2021年8月7日土曜日

充実野菜トマトミックス(株式会社伊藤園)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品

株式会社伊藤園の機能性表示食品,充実野菜 トマトミックスのエビデンス(科学的根拠)

株式会社伊藤園が消費者庁に届出た機能性表示食品【充実野菜 トマトミックス】のエビデンス。科学的な根拠に基づいています。届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。

動画で見る機能性表示食品と成分の解説一覧(動画)

機能性表示食品制度が始まってから届出た商品の一覧を紹介しています。
会社別・年度別にまとめてありますので、ご利用ください。

機能性表示食品まとめ一覧

株式会社伊藤園

【届出番号】
G295

【届出日】
2021/06/25

【届出者名】
株式会社伊藤園
クリックすると楽天市場の検索結果が表示されます。

【商品名】
充実野菜 トマトミックス

【食品の区分】
加工食品(その他)

生鮮食品の機能性表示食品

【機能性関与成分名】
リコピン
クリックすると楽天市場の検索結果が表示されます。

【表示しようとする機能性】

本品にはリコピンが含まれます。リコピンには紫外線刺激から肌を保護するのを助ける機能があることが報告されています。

【想定する主な対象者】
健常成人で、紫外線によって肌が赤くなりやすい方

免疫維持に効果の機能性表示食品

鼻の不快感(花粉症)に効果のある機能性表示食品

痛風の発作を回避、尿酸値を下げる機能性表示食品

【安全性の評価方法】
喫食実績の評価により、十分な安全性を確認している。

【安全性に関する届出者の評価】
当該製品はトマトをベースにしたトマト・果実混合飲料で、200ml当たりトマト由来のリコピンが8mg含まれるよう設計した飲料であり、リコピンについては特に添加しているものではありません。
当社ではこれまで、200mlあたりトマト由来のリコピンを30mg以上含む飲料(類似食品)について販売をしており、また幅広い世代で男女問わず飲んでいただいておりますが、これまで重篤な健康被害情報は報告されておりません。
さらに、自社・他社含め一般に販売されているトマト飲料も同等なものであると考えられ、原材料はトマトであることから、より多くの、そしてより長期間の喫食実績があり、安全性が非常に高い食品であると考えられます。
よって、当該製品も安全であると判断しておりますが、体調に異変を感じた際は、速やかに摂取を中止し、医師に相談していただきたいと考えております。

【摂取する上での注意事項】
多量に摂取することにより、疾病が治癒したり、より健康が増進できるものではありません。

【生産・製造・品質管理に関する基本情報】
【生産体制】
当該製品は、国際的な食品の製造・管理方法(FSSC22000)に準じた手順書を作成し、製造しています。原材料の受け入れから製品の出荷に至るまでこの手順書をもとに製造することで、均一で衛生管理の行き届いた製品をお客様にお届けしています。万一、不良品ができた場合には、いつ、どこで発生したのか分かる仕組みになっており、原因を究明できる体制を取っています。
また、製造している工場自体も定期的に監査しています。不適格な工場は製造を中止し、基準を満たした場合のみ製造できる仕組みになっています。
【製造及び品質管理体制】
手順書による製造工程の管理、工場の管理と共に、最終製品は出荷検査を実施しています。規格に適合した製品のみ出荷する仕組みになっており、安全な製品をお客様にお届けしています。

【機能性の評価方法】
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。

【届出者の評価(エビデンス)】
【標題】「充実野菜 トマトミックス」に含有する機能性関与成分リコピンによる「紫外線刺激から肌を保護することを助ける」機能に関するシステマティックレビュー
【目的】当該製品を販売するにあたり、リコピンによる「紫外線刺激から肌を保護することを助ける」機能に関して科学的な根拠があるのか「健常者がリコピンを摂取すると紫外線により生じる紅斑の発生が抑制される(紫外線刺激から肌を保護するのを助ける)効果が認められるか」について調査しました。
【背景】
リコピンはトマトに多く含まれる赤色のカロテノイド色素で強力な抗酸化物質であり、一重項酸素消去能が強いことが報告されている。そしてその強い抗酸化作用からLDLコレステロールを低下させる作用などさまざまな機能性が研究されており注目されている色素の一つです。
一方、近年紫外線による有害性が問題視されており、環境省より刊行されている「紫外線環境保健マニュアル」では長期的な健康への悪影響予防のために、紫外線の浴びすぎを防止することの重要性が指摘されている。紫外線の有害性については紫外線照射により、皮膚の細胞内に大量の活性酸素が発生し細胞がダメージを受けることで皮膚の炎症反応が生じることが原因の一つであるといわれています。衣服や日焼け止めを塗る事が推奨されていますが、また一方でリコピンを含む抗酸化剤が、紫外線刺激によって生じた一重項酸素を消去し細胞を保護する上で主要な役割を果たす可能性が示唆されています。 我々は紫外線から肌を保護する成分の科学的評価、また訴求をする商品の開発を目的とし、健常な成人がリコピンを経口摂取すると、リコピンを摂取しなかった場合と比較して紫外線刺激から肌を保護することを助ける効果があるかについて、研究レビューを実施しました。
【レビュー対象とした研究の特性】
日本語の文献(1975年以降に書かれたもの)と英語の文献(1971年以降に書かれたもの)を調査しました。検索の際には健康な成人を対象とした試験を実施している文献を探しました。調査の結果、4件の文献がヒットしました。
【主な結果】
 健常者(紫外線によって肌が赤くなりやすい健常成人)がリコピン8mgを摂取することで紫外線により生じる紅斑の発生が抑制される(紫外線刺激から肌を保護するのを助ける)作用を示すことが明らかになった。
【科学的根拠の質】
 リコピンの紫外線刺激から肌を保護することを助ける機能を評価した文献のうち、選択基準を満たし、かつ除外基準に抵触していない文献は4報ありすべてRCTでした。バイアス・リスクや非一貫性については中程度でしたが、直接性、不精確、その他バイアスは低く、総じて研究の妥当性・信頼性は中程度と考えられました。

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