2019年10月12日土曜日

エッセンスオブノーススイミナイト(レッドホースウェルネス株式会社)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品


レッドホースウェルネス株式会社
が消費者庁に届出た機能性表示食品
エッセンスオブノース スイミナイト


レッドホースウェルネス株式会社が消費者庁に届出た機能性表示食品【エッセンスオブノース スイミナイト】の届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。


過去に届出た商品の一覧は、年度別にまとめた外部サイト 【機能性表示食品まとめ一覧】を参照してください。
レッドホースウェルネス株式会社
機能性表示食品検索
【届出番号】
E363
【届出日】
2019/08/29
【届出者名】
レッドホースウェルネス株式会社
(9430001067573)
楽天市場
レッドホースウェルネス株式会社の売れ筋商品
【商品名】
エッセンスオブノース スイミナイト
機能性表示食品検索
【食品の区分】
加工食品(サプリメント形状)
【機能性関与成分名】
L-テアニン
楽天市場
L-テアニンの売れ筋商品
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【表示しようとする機能性】
本品には「L-テアニン」を含みます。L-テアニンには、睡眠の質を高める(起床時の疲労感や眠気を軽減する)ことが報告されています。また、L-テアニンには、一過性の作業にともなうストレスをやわらげることが報告されています。
【想定する主な対象者】
成人男女(疾病に罹患している者、妊産婦(妊娠を計画している者を含む。)及び授乳婦を除く。)
【安全性の評価方法】
喫食実績の評価により、十分な安全性を確認している。
既存情報による安全性試験結果の評価により、十分な安全性を確認している。
【安全性に関する届出者の評価】
本届出食品の機能性関与成分であるL-テアニンは、私たちが日常的に飲用しているお茶に含まれる成分です。日本では、お茶は鎌倉時代から普及していたと言われており、1000年以上の飲用経験があります。お茶一杯中にL-テアニンは約3.6~12mg含まれるとされています。また、L-テアニンを高純度化した製品は、日本で食品添加物として一般食品やサプリメントに使用されています。L-テアニンはFDA(米国食品医薬品局)においてGRAS(一般に安全と認識される食品)に認定されています。
本届出食品に用いられているL-テアニンの原料メーカーでは、L-テアニンを含むサプリメント「テアニンタブレット」(一日摂取目安量中L-テアニン200-300mg配合、2003年販売開始)、「サンテアニン(顆粒)」(一日摂取目安量中L-テアニン500mg配合、2008年販売開始)を、日本全国のユーザー、小児から高齢者向けに販売しており、これまでに有害となる事象は報告されていません。さらに既存情報として、L-テアニンの安全性に関する文献が確認されました。成人男女に対し一日あたりL-テアニン1000mgを4週間摂取させた試験、並びに、一日あたりL-テアニン2500mgを4週間摂取させた試験において、高い安全性を有することが示唆されました。これは、本届出食品の一日摂取目安量に含まれるL-テアニン200mgの5倍量および12.5倍量に相当します。このことから、本届出食品は高い安全性を有すると考えられました。上記文献にはL-テアニンが用いられており、本届出食品との同等性についても問題ないと考えられます。
医薬品との相互作用に関しては、降圧剤(カプトプリル,エナラプリル,ロサルタン,バルサルタン,ジルチアゼム,アムロジピン,ヒドロクロロチアジド,フロセミドなど)、興奮剤(ジエチルプロピオン,エピネフリン,フェンテルミン,プソイドエフェドリンなど)の作用を弱めることが知られています。上記の医薬品は日常生活において健常者が摂取するものではなく、併用による健康被害のリスクは低いと考えられますが、パッケージにて注意喚起することで万全を期しています。
以上のことから、本届出食品は十分安全な食品であると判断しました。
【摂取する上での注意事項】
降圧剤や興奮剤を服用の方は医師にご相談ください。
【生産・製造・品質管理に関する基本情報】
本届出食品の製造は、公益財団法人日本健康・栄養食品協会の健康補助食品GMP適合認定を取得した製造工場で、バルク製造から充填包装工程を一貫して行っており、その基準に準拠した製造及び品質管理を行っています。
【機能性の評価方法】
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。
【届出者の評価】

該当する評価する機能性の項目
「L-テアニンには、睡眠の質を高める(起床時の疲労感や眠気を軽減する)ことが報告されています。」

(ア)標題
L-テアニンによる睡眠改善の機能性に関する研究レビュー
(イ)目的
健常者成人に、本届出食品に含有する機能性関与成分L-テアニン200mgを就寝前に摂取させると、プラセボ摂取の場合と比べ睡眠の質が改善するかについて、起床時の昨夜の睡眠に関するアンケートや睡眠中の生理学的指標について検証しました。
(ウ)背景
L-テアニンの睡眠改善効果について、個々の文献では報告されているものの、それらを網羅的に評価された文献はなかったため、L-テアニンが夜間睡眠の質を改善するかを結論付けることは出来ませんでした。そこで、検証が必要となりました。
(エ)レビュー対象とした研究の特性
英語文献検索には、Pubmed(検索対象期間:1946年~2018年8月23日)、Cochrane Library(1992年~2018年9月13日)のデータベースを用い、Pubmedは2018年8月23日に、Cochrane Libraryは2018年9月13日に検索を実施しました。また、日本語文献は、JSTPlus(検索対象期間:1981年~2018年8月14日)、JMEDPlus(1981年~2018年8月14日)、JST7580(1975年~1980年12月8日)のデータベースを用い2018年8月21日に検索を実施しました。検索対象は、健常な成人の集団とし、L-テアニンを摂取しない群と比較した試験デザインであることとしました。その結果、最終的に3報の文献を評価しました。これらの文献のうち2報は原料を販売している企業と大学研究機関との共同研究、1報は原料の提供はあるが大学研究機関が独自で実施した研究の結果です。
(オ)主な結果
評価した3報の結果をまとめ、統計的に解析した結果、L-テアニン摂取により、起床時のアンケート調査のうち「疲労回復」、「眠気」の改善については強い関連性が、「夢み」、「睡眠時間延長感」の改善については中程度の関連性がみられました。また、生理学的指標のひとつである睡眠中の交感神経活動の抑制についても中程度の関連性がみられました。これらの指標は、日本人(成人)で標準化された「OSA睡眠調査票(MA版)」の評価項目に含まれていることから日本人の睡眠の質を評価するのに適しているといえ、「疲労回復」と「眠気」の改善に強い関連性がみられたことは良質な睡眠がもたらされたことを示しています。以上より、就寝前にL-テアニンを摂取することは、起床時の疲労感や眠気を軽減し、睡眠の質を高めると考えられました。
(カ)科学的根拠の質
選定された文献が3報でしたので出版によるバイアスの評価に至りませんでした。正確性の評価に関してはサンプルサイズが少ないため考慮が必要とされました。エビデンスの一貫性などに特に問題は認められず、エビデンス総体の質はおおむね良好と考えています。

該当する評価する機能性の項目
「L-テアニンには、一過性の作業にともなうストレスをやわらげることが報告されています。」

(ア)標題
L-テアニンによるストレスを緩和する機能性に関する研究レビュー
(イ)目的
健常成人に、本届出食品に含有する機能性関与成分L-テアニン200mgをストレス負荷前に摂取させると、プラセボ摂取の場合と比べてストレスをやわらげる機能があるかについて、精神的なストレス負荷におけるストレス感のアンケートや生理学的指標について検証しました。
(ウ)背景
L-テアニンのストレスを緩和する機能について、個々の文献では報告されているものの、それらを網羅的に評価された文献はなかったため、L-テアニンがストレスを緩和する機能があるか結論付けることはできませんでした。そこで、検証が必要となりました。
(エ)レビュー対象とした研究の特性
英語文献検索には、Pubmed(検索対象期間:1946年~2018年8月23日)、Cochrane Library(1992年~2018年9月18日)のデータベースを用いPubmedは2018年8月23日、Cochrane Libraryは2018年9月18日に検索を実施しました。日本語文献は、JSTPlus(検索対象期間:1981年~2018年8月14日)、JMEDPlus(1981年~2018年8月14日)、JST7580(1975年~1980年12月8日)のデータベースを用い2018年8月21日に検索を実施しました。検索対象は、健常な成人の集団とし、L-テアニンを摂取しない群と比較した試験デザインであることとしました。その結果、最終的に3報の文献を評価しました。これらの文献のうち2報は原料を販売している企業と大学研究機関との共同研究、1報は原料の提供はあるが大学研究機関が独自で実施した研究の結果です。
(オ)主な結果
評価した3報の結果をまとめ、統計学的に解析した結果、ストレス負荷がかかった状況でL-テアニンを摂取することにより、ストレス評価指標の項目のうち、主観評価である「STAI」「Subjective stress: VAS」についてはL-テアニン摂取と強い関連性が、客観的評価である「唾液のストレスマーカー(sIgA、アミラーゼ)」および自律神経系の「心拍数」「拡張期血圧」については強い関連性が、また「収縮期血圧」についても弱いながらも関連性が見られました。つまり、これらの指標において効果がみられたことは、L-テアニンの摂取によりストレスをやわらげることを示しています。以上により、L-テアニンの摂取は、一過性の作業にともなうストレスをやわらげる機能があると考えられました。
(カ)科学的根拠の質
選定された文献が3報でしたので出版によるバイアスの評価には至りませんでした。正確性の評価に関してはサンプルサイズが少ないため考慮が必要とされました。エビデンスの一貫性などには特に問題は認められず、エビデンス総体の質はおおむね良好と考えています。
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10月12日更新分(28商品)

オメガ3クリル-エス(白鳥薬品株式会社)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品


白鳥薬品株式会社
が消費者庁に届出た機能性表示食品
オメガ3クリル-エス


白鳥薬品株式会社が消費者庁に届出た機能性表示食品【オメガ3クリル-エス】の届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。


過去に届出た商品の一覧は、年度別にまとめた外部サイト 【機能性表示食品まとめ一覧】を参照してください。
白鳥薬品株式会社
機能性表示食品検索
【届出番号】
E362
【届出日】
2019/08/29
【届出者名】
白鳥薬品株式会社
(6040001014485)楽天市場
白鳥薬品株式会社の売れ筋商品
【商品名】
オメガ3クリル-エス
機能性表示食品検索
【食品の区分】
加工食品(サプリメント形状)
【機能性関与成分名】
DHA・EPA(クリルオイル由来)
楽天市場
クリルオイル由来DHAの売れ筋商品

クリルオイル由来EPAの売れ筋商品
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【表示しようとする機能性】
本品にはDHA・EPA(クリルオイル由来)が含まれます。DHA・EPA(クリルオイル由来)には、認知機能の一部である記憶を維持する機能や、注意力を維持する機能があることが報告されています。
【想定する主な対象者】
高年齢者
【安全性の評価方法】
既存情報による安全性試験結果の評価により、十分な安全性を確認している。
【安全性に関する届出者の評価】
本品は、2014年4月より日本全国で販売を開始しており、発売開始から2019年1月8日時点で、5,514本(本製品の1日摂取目安量である6粒を1食と換算して、55,140食)の累計出荷実績があります。これまでの販売期間に、健康被害情報は報告されていません。また本品の原料となるナンキョクオキアミの日本における食の安全性に関する研究では、他の甲殻類や魚介類と比較して有害成分が特に多いこともなく、自然毒も検出されなかったと報告されています1)。
DHA・EPA(クリルオイル由来)を摂取させる試験としては、本品の1日摂取目安量のおよそ5倍量のDHAおよびEPAを摂取させた報告があります。18名に一日510mgのDHAと945mgのEPA(いずれもクリルオイルとして)を3ヶ月間摂取させた報告では、重篤な有害事象はないとしました2)。20名に対して一日510mgのDHAと945mgのEPA(いずれもクリルオイルとして)を3ヶ月間摂取させた報告では、試験全体を通して重大な変化はなかったとしています3)。また25名の健康成人を対象にDHAとして420~960mg、EPAとして900~1,140mg含む6gのクリルオイルを2ヶ月間摂取させたところ、1名に塩分の不耐性、2名に顔の脂漏があった他には、有害な事象は報告されていません4)。

以上の喫食実績および過剰摂取の結果から、本品は安全な食品といえると判断しました。

1) 堂本信彦,Nippon Suisan Gakkaishi, 68(5), 714-718 (2002)
2) Deinema LA et al., Ophthalmology. 2017 Jan;124(1):43-52.
3) Downie LE et al., Transl Vis Sci Technol. 2018 May 1;7(3):1.
4) The EFSA Journal (2009) 938, 1-17
【摂取する上での注意事項】
・甲殻類アレルギーのある方はご注意ください。
・本品は多量摂取により、より健康が増進するものではありません。
・抗血小板凝集薬、抗糖尿病薬を服用の方は、医師にご相談ください。
【生産・製造・品質管理に関する基本情報】
本品は、静岡県富士市にあるウキシマメディカル株式会社にて、中間製品まで製造・加工を行います。ウキシマメディカル株式会社は一般社団法人日本健康食品規格協会よりGMP認証を取得しており、また合わせて一般財団法人日本科学技術連盟よりISO 22000を取得しています。中間製品から最終的な容器包装に入れる工程までは、千葉県習志野市にある清光薬品工業株式会社で行います。清光薬品工業株式会社は公益財団法人日本健康・栄養食品協会よりGMP認証を取得しています。
【機能性の評価方法】
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。
【届出者の評価】

【認知機能の一部である記憶を維持する機能や、注意力を維持する機能】
DHA・EPA(クリルオイル由来)が認知機能に与える影響に関する研究レビュー

目的:
健康な日本人成人にDHA・EPA(クリルオイル由来)を摂取させることは、DHA・EPA(クリルオイル由来)を含まないプラセボを摂取させることに比較して認知機能に対する有効性が認められるか、について検証を行うこと。

背景:
加齢に伴う認知機能の低下は、高齢者の増加する日本において大きな社会問題となっている。脂質成分であるDHA・EPAは魚油に多く含まれることが知られ、魚由来のDHA・EPAが認知機能を改善させることが報告されている。一方、クリルオイルも同様にDHA・EPAを豊富に含むが、これまでクリルオイル由来のDHA・EPAの認知機能に対する効果は確認がなされていなかった。

レビュー対象とした研究の特性:
健康な日本人成人がDHA・EPA(クリルオイル由来)を含む食品を摂取することにより、DHA・EPA(クリルオイル由来)を含まない食品を摂取する場合と比較して、認知機能に対する有効性が認められるか、について文献を検索した。
データベースとして英語文献データベース、日本語文献データベースを用いて検索を行い、健康な日本人構成者を対象としてランダム化比較試験を実施した1報を採用した。

主な結果:
一日当たりクリルオイル由来のDHAを92mg、同様にEPAを193mg含む食品を摂取することにより、脳波事象関連電位であるP300潜時の短縮、前頭葉の酸素化ヘモグロビンの増加が認められた。P300と酸素化ヘモグロビンは認知機能の評価法と相関があることが知られている。
以上より、健康な高齢者において認知機能の一部である記憶を維持する機能や注意力を維持する機能が期待できると判断した。

科学的根拠の質:
本研究レビューの結果、健康な高年齢者において、一日当たりクリルオイル由来の DHA を 92mg 、同様に EPA を 193mg 摂取することにより、認知機能の一部である記憶の維持や注意機能の維持が期待できると判断した。本研究レビューを1 報 1 研究のみで実施したことや対象者が限定的であったことを考慮すると、本研究レビューに関連する今後の研究の動向については継続的に観察を行い、さらなる検証が必要であると考えられた。
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10月12日更新分(28商品)

お茶の力べにふうき粉末茶(株式会社市川園)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品


株式会社市川園
が消費者庁に届出た機能性表示食品
お茶の力 べにふうき 粉末茶


株式会社市川園が消費者庁に届出た機能性表示食品【お茶の力 べにふうき 粉末茶】の届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。


過去に届出た商品の一覧は、年度別にまとめた外部サイト 【機能性表示食品まとめ一覧】を参照してください。
株式会社市川園
機能性表示食品検索
【届出番号】
E361
【届出日】
2019/08/29
【届出者名】
株式会社市川園
(5080001000433)
楽天市場
株式会社市川園の売れ筋商品
【商品名】
お茶の力 べにふうき 粉末茶
機能性表示食品検索
【食品の区分】
加工食品(その他)
【機能性関与成分名】
メチル化カテキン(エピガロカテキン-3-Ο-(3-Ο-メチル)ガレート)
楽天市場
メチル化カテキン(エピガロカテキン-3-Ο-(3-Ο-メチル)ガレート)の売れ筋商品
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【表示しようとする機能性】
本品には、メチル化カテキン(エピガロカテキン-3-Ο(3-Ο-メチル)ガレート)が含まれます。メチル化カテキンは、ハウスダストやほこりなどによる目や鼻の不快感を軽減することが報告されています。
【想定する主な対象者】
ハウスダストやほこりなどによる目や鼻に不快感を有する成人男女
【安全性の評価方法】
既存情報による安全性試験結果の評価により、十分な安全性を確認している。
【安全性に関する届出者の評価】
茶は、茶の樹の芽や葉から作られる嗜好飲料で、茶の飲用は中国では2000年以上、日本でも1000年以上の歴史があります。現在、世界では年間300万トンの茶が生産され、消費されています。もともと野生茶はありましたが中国小葉樹の移植は、中国江南地方からです。
 日本では、明治時代から茶の育成が盛んに行われ、これまでに多くの品種が育成されています。「べにふうき」に関しては昭和40年に「べにほまれ」を母親、「枕Cd86」を父親の交配組み合わせにより得られた実生群から選抜、育成された品種です。メチル化カテキンを多く含む「べにふうき」は平成20年には全国栽培面積100ha、生産量約500tになり、緑茶として全国で飲用されています。
 「べにふうき」と同一のメチル化カテキンは、もともと静岡在来種などにも含まれており(在来種S6等)、これは聖一国師らが800年前に日本に持ち込んだものであります。その後代の品種である「かなやみどり」(農林登録:昭和45年)は、全国で555ha(平成26年)(年間生産量約1550t)が栽培されており、緑茶として広く飲用されています。さらに全国生産量第2位をほこる「ゆたかみどり」(農林登録:昭和41年)もメチル化カテキンを含んでおり、全国で2472ha(平成26年)(年間生産量約1万t)、緑茶として製造されて日本中で広く飲用されています。
 弊社におきましても、「べにふうき」と同一のメチル化カテキンを含む製品を2006年より販売をはじめ、現在までに約20トンの販売実績がありますが、お客様からの体調不良のご意見は寄せられておりません。しかし、上記喫食実績のみでの安全性評価は不十分であると判断し、既存情報を検索、評価いたしました。その結果、既存情報による安全性試験結果として、1日摂取目安量の3倍量を4週間摂取させた過剰摂取試験及び、1日摂取目安量で12週間摂取させた試験においても被験者に異常が認められないことが報告されていました。
 以上のようなことをふまえ、メチル化カテキンは日本人にとって飲食経験の豊富な茶に含まれる成分であり、適切に摂取すれば安全性に問題がないと考えられます。
【摂取する上での注意事項】
本品は多量摂取により疾病が治癒したり、より健康が増進されるものではありません。
本品はカフェインを通常の緑茶同様に含んでいますのでカフェインで眠れなくなる方は、夕方からの飲用を避けてください。空腹時に摂取すると胃が痛くなることがあります。
【生産・製造・品質管理に関する基本情報】
●原材料について:トレサビリティー(生産履歴)の記録、保管、農薬の管理を徹底しています。●製造、品質管理について:本製品は、FSSC22000の認証工場、ISO22000に準拠した株式会社市川園独自の食品安全マネジメントシステムを運用した工場、ミニHACCP認証工場など、安全で高品質な食品の製造を確保するためのマネジメントシステムを実施している工場において製造しています。食品を製造、加工する工場には、「農場から食卓」まで、消費者に安心、安全な食品をお届けする使命があります。工場全体の管理や原材料から製品、消費の流れを意識した管理など、一貫した安全管理システムのもとに製造管理を行っています。・メチル化カテキンについて:メチル化カテキンは研究により葉の部分に多く含まれ、熱に弱いことが知られている成分です。そのため熟練スタッフのもと、熱風乾燥、火入れを避け、含有量を減らさず、苦渋味をおさえた選別加工、管理を行っています。・最終製品の機能性関与成分の含有量をロット毎に測定し、含有量の満たない製品が流通しない体制を構築しています。
【機能性の評価方法】
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。
【届出者の評価】

①標題
メチル化カテキン(エピガロカテキン-3-0-(3-0-メチル)ガレート)を含む緑茶飲用における目や鼻の不快感軽減の作用について

②目的
メチル化カテキンを含む緑茶を継続的に飲用することで、ハウスダスト、ほこりなどが引き起こす目や鼻の不快感を軽減する機能を明らかにすることを目的とします。

③背景
茶は日本で1000年以上飲用されてきた農産物で、明治時代から多くの品種が育成されてきました。中でもべにふうきはメチル化カテキンを多く含む品種で、メチル化カテキンは目や鼻の不快感の原因であるヒスタミンの放出を抑える効果を有すると言われていることから、目や鼻の不快感の軽減が期待されています。

④レビュー対象とした研究の特性(方法)
通年性アレルギー性鼻炎や季節性アレルギー性鼻炎の症状を有しているものの疾病に罹患していないと医師に判断された日本人成人男女を対象に、メチル化カテキンを多く含む緑茶の継続摂取による、目や鼻の症状への影響を報告したヒト介入試験(被験者を無造作に二分割し、それぞれのグループで効果を比較する試験)に関する論文を検索した後、有効な論文を抽出し、評価・分析を行う研究レビューを実施しました。採択された個々の論文について、効果の有無、被験者の特性、機能性関与成分の摂取量や摂取期間などに関する情報を抽出し、集計を行いました。さらに、目や鼻の不快感に対する科学的根拠の全対象を取りまとめ、5名の外部有識者からなる評価委員会において総合評価を行いました。

⑤主な結果
メチル化カテキン(一日34mg)を含む、べにふうき緑茶の一ヶ月以上の継続飲用は、メチル化カテキンを含まない緑茶(やぶきた)飲用に比べ、目や鼻症状のスコアを有意に低下させました。

⑥科学的根拠の質
メチル化カテキンの摂取で目や鼻の不快感の改善に対して、効果があるとされる質のレベルが中程度以上のヒト介入試験論文が4報以上、効果がないとされる論文が0報だったことから、評価委員会において、あらかじめ定めた総合評価表により評価したところ、「研究のタイプ、質、数」はB(5段階で上から1番目)となった。以上により「総合評価」はAと評価されたことから、メチル化カテキンを含む緑茶は目や鼻の不快感の軽減に対して、明確で十分な根拠があると判断しました。
しかし一方で、本研究には、①採用文献が4報と少なく出版バイアスの可能性が否定できない。②4報すべて同じ研究グループによる報告であり、ランダム化や割付の隠蔵化等の記載が不足している。③うち1報がPPS解析であるためにバイアスリスクを有する可能性がある。④2報において、各群9名と人数が少ないといった研究限界も存在しています。
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10月12日更新分(28商品)

ピルクルBodycare(日清ヨーク株式会社)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品


日清ヨーク株式会社
が消費者庁に届出た機能性表示食品
ピルクルBodycare(ボディケア)


日清ヨーク株式会社が消費者庁に届出た機能性表示食品【ピルクルBodycare(ボディケア)】の届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。


過去に届出た商品の一覧は、年度別にまとめた外部サイト 【機能性表示食品まとめ一覧】を参照してください。
日清ヨーク株式会社
機能性表示食品検索
【届出番号】
E360
【届出日】
2019/08/28
【届出者名】
日清ヨーク株式会社
(2010001053507)
楽天市場
日清ヨーク株式会社の売れ筋商品
【商品名】
ピルクルBodycare(ボディケア)
機能性表示食品検索
【食品の区分】
加工食品(その他)
【機能性関与成分名】
イヌリン
楽天市場
イヌリンの売れ筋商品
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【表示しようとする機能性】
本品にはイヌリンが含まれています。イヌリンは中性脂肪を減らすことが報告されています。本品は中性脂肪が気になる方に適しています。
【想定する主な対象者】
健常成人、中性脂肪が気になる方
【安全性の評価方法】
既存情報による安全性試験結果の評価により、十分な安全性を確認している。
【安全性に関する届出者の評価】
① 既存情報を用いた安全性の評価
国立研究開発法人 医薬基盤・健康・栄養研究所等のデータベースを調査したところ、イヌリンは短期間、適切な使用下での安全性が示唆されており、8~14g/日を8週間までの摂取は安全とされている。またアメリカ食品衛生局(FDA)によるGenerally Recognized As Safe(GRAS)では、健常成人による40~70g/日の摂取で、問題はないと評価されている。なお、有害事象としては胃腸のガス、腹部膨満感、胃痙攣があり、摂取量が30gを超えると多くなると記載されている。
本品に使用しているイヌリン原料については、以下の安全性試験を実施している。微生物を用いた変異原性の有無を確認した試験では、結果は陰性であることが確認されている。また、ラットを用いた単回経口投与及び90日間反復投与毒性試験において体重1 kg当たり2 gを摂取させても死亡例や異常がないことが確認されている。さらに、臨床試験では、本品に使用しているイヌリン原料を25 g/日・4週間摂取させた試験において、臨床上問題となる有害事象がなかったことが確認されている。

② イヌリンのアレルギーに関する評価
国立研究開発法人 医薬基盤・健康・栄養研究所のデータベースで、イヌリンのアレルギー性に関する記載があり、イヌリン製品中に残存する原料由来のタンパク質の関与が示唆されているが、当該製品の原料であるイヌリン(製品名:Fuji FF)は、アレルゲンフリーである砂糖から製造しており、製造工程中にアレルゲンになるような原料は使用していないことから、当該製品では報告されているようなアレルギー反応は起こらないと判断できる。

③ 医薬品との相互作用に関する評価
国立研究開発法人 医薬基盤・健康・栄養研究所のデータベースにおいて、イヌリン摂取によってカルシウムの吸収が促進されることが示唆されている。カルシウムは、保険適応となる薬剤などがあり、厚生労働省の食事摂取基準で耐容上限量が定められている。このことから、イヌリンの摂取によりカルシウムの吸収が促進されることで、カルシウムの過剰摂取につながる可能性を検討したが、イヌリン摂取によるカルシウムの吸収促進効果は5%程度であるため、耐容上限量を上回るカルシウムの吸収量増加は起こらないと考えられる。

以上より、本品を一日摂取目安量摂取した場合、人の健康を害する恐れはないと判断した。
【摂取する上での注意事項】
多量に摂取することにより、疾病が治癒したり、より健康が増進できるものではありません。飲みすぎ、あるいは体質・体調により、お腹が張ったり、ゆるくなることがあります。
【生産・製造・品質管理に関する基本情報】
本品を製造する当社関東工場では、「総合衛生管理製造過程」の認証規格は取得しておりませんが、当社関西工場で取得している「総合衛生管理製造過程」(近厚0526第1号)と同等の製造設備・従業員の衛生管理等の体制や規格外の製品の流通を防止するための体制をとっております。なお、関東工場の「総合衛生管理製造過程」については認証規格取得に向けて現在申請中です。
【機能性の評価方法】
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。
【届出者の評価】

【イヌリンの血中中性脂肪を下げる機能について】

①標題
イヌリンの血中中性脂肪低下作用に関する研究レビュー(定性的レビュー)

②目的
「イヌリンを含む食品を、疾病に罹患していない者または血中中性脂肪値がやや高めの者が摂取することにより、血中中性脂肪値を下げるか」を明らかにすることを目的とした。

③背景
イヌリンは自然界に広く分布しており、穀物、野菜、果物などに多く含まれることが知られている。イヌリンの生理機能性に関しては、様々な報告があり、血中中性脂肪低下作用についても多数、論文化されている。研究成果全体をまとめたレビューに関しては、イヌリンの血中中性脂肪低下作用について、15報の文献を対象にメタ解析が実施され、血中中性脂肪値の有意な減少が報告されている(Brighenti F., J Nutr. 2007 Nov;137(11 Suppl):2552S-2556S)。しかしながら、このメタ解析では疾病に罹患している者を対象とした試験などが含まれており、機能性を表示するための研究レビューとしては適格ではないと判断し、新たに研究レビューを実施した。

④レビュー対象とした研究の特性
『PubMed』『CENTRAL』『医中誌』をデータベースとして用い文献検索を2017年2月に実施した。検索対象期間は制限せず、言語は英語および日本語とし、対象集団は疾病に罹患していない者(未成年者、妊産婦、授乳婦は除く)または血中中性脂肪値がやや高め(血中中性脂肪値150~199 mg/dL)の者とし、イヌリンを含む食品の摂取による血中中性脂肪値の変化を検討した介入試験を対象にして、研究レビューを実施した。加えて正常血中中性脂肪値を示す被験者のみを対象に試験を実施した文献を別途定性評価した。なお、成人の基準が国によって異なるため、成人か未成年者の判断は実施国における成人の基準に則ることとし、採用の可否を判断した。

⑤主な結果
抽出された6報の文献を用いて定性的レビューを行った結果、6報中4報の論文が肯定的であった。その際のイヌリン摂取量は8.1~17.6 g/日であった。また正常な血中中性脂肪値を示す被験者のみを対象とした文献は6報中4報で、そのうち2報で有意な血中中性脂肪低下作用を示したが、その他の2報では血中中性脂肪値の低下は認められなかった。更に、低下作用の認められた2報の論文においても、その低下度は小さく、正常範囲内に維持されていた。このことより、正常血中中性脂肪値を示す者がイヌリンを摂食した場合、血中中性脂肪値は正常範囲内に維持されるものと判断された。

⑥科学的根拠の質
研究デザインの質を評価したところ、6報中4報は研究の質が最も高いレベル(バイアスリスクが低い)と判断した。研究の限界に関して、評価した6文献はいずれも外国人を対象としていることから、日本人への外挿性が懸念されたが、日本人の糖尿病患者を対象にイヌリンを摂取させた試験においても、本研究レビュー結果とほぼ同様な結果が認められることより、日本人への外挿性については問題ないと考えられた。これらのことから、本研究レビューの科学的根拠の質は確保されていると判断した。以上、本研究レビューの結果から、イヌリンの血中中性脂肪低下作用には科学的根拠があると判断した。
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