2018年12月1日土曜日

ルテインゴールド(エコアライブ株式会社)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品

エコアライブ株式会社(法人番号:2290001024604)が消費者庁に届出た機能性表示食品【ルテインゴールド】の届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。


目 次
平成30年度一覧
平成29年度一覧
平成28年度届出
B1-B50 B51-B100 B101-B150 B151-B200 B201-B250 B251-B300 B301-B400 B401-B500 B501-B600 B601-B620
平成27年度届出
A1-A50  A51-A100 A101-A150 A151-A200 A201-A250 A251-A300 A301-A310


【届出番号】
D225
【届出日】
2018/10/09
【届出者名】
エコアライブ株式会社
エコアライブ株式会社の商品一覧楽天市場
【商品名】
ルテインゴールド
ルテインゴールド楽天市場
【食品の区分】
加工食品(サプリメント形状)
【機能性関与成分名】
ルテイン
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【表示しようとする機能性】
本品にはルテインが含まれます。ルテインは、加齢により減少する網膜の黄斑色素量を維持し、コントラスト感度(色の濃淡を判別する視機能)を改善することが報告されています。
【想定する主な対象者】
疾病に罹患していない人(未成年者、妊産婦(妊娠を計画している人を含む)及び授乳者を除く)
【安全性の評価方法】
喫食実績の評価により、十分な安全性を確認している。
既存情報による食経験の評価により、十分な安全性を確認している。
【安全性に関する届出者の評価】
ルテインは、ケールやほうれん草などの緑黄色野菜に含まれるカロテノイドの一種で、体内で合成できない成分である。サプリメントとしては、1999年に日本で発売されて以来、安全性が懸念されるような有害事象の報告はない。
本品と同様に原料「ルテマックス(原材料名:マリーゴールド色素 で表示)」を配合した、ルテインとして一食(一日)あたり20㎎以上含む当該製品と類似する食品の販売実績が、2013年以来これまでに約3千100万食あるが、特に有事事象は報告されていない。また、一日あたり20㎎に満たない配合量の製品も含めると、累計で約1億5千万食の販売実績となる。
63rd JECFA(2004)では、マリーゴールド由来のルテインの1日摂取許容量を体重1kgあたり0~2mgとしており、これは体重60㎏の成人の場合、0~120㎎/日に相当する。また、既存情報を用いた評価を行ったところ、柑皮症を発症したという報告が1件あるが、摂取量が不明である。
 以上のことから、当該製品が想定する主な対象者が一日当たりの摂取目安量(ルテインとして20㎎)を適切に摂取した場合、人の健康を損なう恐れはないものと判断される。
【摂取する上での注意事項】
1日の摂取目安量を守ってください。
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【生産・製造・品質管理に関する基本情報】
中間製品まで製造・加工を行う「中日本カプセル株式会社 本社工場」は、国内GMP(公益財団法人 日本健康・栄養食品協会)を取得しており、この基準に則った製造・管理をおこなっている。原材料又は中間製品から最終的な容器包装に入れる工程まで行う「占部大観堂製薬株式会社」は、医薬品製造業の許可を取得しており、本社工場・第二工場ともに、健康食品に関しては医薬品GMPに準拠した自社基準を定め、この基準に則った製造・管理を行っている。
【機能性の評価方法】
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。
【届出者の評価】

標題
ルテインの黄斑色素光学濃度及び視機能の維持に関する研究レビュー

目的
ルテインの黄斑色素光学濃度及び視機能の維持について論文検索を行った。しかしながら、本素材の当該効果に関するメタアナリシスは確認できなかったため、研究レビューを実施した。

背景
健康な人を対象としたルテインの黄斑色素光学濃度及び視機能の維持について効果を評価した総合的な研究は報告されていないため、研究レビューを行った。

レビュー対象とした研究の特性
日本語文献データベース「医中誌」と英語文献データベース「PubMed」で検索式と除外基準を立案し検索した (2015年8月1日)。その結果、PubMedでは1件、医中誌では1件の質の高い臨床研究に関する論文が採択された。

主な結果
PubMedによる検索で原著論文1報と、医中誌による検索で1報が採用され、合計2報の原著論文を研究レビューの対象とした。採用した2報の原著論文は肯定的な結果であり、1日あたり10-20 mgルテインを摂取することで黄斑色素量を維持し、1日あたり20mgルテインを摂取することでコントラスト感度(色の濃淡を判別する視機能)を改善するという、視機能に有益な影響を与えることが示唆された。一方、出版バイアスの可能性については否定できないと考える。

科学的根拠の質
臨床試験登録システム「UMIN-CTR」の活用が進んでいないこと、研究者への製造メーカーからの資金提供などは確認できないため、否定的な結果が報告されていない又は試験デザインが偏っている可能性がある。しかしながら、採用したすべての論文は専門家の審査を受けていることから信頼性は高いと考えられる。

機能性表示食品は、平成27年度から始まった制度です。

小粒大豆もやし(富士食品工業株式会社)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品

富士食品工業株式会社(法人番号:3070001021977)が消費者庁に届出た機能性表示食品【小粒大豆もやし】の届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。


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平成28年度届出
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平成27年度届出
A1-A50  A51-A100 A101-A150 A151-A200 A201-A250 A251-A300 A301-A310


【届出番号】
D224
【届出日】
2018/10/08
【届出者名】
富士食品工業株式会社
富士食品工業株式会社の商品一覧楽天市場
【商品名】
小粒大豆もやし
小粒大豆もやし楽天市場
【食品の区分】
生鮮食品
【機能性関与成分名】
大豆イソフラボン
大豆イソフラボンを含む商品一覧楽天市場

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【表示しようとする機能性】
本品には大豆イソフラボンが含まれます。大豆イソフラボンには、骨成分の維持に役立つ機能があることが報告されており、健康な骨を維持したい方に適した食品です。
【想定する主な対象者】
中高年日本人女性。特に健康な骨を維持したい方。
【安全性の評価方法】
喫食実績の評価により、十分な安全性を確認している。
既存情報による安全性試験結果の評価により、十分な安全性を確認している。
【安全性に関する届出者の評価】
もやしは平安時代から日本で食され、現在では年間437,000トン(平成26年・農林省食糧需給表)もの量が生産されており、老若男女問わず様々な消費者によって消費されており、十分な食経験のある食品である。弊社においては小粒大豆もやしを1987年より販売しており、現在では年間約2100トンの生産・出荷を行っている。これまでに明確な健康被害は報告されておらず、十分な喫食実績によって安全性は評価されていると考える。また大豆イソフラボンについて、食品安全委員会は大豆イソフラボンの安全な一日摂取目安量の上限を70~75 mg/日、特定保健用食品として摂取する場合の安全な一日上乗せ摂取量の上限をアグリコン換算 (糖が外れた構造に換算) で30 mg/日に設定した(「大豆イソフラボンを含む特定保健用食品の安全性評価の基本的な考え方」)。したがって、通常の食品に含まれる量を経口摂取する場合は安全であると考える。
【摂取する上での注意事項】
大豆イソフラボンは女性ホルモンであるエストロゲンのような作用を示すことから、妊婦・授乳婦が大量に摂取することは避けるべきである。基本的に、妊娠中・授乳中の摂取における安全性については、十分なデータがないため大豆等の食品として摂取する以外の利用は避けるべきである。また、乳がん、子宮がん、卵巣がん、子宮内膜症、子宮筋腫などのホルモンに感受性が高い状態にある女性は、使用を避けるべきである。また複数の医薬品との相互作用を起こす可能性が考えられる。しかしながら、これらの危険性を指摘した臨床試験における投与量は多量であることから、日常食べる量での摂取には問題はないと考える。
それらを踏まえて、念のためにパッケージには以下のように記載し、注意喚起を行っている。
・本品は多量摂取により疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。1日の摂取目安量をお守りください。
・妊娠中の方、授乳中の方、乳幼児及び小児については、これまでと同様、大豆もやしを食していただくには全く問題ありませんが、過剰に上乗せして大豆イソフラボンを摂取することは推奨されていません。
・抗凝血薬、経口避妊薬、エストロゲン製剤、タモキシフェン等とは併用しないでください。
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【生産・製造・品質管理に関する基本情報】
ISO9001に準じた衛生管理を実施。
【機能性の評価方法】
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。
【届出者の評価】

標題
最終製品「小粒大豆もやし」に含有する機能性関与成分大豆イソフラボンによる骨成分維持機能に関するメタアナリシスを含む研究レビュー

目的
「大豆イソフラボンを含む食品の摂取により健常な日本人成人の骨成分は維持されるのか」を検証するため研究レビューを実施する。

背景
食品安全委員会は大豆イソフラボンの安全な上乗せ摂取量の上限を(イソフラボンアグリコン換算で)30 mg/dayに設定している。大豆イソフラボンを一定量含有する食品をこの上限値内の量を日常的に摂取することにより、安全に骨量維持できると考えられるが、これまで日本人を対象とするメタアナリシス等を含む定量的な解析を行った研究レビューは報告されていない。
今回、健常な日本人成人を対象として、食事からの大豆イソフラボン摂取による骨成分維持の機能性を検証するために、メタアナリシスを用いた研究レビューを行った。

レビュー対象とした研究の特性
外国語および日本語の文献データベースを用いて検索を行い、(P)健常な日本人成人を対象に、(I)大豆イソフラボンを含む食品(イソフラボンアグリコン換算で30 mg/day 以下)を摂取させ、(C)プラセボ食品を摂取させた群と比較し、(O)尿中骨吸収マーカーであるデオキシピリジノリンの量を評価している、臨床試験研究報告を収集し、大豆イソフラボンの骨成分維持の効果を検討した。7 報の論文を採用した。

主な結果
7 報全てでデオキシピリジノリンは摂取前と比較して有意に低かった。また、5報を用いたメタアナリシスを行った結果、試験食摂取終了時のデオキシピリジノリンは、対照食摂取終了時と比較して有意に低いことが示された。本研究レビューの結果、健常日本人成人がイソフラボンアグリコンを一日あたり14.36~27.2 mg を摂取すると、尿中デオキシピリジノリンが有意に下がり、大豆イソフラボン摂取には骨成分維持の効果があることが明らかになった。

科学的根拠の質
出版バイアスの存在を完全に否定することはできていない。また、今回の採用論文の中にはランダム化についての記述が無いものが存在することも問題とするべきかもしれない。今回の高い一貫性を考えると、今後の研究によって結論が覆される可能性は少ないと考える。

機能性表示食品は、平成27年度から始まった制度です。

蒼楽(しまね有機ファーム株式会社)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品

しまね有機ファーム株式会社(法人番号:8280001004634)が消費者庁に届出た機能性表示食品【蒼楽】の届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。


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平成30年度一覧
平成29年度一覧
平成28年度届出
B1-B50 B51-B100 B101-B150 B151-B200 B201-B250 B251-B300 B301-B400 B401-B500 B501-B600 B601-B620
平成27年度届出
A1-A50  A51-A100 A101-A150 A151-A200 A201-A250 A251-A300 A301-A310


【届出番号】
D223
【届出日】
2018/10/05
【届出者名】
しまね有機ファーム株式会社
しまね有機ファーム株式会社の商品一覧楽天市場
【商品名】
蒼楽
蒼楽楽天市場
【食品の区分】
加工食品(その他)
【機能性関与成分名】
難消化性デキストリン(食物繊維)
難消化性デキストリンを含む商品一覧楽天市場

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【表示しようとする機能性】
本品には難消化性デキストリン(食物繊維)が含まれます。難消化性デキストリン(食物繊維)は食後の血糖値の上昇をおだやかにする機能が報告されています。また、食後の中性脂肪の上昇をおだやかにする機能が報告されています。
【想定する主な対象者】
食後に上がる血糖値が気になる方、食後に上がる中性脂肪が気になる方
【安全性の評価方法】
既存情報による食経験の評価により、十分な安全性を確認している。
【安全性に関する届出者の評価】
難消化性デキストリンはトウモロコシでん粉由来の水溶性食物繊維であるため、原料としては食経験があると考えられる。重篤な有害事例は報告されていない。
難消化性デキストリンは特定保健用食品の関与成分として使用されており、その許可実績は 2017 年10月末現在384 品目でトクホ全体の約35%に相当する。許可品目の食品形態は清涼飲料水、即席みそ汁(スープ)、米菓、ソーセージ、粉末、ゼリー、かまぼこ、発酵乳、パン、米飯、豆腐など多様な食品形態がある。
本届出食品の難消化性デキストリンは原料メーカーによる情報から特定保健用食品の関与成分と同一であり、上記情報で評価が可能と判断した。
以上のことから、当該商品の安全性に問題はないと評価した。
【摂取する上での注意事項】
多量摂取により疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。
一日の摂取目安量をお守りください。
摂り過ぎ、あるいは体質・体調によりおなかがゆるくなることがあります。
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【生産・製造・品質管理に関する基本情報】
中間製品の製造工程は、ISO 22000に基づき製造及び品質管理を行っており、以降の最終充填包装工程は有機JAS認定工場で製造しており、その認定内容に従って製造及び品質管理を行っている。
【機能性の評価方法】
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。
【届出者の評価】

当該製品は、食後血糖値の上昇抑制作用と、血中中性脂肪の上昇抑制作用という2つの機能性を表示しようとしているため、別々に評価を示す。

1)食後血糖値の上昇抑制作用
【標題】
難消化性デキストリンの食後血糖値上昇抑制作用の検証
【目的】
健常成人(空腹時血糖値126mg/dL未満)に対して難消化性デキストリンを摂取することにより、食後血糖値の上昇抑制作用が見られるかを確認することを目的とする。
【背景】
現在、食生活の欧米化や慢性的な運動不足などにより、我が国におけるメタボリックシンドロームをはじめとした生活習慣病の患者数が増加している。その中でも、糖尿病患者数の増加は、超高齢社会を迎えた日本において極めて深刻な問題のひとつとなっている。糖尿病に罹患しないためには、食事療法などにより血糖値をコントロールすることが非常に重要である。食事療法では、中でも食物繊維の摂取による2型糖尿病の発症リスクの改善効果が報告されており、食物繊維が有する血糖値調節効果が期待されている。
【レビュー対象とした研究の特性】
文献検索のデータベースとして、PubMed、Cochrane Library、医中誌Web、CiNii Articlesを使用し、健常成人(空腹時血糖値126mg/dL未満)に対して難消化性デキストリンを摂取することにより、食後血糖値の上昇抑制作用が見られるかについて調査したランダム化比較試験(RCT)を収集した。最終的に43文献を抽出、評価した。なお、本研究レビューは、難消化性デキストリンの製造者である松谷化学工業(株)の資金により行われた。
【主な結果】
各RCT論文の質の評価を行い、3つの評価項目「食後血糖値30分」、「食後血糖値60分」、「食後血糖値の濃度曲線下面積(AUC0-120min)」について、難消化性デキストリン摂取群と対照群の差のデータを統合した。統計解析の結果、全ての評価項目において、対照群と比較して難消化性デキストリン摂取群が有意に食後血糖値を低下させることが認められた。さらに、難消化性デキストリン(食物繊維として)摂取量の中央値は5 gであった。
【科学的根拠の質】
今後の研究によっては、システマティックレビューの結果が変わる可能性があるため、継続した調査が必要である。
また、食事療法だけでなく、運動療法、その他生活習慣などとの交絡因子の影響について、継続した研究が必要と考えられる。

2)食後血中中性脂肪の上昇抑制作用
【標題】
難消化性デキストリンの食後血中中性脂肪上昇抑制作用の検証
【目的】
空腹時血中中性脂肪値が200mg/dL未満の成人(空腹時血中中性脂肪値150mg/dL未満の健常成人および空腹時血中中性脂肪値150以上、200mg/dL未満の高めの成人)に対して難消化性デキストリンを摂取することにより、食後血中中性脂肪値の上昇抑制作用が見られるかを確認することを目的とする。
【背景】
現在、食生活の欧米化や慢性的な運動不足などにより、我が国におけるメタボリックシンドロームをはじめとした生活習慣病の患者数が増加している。高血圧、脂質異常症、糖尿病などの生活習慣病は動脈硬化疾患や虚血性心疾患を誘発する要因となっており、特に脂質異常症は動脈硬化の危険因子であることから、食生活の改善などによる一次予防が望まれている。さらに、近年、脂質異常症の1つとして食後に血中中性脂肪値の高い状態が長時間継続する食後高脂血症が、動脈硬化症や冠動脈疾患の発症を早めるリスク因子であることが明らかとなってきた。そのため、食後血中中性脂肪値の上昇を抑制する食品素材が注目視されている。
【レビュー対象とした研究の特性】
文献検索のデータベースとして、PubMed、Cochrane Library、医中誌Web、CiNii Articlesを使用し、空腹時血中中性脂肪値が200mg/dL未満の成人を対象に難消化性デキストリンを用いて食後血中中性脂肪値の上昇抑制作用について調査したランダム化比較試験(RCT)を収集した。最終的に9文献を抽出、評価した。なお、本研究レビューは、難消化性デキストリンの製造者である松谷化学工業(株)の資金により行われた。
【主な結果】
各RCT論文の質の評価を行い、4つの評価項目「食後血中中性脂肪値(2時間、3時間、4時間)」および「食後血中中性脂肪値の濃度曲線下面積(AUC0-6h)」とそれぞれ4つの変化量について、難消化性デキストリン摂取群と対照群の差のデータを統合した。統計解析の結果、すべての評価項目において、対照群と比較して難消化性デキストリン摂取群が食後血中中性脂肪値を有意に低下させることが確認された。難消化性デキストリン(食物繊維として)5gを食事と合わせて摂取することによって、食後血中中性脂肪値の上昇を抑制する作用が期待できることが示された。なお、採用論文9報について確認したところ全ての論文に空腹時血中中性脂肪値が150以上、200mg/dL未満の者が含まれていた。さらに、採用論文9報のうち原データを確認できる論文1報について健常成人(空腹時血中中性脂肪値150mg/dL未満:10名)のみで再度追加的解析を行い、別途定性評価を行ったところ、健常成人においても本システマティックレビューの結果に肯定的であった。
【科学的根拠の質】
今後の研究によっては、システマティックレビューの結果が変わる可能性があるため、継続した調査が必要である。
また、食事療法だけでなく、運動療法、その他生活習慣などとの交絡因子の影響について、継続した研究が必要と考えられる。

機能性表示食品は、平成27年度から始まった制度です。

レディーボーデン ライフ<バニラ>(株式会社ロッテ)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品

株式会社ロッテ(法人番号:1011101044248)が消費者庁に届出た機能性表示食品【Lady Borden Life(レディーボーデン ライフ)<バニラ>】の届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。


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平成30年度一覧
平成29年度一覧
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B1-B50 B51-B100 B101-B150 B151-B200 B201-B250 B251-B300 B301-B400 B401-B500 B501-B600 B601-B620
平成27年度届出
A1-A50  A51-A100 A101-A150 A151-A200 A201-A250 A251-A300 A301-A310


【届出番号】
D222
【届出日】
2018/10/03
【届出者名】
株式会社ロッテ
株式会社ロッテの商品一覧楽天市場
【商品名】
Lady Borden Life(レディーボーデン ライフ)<バニラ>
Lady Borden Life<バニラ>楽天市場
【食品の区分】
加工食品(その他)
【機能性関与成分名】
難消化性デキストリン(食物繊維として)
難消化性デキストリンを含む商品一覧楽天市場

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【表示しようとする機能性】
本品には難消化性デキストリン(食物繊維として)が含まれます。難消化性デキストリン(食物繊維として)には、食後の血糖値や血中中性脂肪の上昇を抑えることが報告されています。
【想定する主な対象者】
・日常的にアイスクリームを食べる方
・食後の血糖値や血中中性脂肪が気になる方
【安全性の評価方法】
既存情報による食経験の評価により、十分な安全性を確認している。
【安全性に関する届出者の評価】
既存情報を用いた食経験及び安全性の評価
当該製品は、アイスクリームに難消化性デキストリン(食物繊維として)を添加したものである。

アイスクリームの原材料は乳製品、砂糖、安定剤(増粘多糖類、セルロース)、乳化剤、香料、着色料(野菜色素、アナトー、カロチン)であり、一般的なアイスクリームの配合である。当該製品形態は、一般的なアイスクリームの配合であり、難消化性デキストリンと安全性へ影響を及ぼす相互作用はないと考えられることから、当該製品の安全性は問題ないと考えられる。

一方、難消化性デキストリンは、1997年以降、特定保健用食品の関与成分として使用されており、2015年10月で392品目が許可されている。許可品目の食品形態は清涼飲料水、即席みそ汁(スープ)、米菓、ソーセージ、粉末、ゼリー、かまぼこ、発酵乳、パン、米飯、豆腐など多様な食品形態がある。特定保健用食品の関与成分である難消化性デキストリンは現状すべて松谷化学工業㈱社製であり、当該製品の機能性関与成分と同一である。
また、国立健康・栄養研究所の「健康食品」の素材情報データベースにも「通常の食品として摂取する条件ではおそらく安全と思われる。」と記載されている。

医薬品との相互作用に関する調査においては問題となるような報告はなかった。

以上から、当該製品の摂取は、適切に用いれば問題ないと考えた。
【摂取する上での注意事項】
多量に摂取することにより、より健康が増進するものではありません。一度に多量に食べると体質によりお腹がゆるくなる場合があります。一日当たりの摂取目安量を守ってお召し上がりください。
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【生産・製造・品質管理に関する基本情報】
サンタ株式会社はHACCP登録工場である。国内GMP、海外GMP、ISO22000、FSSC22000の認証はない。サンタ株式会社は、HACCPでの認証内容に従い、生産・製造、品質の管理を行っている。
【機能性の評価方法】
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。
【届出者の評価】

当該製品は、血糖値の上昇抑制と、血中中性脂肪の上昇抑制という2つの機能を表示しようとしているため、それぞれについての評価を示す。

1)血糖値の上昇抑制
【標題】
難消化性デキストリンの食後血糖上昇抑制効果の検証

【目的】
 健常成人に対して難消化性デキストリンを摂取することによる、食後血糖値の上昇抑制作用の有効性検証を目的とした。

【背景】
 現在、糖尿病患者数の増加は、超高齢社会を迎えた日本において極めて深刻な問題のひとつとなっている。糖尿病の治療方法としては、食事療法、運動療法、薬物療法が一般的であり、食事療法は、血糖値管理による症状の安定化、合併症の予防を目標として実施されている。糖尿病に罹患しないためには、食事療法などにより血糖値をコントロールすることが非常に重要である。食物繊維の摂取による2型糖尿病の発症リスクの改善効果が報告されており、食物繊維が有する血糖値調節効果が期待されている。

【レビュー対象とした研究の特性】
 文献検索データベースから、疾病に罹患していない健常並びに境界域の成人を対象とし、試験群として難消化性デキストリンを含有した食品(または飲料)を使用し、対照群にプラセボ食品(または飲料)を用いて評価した論文を収集した(2015年1月5日検索)。論文の対象期間は検索日までのすべての期間とした。最終的に43報を採用し、評価を行った。なお、本研究レビューは、難消化性デキストリンの製造者である松谷化学工業(株)の資金により行われた。

【主な結果】
 特定保健用食品の「食後血糖値の上昇関係」における評価指標としても採用されている「食後血糖値(30, 60分)」および「食後血糖値の濃度曲線下面積(食後0~120分までの血糖値推移の総量)」を統計解析した結果、3つの指標全てで有効性が確認された。

【科学的根拠の質】
 本研究レビューは十分な被験者数で評価されており、効果のない未発表論文を想定しても相当数存在しない限り効果が覆ることはないと判断した。これらのことより科学的根拠の質は高いと判断した。ただし、今後の研究によっては結果が変わる可能性があるため継続した調査が必要であると考える。

2)血中中性脂肪の上昇抑制
【標題】
難消化性デキストリンの食後血中中性脂肪上昇抑制効果の検証

【目的】
 健常成人および血中中性脂肪が高めの軽症者に対して難消化性デキストリンを摂取することによる、食後血中中性脂肪値の上昇抑制作用の有効性検証を目的とした。

【背景】
 現在、我が国におけるメタボリックシンドロームをはじめとした生活習慣病の患者数が増加しており、生活習慣病は動脈硬化疾患や虚血性心疾患を誘発する要因となっている。近年、食後に血中中性脂肪値の高い状態が長時間継続する食後高脂血症が、動脈硬化症や冠動脈疾患の発症を早めるリスク因子であることが明らかとなってきた。そのため、食後血中中性脂肪値の上昇を抑制する食品素材が注目視されており、難消化性デキストリンは、食後血中中性脂肪値の上昇抑制作用を有することが報告されている。

【レビュー対象とした研究の特性】
 文献検索データベースから、疾病に罹患していない健常並びに、血中中性脂肪が高めの成人を対象とし、試験群として難消化性デキストリンを含有した食品(または飲料)を使用し、対照群にプラセボ食品(または飲料)を用いて評価した論文を収集した(2015年6月25日検索)。論文の対象期間は検索日までのすべての期間とした。最終的に9報を採用し、評価を行った。なお、本研究レビューは、難消化性デキストリンの製造者である松谷化学工業(株)の資金により行われた。

【主な結果】
 特定保健用食品の「食後の血中中性脂肪値の上昇関係」における評価指標としても採用されている、「食後2, 3, 4時間の血中中性脂肪値(mg/dL)」「食後0時間から6時間までの血中中性脂肪値の濃度曲線下面積(mg・h/dL)」の実測値および変化量とし、難消化性デキストリン摂取群および対照群の測定値を抽出し、統計解析を行った結果、8つの指標全てで対照群と比較して有効性が認められた。
また、採用論文9報について確認したところ、全ての論文に空腹時血中中性脂肪値が高めの者が含まれていた。そこで、9報のうち原データを確認できる論文1報について、健常成人(空腹時血中中性脂肪値150mg/dL未満)のみで再度評価を行った。その結果、健常成人においても、難消化性デキストリン摂取群は対照群と比較して、食後血中中性脂肪値の有意な低下が認められた。

【科学的根拠の質】
 本研究レビューは十分な被験者数で評価されており、未公表論文を想定しても、統合効果量は有意のままであったことから、科学的根拠の質は高いと判断した。ただし、今後の研究によっては結果が変わる可能性があるため継続した調査が必要であると考える。

機能性表示食品は、平成27年度から始まった制度です。

ルテオリ尿酸ダウン(株式会社ディーエイチシー)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品

株式会社ディーエイチシー(法人番号:4010401018074)が消費者庁に届出た機能性表示食品【ルテオリン 尿酸ダウン】の届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。


目 次
平成30年度一覧
平成29年度一覧
平成28年度届出
B1-B50 B51-B100 B101-B150 B151-B200 B201-B250 B251-B300 B301-B400 B401-B500 B501-B600 B601-B620
平成27年度届出
A1-A50  A51-A100 A101-A150 A151-A200 A201-A250 A251-A300 A301-A310


【届出番号】
D221
【届出日】
2018/10/02
【届出者名】
株式会社ディーエイチシー
株式会社ディーエイチシーの商品一覧楽天市場
【商品名】
ルテオリン 尿酸ダウン
ルテオリン 尿酸ダウン楽天市場
【食品の区分】
加工食品(サプリメント形状)
【機能性関与成分名】
ルテオリン
ルテオリンを含む商品一覧楽天市場

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【表示しようとする機能性】
本品にはルテオリンが含まれます。ルテオリンには尿酸値が高め(5.5㎎/dL超~7.0㎎/dL未満)な男性の尿酸値を下げる機能があります。
【想定する主な対象者】
尿酸値が高め(5.5㎎/dL超~7.0㎎/dL未満)な健常人男性
【安全性の評価方法】
既存情報による安全性試験結果の評価により、十分な安全性を確認している。
【安全性に関する届出者の評価】
1. 食経験
本製品の喫食実績はありませんが、本製品に類似した食品の喫食実績として株式会社ファインの「プリン体気にならない」があります。同製品に配合されているルテオリンは、本製品に配合されている機能性関与成分と同等のものであり、配合量も同等です。平成29年2月から平成30年6月現在まで販売が続けられており、健康被害の報告はありません。しかしながら、販売量など十分な情報が得られなかったことから、安全性に関する評価としては不十分と判断しました。

2. 既存情報による安全性の評価
原材料である菊の花または菊の花抽出物に関してヒトやラットを対象にした安全性に関する報告が3研究報告されており、その中で有害事象を示す報告は認められませんでした。
さらに、本製品を販売するために行われた試験ではありませんが、本製品の原材料になる機能性関与成分である「ルテオリン」を含む菊の花抽出物と全く同じ製法、製造場所、抽出溶媒、菊花の品種で製造されたルテオリン含有量が同等の菊の花抽出物(菊の花エキス、菊の花エキス-P)について行った4種類の安全性試験結果が報告されており、どの試験結果からも異常は認められませんでした。これらの安全性試験に使用された抽出物は当該製品に使用された抽出物と同様にルテオリンを10%以上含有する抽出物でした。よって、安全性の観点から本製品との同等性は十分にあると判断しました。
 以上、既存情報による安全性試験結果の評価により、十分な安全性を確認していると判断しました。

3. 医薬品との相互作用
本製品の機能性関与成分と医薬品との相互作用について調査した結果、該当する報告はなく、相互作用を起こす可能性は低いと判断しました。

4. まとめ
以上より、機能性関与成分「ルテオリン」を配合した本製品は一日当たりの摂取目安量を守って適切に使用すれば、安全性に懸念はないと考えます。
【摂取する上での注意事項】
原材料をご確認の上、食物アレルギーのある方はお召し上がりにならないでください。
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【生産・製造・品質管理に関する基本情報】
本製品は公益財団法人日本健康・栄養食品協会より健康食品GMPの認定を受けているフェイスラボ株式会社袋井工場及び株式会社東洋ビューティサプライ千葉工場にて、その基準に基づいて生産・製造及び品質管理を行っている。また、弊社においても、原料~製品まで各段階でサンプルを取り寄せ品質のチェックを行うことで販売者責任を全うする体制をとっている。
【機能性の評価方法】
最終製品を用いた臨床試験(人を対象とした試験)により、機能性を評価している。
【届出者の評価】

標題
ルテオリンを含む製品の摂取が血中尿酸値に及ぼす影響について

目的
健康な血中尿酸値が高めの日本人男性がルテオリンを配合した食品を摂取した場合、プラセボ食品(有効成分を含まない食品)を摂取した人に比べて血中尿酸値が低下するか検証することを目的とした。

背景
ルテオリンは菊の花の主要なポリフェノール成分であり、抗炎症作用や抗痛風作用が報告されている。しかしながら、抗痛風という点におけるルテオリンの効果を検証した臨床試験はわずかである。そこで、健康な尿酸値が高めの日本人男性がルテオリンを含む菊の花抽出物を摂取した際の、血中尿酸値の変化を評価することにした。

方法
健康な尿酸値が高めの日本人男性30名を無作為に2グループに分け、試験食品またはプラセボ食品を1日1粒、4週間継続摂取させた。試験開始前と後に、血中尿酸値を測定した。

主な結果
試験に参加した30名のうち、自己都合で試験に参加できなくなった4名を解析から除外して26名で解析を行った。全ての試験参加者で解析をした場合、試験食品摂取グループの尿酸値はプラセボ食品摂取グループと比べて有意な差が見られなかった。しかしながら、血中尿酸値が高め(5.5 mg/dL超~7.0 mg/dL未満)の人を抽出して解析した結果、試験食品摂取グループの尿酸値はプラセボ食品摂取グループと比べて有意に減少していた。
以上の結果から、本製品には血中尿酸値が高めな男性の血中尿酸値を減らす効果があることがわかった。
また、本試験において試験食品の摂取による安全性の問題はなかった。

科学的根拠の質
本製品を用いた臨床試験は他にないため、ヒトに対する効果についての一貫性は評価ができない。しかしながら、臨床試験のデザインは無作為化プラセボ対照二重盲検で行っており、限りなくバイアスが排除された試験であったと判断した。

機能性表示食品は、平成27年度から始まった制度です。