2021年11月18日木曜日

【G679】松谷化学工業:アストレア プロの効果とエビデンス

アストレア プロの効果とエビデンス(科学的根拠):松谷化学工業株式会社


松谷化学工業株式会社が消費者庁に届出た機能性表示食品【アストレア プロ】の効果とエビデンス。
届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。

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動画で見る機能性表示食品と成分の解説一覧(動画)

機能性表示食品制度が始まってから届出た商品の一覧を紹介しています。
会社別・年度別にまとめてありますので、ご利用ください。

機能性表示食品まとめ一覧

【届出番号】
G679

【届出日】
2021/09/29

【届出者名】
松谷化学工業株式会社
クリックすると楽天市場の検索結果が表示されます。

【商品名】
アストレア プロ

【食品の区分】
加工食品(その他)

生鮮食品の機能性表示食品

【機能性関与成分名】
プシコース(アルロース)
クリックすると楽天市場の検索結果が表示されます。

【表示しようとする機能性】

本品にはプシコース(アルロース)が含まれます。プシコース(アルロース)には、日常生活(安静時や日常活動時)のエネルギー代謝において、脂肪を消費しやすくする機能があることが報告されています。

【想定する主な対象者】
健常成人

免疫維持に効果の機能性表示食品

鼻の不快感(花粉症)に効果のある機能性表示食品

痛風の発作を回避、尿酸値を下げる機能性表示食品

【安全性の評価方法】
既存情報による安全性試験結果の評価により、十分な安全性を確認している。

【安全性に関する届出者の評価】
①食経験の評価
本品の機能性関与成分であるプシコース(アルロース)(以下プシコース)は、自然界に微量に存在する単糖の1つである。プシコースは、果糖を含む食品の加熱調理などによって生じることから、異性化糖やコーヒー、ウスターソースなど一般的な食品にも含まれており、日常的に1日当たり200mg程度摂取していると推定されている。また、2011年よりプシコースを約5%含有するシロップが、飲料やスイーツなど様々な加工食品に甘味料として利用され、その累積販売数量は約5200トンである。さらに海外では、プシコースを含む食品が270品目以上販売されている。これらのことから、プシコースには食経験がある。しかし、日常的な摂取量は少量であり、上記の情報は本品ではないことから、既存情報による安全性の評価を行った。

②既存情報による安全性の評価
関与成分としてプシコース(一日摂取目安量5g)を含む甘味料について、食品安全委員会において食品健康影響評価が実施され、特定保健用食品評価書が公表されている。評価書の概要は以下の通りであった。「本食品の一日摂取目安量の摂取によるLDL-Cの上昇を否定することはできなかった。LDL-Cは日常の食生活の変動等で変化することもあり、LDL-Cの上昇は直ちに健康に影響を与えるものではないと考えられ、脂質異常症ではなくかつ糖尿病・高血圧・喫煙等の冠動脈疾患リスクのない人が本食品を一日摂取目安量摂取した場合は安全上のリスクは低いと考えられる。しかし、高LDL-C血症及び境界域高LDL-C血症の人は、本食品の摂取に注意が必要であると考えられる。」

以上の評価結果より、本品の対象者である健常成人が1日当たり5gのプシコースを摂取した場合の安全上のリスクは低いと考えられ、安全性に問題はないと判断した。ただし、評価結果を考慮して過剰摂取を避けるため、一日摂取目安量を守って使用するよう注意事項を記載することとした。

なお、②の評価によりリスクが懸念されたLDL-C高値者(糖尿病予備軍を含む)に対して、1日当たり5gあるいはその3倍量15gのプシコースを含有する飲料を12ヶ月継続摂取させて安全性を評価した結果、プシコース摂取によりT-ChoやLDL-Cは上昇せず、安全性に問題がないことが確認されている。

【摂取する上での注意事項】
1日の摂取目安量を守ってください。

【生産・製造・品質管理に関する基本情報】
ISO22000およびFSSC22000認証を取得した工場で製造しており、その認証に従って製造・品質管理を行っている。

【機能性の評価方法】
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。

【届出者の評価(エビデンス)】
【標題】
プシコースの健常成人に対するエネルギー代謝における脂肪の消費を高める機能に関する研究レビュー

【目的】
健常成人に対して、プシコースの単回摂取がエネルギー代謝における脂肪の消費を高めるかについて評価した。

【背景】
肥満は、脂肪組織に脂肪が過剰に蓄積した状態であると定義され、糖尿病、脂質異常症、心血管疾患等の様々な疾患の要因となる。そのため、健康日本21では「肥満者の減少」が目標として掲げられており、肥満の予防や改善は重要な課題とされている。肥満の予防には、食生活の改善によるエネルギー摂取量の調整および日々のエネルギー消費量の増加を組み合わせたエネルギー出納を維持することが必要であり、肥満への対応策の1つとして、エネルギー代謝における脂肪の消費を高める食品素材が注目されている。そこで、健常成人において脂肪の燃焼を促進する(消費を高める)ことが報告されているプシコースについて、研究レビューを実施した。

【レビュー対象とした研究の特性】
・文献検索日:2021年8月3日
・検索対象期間:各データベース開設または搭載されている最初の時点から検索日までの全期間
・対象集団の特性:健常成人
・最終的に評価した文献数:3報
・研究デザイン:ランダム化比較試験
・利益相反情報:松谷化学工業㈱が研究レビューを実施

【主な結果】
プシコースの摂取によりエネルギー代謝における脂肪の消費を高めることが示され、その有効量は1回当たりプシコース5gであった。なお、この結果は日常生活(安静時や日常活動時)において認められた。

【科学的根拠の質】
本研究レビューは研究数が3報と少なくメタアナリシスを実施できなかったため、定性的なレビューとした。しかし、いずれの研究もランダム化比較試験で実施され、一貫して有意な結果が得られていたため信頼性は高いと考えられる。ただし、未発表データが存在する可能性があり出版バイアスの存在を否定できなかったことから、継続した調査が必要である。

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