2023年7月6日木曜日

長州菊いも茶(アイティユー)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品

機能性表示食品 届出企業全リスト
令和5年の届出一覧

長州菊いも茶の口コミ・評判・効果とエビデンス(科学的根拠)


届出企業一覧
 令和5年の届出一覧

アイティユー


届出番号・届出日・届出者名・(法人番号) ・商品名・食品の区分・機能性関与成分名(楽天市場)
I195
2023/05/15
アイティユー

長州菊いも茶
加工食品(その他)
イヌリン
イヌリン アイティユー
参考
機能性表示食品と成分の解説一覧(動画)

生鮮食品の機能性表示食品

免疫維持に効果の機能性表示食品

鼻の不快感(花粉症)に効果のある機能性表示食品

痛風の発作を回避、尿酸値を下げる機能性表示食品

【表示しようとする機能性】
本品にはイヌリンが含まれます。イヌリンには食後の血糖値の上昇を抑える機能があることが報告されています。

【想定する主な対象者】
食後の血糖値が気になる方

【安全性の評価方法】
喫食実績の評価により、十分な安全性を確認している。
既存情報による安全性試験結果の評価により、十分な安全性を確認している。

【安全性に関する届出者の評価】
1.喫食実績に基づく安全性の評価
本届出品である「長州菊いも茶」は、熱水または冷水で浸出して食前または食事中に摂取する食品で、機能性関与成分であるイヌリンを一日摂取目安量1包(2 g)あたり800 mg含む。本届出品は、日本国内での販売を行っており、その販売対象は、性別、年齢を問わない。本届出品は2018年1月~2021年1月時点までの期間で約85,000包以上が出荷されているが、この間に重篤な健康被害の報告は無い。
 以上のことから、本届出品の食経験の評価は十分であり、適切に摂取される場合において安全性に問題はないと判断した。

2.既存情報に基づく安全性の評価
 一日当たりのイヌリン摂取量として、国立医薬基盤・健康・栄養研究所「健康食品」の安全性・有効性情報1)においては14 gまで、アメリカ食品衛生局Generally Recognized As sage2)においては40 gまでは安全性上問題がないと評価されている。また、Natural medicine Database3)においては高トリグリセリド血症患者における一日当たりイヌリン摂取量の目安を10~14 gとしている。
 本届出品の一日当たりイヌリン摂取量は800 mg程度であり、いずれの報告の目安量を超えていない。国立医薬基盤・健康・栄養研究所「健康食品」の安全性・有効性情報1)においては、人によってはイヌリンを含む食品によるアレルギーの可能性が述べられていることから、本届出品においては「摂取上の注意」にて注意喚起を行うことで安全性を担保する。

3.医薬品との相互作用に関する評価
 国立医薬基盤・健康・栄養研究所「健康食品」の安全性・有効性情報1)において、イヌリンは食事由来のカルシウムの吸収を増加させることが示唆されている。カルシウムは保険適用薬剤にも含まれており、厚生労働省の食事摂取基準量4)においても耐用上限量が定められている。しかしながら、文献調査結果から、耐用上限量を上回るほどの吸収増加が起こることはなく、またカルシウムのイオン化ならびに副甲状腺ホルモン濃度やカルシウムの排泄などにも影響がないと考えられた。

これらのことから、本届出品の一日摂取目安量である1包(イヌリンとして800 mg)を超えて摂取しても安全性に問題がないと判断した。

【摂取する上での注意事項】
多量摂取により疾病が治癒したり、より健康が増進したりするものではありません。摂り過ぎあるいは体質・体調により、おなかが緩くなることがあります。本品製造工場ではそばおよび大豆を含む製品を生産しています。原材料をご確認のうえ、食物アレルギーのある方は摂取をお控えください。

【生産・製造・品質管理に関する基本情報】
本届品は予め定められた製造基準に従って適正に製造している。

【機能性の評価方法】
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。

【届出者の評価(エビデンス)】
(ア)標題
イヌリンによる食後血糖値上昇抑制効果に関する研究レビュー
(イ)目的
リサーチクエスチョンを「イヌリンを含む食品の摂取は、健常な成人の食後血糖値の上昇を緩やかにする効果を示すか」と定め、イヌリンの摂取により食後血糖値の上昇抑制効果があることを検証した。
(ウ)背景
 健康な成人に対してイヌリンを摂取させ、食後血糖値の上昇抑制効果を検証した個別の研究は存在するが、これらを統合した研究レビューは行われていない。
(エ)レビュー対象とした研究の特性
 日本語および英語のデータベース(医中誌、PubMed、The Cochrane Library)を用いて文献調査を行った。検索日である2021年10月14日以前に各データベースで公開された全ての文献を対象として、対照(P)が疾病に罹患していない健常な成人、介入(I)がイヌリンを含む食品、対照(C)がプラセボ食品、無介入のコントロール群または摂取前値、アウトカム(O)が負荷食後の食後血糖値上昇を抑制、である文献を対象とした。
(オ)主な結果
6報の文献をレビュー対象として採用した。6報中4報においてイヌリンを摂取することによる食後血糖値上昇の抑制効果が認められ、また、いずれもイヌリン摂取による重篤な有害事例は発生していなかった。
(カ)科学的根拠の質
採用した文献は6報全てがRCT試験であり、デザイン上の問題はない。6報中4報で肯定的な結果が得られており、中程度の非一貫性と評価した。
今回の採用論文の中には二重盲検についての記述が無いものも存在するが、エビデンス総体を見た時に大きな問題となるようなリスクはなく、科学的根拠の質は高いと考えられる。

したがって、本研究レビューの結果から、イヌリンによる食後血糖値の上昇抑制効果には科学的根拠があると判断した。
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