性表示食品制度が始まってから届出た商品の一覧を紹介しています。
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機能性表示食品まとめ一覧

株式会社ヴィジョンステイト

【届出番号】
F629

【届出日】
2020/11/13

【届出者名】
株式会社ヴィジョンステイト
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【商品名】
コレステロック

【食品の区分】
加工食品(サプリメント形状)

【機能性関与成分名】
オリーブ由来ヒドロキシチロソール
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【表示しようとする機能性】

本品にはオリーブ由来ヒドロキシチロソールが含まれます。
オリーブ由来ヒドロキシチロソールは抗酸化作用を持ち、血中のLDLコレステロール(悪玉コレステロール)が酸化され酸化LDLコレステロールになることを抑制させることが報告されています。
本品はLDL(悪玉)コレステロールが気になる方に適しています。

【想定する主な対象者】
疾病に罹患していないもの(未成年、妊産婦、授乳婦は除く)

【安全性の評価方法】
既存情報による食経験の評価により、十分な安全性を確認している。

【安全性に関する届出者の評価】
本品の喫食実績はないが、本品に含まれる機能性関与成分「オリーブ由来ヒドロキシチロソール」を含む原材料である「オリーブ抽出物」については、食品原料としてサプリメントや一般食品(飲料など)用途として国内で流通している。
主にオリーブ果実や葉よりヒドロキシチロソールやオレウロペインなどのオリーブポリフェノールを高濃度に抽出したオリーブ抽出物が流通している。
一般的に広く流通している6%のヒドロキシチロソールを規格するオリーブ果実抽出物「HIDROX」は、GRAS物質として登録されており、ヒドロキシチロソールの安全性については確認されている。また、ヒドロキシチロソールはオリーブの部位(葉や果実、オイル等)による明らかな相違はないという結論が、EFSA(European Food Safety Authority)よりでている。
オリーブ葉抽出物を含むオリーブ抽出物は、食品原料として十分に流通実績が有ること、オリーブ果実抽出物がGRAS物質として認定されていること、オリーブが伝統的に利用されてきたことを踏まえると、オリーブ葉抽出物は安全性の高い原料であると考えられる。
医薬品との相互作用に関しては、降圧薬や血糖降下薬の作用を強めることが知られている。しかし、本品が健康な成人を対象としていること、摂取上の注意事項に上記医薬品(降圧薬、血糖降下薬)を服用している方への注意喚起を行っていることにより、本品を機能性表示食品として販売することは問題ないと判断している。

【摂取する上での注意事項】
●本品は多量摂取により疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。1日の摂取目安量を守ってください。
●原材料名をご参照の上、食物アレルギーのある方はお召し上がりにならないでください。
●高血圧治療薬(降圧薬)や糖尿病治療薬(血糖降下薬)をお飲みの方は、本品の摂取を避けてください。

【生産・製造・品質管理に関する基本情報】
公益財団法人日本健康・栄養食品協会による健康補助食品GMP認定工場(株式会社AFC-HDアムスライフサイエンス 本社工場、第二工場及び国吉田工場:国内GMP)にて製造。

【機能性の評価方法】
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。

【届出者の評価(エビデンス)】
(ア) 標題
オリーブ由来のヒドロキシチロソールを摂取することによる血中の酸化LDLコレステロールの抑制作用の機能性に関する研究レビュー

(イ) 目的
健常成人に対して、オリーブ由来のヒドロキシチロソールを摂取させ、血中の酸化LDLコレステロールの減少における機能の有無を評価することを目的とした。

(ウ) 背景
地中海地方や小豆島などで、長年食経験のあるオリーブオイルは脳梗塞、心筋梗塞など循環器系の障害を予防することが示唆されている。これらの効果発現に関与する成分として、オリーブのポリフェノールが推定されている。これらのポリフェノールはガン、老化のような酸化によるダメージと関連する領域に有効であるという臨床医学研究報告がある。すなわちオリーブに多く含まれるポリフェノールには抗酸化機能があることから、LDLコレステロールの酸化抑制が報告されている。本品の機能性関与成分であるヒドロキシチロソールはオリーブ中のポリフェノールの一種であり、LDLコレステロールに対する酸化抑制作用が示唆されている。しかし酸化抑制による血中の酸化LDLコレステロールの低減とヒドロキシチロソールの摂取の関連性をレビューした報告は今のところ無い。そこで本レビューを実施し、ヒドロキシチロソールの酸化LDLコレステロール低減効果の有無を検証した。

(エ) レビュー対象とした研究の特性
2019年9月2日までに発表された論文のうち、健常者において、オリーブ由来ヒドロキシチロソールを経口摂取させ、プラセボ群と比べて、血中の酸化LDLコレステロールの減少の有無について評価している研究を対象とした文献検索を行い、3報を採択した。

(オ) 主な結果
3報を総合的に判断すると1.59 mg~50 mgのヒドロキシチロソールを単回から3週間経口摂取することで血中の酸化LDLコレステロールの減少に有意な差が見られた。3報のうち1報はオリーブオイルを試験サンプルとして用いているが、ヒドロキシチロソールはオリーブの部位(葉、果実等)による有効性の差異はないとEFSA(European Food Safety Authority)において結論付けられており問題ないと考えられる。本品のヒドロキシチロソール含有量は5.25 mg/日であるが、本研究レビューにおいて、ヒドロキシチロソール単独で5.25 mgでの有効性を示しており、本品の機能性は問題ないと考えられる。

(カ) 科学的根拠の質
本研究レビューにおいては未発表研究データが存在する可能性は否定出来ないものの、科学技術分野から医療分野の3つの主要データベースを使用しているため現時点で公表されている当該研究を網羅できていると判断できる。しかしUMIN-CTRの使用が進んでいないため、出版バイアスの可能性は否定できない。だが今回採択した論文すべてにおいて十分な有意差があり、十分に機能性を有することを示せていると判断した。

プラズマローゲンハードカプセル(株式会社ビーアンドエス・コーポレーション)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品

株式会社ビーアンドエス・コーポレーションが消費者庁に届出た機能性表示食品プラズマローゲンハードカプセルのエビデンス(科学的根拠)



株式会社ビーアンドエス・コーポレーション
が消費者庁に届出た機能性表示食品【プラズマローゲンハードカプセル】のエビデンス。口コミ評判ではありません。効果等は科学的な根拠に基づいています。届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。
千葉一敏先生(薬剤師・サプリメントアドバイザー)による、届出のあった機能性表示食品の注目ポイントを判り易く解説です。

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機能性表示食品まとめ一覧

株式会社ビーアンドエス・コーポレーション

【届出番号】
F628

【届出日】
2020/11/13

【届出者名】
株式会社ビーアンドエス・コーポレーション
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【商品名】
プラズマローゲンハードカプセル

【食品の区分】
加工食品(サプリメント形状)

【機能性関与成分名】
ホタテ由来プラズマローゲン
クリックすると楽天市場の検索結果が表示されます。

【表示しようとする機能性】

本品にはホタテ由来プラズマローゲンが含まれます。
ホタテ由来プラズマローゲンには、認知機能の一部である、空間認知能や場所を理解する能力といった記憶力を維持する機能があることが報告されています。

【想定する主な対象者】
場所を理解する記憶力の低下が気になる高齢者【疾病に罹患している者、未成年者、妊産婦(妊娠を計画している者を含む。)及び授乳婦を除く。】を対象とする。

【安全性の評価方法】
喫食実績の評価により、十分な安全性を確認している。

【安全性に関する届出者の評価】
①喫食実績による食経験の評価
当該届出商品は、機能性関与成分であるホタテ由来プラズマローゲンを1日摂取目安量当たり1.0mg含有する食品で、機能性関与成分を含む原材料として高純度に精製したホタテ抽出物を配合しています。当該届出商品と同じ内容商品は、2016年11月~2020年3月までに累計2,000万粒以上(60粒入り1箱で換算すると33万箱以上)の販売実績がありますが、商品と因果関係の認められる健康被害に関する報告は受けていません。
また、当該届出商品と同じ原料を配合したソフトカプセルタイプの類似食品は、2015年9月~2020年3月までに累計2,100万粒以上(60粒入り1箱で換算すると35万箱上)の販売実績がありますが、商品と因果関係の認められる健康被害に関する報告は受けていません。
また、ホタテ由来プラズマローゲンの安全性に関する研究報告をデータベースで検索したところ、ヒトを対象とした安全性に関する報告が1報ありました。1日1.0mgのホタテ由来プラズマローゲンを24週間摂取した場合に、有害な作用はみられていません。但し、この報告は、当該届出商品の1日摂取目安量当たりに 含まれるホタテ由来プラズマローゲンの量に対して5倍量未満の報告のため、参考情報としました。 なお、データベースを用いた調査の結果、医薬品との相互作用に関する報告はありませんでした。
以上のことから、当該届出商品は摂取目安量を守り適切に摂取する場合、安全性に関し問題はないと判断しました。

【摂取する上での注意事項】
●食品アレルギーがある方は、原材料をご確認ください。
●開封後は、お早めにお召し上がりください。
●体質・体調に合わない場合は、ご利用を中止してください。
●賞味期限が過ぎた製品は、摂取を控えてください。
●シートから取り出す際は、指の腹で押し出すようにしてください。爪で押し出すとカプセルが割れることがあります。
●乳幼児の手の届かない所に置いてください。

【生産・製造・品質管理に関する基本情報】
当該届出商品の製造は3つの製造者で行っており、いずれの製造工場共に公益財団法人 日本健康・栄養食品協会の健康補助食品GMP適合認定を取得した製造工場で、予め定められた適正な製造基準に従って製造しています。

【機能性の評価方法】
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。

【届出者の評価(エビデンス)】
【標題】
「ホタテ由来プラズマローゲン」の記憶力などの認知機能に与える効果に関する研究レビュー

【目的】
疾病に罹患していない成人男女がホタテ由来プラズマローゲンを経口継続摂取した際の記憶力などの認知機能に対する効果を検証しました。

【背景】
高齢化が急速に進む現在の日本において、加齢に伴う認知機能の低下は大きな問題となっています。生体成分の一つであるプラズマローゲンは、脳機能、特に神経細胞の維持や分化に重要であり、記憶力などの認知機能に深く関わっていると考えられています。ホタテ由来プラズマローゲンを配合した本機能性表示食品を販売するにあたり、ホタテ由来プラズマローゲン配合食品の機能について検証するため、本研究レビューを行いました。

【レビュー対象とした研究の特性】
疾病に罹患していない成人男女(認知症ではないとされている「軽度認知障害」の人も含みます)を対象としてホタテ由来プラズマローゲンの記憶力に関する有効性評価を行った研究を調査しました。レビュー対象は、ランダム化並行群間比較試(試験成分を含む食品を摂取する人と試験成分を含まない食品を摂取する人を無作為に分け、それぞれの結果を照らし合わせて評価する試験)、またはこれに準じる形の試験の査読付論文(専門家による審査を経た論文)としました。

【主な結果】
データベース検索およびその他の情報源より、49報の文献が抽出され、あらかじめ決めてあった基準を確認したところ、1報が採用文献となりました。内容を精査したところ、解析対象者178名(試験食品群90名、プラセボ群88名)での結果であり、ホタテ由来プラズマローゲンを1.0mg継続摂取することにより、記憶力に関する指標になるMMSE-Jにおいて、総得点では群間有意差はないものの、試験品群は統計的有意に上昇したのに対し、プラセボ群は有意な改善を示していませんでした。さらにMMSE-Jのカテゴリーの一つである場所の見当識では試験品群は有意な改善を示し、プラセボ群では有意な改善を示さず、その群間差は統計的に有意でした(p=0.003)。
以上より、ホタテ由来プラズマローゲンを1日当たり1.0mg継続的に摂取することにより、認知機能の一部である記憶力の維持が期待できると判断しました。本機能性表示食品はホタテ由来プラズマローゲンを1.0mg含んでおり、上記のとおり記憶力を維持する作用が期待できるものと判断しました。

【科学的根拠の質】
本研究レビューの限界として、4つの代表的な自然科学分野のデータベースを網羅的に検索したものの、採用された論文は1報のみであり、メタアナリシス(複数の研究の結果を統合する統計解析)による検証がされていないことが挙げられます。しかし、採択文献は多施設でのランダム化並行群間比較試であり、また対象人数も178名と規模も大きいことから、科学的根拠は十分であると判断しました。

ヴァームスマートフィットパウダーアップル風味(明治)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品

株式会社明治が消費者庁に届出た機能性表示食品ヴァームスマートフィットパウダーアップル風味のエビデンス(科学的根拠)


株式会社明治が消費者庁に届出た機能性表示食品【ヴァームスマートフィットパウダーアップル風味】のエビデンス。口コミ評判ではありません。効果等は科学的な根拠に基づいています。届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。
千葉一敏先生(薬剤師・サプリメントアドバイザー)による、届出のあった機能性表示食品の注目ポイントを判り易く解説です。

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株式会社明治

【届出番号】
F627

【届出日】
2020/11/13

【届出者名】
株式会社明治
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【商品名】
ヴァームスマートフィットパウダーアップル風味

【食品の区分】
加工食品(その他)

【機能性関与成分名】
アラニン・アルギニン・フェニルアラニン混合物
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【表示しようとする機能性】

本品には3種類のアミノ酸から構成されるアラニン・アルギニン・フェニルアラニン混合物が含まれます。
アラニン・アルギニン・フェニルアラニン混合物には、身体活動との併用によりBMIが高めの方の脂肪の代謝(脂肪の分解と消費する力)をさらに上げ、体脂肪をより減らす機能があることが報告されています。

【想定する主な対象者】
BMIが高めの方

【安全性の評価方法】
既存情報による安全性試験結果の評価により、十分な安全性を確認している。

【安全性に関する届出者の評価】
当該製品の機能性関与成分は3種類のアミノ酸混合物(アラニン、アルギニン、フェニルアラニンの1:1:2混合物)であり、当該製品の1日の摂取目安量(5.7 g/袋)中の各アミノ酸量はアラニン 375 mg、アルギニン 375 mg、フェニルアラニン 750 mgである。
一方、当該製品と同じ機能性関与成分を1日当たりの摂取目安量(500 ml/本)中、当該製品と同量含む、特定保健用食品申請中である清涼飲料水「ヴァームスマートフィットウォーター」について、内閣府 食品安全委員会にて食品健康影響評価が実施され、特定保健用食品評価書が作成されている。当該評価書の「Ⅱ. 安全性に係る試験等の概要」では、食経験の他、細菌やほ乳類細胞を用いた試験、ラットを用いた試験や、ヒト試験の概要と結果、および糖尿病や腎機能への影響に関する考察が記述されている。当社において、当該内容を確認した結果、安全性に問題はないと評価された。また、内閣府 食品安全委員会においても、「ヴァームスマートフィットウォーター」については、提出された資料に基づく限りにおいて安全性に問題はないと判断している。
「ヴァームスマートフィットウォーター」の評価では飲料の形態・性状である清涼飲料水を評価対象としている。一方、当該製品は粉末清涼飲料の形態であり水に溶かして摂取するため、食品性状の違いが当該製品摂取時における安全性に与える影響はないと考えられる。そのため、当社および内閣府 食品安全委員会による「ヴァームスマートフィットウォーター」の食品健康影響評価の結果を、当該製品に適用することに問題はないと考えられた。したがって、当該製品について、「ヴァームスマートフィットウォーター」の評価に用いられた資料の内容に基づく限りにおいて安全性に問題はないと判断した。
また、アルギニン、フェニルアラニンは、心循環改善薬やパーキンソン治療薬などとの相互作用が示唆されている。しかし、当該製品の摂取に係るアミノ酸摂取量では有害事象等の報告はない。さらに、当該製品の摂取対象者は疾病罹患者を除いていることから、表示内容などの注意事項を守って摂取する上では、医薬品類との相互作用を考慮する必要性はないと判断した。
加えて、機能性関与成分同志の相互作用を調査したところ、情報の記載はなかった。

【摂取する上での注意事項】
多量摂取により疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。
一日の摂取目安量を守ってください。

【生産・製造・品質管理に関する基本情報】
FSSC22000の認証を取得した工場にてHACCPシステムに則った生産・製造及び品質管理を行っている。

【機能性の評価方法】
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。

【届出者の評価(エビデンス)】
1.標題
機能性関与成分である「アラニン:アルギニン:フェニルアラニンの1:1:2重量比混合物(以下、アラニン・アルギニン・フェニルアラニン混合物)」の摂取と身体活動量増加との併用による、体脂肪を減らす機能に関する研究レビュー

2.目的
  疾病に罹患していない成人を対象とし、アラニン・アルギニン・フェニルアラニン混合物摂取と身体活動増加(以下、1,000歩程度の歩数増加)との併用に、体脂肪を減らす作用があるかどうかを検証することを目的とした。

3.背景
運動時の脂肪分解を促進するアミノ酸として、アルギニンやフェニルアラニンについての研究報告がある。しかし、これらの混合物や当該製品の関与成分(アラニン・アルギニン・フェニルアラニン混合物)の摂取と、1,000歩程度の歩数増加を併用したヒトを対象とした報告は少なく、体脂肪が減少するかどうかについて総合的に評価したレビューは行われていない。

4.レビュー対象とした研究の特性
複数(PubMedおよびJDreamⅢ)の研究論文のデータベースを用い、各データベースに情報が搭載されてから検索日(2019年1月)までの期間に公表された論文を収集した。基準に見合った論文は2報あり、全て科学的質が高いとされる研究方法(ランダム化比較試験)であった。

5.主な結果
採用された2報はいずれもBMIが25.0 kg/m2以上30.0kg/m2未満の成人男女を対象とした。このうち1報は、アラニン・アルギニン・フェニルアラニン混合物含有飲料の継続摂取と1,000歩程度の歩数増加を併用することで、摂取12週間後の体脂肪が減少するかをプラセボ飲料と比較して検討した。結果、アラニン・アルギニン・フェニルアラニン混合物を含む飲料を摂取した群では体脂肪が減少するものの、明確な差は見られなかった。しかし、この研究は各群の被験者数が8~9名と少なく、次試験での有効用量を推定するための予備的研究であることが明記されている。もう1報は、その予備的研究を受けた本試験(各群100名)であり、アラニン・アルギニン・フェニルアラニン混合物を含む飲料を摂取した群において、体脂肪が明らかに減少することが確認された。また、2報ともに、アラニン・アルギニン・フェニルアラニン混合物の摂取による副作用などの健康被害の報告はない。

6.科学的根拠の質
2報とも日本人を対象とし、対象者の年齢や性別比がほぼ同様であり、信頼性の高い研究方法(ランダム化二重盲検)での比較がなされていたことから、研究の妥当性は高いと考えた。研究の限界としては、対象者のBMIが25.0 kg/m2以上30.0kg/m2未満に限定されることが挙げられる。また、採用論文が2報に限定され、うち1報では被験者が少人数であったことから、今後の研究に注視することが必要と考える。
現時点では、疾病に罹患していない成人において、アラニン・アルギニン・フェニルアラニン混合物の摂取は安全であり、かつ、1,000歩程度の歩数増加との併用で、体脂肪を減少させる可能性があると考えられた。

ジンジャーファイト10(株式会社ECホールディングス)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品

株式会社ECホールディングスが消費者庁に届出た機能性表示食品GINGER FIGHT(ジンジャーファイト)10のエビデンス(科学的根拠)


株式会社ECホールディングスが消費者庁に届出た機能性表示食品【GINGER FIGHT(ジンジャーファイト)10】のエビデンス。口コミ評判ではありません。効果等は科学的な根拠に基づいています。届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。
千葉一敏先生(薬剤師・サプリメントアドバイザー)による、届出のあった機能性表示食品の注目ポイントを判り易く解説です。

動画で見る機能性表示食品と成分の解説一覧(動画)

機能性表示食品制度が始まってから届出た商品の一覧を紹介しています。
会社別・年度別にまとめてありますので、ご利用ください。

機能性表示食品まとめ一覧

株式会社ECホールディングス

【届出番号】
F626

【届出日】
2020/11/13

【届出者名】
株式会社ECホールディングス
クリックすると楽天市場の検索結果が表示されます。

【商品名】
GINGER FIGHT(ジンジャーファイト)10

【食品の区分】
加工食品(サプリメント形状)

【機能性関与成分名】
還元型コエンザイムQ10

ブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボン

クリックすると楽天市場の検索結果が表示されます。

【表示しようとする機能性】

本品には還元型コエンザイムQ10、ブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボンが含まれます。
細胞のエネルギー産生を助け、酸化ストレスを緩和する働きがある還元型コエンザイムQ10には、日常の生活で生じる一過性の身体的な疲労感や精神的な疲労感を軽減する機能が報告されています。
身体的、精神的な疲労を自覚している方に適しています。
ブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボンは、日常活動時のエネルギー代謝において脂肪を消費しやすくする作用により、BMIが高め(BMI24以上30未満)の方の腹部の脂肪を減らす機能が報告されています。

【想定する主な対象者】
BMI が高めの健康な方、身体的・精神的な疲労を自覚している方、成人健常者

【安全性の評価方法】
既存情報による安全性試験結果の評価により、十分な安全性を確認している。

【安全性に関する届出者の評価】
●還元型コエンザイムQ10
既存情報による安全性試験の評価
届出製品の安全性に関係すると考えられる論文6報と、食品安全委員会による「健康食品等の安全性情報に関する調査報告書」を抽出し、内容について評価しました。なお、還元型CoQ10は、原料メーカーが世界で唯一原料供給を行っていることから、届出製品に含まれる還元型CoQ10は、本項で記載の還元型CoQ10と同一です。従って、評価した機能性関与成分の安全性情報は、届出製品の安全性評価に利用可能と考えます。
結果、1日摂取量が90~3,000mg、期間が4~96週間で実施されたヒト臨床試験の全てでCoQ10の摂取に起因する、臨床的に問題となる有害事象の報告はありませんでした。
以上より、届出製品の1日摂取目安量及びそれ以上のCoQ10(90~3,000mg/日)を摂取させた試験全てにおいて臨床上問題となる有害事象はなかったこと、長期(26週間~96週間)での還元型CoQ10の摂取(200~300mg/日)においても安全性が確認されたことより、届出製品に含まれる還元型CoQ10を1日100mg長期摂取しても安全であると評価できます。

●ブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボン
既存情報による安全性試験の評価
ブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボンを含むブラックジンジャー抽出物を用いた臨床試験の報告が行われていました。届出製品と同じ1日摂取目安量であるブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボン12mgの12週間摂取の試験や、5倍量となるブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボン60mgの4週間摂取の試験において安全性に問題となる事象は報告されていないことから、届出製品の原材料であるブラックジンジャー抽出物およびブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボンの安全性は高く、問題はないと考えられました。以上より、機能性関与成分ブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボンおよび届出製品は安全であり、届出製品を適切に摂取する場合、安全性に問題ないと評価しました。

以上より、機能性関与成分の還元型コエンザイムQ10及びブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボンを配合した届出製品の安全性に問題はないと考えます。

【摂取する上での注意事項】
●食物アレルギーのある方は、原材料名をご確認の上ご使用をお決めください。

【生産・製造・品質管理に関する基本情報】
届出製品「GINGER FIGHT(ジンジャーファイト)10」の製造に関して、全ての工程を国内GMP(公益財団法人 日本健康・栄養食品協会)認証工場で製造しており、製品の生産及び品質管理に関しては、国内GMPの取組みに基づき実施されています。

【機能性の評価方法】
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。

【届出者の評価(エビデンス)】
【還元型コエンザイムQ10】
ア 標題
還元型コエンザイムQ10 摂取が身体的・精神的な疲労感に与える影響
イ 目的
成人健常者が還元型コエンザイムQ10 を1 日100mg 摂取したとき、日常の生活で生じる身体的・精神的な疲労感が軽減するか検証しました。
ウ 背景
エネルギー不足や酸化ストレスによる細胞障害等は、身体のだるさや疲れが抜けないこと(身体的疲労感)や、不安や気分障害(精神的疲労感)など、疲労感の発生に深く関与していることが報告されています。還元型コエンザイムQ10 はエネルギー産生に必須であり、また、活性酸素などの酸化ストレスを緩和する重要な抗酸化物質であることから、還元型コエンザイムQ10 を摂取することは、身体的・精神的疲労感の軽減に役立つと考えられます。
これまで、還元型コエンザイムQ10 が疲労感を緩和するという報告は複数ありますが、これらを総合的に評価した研究レビューはありません。そこで、還元型コエンザイムQ10 摂取が、心身に負担がかかった際の活動意欲の低下(疲労感)や身体的活動量の低下(疲労)に与える影響に関する論文を検索し、還元型コエンザイムQ10 が日常の生活で生じる身体的な疲労感を軽減する作用を評価しました。なお、『疲労』は『一過性の疲労(急性疲労、亜急性疲労)』と『慢性疲労』に分けられることがありますが、本研究レビューでは『一過性の疲労とそれに伴う疲労感』を軽減するかを検証し、慢性疲労に関する研究は除きました。
エ レビュー対象とした研究の特性
2019 年7 月3 日~7 月9 日の期間に、文献データベースに公表された研究の中から、成人健常者を対象として、還元型コエンザイムQ10 を摂取させることで、日常の生活で生じる身体的・精神的な疲労感が軽減するか調査しました。各研究における利益相反の申告はありませんでした。
オ 主な結果
この研究レビューの結果、専門家の審査を受けた学術論文6 報が抽出されました。6 報のうち5 報がポジティブな結果であり、そのうち日本人を対象とした試験は4 報でした。これら4報の論文では、いずれも還元型コエンザイムQ10 の摂取によって身体的・精神的疲労感の指標である「活力」や「仕事への意欲」「疲労回復」「ストレスの程度」などの改善が認められました。別のもう1報では、還元型コエンザイムQ10 の摂取により、身体的・精神的疲労感の指標である「活力」や「心の健康」の改善とともに、1日の歩数の増加(身体的活動量の増加)が認められました。これらの結果は、還元型コエンザイムQ10 がエネルギー産生を促進し、酸化ストレスを緩和したことで、日常の生活で生じる身体的・精神的な疲労感が軽減したものと考えられました。
なお、いずれの試験でも還元型コエンザイムQ10 に起因する有害な事象は認められませんでした。
カ 科学的根拠の質
1 日の摂取量や人種が異なる(4 報が日本人、2 報が欧米人)ことなど、評価指標に違いはありますが、定性的な評価や科学的根拠の強さなども高評価であり、科学的根拠の質は十分と判断しました。但し、対象となった文献が6報と少ないことが研究の限界であり、今後更に検証が行われることが望ましいです。

【ブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボン】
ア 標題
ブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボン摂取による、腹部の脂肪を減らす機能に関する定性的研究レビュー
イ 目的
健康な方に対するブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボン摂取の効果を、プラセボとの比較で検証した研究をレビューし、効果の有無を総合的に評価しました。
ウ 背景
ブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボンの脂肪に対する影響に関して、培養ヒト細胞を用いたin vitro実験や、マウスを用いた動物実験では、脂肪の分解を促進する作用があるという研究報告があり、ブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボンを摂取することで脂肪が減少するものと考えられます。しかし、ヒトを対象に脂肪に対する影響を評価した文献を包括的に整理する研究レビューはありませんでした。今回、ブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボンを継続摂取することによる、腹部脂肪を減らす作用について検証を行いました。
エ レビュー対象とした研究の特性
国内外のデータベースを使用して英語及び日本語の文献を検索し、基準に合致した文献1報(ランダム化比較試験)を採用しました。本採用文献の全体解析では、脂質異常・高血糖・高血圧のいずれかに該当する被験者が解析対象に含まれる恐れがあったため、正常範囲の被験者のみを対象としたサブグループ解析の結果を研究レビューの対象としました。本解析の対象者は、20-64歳の、BMIが高め(BMIが24以上30未満)の健康な男女52名を被験者とした試験でした。
※BMIはBody Mass Indexのことで、体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)で算出されます。
オ 主な結果
採用文献から、健康な被験者が、ブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボン12 mgを含む食品を1日1粒、12週間継続して摂取することで、含まない食品を摂取した場合と比較して、腹部の脂肪面積が有意に減少していることが確認されました。
カ 科学的根拠の質
 評価した文献が1報のため科学的根拠の一貫性は不明であったものの、日本人を対象としたランダム化比較試験であり、予め設定された試験計画に沿って試験が実施されていました。よって、採用文献のブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボン12mgを継続して摂取することによって、腹部の脂肪を減らす機能が認められたという結果は信頼できる科学的根拠に基づいていると考えられ、届出製品でも同様の機能が期待できると考えられます。

アップルシールド(株式会社元気生活)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品

株式会社元気生活が消費者庁に届出た機能性表示食品アップルシールドのエビデンス(科学的根拠)


株式会社元気生活が消費者庁に届出た機能性表示食品【アップルシールド】のエビデンス。口コミ評判ではありません。効果等は科学的な根拠に基づいています。届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。
千葉一敏先生(薬剤師・サプリメントアドバイザー)による、届出のあった機能性表示食品の注目ポイントを判り易く解説です。

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株式会社元気生活

【届出番号】
F625

【届出日】
2020/11/13

【届出者名】
株式会社元気生活
クリックすると楽天市場の検索結果が表示されます。

【商品名】
アップルシールド

【食品の区分】
加工食品(サプリメント形状)

【機能性関与成分名】
りんご由来プロシアニジン
クリックすると楽天市場の検索結果が表示されます。

【表示しようとする機能性】

本品には、りんご由来プロシアニジンが含まれます。
りんご由来プロシアニジンには紫外線刺激から肌を保護するのを助ける機能性が報告されています。

【想定する主な対象者】
紫外線によって肌が赤くなりやすい健常成人

【安全性の評価方法】
既存情報による安全性試験結果の評価により、十分な安全性を確認している。

【安全性に関する届出者の評価】
本届出品の機能性関与成分であるりんご由来プロシアニジンを含有するりんごポリフェノールは、りんごの未成熟果から抽出・精製した製品である。同原料を主原料とした特定保健用食品の安全性が食品安全性委員会により、「適切に摂取される場合には安全性に問題はない」と判断されている。また、2004年にはGRAS認定を受けている。
既存情報を用いて安全性の評価を行ったところ、in vitro試験及びin vitro試験における安全性試験の成績から、変異原性、一般毒性は認められないと推定された。加えて、本届出品より機能性関与成分の一日当たりの摂取目安量が多い飲料(りんごポリフェノール600mg/日(りんご由来プロシアニジンとして110mg))の臨床試験において、試験飲料の摂取に起因すると考えられる有害事象は認められなかった。
また、医薬品との相互作用に関する報告例は確認されなかった。
 以上より、本届出品における安全性に問題はないと判断した。

【摂取する上での注意事項】
●一日摂取目安量をお守りください。
●原材料をご参照の上、食物アレルギーのある方は摂取しないでください。
●妊婦・授乳中の方、未成年の方は摂取しないでください。

【生産・製造・品質管理に関する基本情報】
製造所:アピ株式会社 池田工場 国内GMP認定工場(承認書発行者:公益財団法人日本健康・栄養食品協会)

【機能性の評価方法】
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。

【届出者の評価(エビデンス)】
標題: 最終製品「アップルシールド」に含有する機能性関与成分「りんご由来プロシアニジン」の摂取による紫外線照射における肌ダメージ(紅斑)抑制に関する研究レビュー

(目的)
この研究レビューは健常成人を対象として二重盲検試験を行い、りんご由来プロシアニジンを摂取した場合と摂取しない場合と比較して、紫外線照射による肌ダメージ(紅斑)やその他の肌症状に及ぼす影響を調べた。

(背景)
りんごはバラ科の植物で、世界中で栽培されている果実であり、約50種類ほどのポリフェノールが報告されている。りんごの未完熟果実に含まれる「りんごポリフェノール」は、紫外線や害虫などの刺激から実を守る天然成分で、未完熟果実には成熟果実の約10倍のりんごポリフェノールが含有されている。『アップルフェノン(R)』は、りんごポリフェノールを高純度に抽出・精製することに成功した製品であり、抗酸化作用、アンチエイジング作用、美容・美白作用、オーラルケア、筋持久力作用など様々な効果効能が報告されている。りんご由来プロシアニジンを含むリンゴポリフェノールには上記のような様々な機能が報告されているが、りんご由来プロシアニジンの紫外線照射における肌ダメージ(紅斑やその他の肌症状)に与える影響を報告した研究レビューは少ない。


(レビュー対象とした研究の特性)
Pubmed、医中誌の2つの文献データベースを用いて疾病のない健常者を対象とし、りんご由来プロシアニジン含有食品の摂取による文献の検索を行った。検索日は2020年7月22日で31報の文献が抽出された。その後スクリーニングを行い、最終的に1報の文献を採用した。採用文献はRCTであり質の高い文献である。採用した文献において紫外線照射における肌ダメージ(紅斑)やその他の肌症状などを調査し、プラセボ群(りんご由来プロシアニジンを摂取していない群)と比較を行った。

(主な結果)
本研究レビューにおいて、りんごポリフェノール粉末(りんご由来プロシアニジン含有)摂取における紫外線照射による肌ダメージ(紅斑)やその他の肌症状に関連する指標の測定を行っていた文献は1報であった。採用文献では紫外線照射部位における紅斑値とメラニン値、L値の改善に対して肯定的な文献であった。以上の結果より、紫外線によって肌が赤くなりやすい健常成人男女に対してりんごポリフェノール粉末300 mg/日(りんご由来プロシアニジンとして55 mg/日)以上の摂取で紫外線照射部位における紅斑値とメラニン値、L値を改善させる効果が確認された。本研究レビューにおいて、スポンサー・共同スポンサーおよび利益相反はない。

(科学的根拠の質)
本研究レビューに採用した文献についてはランダム化比較試験であり科学的根拠の質は高いが、報告が少ないこともあり、今後は更なる研究に注視する必要があると考える。

京のするり粒(株式会社やまちや)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品

株式会社やまちやが消費者庁に届出た機能性表示食品京のするり粒のエビデンス(科学的根拠)



株式会社やまちや
が消費者庁に届出た機能性表示食品【京のするり粒】のエビデンス。口コミ評判ではありません。効果等は科学的な根拠に基づいています。届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。
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株式会社やまちや

【届出番号】
F624

【届出日】
2020/11/13

【届出者名】
株式会社やまちや
クリックすると楽天市場の検索結果が表示されます。

【商品名】
京のするり粒

【食品の区分】
加工食品(サプリメント形状)

【機能性関与成分名】
ゲンクワニン5-O-β-プリメベロシド

マンギフェリン

クリックすると楽天市場の検索結果が表示されます。

【表示しようとする機能性】

本品にはゲンクワニン5-O-β-プリメベロシド、マンギフェリンが含まれます。
ゲンクワニン5-O-β-プリメベロシド、マンギフェリンには、便秘気味の方の便通を改善する機能があることが報告されています。

【想定する主な対象者】
便秘気味な健康な成人(疾病に罹患している者、妊産婦(妊娠を計画している者を含む。)及び授乳婦を除く。)

【安全性の評価方法】
喫食実績の評価により、十分な安全性を確認している。
既存情報による安全性試験結果の評価により、十分な安全性を確認している。

【安全性に関する届出者の評価】
①喫食実績による食経験の調査:
【本届出商品と同様の食品に関する評価】
 本届出商品と同様の食品として、原料メーカーから供給しているゲンクワニン5-O-β-プリメベロシド、マンギフェリン(以下、機能性関与成分)を1粒当たりそれぞれ0.38 mg、6.0 mg含有したタブレットタイプのサプリメントがあり、一日当たりの摂取目安量が3粒~6粒(機能性関与成分の含有量として、それぞれ1.1 mg~2.3 mg、18.0 mg~36.0 mg)となっており、2015年3月~2017年1月までに累計540,000粒以上(摂取粒数3粒~6粒/食として換算すると90,000~180,000食)製造・出荷され、通信販売等で販売実績があるが、健康被害に関する報告は1件もなかった。

【本届出商品と類似する食品に関する評価】
 本届出商品と類似する食品として、原料メーカーから供給している機能性関与成分を含むタブレットタイプのサプリメントがあり、機能性関与成分の一日当たりの摂取目安量が本届出商品と同等量以上含有している。この類似する食品は、2016年10月~2018年3月までに累計3,750,000粒以上(摂取粒数5粒/食として換算すると750,000食)製造・出荷され、通信販売等で販売実績があるが、健康被害の報告は1件もなかった。また、この類似する食品は、本届出商品と同じタブレットタイプのサプリメントであるため、消化・吸収過程に違いはなく、タブレットの製造工程については本届出商品と同一であり、機能性関与成分に影響を与えるような成分、加工工程はないことを確認している。よって、ガイドラインにある通り、類似する食品として評価することは問題ないと判断した。

②既存情報による安全性試験の評価:
機能性関与成分の安全性に関する研究報告をハンドサーチにて検索した結果、ヒトを対象とした安全性に関する報告が1報あった。
機能性関与成分を摂取させた臨床試験(単回摂取による腹部症状の安全性の確認、4週間の過剰摂取試験、12週間の長期摂取試験)を実施したところ、いずれにおいても有害事象はなかった。
なお、各種データベースを用いた調査の結果、医薬品との相互作用に関する報告はなかった。

③結論
以上の結果より、本届出商品については、一日摂取目安量を守り、過剰摂取に注意して適切に摂取する限り、ヒトの健康に対して問題はないと判断した。

【摂取する上での注意事項】
●乳幼児の手の届かないところに保存してください。
●天産物を使用しているため、色調が変わることがございますが、品質には問題ございません。
●開封後は、賞味期限に関わらず早めにお召し上がりください。

【生産・製造・品質管理に関する基本情報】
本届出商品を製造している工場は、国内の健康補助食品GMP認定工場で、予め定められた適正な製造基準に従って製造しています。GMPとは、「適性製造規範 (Good Manufacturing Practice) 」の略で、医薬品のGMPを参考に制定されたものです。本制度に適合した工場では、以下の様な徹底した製造管理・品質管理により製品を製造しています。・使用する原料のチェックを毎回行っています。・製品毎に決められた製造方法、条件により製造されています。・製造した結果は必ず記録書として残し、賞味期限内保管しています。・製造工程中には製品毎に決められた項目のチェックを行い、最終製品においては製造ロット毎に予め決められた品質項目について分析し異常の有無を確認し品質規格を外れた製品は排除しています。・製造した製品はロット毎に、品質分析結果と製造記録を確認し、どちらも問題ない場合にのみ出荷されます。・以上の製造を異物混入や腐敗などが発生しない様に、設備環境としても作業者に対しても厳密な衛生管理体制で行っています。

【機能性の評価方法】
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。

【届出者の評価(エビデンス)】
(ア)標題
ゲンクワニン5-O-β-プリメベロシド、マンギフェリン(以下、機能性関与成分)の摂取による便通改善作用について

(イ)目的
便秘傾向の成人男女において、機能性関与成分を摂取することによりプラセボなどのコントロールと比較した無作為化比較試験(RCT)により便通が改善されるかを合理的に検証した。

(ウ)背景
沈香(ジンコウ)はジンチョウゲ科ジンコウ属植物で主に東南アジアに植生し樹脂等が香や漢方薬、葉部が健康茶に利用される。
本届出商品の機能性関与成分はジンコウ属植物の葉部より抽出される。ジンコウ葉エキス中の機能性関与成分について、動物試験において腸の蠕動運動を促進する作用と排便を促進する作用が報告されている。そこで、便秘傾向の成人男女において機能性関与成分を摂取することによりプラセボなどのコントロールと比較して便通が改善されるか、総合的に評価することを目的とした。

(エ)レビュー対象とした研究の特性
該当論文著者を含まないアピ㈱社員2名により、研究の適格基準を定めた。2017年11月15日~2017年11月16日にJDreamIIIなど日本語と英語の検索サイト5種において便秘傾向者を含む健常な成人男女の臨床試験全般の検索を実施し、適格基準に合致した論文2報の研究レビューを行った。

(オ)主な結果
ジンコウ葉エキスの経口摂取により便通改善効果があるとした論文が2報あり、効果がないとする論文は0報であった。効果があるとした論文の概要を示す。

①便秘傾向の成人男女64名にジンコウ葉エキス600 mg/日(機能性関与成分として、合計78.5 mg/日(ゲンクワニン5-O-β-プリメベロシド5.7 mg/日、マンギフェリン72.8 mg/日)またはプラセボを1日6錠の錠剤として2週間経口摂取させた。その結果、介入群はプラセボ群と比較して、排便量、排便回数、排便日数が有意に増加(p=0.029、p=0.0005 、p=0.0001)し、便の硬さが有意に軟かくなり(p<0.05)、便通改善効果がみられた。試験中観察された有害事象は沈香葉エキスと関連性がないと判断された。
②便秘傾向の成人男女15名にジンコウ葉エキス300 mg/日(機能性関与成分として、合計19.1 mg/日(ゲンクワニン5-O-β-プリメベロシド1.1 mg/日、マンギフェリン18.0 mg/日)またはプラセボを1日4錠の錠剤として4週間経口摂取させた。その結果、介入群はプラセボ群と比較して、第3周と第4週における排便日数は有意(p=0.032、p=0.046)に高値となった。また、残便感は、第4週目には有意(p=0.030)となり、便通改善効果がみられた。

(カ)科学的根拠の質
未発表データが存在する可能性は否定できないものの、同定した研究の収集は科学技術および健康分野の主要なデータベースを使用して網羅的に調査した。レビューレベルの限界に関しては、レビュー対象となった論文は2報であり、出版バイアスの可能性は否定できない。また、2つの論文によるエビデンスであることから、今後相反する報告が発表されるなどによって、エビデンスの評価程度が変わる可能性があり、継続的に情報を収集することが求められる。

以上より、本届出商品には機能性関与成分合計19.1 mg以上/日(ゲンクワニン5-O-β-プリメベロシド1.1 mg以上/日、マンギフェリン18.0 mg以上/日)が含まれており、便秘気味の方の便通を改善すると考えられる。

プロシアニジン(株式会社東洋新薬)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品

株式会社東洋新薬が消費者庁に届出た機能性表示食品プロシアニジンのエビデンス(科学的根拠)



株式会社東洋新薬
が消費者庁に届出た機能性表示食品【プロシアニジン】のエビデンス。口コミ評判ではありません。効果等は科学的な根拠に基づいています。届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。
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株式会社東洋新薬

【届出番号】
F623

【届出日】
2020/11/13

【届出者名】
株式会社東洋新薬
クリックすると楽天市場の検索結果が表示されます。

【商品名】
プロシアニジン

【食品の区分】
加工食品(サプリメント形状)

【機能性関与成分名】
プロシアニジンB1及びB3
クリックすると楽天市場の検索結果が表示されます。

【表示しようとする機能性】

本品には、プロシアニジンB1及びB3が含まれるので、加齢とともに低下する血管の柔軟性(血管を締め付けた後の血管の拡張度)維持に役立つ機能があります。

【想定する主な対象者】
健常な中高年の方

【安全性の評価方法】
既存情報による安全性試験結果の評価により、十分な安全性を確認している。

【安全性に関する届出者の評価】
【食経験の評価(既存情報)】
プロシアニジンB1及びB3は、カカオやナッツ、りんご等の食品に多く含まれる。本品の機能性関与成分の由来原材料である松樹皮抽出物について、マツは古代からさまざまな部位が薬用として使用され、松樹皮抽出物はサプリメントに使用されている等の情報が確認された。なお、2次情報では松樹皮抽出物摂取によりめまいや胃腸障害、頭痛、口内炎が生じる可能性が挙げられているが、本品に配合する株式会社東洋新薬における松樹皮抽出物(フラバンジェノ―ル(R))の製造・販売実績上(2001年より製造・販売)、そのような健康被害は報告されていない。

【安全性試験に関する評価】
プロシアニジンB1又はプロシアニジンB3による安全性試験の評価を行った結果、動物試験1報が抽出されたが、安全性について懸念となる情報は認められなかった。
但し、本品に含まれる機能性関与成分量(2.4 mg/日)における安全性について評価できる文献は確認できなかったため、本品の機能性関与成分の由来原材料である松樹皮抽出物の評価を併せて行い、本品の機能性関与成分の安全性を確認することとした。
文献データベースを用いて、本品の機能性関与成分を含む原材料であるフラバンジェノール(R)に関する安全性試験の評価を行った結果、動物試験1報、ヒト試験2報が抽出された。動物試験では肝毒性がないことが示唆されており、2報のヒト試験では本品に含まれる機能性関与成分を同等量(プロシアニジンB1及びB3量 2.4 mg/日)以上含む松樹皮抽出物を摂取した結果、安全性に問題がないことが示唆された。以上より、本品に含まれる機能性関与成分量(プロシアニジンB1及びB3量 2.4 mg/日)において安全性に懸念はないと考えられた。

【医薬品との相互作用】
 公的機関のデータベースによると、プロシアニジンB1及びB3または松樹皮抽出物に関して、医薬品との相互作用が確認された事例はない。

【まとめ】
 本品の安全性は、プロシアニジンB1及びB3並びに、本品の機能性関与成分の由来となる原材料である松樹皮抽出物の既存情報による安全性試験の評価により問題ないことが確認された。
なお、機能性関与成分以外の原材料は、本品の配合量においては安全性に問題ないと考えられ、適切に摂取する上で安全性に懸念はないと考えられる。

【摂取する上での注意事項】
多量摂取により疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。また、妊娠中の方あるいは妊娠の可能性のある方は医師に相談してください。松樹皮にアレルギーをお持ちの方は、摂取をお控えください。

【生産・製造・品質管理に関する基本情報】
本品は、次の製造工場にて生産・製造及び品質管理を行っている。[製造所1]株式会社東洋新薬 鳥栖工場●GMP:認証取得 (NSF-GMP、日健栄協GMP)●ISO22000:認証取得

【機能性の評価方法】
最終製品を用いたヒト試験(ヒトを対象とした試験)により、機能性を評価している。

【届出者の評価(エビデンス)】
1 標題
プロシアニジンB1及びB3による加齢とともに低下する血管の柔軟性(血管を締め付けた後の血管の拡張度)に及ぼす影響

2 目的
健常成人におけるプロシアニジンB1及びB3の摂取が加齢とともに低下する血管の柔軟性(血管を締め付けた後の血管の拡張度)に及ぼす影響を、プラセボ(偽薬)と比較して検証することを目的とした。

3 背景
プロシアニジンB1及びB3はLDLコレステロール低下作用を有することが報告されており、その作用により加齢とともに低下する血管の柔軟性(血管を締め付けた後の血管の拡張度)維持に役立つことが期待される。

4 方法
40歳以上65歳未満の健常成人40名を対象に、1日1回、松樹皮由来プロシアニジンを含む錠剤(プロシアニジンB1及びB3量2.4 mg/日。以下、被験食品群)または松樹皮由来プロシアニジンを含まない錠剤(プラセボ。以下、対照食品群)を、それぞれ8週間摂取させた。摂取前、摂取4及び8週間後に測定したFMDの結果を解析に用いた。

5 主な結果
脱落及び遵守事項違反者を除き、最終的に被験食品群18名、対照食品群17名の計35名を解析対象とした。
被験食品群は対照食品群と比較して、摂取8週間後にFMD値が有意に増加した。

6 科学的根拠の質
本研究は、被験者選択上の偏りや、被験者、研究者の思い込み等による影響を受けないようにデザインされた質の高い研究であり、信頼性は高いと判断できる。本研究の限界として、対象者が40歳以上65歳未満の方に限定されたものであることが挙げられる。また、1日複数回に分けて摂取した場合の影響は不明である。
本試験結果より、健常な中高年の方が、プロシアニジンB1及びB3を1日1回摂取することで、加齢とともに低下する血管の柔軟性(血管を締め付けた後の血管の拡張度)が維持されることが示された。

アスタキサンチンサプリ(日本予防医学研究所)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品

株式会社日本予防医学研究所が消費者庁に届出た機能性表示食品アスタキサンチンサプリのエビデンス(科学的根拠)


株式会社日本予防医学研究所が消費者庁に届出た機能性表示食品【アスタキサンチンサプリ】のエビデンス。口コミ評判ではありません。効果等は科学的な根拠に基づいています。届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。
千葉一敏先生(薬剤師・サプリメントアドバイザー)による、届出のあった機能性表示食品の注目ポイントを判り易く解説です。

動画で見る機能性表示食品と成分の解説一覧(動画)

機能性表示食品制度が始まってから届出た商品の一覧を紹介しています。
会社別・年度別にまとめてありますので、ご利用ください。

機能性表示食品まとめ一覧

株式会社日本予防医学研究所

【届出番号】
F622

【届出日】
2020/11/13

【届出者名】
株式会社日本予防医学研究所
クリックすると楽天市場の検索結果が表示されます。

【商品名】
アスタキサンチンサプリ

【食品の区分】
加工食品(サプリメント形状)

【機能性関与成分名】
アスタキサンチン
クリックすると楽天市場の検索結果が表示されます。

【表示しようとする機能性】

本品にはアスタキサンチンが含まれます。
アスタキサンチンは、眼のピント調節機能を助け(ぼやけを和らげ)、パソコンやスマートフォンの使用による一時的な眼の疲労感および眼の使用による肩や腰の負担を軽減することが報告されています。
また、アスタキサンチンは、肌の水分保持に役立ち、肌の潤いを守るのを助ける(肌の保湿力を維持する)機能があること、つまり肌のバリア機能(保湿力)を維持することが報告されています。

【想定する主な対象者】
パソコンやスマートフォンなどによる、目の疲労感やぼやけ、肩や腰の負担が気になる成人健康男女(眼精疲労、肩こり、腰痛等の慢性的な疾病者は除く)

【安全性の評価方法】
既存情報による安全性試験結果の評価により、十分な安全性を確認している。

【安全性に関する届出者の評価】
本品に含まれるアスタキサンチンは国立研究開発法人 医薬基盤・健康・栄養研究所 「健康食品」の安全性・有効性情報やナチュラルメディシンデータベースなどのデータベースにおいて、食品に含まれる量であれば安全であると評価されている。ヘマトコッカス藻由来アスタキサンチンを12 mg/日を12週間、20 mg/日を4週間摂取させた試験において、有害事象は報告されていない。また、40 mg/日、12週間までの摂取であれば安全に使用されている。ほかのカロテノイド、ビタミン、およびミネラルとの併用は1日4 mg、12ヶ月間までの摂取であれば、安全に使用されている。
その他の情報として以下のものがある。
・雌雄のSD系ラットにおいて、ヘマトコッカス藻由来アスタキサンチン100 mg/kgの単回投与、50 mg/kg/日の90日間反復投与では毒性変化は認められなかった。
・雌雄のF344系ラットにおいて、ヘマトコッカス藻由来アスタキサンチンを最大0.25%まで13週間混餌投与したところ、0.25%混餌投与群では血清総コレステロール値にわずかな上昇が認められたが、0.075 mg/kg混餌投与群まででは一般所見、体重、摂餌量、尿検査、血液生化学および病理学的検査に影響は認められなかったという報告がある。

本品の機能性関与成分以外の原材料も食品や食品添加物として使用されているものである。またアスタキサンチンを含有するヘマトコッカス藻色素は食品添加物に登録されており安全性が極めて高く、安全性評価結果を最終製品に適用できると考えられる。

【摂取する上での注意事項】
● 一日摂取目安量を守ってください。
● 食物アレルギーのある方、薬を服用したり通院中の方は、お召し上がりになる前にお医者様とご相談ください。

【生産・製造・品質管理に関する基本情報】
公益財団法人日本健康・栄養食品協会による健康補助食品GMP認定工場(株式会社AFC-HDアムスライフサイエンス 本社工場、第二工場、国吉田工場:国内GMP)にて製造。また、GMPに従った生産、製造及び品質管理に加えて、ISO/IEC 17025:2017認定試験所(株式会社日本予防医学研究所 分析センター)にて放射性物質濃度の確認を実施。

【機能性の評価方法】
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。

【届出者の評価(エビデンス)】
【眼のピント調節機能を助け(ぼやけを和らげ)、パソコンやスマートフォンの使用による一時的な眼の疲労感および眼の使用による肩や腰の負担を軽減する機能】

標題:アスタキサンチン含有サプリメントの摂取による眼のピント調節と眼の使用に関連する自覚症状に対する効果の検討

(目的)
健常成人にアスタキサンチンを摂取させると、プラセボ摂取と比較して、眼のピント調節と眼の使用に関連する自覚症状を軽減するか検証することを目的とした。

(背景)
アスタキサンチンには非常に強い活性酸素捕捉作用があり、VDT作業などによるピント調節機能の低下を抑制することが期待されている。個々の文献にてアスタキサンチンによる眼の使用による自覚症状の改善報告があることから総合的に評価するため、研究レビューを実施した。

(レビュー対象とした研究の特性)
PubMed、JDreamⅢ(JSTPlus+JMEDPlus+JST7580)、医中誌の3つの文献データベースを用いて疾病のない健常者を対象とし、アスタキサンチン含有サプリメントの摂取による文献の検索を行った。検索日は2016年11月9日であり313報の文献が抽出された。その後スクリーニングを行い、非臨床試験やアウトカムの異なる文献を除外し、最終的に4報の文献を採用した。採用文献はRCTであり質の高い文献である。採用した文献において眼のピント調節と眼の使用に関連する自覚症状の指標を調査し、プラセボ群(アスタキサンチンを摂取していない群)と比較を行った。

(主な結果)
本研究レビューにおいて、アスタキサンチンを5~9 mg/日摂取により眼のピント調節と眼の使用に関連する自覚症状の軽減が確認された。本研究レビューにおいて、スポンサー・共同スポンサーおよび利益相反はない。

(科学的根拠の質)
研究の限界として今回の研究レビューでは、3つの文献データベースを用い、広く文献を探索しているが未発表のデータが存在する可能性は否定できない。ただし、得られた文献は4報でいずれもRCT試験であることから科学的根拠の質は高く今後の研究においても効果が変わるようなことはないと考えられ、機能性に対する科学的根拠の質は十分であると判断した。

【肌の潤いを守るのを助ける(肌の保湿力を維持する)機能があること、つまり肌のバリア機能(保湿力)を維持する機能】
標題:「アスタキサンチンサプリ」に含有する機能性関与成分「アスタキサンチン」の摂取による肌の水分保持に関する研究レビュー

(目的)
健常成人に、アスタキサンチンを摂取させると、プラセボ摂取と比較して、肌の水分保持(皮膚水分量、皮膚水分蒸散量)に関する指標について改善するか検証することを目的とした。

(背景)
皮膚の機能低下には様々な要因があるが、原因の一つとして紫外線により生じた活性酸素が皮膚障害を引き起こすといわれている。アスタキサンチンには非常に強い活性酸素捕捉作用があり、健康な肌を保つ上で重要である皮膚からの水分の蒸散を抑え、水分を保つことが期待されている。個々の文献にてアスタキチンによる肌の水分保持に対して改善報告があることから総合的に評価するため、研究レビューを実施した。

(レビュー対象とした研究の特性)
PubMed、医中誌、J-Stageの3つの文献データベースを用いて疾病のない健常者を対象とし、アスタキサンチン含有サプリメントの摂取による文献の検索を行った。検索日は2019年3月8日であり95報の文献が抽出された。その後スクリーニングを行い、非臨床試験やアウトカムの異なる文献を除外し、最終的に、3報の文献を採用した。採用文献はRCTであり質の高い文献である。採用した文献において肌の水分保持に関連する指標を調査し、プラセボ群(アスタキサンチンを摂取していない群)と比較を行った。

(主な結果)
本研究レビューにおいて、アスタキサンチンを3 mg/日以上摂取することにより肌の皮膚水分蒸散量を抑制し、皮膚水分量を増加させ、肌のバリア機能を維持する機能が確認された。本品は、一日摂取目安量が9 mgであり、本研究レビューで有効性が示唆された摂取量以上含有しているため、表示しようとする機能性に関して問題ないと考える。本研究レビューにおいて、スポンサー・共同スポンサーおよび利益相反はない。

(科学的根拠の質)
今回の研究レビューでは、3つの文献データベースを用い、広く文献を探索しているが未発表のデータが存在する可能性は否定できない。採用した3報の論文はいずれも査読付きで無作為化比較試験であるため、エビデンスの質は高いが、今後は更なる研究に注視する必要があると考える。

ナットウキナーゼ(ヤクルトヘルスフーズ株式会社)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品

ヤクルトヘルスフーズ株式会社が消費者庁に届出た機能性表示食品ナットウキナーゼのエビデンス(科学的根拠)


ヤクルトヘルスフーズ株式会社が消費者庁に届出た機能性表示食品【ナットウキナーゼ】のエビデンス。口コミ評判ではありません。効果等は科学的な根拠に基づいています。届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。
千葉一敏先生(薬剤師・サプリメントアドバイザー)による、届出のあった機能性表示食品の注目ポイントを判り易く解説です。

動画で見る機能性表示食品と成分の解説一覧(動画)

機能性表示食品制度が始まってから届出た商品の一覧を紹介しています。
会社別・年度別にまとめてありますので、ご利用ください。

機能性表示食品まとめ一覧

ヤクルトヘルスフーズ株式会社

【届出番号】
F621

【届出日】
2020/11/13

【届出者名】
ヤクルトヘルスフーズ株式会社
クリックすると楽天市場の検索結果が表示されます。

【商品名】
ナットウキナーゼ

【食品の区分】
加工食品(サプリメント形状)

【機能性関与成分名】
納豆菌由来ナットウキナーゼ
クリックすると楽天市場の検索結果が表示されます。

【表示しようとする機能性】

本品には納豆菌由来ナットウキナーゼが含まれます。
納豆菌由来ナットウキナーゼは、血流(末梢)を改善することで血圧が高めの方の血圧を下げる機能が報告されています。
血圧が高めの方に適した食品です。

【想定する主な対象者】
健常な範囲で血圧が高めの方

【安全性の評価方法】
喫食実績の評価により、十分な安全性を確認している。

【安全性に関する届出者の評価】
①喫食実績による食経験評価
当該製品と同一処方である「ナットウキナーゼプラスフコイダン」は、一日当たりの摂取目安量として機能性関与成分である「納豆菌由来ナットウキナーゼ」を3.97mg(2000FU)含有する食品である。これまでに、2011年9月~2019年12月までの期間に約650万食の販売実績があり、当該製品に起因した重篤な健康被害は報告されていない。
また「納豆菌由来ナットウキナーゼ」を5.96mg(3000FU)含有する類似品「納豆キナーゼ3000」を2017年9月~2019年12月までの期間に約90万食を販売しているが重篤な健康被害は報告されていない。
納豆菌由来ナットウキナーゼは納豆由来の成分で、日本古来より食されている食品であり、十分な食経験を有している。
②医薬品との相互作用
既存のデータベースを検索した結果から、機能関与成分に関する相互作用は報告されていない。「納豆」において血液凝固抑制薬(ワルファリン)との相互作用が報告されているが、納豆に含まれるビタミンK2が影響しており、当該製品はビタミンK2を除去しているため問題ないと判断した。また本原料に関して血液凝固抑制薬(ワルファリン)を服用されている方が摂取しても問題ないことが報告されている。
③まとめ
以上より、納豆菌由来ナットウキナーゼは、日本人が古来より食している納豆の1成分であり、また、同一処方の製品での十分な食経験を有しているため安全であると評価した。

【摂取する上での注意事項】
本品は多量に摂取することにより、疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。一日摂取目安量6粒を超えた摂取はお控えください。

【生産・製造・品質管理に関する基本情報】
本品を製造及び品質管理する工場は、GMPの適合認定を受けている。また、食品安全の国際規格FSSC22000の認証を取得している。

【機能性の評価方法】
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。

【届出者の評価(エビデンス)】
(ア)標題
機能性関与成分である納豆菌由来ナットウキナーゼの摂取による血圧低下機能に関する研究レビュー
(イ)目的
研究レビューにより、「血圧が高めの者(正常高値血圧者またはⅠ度高血圧者)を対象に、プラセボの経口摂取と比較して、国内外の論文を検索・調査し、科学的根拠を評価した。
(ウ)背景
現在、日本において生活習慣病の増加が問題となっており、高血圧もその一つである。高血圧が進むと、心不全等の心疾患や脳出血等の脳血管障害等のリスクが高まる。納豆菌由来ナットウキナーゼには、血小板凝集抑制作用や血流改善効果も報告されており、主にサプリメント(顆粒、カプセル状など)等の食品として摂取することで、血圧が高めの者(正常高値血圧者またはⅠ度高血圧者)の血圧を低下させる機能があることが報告されている。
(エ)レビュー対象とした研究の特性
国内外の文献データベースから納豆菌由来ナットウキナーゼと血圧に関係する研究があるか検索した。目的に沿った研究は、3.97㎎(2000FU)の被検食を用いたランダム化比較試験を行った研究が2報あったため、その論文について評価した。そのうち2つの試験に使用された納豆菌由来ナットウキナーゼは、本品で使用している原料と同様に株式会社日本生物科学研究所が提供したものであった。
(オ)主な結果
上記論文では1日あたり3.97㎎(2000FU)の納豆菌由来ナットウキナーゼ原料を含むサプリメントを、血圧が高めの者(正常高値血圧者またはⅠ度高血圧者)が摂取する事によって、プラセボ摂取群と比較して有意な結果を示していることが確認された。
(カ)科学的根拠の質
バイアスリスクについては、症例減少バイアスとして、脱落例がみられた研究が2報あったが、その他に研究結果に影響を与えるバイアスリスクは少ないと考えられる。非直接性については低いと判断した。出版バイアスについては、メタアナリシスを実施していないため、バイアス自体を否定することはできないが、未報告研究は確認されず、その他研究結果に影響を与える要因も認められなかったことから、低いと判断した。
本研究における対象者は、血圧が高めの者(正常高値血圧者またはⅠ度高血圧者)と設定した。なお、Ⅰ度高血圧者は機能性表示食品の対象とはならない者(疾病に罹患している者)に該当するため、正常高値血圧者のみを対象として層別解析を行ったところ、1報(No.1論文)では、正常高値血圧者において、「拡張期血圧」で被験食品群において摂取前後値で有意差がみられ(p<0.05)、さらにプラセボ群との有意差についても認められた(p<0.05)。もう1報(No.2論文)においても、「収縮期血圧」においてプラセボ群と比較して有意差が認められた(p<0.05)。このことから、正常高値血圧者のみを対象とした場合においても「収縮期血圧」「拡張期血圧」ともに肯定的な結果が得られ、血圧低下機能が期待できるものと判断した。