2021年2月11日木曜日

キポフェン(基理)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品

株式会社基理が消費者庁に届出た機能性表示食品キポフェンのエビデンス(科学的根拠)


株式会社基理が消費者庁に届出た機能性表示食品【キポフェン】のエビデンス。口コミ評判ではありません。効果等は科学的な根拠に基づいています。届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。
千葉一敏先生(薬剤師・サプリメントアドバイザー)による、届出のあった機能性表示食品の注目ポイントを判り易く解説です。

動画で見る機能性表示食品と成分の解説一覧(動画)

機能性表示食品制度が始まってから届出た商品の一覧を紹介しています。
会社別・年度別にまとめてありますので、ご利用ください。

機能性表示食品まとめ一覧

株式会社基理

【届出番号】
F764

【届出日】
2020/12/28

【届出者名】
株式会社基理
クリックすると楽天市場の検索結果が表示されます。

【商品名】
キポフェン

【食品の区分】
加工食品(サプリメント形状)

【機能性関与成分名】
キウイ由来プロシアニジン
クリックすると楽天市場の検索結果が表示されます。

【表示しようとする機能性】

本品にはキウイ由来プロシアニジンが含まれます。キウイ由来プロシアニジンは 食事による脂肪の吸収を抑えることで、食後の中性脂肪の上昇を抑える機能が報告されています。

【想定する主な対象者】
健康な成人男女

【安全性の評価方法】
喫食実績の評価により、十分な安全性を確認している。
既存情報による安全性試験結果の評価により、十分な安全性を確認している。

【安全性に関する届出者の評価】
2007年から500万食以上の喫食実績があり、健康被害は報告されていない。そのため、当該製品を適切に使用する場合には安全性に問題ないと判断した。また、当該商品の一日摂取目安量の5倍量以上を12週間連続摂取させたところ、当該商品を起因としたと考えられる有害事象は認められなかった。

【摂取する上での注意事項】
本品は原材料にキウイを含みます。アレルギーのある方はご利用をお控えください。

【生産・製造・品質管理に関する基本情報】
株式会社オムニカ 裾野工場 国内GMP

【機能性の評価方法】
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。

【届出者の評価(エビデンス)】
標題:
機能性関与成分キウイ由来プロシアニジン摂取による食事からの脂肪吸収を抑制する機能性に関する研究レビュー

目的:
本研究はキウイ由来プロシアニジン摂取による食事からの脂肪吸収を抑制する機能性を明らかにするため、ランダム化比較試験によって示された研究に限定して研究レビューを実施した。

背景:
日本人の栄養・健康状態の変遷について1950~1970年は栄養不良を中心とした身体症候が課題となっていたが、1990年以降は栄養素摂取量が十分となり栄養不良の課題は解消された。その一方で、脂肪の摂取量は過剰ぎみとなっている。脂肪の過剰摂取は肥満のリスクを高くし、肥満は脂質代謝異常や動脈硬化、耐糖能異常などの心血管発症リスクを高めることが知られている。日常の食生活を維持しながら、食後血中中性脂肪をコントロールすることは、健康の維持・増進につながると考えた。

レビュー対象とした研究の特性:
英語および日本語の文献データベースにて検索を行った。対象は健康な成人とし、キウイ由来プロシアニジン摂取とプラセボ摂取の比較から、食後の中性脂肪値を評価している論文を検索した。得られた論文をさらに選定(採択、除外)することで採用文献を決定した。採用文献は研究内容、バイアスリスク、非直接性、アウトカム等を精査・考察することで有効性を検証した。

主な結果:
1報中1報の健康な成人を対象としたランダム化比較試験において、1日あたりキウイ由来プロシアニジンを3.8 mg摂取すると、食後の中性脂肪値が群間有意に改善した。食事に含まれる脂質の吸収を抑えることで、食後の中性脂肪の上昇を抑制することが示唆された。

科学的根拠の質:
今回の研究レビューは、評価の対象が質の高い試験方法とされているRCTであり、専門家による査読を通過し、摂取した機能性関与成分の同等性も担保されていることから科学的根拠の質は高いと考えられる。

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