2019年5月11日土曜日

トリプルスタイル(株式会社ピーチ・ジョン)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品

BMI値を改善したい!ピーチ・ジョンのトリプルスタイル(アフリカマンゴノキ由来エラグ酸、ブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボン、パイナップル由来グルコシルセラミド含有)
株式会社ピーチ・ジョンが消費者庁に届出た機能性表示食品【トリプルスタイル】の届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。


【届出番号】
D645
【届出日】
2019/03/18
【届出者名】
株式会社ピーチ・ジョン
楽天市場
株式会社ピーチ・ジョンの商品一覧
【商品名】
トリプルスタイル
GOOGLEで検索してみる!
【食品の区分】
加工食品(サプリメント形状)
【機能性関与成分名】
アフリカマンゴノキ由来エラグ酸、ブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボン、パイナップル由来グルコシルセラミド
楽天市場
アフリカマンゴノキ由来エラグ酸を含む商品一覧

ブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボンを含む商品一覧

パイナップル由来グルコシルセラミドを含む商品一覧
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【表示しようとする機能性】
本品には、アフリカマンゴノキ由来エラグ酸、ブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボン、パイナップル由来グルコシルセラミドが含まれます。アフリカマンゴノキ由来エラグ酸には、肥満気味な方の体重や体脂肪、ウエスト周囲径および中性脂肪を減らすのを助け、高めのBMI値の改善に役立つことが報告されています。ブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボンには、中高年齢者において加齢により衰える歩行能力の維持に役立つことが報告されています。パイナップル由来グルコシルセラミドには、肌の潤い(水分)を逃がしにくくする機能があることが報告されています。肌が乾燥しがちな人に適しています。
【想定する主な対象者】
肥満気味(BMI値25kg/m2以上30kg/m2未満)の健康な中高年齢者および肌が乾燥しがちな健常成人
【安全性の評価方法】
既存情報による安全性試験結果の評価により、十分な安全性を確認している。
【安全性に関する届出者の評価】
【アフリカマンゴノキ由来エラグ酸】
本製品の機能性関与成分アフリカマンゴノキ由来エラグ酸を含む食品(錠剤・粉末)は、日本国内において2010年9月から全国販売されており、既に4,000万食以上の流通実績のある食経験を有しているが、重大・重篤な健康被害は報告されていない。
 また、これまでにエラグ酸含有アフリカマンゴノキエキスを用いた臨床試験は3報報告されている。有害事象に関して、2報においてはプラセボ群においても同様に生じた症状のみ、残り1報については副作用が無かったとされている。さらに、日本人の健常者を対象とした5倍の量過剰摂取試験の結果でも安全性に問題がないことが示された。
なお、機能性関与成分と医薬品との相互作用については、データベース検索結果、機能性関与成分による血中テストステロン値を高めることが可能性としてあるとの知見があり、ホルモン薬との併用は相加作用を生じる可能性があると示唆される。
 以上より、上述のような医薬品との併用に対する注意喚起を行うと共に、1日摂取目安量を守って適切に使用することで安全性に問題はないと判断できる。

【ブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボン】
本製品の機能性関与成分ブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボンを12 mg含有する、加工工程および消化・吸収過程も大きな違いがないと考えられる食品が全国ドラッグストア等で販売されている。本類似商品は2014年4月から2015年10月末までの全国ドラッグストアで累計3305万食分販売されており、その間、重篤な健康被害は報告されていない。
 また、安全性に関わる更なる情報として既存情報や安全性試験による評価も行い、ブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボン含有ブラックジンジャー抽出物を用いた臨床試験の報告を確認したが、有害事象は認められなかった。

【パイナップル由来グルコシルセラミド】
既存情報として、パイナップル由来グルコシルセラミド(以下、PGC)の安全性に関する2報の臨床試験が報告されていた。2報の文献では、PGCの12週間の長期摂取試験、および5倍量の過剰摂取試験が行われており、いずれの試験においても問題となる事象は認められなかった。

以上のことから、本製品を適切に摂取する場合、安全性に問題ないと評価した。
【摂取する上での注意事項】
●本品は、多量摂取により疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。1日摂取目安量を守ってください。
●本品の摂り過ぎは、テストステロン値を高める恐れがありますので、過剰摂取にならないように注意してください。エナルモンやホルモン薬等、テストステロン値を高める医薬品を摂取している方は、本品の摂取を避けてください。
●摂り過ぎ、あるいは体質、体調によりお腹がゆるくなることがあります。
●原材料をご参照の上、食物アレルギーのある方は摂取しないでください。
●妊産婦・授乳中の方、未成年の方は摂取しないでください。
●本品は、一部天然素材を配合しておりますので、まれに色・風味のばらつきや原料由来の斑点が見られることがありますが、品質には問題ありません。
【生産・製造・品質管理に関する基本情報】
・公益財団法人日本健康・栄養食品協会の食品GMP取得の株式会社三協日の出工場にて、GMPの取組みに基づく製造、品質管理。 ・公益財団法人日本健康・栄養食品協会の食品GMP取得の株式会社三協本社工場にて、GMPの取組みに基づく製造、品質管理。 ・公益財団法人日本健康・栄養食品協会の食品GMP取得の株式会社三協島根川本工場にて、GMPの取組みに基づく製造、品質管理。
【機能性の評価方法】
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。
【届出者の評価】

【アフリカマンゴノキ由来エラグ酸】
標題:
アフリカマンゴノキ由来エラグ酸の標準体重者(BMI値18.5 kg/㎡以上25 kg/㎡未満)及び肥満1度者(BMI値 25 kg/㎡以上30 kg/㎡未満)における体重や体脂肪、血中中性脂肪の改善に関する研究レビュー

目的:
本研究レビューではアフリカマンゴノキ由来エラグ酸摂取の標準体重(BMI値18.5 kg/m2以上25 kg/m2未満)および肥満1度(BMI値 25 kg/m2以上30 kg/m2未満)における体重、BMI、体脂肪、ウエスト周囲径および血中中性脂肪に及ぼす効果について検討した。

背景:
アフリカマンゴノキエキス(種子由来)の肥満における有効性の臨床研究及びシステマティックレビューは報告されている(1-4)。すべての有効性成分の特定はされていないが、エラグ酸類縁体が多く含まれる(5)。エラグ酸には脂肪細胞の脂肪蓄積抑制効果が報告されている(6,7)ことから、この機能性に関わると推定できる。

レビュー対象とした研究の特性:
日本語及び英語文献のデータベースを用い、検索日以前に発表された標準体重および肥満1度を対象とした機能性関与成分摂取による体重、体脂肪、中性脂肪値への効果に関する査読付きランダム化二重盲検コントロール比較試験の論文を検索した。

主な結果:
基準に達した研究論文は1報のみだが、標題に対して肯定的な結果であった。この研究は通常の生活習慣を維持したまま、エラグ酸を3mg含むアフリカマンゴノキエキス(種子由来)の摂取が、肥満1度の被験者の体重、体脂肪率、BMI値、ウエスト周囲径、中性脂質に与える影響を検討している。その結果、対照であるプラセボ群に比べて8週間後の体重、体脂肪率、BMI値、ウエスト周囲径、中性脂肪(血漿トリグリセリド)濃度を有意に低下させた。なお、試験期間中において機能性関与成分に起因する有害事象は報告されていない。
また、BMI値が25 kg/m2以上30 kg/m2未満であり、ウエスト周囲径が正常値(内臓脂肪面積が100cm2以上を除く、男性85cm未満、女性90cm未満)を対象とし層別解析を行った結果、プラセボ群はn=9、介入群はn=8であり、体重、体脂肪(体脂肪率、BMI値、ウエスト周囲径)、ヒップ周囲径、中性脂肪(血漿トリグリセリド)値、血中脂質(総コレステロール、LDL-コレステロール、HDL-コレステロール)のいずれのパラメーターにおいてもプラセボ群と比較して、8週目には介入群で有意な低下がみられ、アフリカマンゴノキ由来エラグ酸の摂取により体重、体脂肪(体脂肪率、BMI値、ウエスト周囲径)、ヒップ周囲径、中性脂肪(血漿トリグリセリド)値、血中脂質(総コレステロール、LDL-コレステロール、HDL-コレステロール)に有意な改善が見られた。
以上により機能性関与成分を1日あたり3mg含む『トリプルスタイル』は、肥満気味(肥満1度)な方の、体重(BMI)や体脂肪やウエスト周囲径および血中中性脂肪を減らすのを助ける機能性表示食品として適切であると判断した。

科学的根拠の質:
採用された研究論文は査読付きランダム化二重盲検コントロール比較試験であるため、エビデンスの質は機能性の評価に値するものである。
本研究レビューの限界については、他の未発表の研究データが存在する可能性が否定できないものの、文献検索は科学技術分野から医療分野の主要なデータベースを使用しているため、現時点で公表されている当該研究をほぼ網羅していると判断した。しかし、採用論文は1報 のみであり、本研究レビューの信頼性のためにも更なる臨床試験が期待される。

【ブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボン】
標題:
最終製品『トリプルスタイル』に含有する機能性関与成分『ブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボン』の歩行能力に与える効果に関する研究レビュー

目的:
健常者がブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボンを連続摂取したときの歩行能力に対する有効性を検証した。

背景:
身体機能は加齢により衰えていくが、日々の運動や食事などにより維持することができると考えられる。身体機能の一つである歩行能力を維持することで生活の質が改善し、健康的な社会生活を送ることに寄与できると考えられる。
ブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボンは走行距離および走行時間が改善することが確認されていることから、「加齢により衰える歩行能力の維持に役立つ」成分であると考えられたため、ブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボンの歩行能力に関する科学的エビデンスの確認を行った。

レビュー対象とした研究の特性:
国内外の臨床試験や学術論文のデータベースを使用して2018年2月以前の全ての論文を対象に検索し、60歳以上のタイ人を対象としたランダム化二重盲検比較試験の文献1件を研究レビューの対象とした。

主な結果:
レビューの対象とした文献1件には、ブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボン7.2 mgの8週間連続摂取により、歩行能力の指標とされる6分間歩行テストにおいて、プラセボと比較して走行距離が増加する結果が示されていた。よって、ブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボン7.2 mgを含む本届出商品には、中高年齢者において加齢により衰える歩行能力の維持に役立つ機能があるものと考えられる。

科学的根拠の質:
歩行能力の評価に用いた6分間歩行テストは、学術的に広くコンセンサスが得られ妥当性のある指標である。対象とする文献はタイ王国にて実施された1件のみであるため、バイアスリスクは否定できないが、タイ人は日本人と同じモンゴロイド系アジア人であり、米を主食とするなど食生活も類似していることから、本文献の日本人への外挿性は問題ないと考えられる。

今回の検証結果より、採用文献は1報に限定されたことから、今後の研究に注視する必要はあるが、ブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボン7.2mgを毎日摂取することにより、中高年齢者において加齢により衰える歩行能力の維持に役立つ機能が期待できると考えた。

【パイナップル由来グルコシルセラミド】
標題:
パイナップル由来グルコシルセラミドが肌の経表皮水分蒸散量※に与える効果に関する研究レビュー(※経表皮水分蒸散量とは肌から失われる水分の量のこと。)

目的:
健康な日本人がパイナップル由来グルコシルセラミドを飲用したときの肌の経表皮水分蒸散量に対する有効性を検証した。

背景:
肌は外部刺激から体内を保護し、水分が過剰に逃げるのを防いで、一定に保つ役割がある。健康な肌は、一般的に経表皮水分蒸散量が低くて角層水分量が多く、皮膚構造が整った状態である。しかし、肌の保湿力が低下し水分が過剰に失われると、それに伴って肌が荒れ、乾燥した状態となる。つまり、肌の保湿力を高め、水分の蒸散を抑えることは、肌の健康維持に重要である。
パイナップル由来グルコシルセラミドは、肌に対する有用性が報告されていたことから、臨床試験報告のレビューを行った。

レビュー対象とした研究の特性:
2017年10月以前に報告された英語および日本語の文献を対象に検索し、健康な人を対象にした12週間の臨床試験の文献1報をレビューの対象とした。

主な結果:
レビュー対象とした文献1報は、健康な日本人がパイナップル由来グルコシルセラミド(1.2 mg)を服用する臨床試験の報告で、経表皮水分蒸散量(TEWL)の評価が行われている。パイナップル由来グルコシルセラミド(1.2 mg)を12週間毎日飲用した結果、経表皮水分蒸散量の低下が確認された。この効果は、文献においてパイナップル由来グルコシルセラミドの飲用によって皮膚の構造が整えられたことによると考察されており、その結果、肌の潤い(水分)を逃がしにくくするものと考えられる。以上より、パイナップル由来グルコシルセラミドの飲用は、肌の健康維持に有用であると考えられる。

科学的根拠の質:
パイナップル由来グルコシルセラミド(1.2 mg)の飲用は、経表皮水分蒸散量を抑えるため、肌の潤い(水分)を逃がしにくくする機能があることが確認された。文献数が1件のみであり、バイアスリスクも否定できないが、日本人対象のランダム化比較試験の報告であることから信頼性は高いと考えた。
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機能性表示食品は、平成27年度から始まった制度です。
目 次
平成30年度一覧
平成29年度一覧
平成28年度届出
B1-B50 B51-B100 B101-B150 B151-B200 B201-B250 B251-B300 B301-B400 B401-B500 B501-B600 B601-B620
平成27年度届出
A1-A50  A51-A100 A101-A150 A151-A200 A201-A250 A251-A300 A301-A310

すっきりサラシアプレミアム(タカノ株式会社)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品


タカノ株式会社が消費者庁に届出た機能性表示食品【すっきりサラシアプレミアム】の届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。


【届出番号】
D644
【届出日】
2019/03/18
【届出者名】
タカノ株式会社
楽天市場
タカノ株式会社の商品一覧
【商品名】
すっきりサラシアプレミアム
GOOGLEで検索してみる!
【食品の区分】
加工食品(サプリメント形状)
【機能性関与成分名】
サラシア由来サラシノール
楽天市場
サラシア由来サラシノールを含む商品一覧
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【表示しようとする機能性】
本品にはサラシア由来サラシノールが含まれます。サラシア由来サラシノールには食事から摂取した糖の吸収を抑え、食後血糖値の上昇をゆるやかにする機能性が報告されています。
【想定する主な対象者】
健常者(未成年者、妊産婦、授乳婦は除く)
【安全性の評価方法】
喫食実績の評価により、十分な安全性を確認している。
【安全性に関する届出者の評価】
当社では、1日の摂取目安量当たり機能性関与成分サラシア由来サラシノールを0.9mg(1回当たり0.3mg)配合した顆粒の商品(以下「類似品」という。)を、国内で10年間(2005年~2015年)、210,000食以上販売してきたが、健康被害などのクレームは報告されていない。
本品は、1日の摂取目安量当たりサラシア由来サラシノールを0.9mg(食事1回当たり0.3mg)配合した商品であり、類似品のサラシア由来サラシノールの含有量は、本品と同等である。また類似品は顆粒剤であり、サラシア由来サラシノールが消化管内で遊離した状態で機能性を発揮するが、同じ顆粒剤である本品も、類似品と同様にサラシア由来サラシノールが消化管内で遊離した状態と考えられるため、類似品と同等の機能性を発揮すると予測される。
さらに、原料であるサラシア粉末(サラシア由来サラシノールを含む)は、公益財団法人日本健康・栄養食品協会が実施している健康食品の安全性自主点検認証制度(第三者認証)による安全性認証を2011年から継続して取得している。(登録名称:サラシア(コタラヒムブツ)粉末)
これまでにサラシア由来サラシノールに起因すると考えられる重篤な有害事象の報告はない。また、サラシア由来サラシノールには、医薬成分との相互作用の報告はない。ただし糖尿病の薬との併用では、低血糖になったという報告はないが注意が必要である。
【摂取する上での注意事項】
・1 日摂取目安量を守ってください。
・糖尿病薬を服用中の方は、使用前に医師、薬剤師に相談してください。
【生産・製造・品質管理に関する基本情報】
本製品を製造している工場は、国内GMP認定工場であり適正な製造基準に従っています。GMP認定工場では、次のような品質管理が義務付けられています。●正しい原材料が使用され製品に含まれている量は正確であること●衛生的に作られていること(施設や作業員の衛生状態など)●異物が混入したり他の製品との混同が生じたりしないこと●どの製品も均質で設計どおりの内容であること●賞味期限内の品質が保証されていること●製造と品質管理に関する全ての記録が規定どおりに作成され保管されていること●規格外の製品が出荷されないようチェックする体制ができていること●苦情などに対応できるようサンプルや製造・品質等の記録が残されていること
【機能性の評価方法】
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。
【届出者の評価】

【標題】
 サラシア由来サラシノールによる食後血糖値の上昇抑制作用について

【目的】
 このレビューでは、サラシア由来サラシノールを含む食品の食後血糖値の上昇を抑制する作用を、健常者(未成年者、妊産婦、授乳婦は除く)を対象とし、文献情報に基づき検証することを目的とした。検証には、サラシノールを含む食品を摂取する群とサラシノールを含まない食品を摂取する群を比較している文献を用いた。

【背景】
 サラシアは、インド、タイなどで古くから健康維持のために食されている植物である。そのエキスの食後血糖値の上昇を抑制する作用に関しては、国内外でいくつかの文献があったが、健常者に絞って総合的に研究報告を評価したものはなかった。

【レビュー対象とした研究の特性】 
 空腹時血糖値が正常域の健康な成人男女を対象に、データベース開設あるいは搭載されている最初の時点から検索日までを対象の検索期間とし、2015 年 3 月 9 日~14 日にデータベースによる検索を行った。最終的に評価した文献数は 2 報で、事実を示す可能性が高いとされる研究デザイン(非ランダム化およびランダム化クロスオーバー試験)であった。なお、2 報のうち、1 報は利益相反の申告はなく、1 報は申告があった。

【主な結果】
 2 報の文献検証において、サラシノールを含む食品を摂取すると、糖を体内に吸収しやすい形に分解するα-グルコシダーゼという酵素の働きをサラシノールが阻害することで、糖の吸収をおだやかにし、食後血糖値の上昇を抑制することがわかった。なお、副作用などの有害事象はみられなかった。

【科学的根拠の質】
 この研究レビューでは、国内外の複数の文献データベースを使用したが、検索されなかった文献が存在する可能性もある。さらに 2 報という限定された研究で、かつそれらの研究方法が異なっている中での評価であったため、研究間のバラつきや精確さを評価するのか難しい面もあった。しかし現時点において後発の研究によって結果が大きく変更される可能性は低いと考えた。

(構造化抄録)
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機能性表示食品は、平成27年度から始まった制度です。
目 次
平成30年度一覧
平成29年度一覧
平成28年度届出
B1-B50 B51-B100 B101-B150 B151-B200 B201-B250 B251-B300 B301-B400 B401-B500 B501-B600 B601-B620
平成27年度届出
A1-A50  A51-A100 A101-A150 A151-A200 A201-A250 A251-A300 A301-A310

睡眠マネージメント(キューオーエル・ラボラトリーズ株式会社)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品


キューオーエル・ラボラトリーズ株式会社が消費者庁に届出た機能性表示食品【睡眠マネージメント】の届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。


【届出番号】
D643
【届出日】
2019/03/18
【届出者名】
キューオーエル・ラボラトリーズ株式会社
楽天市場
キューオーエル・ラボラトリーズ株式会社の商品一覧
【商品名】
睡眠マネージメント
GOOGLEで検索してみる!
【食品の区分】
加工食品(サプリメント形状)
【機能性関与成分名】
ラフマ由来ヒペロシド、ラフマ由来イソクエルシトリン
楽天市場
ラフマ由来ヒペロシドを含む商品一覧

ラフマ由来イソクエルシトリンを含む商品一覧
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【表示しようとする機能性】
本品にはラフマ由来ヒペロシド、ラフマ由来イソクエルシトリンが含まれます。ラフマ由来ヒペロシド、ラフマ由来イソクエルシトリンには睡眠の質(眠の深さ)の向上に役立つことが報告されています。
【想定する主な対象者】
睡眠に対して一過性の悩みを持つ健常者
【安全性の評価方法】
既存情報による安全性試験結果の評価により、十分な安全性を確認している。
【安全性に関する届出者の評価】
下記の(ア)、(イ)及び(ウ)の情報により機能性関与成分のラフマ由来ヒペロシド、ラフマ由来イソクエルシトリンを一日摂取目安量2 mg(各成分1mgずつ、合計2mg)で配合する本届出商品を機能性表示食品として販売することは適切であると考えられた。

(ア)喫食実績による食経験の評価
本届出商品は機能性関与成分であるラフマ由来ヒペロシド、ラフマ由来イソクエルシトリン(以下、機能性関与成分)を合計 2mg(各成分 1mgずつ)配合した錠剤である。
類似する食品である商品A(錠剤, 機能性関与成分 合計2 mg(各成分1mgずつ)/日, 60日分入り)は2004年から累計3万個以上、商品B(錠剤, 機能性関与成分 合計2 mg(各成分1mgずつ)/日, 20日分入り)は2006年から累計6万個以上の販売実績がある。いずれも、これまでの販売期間において、機能性関与成分に起因し、安全性が懸念されるような健康被害の情報は報告されていない。
(イ)既存情報を用いた評価および既存情報による安全性試験の評価
ラフマ葉を原料とした茶飲料「燕龍茶レベルケア」は特定保健用食品として認可されている。「燕龍茶レベルケア」の一日摂取目安量は500 mlであり、ラフマ由来ヒペロシド及びラフマ由来イソクエルシトリンの合計として1日30 mg(各成分15mgずつ)が含まれる。(本届出商品に含まれる機能性関与成分の一日摂取目安量 合計2 mgの15倍に相当)
「燕龍茶レベルケア」の安全性に関しては、遺伝毒性、動物試験(マウス単回投与、ラット90日反復投与、ビーグル犬 単回及び14日反復投与)、ヒト試験(ラフマ由来ヒペロシド及びラフマ由来イソクエルシトリン 合計90 mg/日、2~4週間摂取)において評価され、安全性が確認されている。
また、本届出商品と同等の錠剤に関するヒト試験(健常人32名を対象とした12週間のオープンスタディ)においても、有害事象及び副作用がないことを確認している。
(ウ)医薬品との相互作用に関する評価
既存のデータベースを検索した結果、これまでに報告無し。
【摂取する上での注意事項】
植物由来の原料を使用しておりますので、色調等にばらつきがある場合がありますが、品質に問題はありませんので、安心してお召し上がりください。 原材料をご参照のうえ、食物アレルギーのある方は、お召し上がりにならないでください。
【生産・製造・品質管理に関する基本情報】
公益財団法人 日本健康・栄養食品協会による健康補助食品GMP認定工場にて製造。・株式会社AFC-HD アムスライフサイエンス 本社工場(国内GMP)・株式会社AFC-HD アムスライフサイエンス 第二工場(国内GMP)・株式会社AFC-HD アムスライフサイエンス 国吉田工場(国内GMP
【機能性の評価方法】
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。
【届出者の評価】

(ア)標題
「ラフマ由来ヒペロシド、ラフマ由来イソクエルシトリンによる睡眠の質改善の機能性について」

(イ)目的
成人健常者に対し、ラフマ由来ヒペロシド、ラフマ由来イソクエルシトリン(以下、機能性関与成分)を摂取させるとプラセボ群に比べて睡眠の質が改善するかを検証した。

(ウ)背景
ラフマ葉は中国薬典(Pharmacopeia of People’s Republic of China)にも収載されており、眠りに対する改善効果が期待される。しかしながら、機能性関与成分の機能性について、研究成果を総合的にまとめたレビューがないため、当該研究レビューを通じて検証を行った。

(エ)レビュー対象とした研究の特性
PubMed(外国語論文)およびJDreamⅢ(日本語論文)、二つのデータベースにて検索を実施(検索日:2017年2月23日)した結果、1報の対象文献が抽出された。対象文献の著者にはレビュー実施者(株式会社常磐植物化学研究所社員)が含まれるが、試験の実施及びデータ解析にレビュー実施者は関与していない。また、掲載雑誌には著者との間に利益相反は無い。

(オ)主な結果
睡眠に対して一過性の悩みを持つ健常者に、就寝前にラフマ抽出物50mg/日(機能性関与成分として、合計2mg/日、各成分1mgずつ)を1週間連続摂取させた。介入群はプラセボ群と比べ、総睡眠時間に対する相対的なノンレム睡眠の時間割合が摂取前後で有意に増加した(p=0.01)。
また、PSQI(ピッツバーグ睡眠質問表)による総合的な評価によると、介入群はプラセボ群と比べ、摂取前後で睡眠状態の改善傾向が認められた(P=0.1)。

(カ)科学的根拠の質
論文の収集はPubMed(外国語論文)およびJDreamⅢ(日本語論文)、二つのデータベースを用い検索を行ったが、未発表のデータが存在する可能性が否定できない。また、今回のレビューにおいては対象文献が1報のみであり、今後の報告に注目していく必要がある。
現時点では機能性を支持する文献が1報のみだが、査読付きのプラセボ対照試験であり、バイアスリスクは中程度であると評価した。

以上より、本届出商品に配合する機能性関与成分を合計2mg/日(各成分1mgずつ)摂取することにより、睡眠の質の改善が見込まれ、表示しようとする機能性は適切であると考えられる。対象文献が1報と少ないことが研究の限界であり、今後更なる検証が望まれる。
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機能性表示食品は、平成27年度から始まった制度です。
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平成30年度一覧
平成29年度一覧
平成28年度届出
B1-B50 B51-B100 B101-B150 B151-B200 B201-B250 B251-B300 B301-B400 B401-B500 B501-B600 B601-B620
平成27年度届出
A1-A50  A51-A100 A101-A150 A151-A200 A201-A250 A251-A300 A301-A310

森の恵みギャバ南瓜漬(株式会社もり)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品


株式会社もりが消費者庁に届出た機能性表示食品【「森の恵み」GABA(ギャバ)南瓜漬】の届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。


【届出番号】
D642
【届出日】
2019/03/16
【届出者名】
株式会社もり
楽天市場
株式会社もりの商品一覧
【商品名】
「森の恵み」GABA(ギャバ)南瓜漬
GOOGLEで検索してみる!
【食品の区分】
加工食品(その他)
【機能性関与成分名】
γ -アミノ酪酸(GABA)
楽天市場
γ-アミノ酪酸(GABA)を含む商品一覧
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【表示しようとする機能性】
本品にはγ-アミノ酪酸(GABA)が含まれています。GABAには血圧が高めな方に適した機能があることが報告されています。
【想定する主な対象者】
血圧が高めな成人日本人。ただし、疾病に罹患しているもの、妊産婦及び授乳婦を除く。
【安全性の評価方法】
既存情報による安全性試験結果の評価により、十分な安全性を確認している。
【安全性に関する届出者の評価】
①最近、「ぬか漬」が血圧降下作用のあるγ-アミノ酪酸(GABA)(以下GABAと略す)を多量に含有していることを発見した。米ぬかに含まれているグルタミン酸より、その発酵過程で生成される機能性関与成分である。その発酵床を100年以上も代々継承している家庭があるほど「ぬか漬」は長い食経験のある安全な食品である。また、1962年から今日まで、季節野菜「ぬか漬」の店頭対面販売を行なった実績があるが、「ぬか漬」に起因すると考えられる重篤な健康被害の報告は無い。関与成分GABAを含む特定保健用食品も販売されている。これらの食品は、長期摂取試験や過剰摂取試験の実施報告があり、ヒトに対する安全性が確認されている。更に、ヒトを対象としたGABA含有食品の経口投与による長期摂取、過剰摂取、安全性確認試験を実施した文献24報を選定し評価した結果、既存情報からもヒトに対する安全性が確認された。
GABAは、非タンパク質性アミノ酸であり、化学的に安定な物質である。他のアミノ酸と同様に速やかに吸収されるため、食品性状によってGABAの吸収速度は影響されないと考えられる。従って、各試験で得られた安全性の情報は、当該届出商品における機能性関与成分の安全性と同等に扱うことができる。以上の情報により、本品の安全性に問題ないと評価した。
②高血圧治療ガイドライン2004において食塩摂取量は6 g/日未満が推奨されている。当該届出商品には10 g 当たりGABA 20 mg, 食塩0.23 g程度含まれているが、これは塩分の一日摂取量の中で考えるとわずかな量である。GABAの有効量を摂取するためには当該届出商品10
g/日で充分であり、節度ある食生活を送る限り、食塩の影響は安全性上の問題には成りえないと考える。
【摂取する上での注意事項】
①医薬品との相互作用:降圧薬や降圧作用を有するハーブとの併用により、低血圧を起こす可能性がある。
被害事例として、高血圧症で活性型ビタミンD3製剤、カルシウム拮抗薬、抗血小板薬を服用していた68歳男性(日本)が、GABA含有乳酸菌飲料を1日1本(GABA 10 mg含有)摂取し(摂取期間は不明)、薬物性肝障害と診断され、摂取中止により回復したという報告がある。降圧剤を服用している方は医師、薬剤師に相談する必要がある。
②食塩の過剰摂取:当該届出商品には10g 当たりGABA 20 mg, 食塩相当量0.23 g程度含まれている。高血圧治療ガイドラインに沿って、食塩の摂りすぎにならないよう過剰摂取に注意が必要である。
これらのことを踏まえ、「摂取する上での注意事項」として、以下の文章を機能性表示食品ラベルの裏面に記載した。
 本品は食塩を含んでいます。一日摂取目安量を守り、塩分の摂り過ぎを避けるため、普段ご利用のぬか漬と置き換えてお召し上がりください。本品の賞味期限は10日間です。冷蔵保存(10℃以下)し、開封後はそのことをご留意の上、適切にお召し上がりください。本品は多量摂取により疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。また、降圧剤を服用している方は、医師、薬剤師にご相談ください。
【生産・製造・品質管理に関する基本情報】
製造者は、GMP, HACCP, ISO22000, FSSC 22000などの認証を受けていないが、京都市の京(みやこ)・食の安全衛生管理認証制度の認証を受け、京都市が定めた衛生管理基準をクリアしていると認められた施設で製造販売している。製造者:株式会社もり[認証番号] 0092, [認証機関] 京都市, [認証取得年月日] 平成24年8月21日
【機能性の評価方法】
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。
【届出者の評価】

(ア) 標題:「森の恵み」GABA(ギャバ)南瓜漬に含有する機能性関与成分γ-アミノ酪酸(GABA)
による血圧降下機能に関する研究レビュー
(イ)目的:「血圧が高めな健康成人がGABAを含む食品を摂取することで血圧は下がるのか」を検証するため。
(ウ)背景:GABAは、血圧が気になる方のための特定保健用食品の関与成分として利用されているが、疾病に罹患していない血圧高めな者に限った場合の有効性を総合的に評価した論文はまだない。
(エ)レビュー対象とした研究の特性:論文検索は2017年12月27日に、検索日までの全ての期間を対象に行い14報の論文を採用した。いずれも日本人健康成人[正常高値血圧者(収縮期血圧が 130~139 mmHgかつ/または拡張期血圧が 85~89 mmHg)を含む)]と, 参考までに調査したI度高血圧者(軽症高血圧者:収縮期血圧が 140~159 mmHgかつ/または拡張期血圧が 90~99 mmHg)を対象とした並行群間試験であった。GABAの1日あたりの摂取量は10~120 mgであり、食品形態は緑茶などの飲料物、発酵乳、タブレット等、多岐に亘っていた。摂取期間は8~16週間であった。
(オ)主な結果:14報のうち、正常高値血圧者層での解析結果が示されていた論文は 10 報であったが、うち 1 報で 3 種の用量で試験を行っていたため、12 試験と数えた。収縮期血圧においては、正常高値血圧者層に対して、12 試験中 10 試験で有意な低下が見られ、また拡張期血圧においては、12 試験中 9 試験で有意な低下が見られたことから、GABAによる有意な血圧の降下は一貫した結果であると考えられた。効果が見られた用量は一日当り12.3 mg~80 mgであり、この範囲では用量依存性は見られなかった。参考データとした軽症高血圧者層での解析や、両方の層を合わせた全体解析においても、同様の一貫した結果が得られていた。尚、正常血圧者の血圧に影響を与えないことは、後藤泰信らの論文(東方医学、22, 1-10 (2007))や、GABAを配合した特定保健用食品において既に報告されている。
当該研究レビューの結果、血圧が高めな健康成人がGABAを一日当たり12.3 mg~80 mgを摂取すると、血圧を有意に下げる効果のあることが分かった。「森の恵み」GABA(ギャバ)南瓜漬に含まれるGABA量は0.2%であるため、一日10 g食べるとその摂取量は 20 mgとなり、表示したい機能性について充分な効果を表すと考えられた。
(カ)科学的根拠の質:出版バイアスの存在を完全に否定することはできていない。また、今回の採用論文の中にはランダム化についての記述が無いものが存在することも問題とすべきかもしれない。また本研究レビューにおいてはメタアナリシスを実施しておらず、定量的な評価はできていない。ただし、今回の高い一貫性を考えると、今後の研究によって結論が覆される可能性は少ないと考える。今後のさらなる質の高い臨床研究が求められるところであり、把握しだい本レビューを追加更新する予定である。
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機能性表示食品は、平成27年度から始まった制度です。
目 次
平成30年度一覧
平成29年度一覧
平成28年度届出
B1-B50 B51-B100 B101-B150 B151-B200 B201-B250 B251-B300 B301-B400 B401-B500 B501-B600 B601-B620
平成27年度届出
A1-A50  A51-A100 A101-A150 A151-A200 A201-A250 A251-A300 A301-A310

森の恵みギャバ茄子漬(株式会社もり)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品


株式会社もりが消費者庁に届出た機能性表示食品【「森の恵み」GABA(ギャバ)茄子漬】の届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。


【届出番号】
D641
【届出日】
2019/03/16
【届出者名】
株式会社もり
楽天市場
株式会社もりの商品一覧
【商品名】
「森の恵み」GABA(ギャバ)茄子漬
GOOGLEで検索してみる!
【食品の区分】
加工食品(その他)
【機能性関与成分名】
γ -アミノ酪酸(GABA)
楽天市場
γ-アミノ酪酸(GABA)を含む商品一覧
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【表示しようとする機能性】
本品にはγ-アミノ酪酸(GABA)が含まれています。GABAには血圧が高めな方に適した機能があることが報告されています。
【想定する主な対象者】
血圧が高めな成人日本人。ただし、疾病に罹患しているもの、妊産婦及び授乳婦を除く。
【安全性の評価方法】
既存情報による安全性試験結果の評価により、十分な安全性を確認している。
【安全性に関する届出者の評価】
①最近、「ぬか漬」が血圧降下作用のあるγ-アミノ酪酸(GABA)(以下GABAと略す)を多量に含有していることを発見した。米ぬかに含まれているグルタミン酸より、その発酵過程で生成される機能性関与成分である。その発酵床を100年以上も代々継承している家庭があるほど「ぬか漬」は長い食経験のある安全な食品である。また、1962年から今日まで、季節野菜「ぬか漬」の店頭対面販売を行なった実績があるが、「ぬか漬」に起因すると考えられる重篤な健康被害の報告は無い。関与成分GABAを含む特定保健用食品も販売されている。これらの食品は、長期摂取試験や過剰摂取試験の実施報告があり、ヒトに対する安全性が確認されている。更に、ヒトを対象としたGABA含有食品の経口投与による長期摂取、過剰摂取、安全性確認試験を実施した文献24報を選定し評価した結果、既存情報からもヒトに対する安全性が確認された。
GABAは、非タンパク質性アミノ酸であり、化学的に安定な物質である。他のアミノ酸と同様に速やかに吸収されるため、食品性状によってGABAの吸収速度は影響されないと考えられる。従って、各試験で得られた安全性の情報は、当該届出商品における機能性関与成分の安全性と同等に扱うことができる。以上の情報により、本品の安全性に問題ないと評価した。
②高血圧治療ガイドライン2004において食塩摂取量は6 g/日未満が推奨されている。当該届出商品には10 g当たりGABA 20 mg, 食塩0.33 g程度含まれているが、これは塩分の一日摂取量の中で考えるとわずかな量である。GABAの有効量を摂取するためには当該届出商品10 g /日で充分であり、節度ある食生活を送る限り、食塩の影響は安全性上の問題には成りえないと考える。
【摂取する上での注意事項】
①医薬品との相互作用:降圧薬や降圧作用を有するハーブとの併用により、低血圧を起こす可能性がある。
被害事例として、高血圧症で活性型ビタミンD3製剤、カルシウム拮抗薬、抗血小板薬を服用していた68歳男性(日本)が、GABA含有乳酸菌飲料を1日1本(GABA 10 mg含有)摂取し(摂取期間は不明)、薬物性肝障害と診断され、摂取中止により回復したという報告がある。降圧剤を服用している方は医師、薬剤師に相談する必要がある。
②食塩の過剰摂取:当該届出商品には10 g当たりGABA 20 mg, 食塩相当量0.33 g程度含まれている。高血圧治療ガイドラインに沿って、食塩の摂りすぎにならないよう過剰摂取に注意が必要である。
これらのことを踏まえ、「摂取する上での注意事項」として、以下の文章を機能性表示食品ラベルの裏面に記載した。
 本品は食塩を含んでいます。一日摂取目安量を守り、塩分の摂り過ぎを避けるため、普段ご利用のぬか漬と置き換えてお召し上がりください。本品の賞味期限は10日間です。冷蔵保存(10℃以下)し、開封後はそのことをご留意の上、適切にお召し上がりください。本品は多量摂取により疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。また、降圧剤を服用している方は、医師、薬剤師にご相談ください。
【生産・製造・品質管理に関する基本情報】
製造者は、GMP, HACCP, ISO22000, FSSC 22000などの認証を受けていないが、京都市の京(みやこ)・食の安全衛生管理認証制度の認証を受け、京都市が定めた衛生管理基準をクリアしていると認められた施設で製造販売している。製造者:株式会社もり[認証番号] 0092, [認証機関] 京都市, [認証取得年月日] 平成24年8月21日
【機能性の評価方法】
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。
【届出者の評価】

(ア) 標題:「森の恵み」GABA(ギャバ)茄子漬に含有する機能性関与成分γ-アミノ酪酸(GABA)による血圧降下機能に関する研究レビュー
(イ)目的:「血圧が高めな健康成人がGABAを含む食品を摂取することで血圧は下がるのか」を検証するため。
(ウ)背景:GABAは、血圧が気になる方のための特定保健用食品の関与成分として利用されているが、疾病に罹患していない血圧高めな者に限った場合の有効性を総合的に評価した論文はまだない。
(エ)レビュー対象とした研究の特性:論文検索は2017年12月27日に、検索日までの全ての期間を対象に行い14報の論文を採用した。いずれも日本人健康成人[正常高値血圧者(収縮期血圧が 130~139 mmHgかつ/または拡張期血圧が 85~89 mmHg)を含む)]と, 参考までに調査したI度高血圧者(軽症高血圧者:収縮期血圧が 140~159 mmHgかつ/または拡張期血圧が 90~99 mmHg)を対象とした並行群間試験であった。GABAの1日あたりの摂取量は10~120 mgであり、食品形態は緑茶などの飲料物、発酵乳、タブレット等、多岐に亘っていた。摂取期間は8~16週間であった。
(オ)主な結果:14報のうち、正常高値血圧者層での解析結果が示されていた論文は 10 報であったが、うち 1 報で 3 種の用量で試験を行っていたため、12 試験と数えた。収縮期血圧においては、正常高値血圧者層に対して、12 試験中 10 試験で有意な低下が見られ、また拡張期血圧においては、12 試験中 9 試験で有意な低下が見られたことから、GABAによる有意な血圧の降下は一貫した結果であると考えられた。効果が見られた用量は一日当り12.3 mg~80 mgであり、この範囲では用量依存性は見られなかった。参考データとした軽症高血圧者層での解析や、両方の層を合わせた全体解析においても、同様の一貫した結果が得られていた。尚、正常血圧者の血圧に影響を与えないことは、後藤泰信らの論文(東方医学、22, 1-10 (2007))や、GABAを配合した特定保健用食品において既に報告されている。
当該研究レビューの結果、血圧が高めな健康成人がGABAを一日当たり12.3 mg~80 mgを摂取すると、血圧を有意に下げる効果のあることが分かった。「森の恵み」GABA(ギャバ)茄子漬に含まれるGABA量は0.2%であるため、一日10 g食べるとその摂取量は 20 mgとなり、表示したい機能性について充分な効果を表すと考えられた。
(カ)科学的根拠の質:出版バイアスの存在を完全に否定することはできていない。また、今回の採用論文の中にはランダム化についての記述が無いものが存在することも問題とすべきかもしれない。また本研究レビューにおいてはメタアナリシスを実施しておらず、定量的な評価はできていない。ただし、今回の高い一貫性を考えると、今後の研究によって結論が覆される可能性は少ないと考える。今後のさらなる質の高い臨床研究が求められるところであり、把握しだい本レビューを追加更新する予定である。
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平成30年度一覧
平成29年度一覧
平成28年度届出
B1-B50 B51-B100 B101-B150 B151-B200 B201-B250 B251-B300 B301-B400 B401-B500 B501-B600 B601-B620
平成27年度届出
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森の恵みギャバ人参漬(株式会社もり)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品


株式会社もりが消費者庁に届出た機能性表示食品【「森の恵み」GABA(ギャバ)人参漬】の届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。


【届出番号】
D640
【届出日】
2019/03/16
【届出者名】
株式会社もり
楽天市場
株式会社もりの商品一覧
【商品名】
「森の恵み」GABA(ギャバ)人参漬
GOOGLEで検索してみる!
【食品の区分】
加工食品(その他)
【機能性関与成分名】
γ -アミノ酪酸(GABA)
楽天市場
γ-アミノ酪酸(GABA)を含む商品一覧
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【表示しようとする機能性】
本品にはγ-アミノ酪酸(GABA)が含まれています。GABAには血圧が高めな方に適した機能があることが報告されています。
【想定する主な対象者】
血圧が高めな成人日本人。ただし、疾病に罹患しているもの、妊産婦及び授乳婦を除く。
【安全性の評価方法】
既存情報による安全性試験結果の評価により、十分な安全性を確認している。
【安全性に関する届出者の評価】
①最近、「ぬか漬」が血圧降下作用のあるγ-アミノ酪酸(GABA)(以下GABAと略す)を多量に含有していることを発見した。米ぬかに含まれているグルタミン酸より、その発酵過程で生成される機能性関与成分である。その発酵床を100年以上も代々継承している家庭があるほど「ぬか漬」は長い食経験のある安全な食品である。また、1962年から今日まで、季節野菜「ぬか漬」の店頭対面販売を行なった実績があるが、「ぬか漬」に起因すると考えられる重篤な健康被害の報告は無い。関与成分GABAを含む特定保健用食品も販売されている。これらの食品は、長期摂取試験や過剰摂取試験の実施報告があり、ヒトに対する安全性が確認されている。更に、ヒトを対象としたGABA含有食品の経口投与による長期摂取、過剰摂取、安全性確認試験を実施した文献24報を選定し評価した結果、既存情報からもヒトに対する安全性が確認された。
GABAは、非タンパク質性アミノ酸であり、化学的に安定な物質である。他のアミノ酸と同様に速やかに吸収されるため、食品性状によってGABAの吸収速度は影響されないと考えられる。従って、各試験で得られた安全性の情報は、当該届出商品における機能性関与成分の安全性と同等に扱うことができる。以上の情報により、本品の安全性に問題ないと評価した。
②高血圧治療ガイドライン2004において食塩摂取量は6 g/日未満が推奨されている。当該届出商品には10 g当たりGABA 20 mg, 食塩0.27 g程度含まれているが、これは塩分の一日摂取量の中で考えるとわずかな量である。GABAの有効量を摂取するためには当該届出商品10g/日で充分であり、節度ある食生活を送る限り、食塩の影響は安全性上の問題には成りえないと考える。
【摂取する上での注意事項】
①医薬品との相互作用:降圧薬や降圧作用を有するハーブとの併用により、低血圧を起こす可能性がある。
被害事例として、高血圧症で活性型ビタミンD3製剤、カルシウム拮抗薬、抗血小板薬を服用していた68歳男性(日本)が、GABA含有乳酸菌飲料を1日1本(GABA 10 mg含有)摂取し(摂取期間は不明)、薬物性肝障害と診断され、摂取中止により回復したという報告がある。降圧剤を服用している方は医師、薬剤師に相談する必要がある。
②食塩の過剰摂取:当該届出商品には10 g当たりGABA 20 mg, 食塩相当量0.27 g程度含まれている。高血圧治療ガイドラインに沿って、食塩の摂りすぎにならないよう過剰摂取に注意が必要である。
これらのことを踏まえ、「摂取する上での注意事項」として、以下の文章を機能性表示食品ラベルの裏面に記載した。
 本品は食塩を含んでいます。一日摂取目安量を守り、塩分の摂り過ぎを避けるため、普段ご利用のぬか漬と置き換えてお召し上がりください。本品の賞味期限は10日間です。冷蔵保存(10℃以下)し、開封後は、そのことをご留意の上、適切にお召し上がりください。本品は多量摂取により疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。また、降圧剤を服用している方は、医師、薬剤師にご相談ください。
【生産・製造・品質管理に関する基本情報】
製造者は、GMP, HACCP, ISO22000, FSSC 22000などの認証を受けていないが、京都市の京(みやこ)・食の安全衛生管理認証制度の認証を受け、京都市が定めた衛生管理基準をクリアしていると認められた施設で製造販売している。製造者:株式会社もり[認証番号] 0092, [認証機関] 京都市, [認証取得年月日] 平成24年8月21日
【機能性の評価方法】
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。
【届出者の評価】

(ア) 標題:「森の恵み」GABA(ギャバ)人参漬に含有する機能性関与成分γ-アミノ酪酸(GABA) による血圧降下機能に関する研究レビュー
(イ)目的:「血圧が高めな健康成人がGABAを含む食品を摂取することで血圧は下がるのか」を検証するため。
(ウ)背景:GABAは、血圧が気になる方のための特定保健用食品の関与成分として利用されているが、疾病に罹患していない血圧高めな者に限った場合の有効性を総合的に評価した論文はまだない。
(エ)レビュー対象とした研究の特性:論文検索は2017年12月27日に、検索日までの全ての期間を対象に行い14報の論文を採用した。いずれも日本人健康成人[正常高値血圧者(収縮期血圧が 130~139 mmHgかつ/または拡張期血圧が 85~89 mmHg)を含む)]と, 参考までに調査したI度高血圧者(軽症高血圧者:収縮期血圧が 140~159 mmHgかつ/または拡張期血圧が 90~99 mmHg)を対象とした並行群間試験であった。GABAの1日あたりの摂取量は10~120 mgであり、食品形態は緑茶などの飲料物、発酵乳、タブレット等、多岐に亘っていた。摂取期間は8~16週間であった。
(オ)主な結果:14報のうち、正常高値血圧者層での解析結果が示されていた論文は 10 報であったが、うち 1 報で 3 種の用量で試験を行っていたため、12 試験と数えた。収縮期血圧においては、正常高値血圧者層に対して、12 試験中 10 試験で有意な低下が見られ、また拡張期血圧においては、12 試験中 9 試験で有意な低下が見られたことから、GABAによる有意な血圧の降下は一貫した結果であると考えられた。効果が見られた用量は一日当り12.3 mg~80 mgであり、この範囲では用量依存性は見られなかった。参考データとした軽症高血圧者層での解析や、両方の層を合わせた全体解析においても、同様の一貫した結果が得られていた。尚、正常血圧者の血圧に影響を与えないことは、後藤泰信らの論文(東方医学、22, 1-10 (2007))や、GABAを配合した特定保健用食品において既に報告されている。
当該研究レビューの結果、血圧が高めな健康成人がGABAを一日当たり12.3 mg~80 mgを摂取すると、血圧を有意に下げる効果のあることが分かった。「森の恵み」GABA(ギャバ)人参漬に含まれるGABA量は0.2%であるため、一日10 g食べるとその摂取量は 20 mgとなり、表示したい機能性について充分な効果を表すと考えられた。
(カ)科学的根拠の質:出版バイアスの存在を完全に否定することはできていない。また、今回の採用論文の中にはランダム化についての記述が無いものが存在することも問題とすべきかもしれない。また本研究レビューにおいてはメタアナリシスを実施しておらず、定量的な評価はできていない。ただし、今回の高い一貫性を考えると、今後の研究によって結論が覆される可能性は少ないと考える。今後のさらなる質の高い臨床研究が求められるところであり、把握しだい本レビューを追加更新する予定である。
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平成30年度一覧
平成29年度一覧
平成28年度届出
B1-B50 B51-B100 B101-B150 B151-B200 B201-B250 B251-B300 B301-B400 B401-B500 B501-B600 B601-B620
平成27年度届出
A1-A50  A51-A100 A101-A150 A151-A200 A201-A250 A251-A300 A301-A310

森の恵みギャバ胡瓜漬(株式会社もり)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品


株式会社もりが消費者庁に届出た機能性表示食品【「森の恵み」GABA(ギャバ)胡瓜漬】の届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。


【届出番号】
D639
【届出日】
2019/03/16
【届出者名】
株式会社もり
楽天市場
株式会社もりの商品一覧
【商品名】
「森の恵み」GABA(ギャバ)胡瓜漬
GOOGLEで検索してみる!
【食品の区分】
加工食品(その他)
【機能性関与成分名】
γ-アミノ酪酸(GABA)
楽天市場
γ-アミノ酪酸(GABA)を含む商品一覧
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【表示しようとする機能性】
本品にはγ-アミノ酪酸(GABA)が含まれています。GABAには血圧が高めな方に適した機能があることが報告されています。
【想定する主な対象者】
血圧が高めな成人日本人。ただし、疾病に罹患しているもの、妊産婦及び授乳婦を除く。
【安全性の評価方法】
既存情報による安全性試験結果の評価により、十分な安全性を確認している。
【安全性に関する届出者の評価】
①最近、「ぬか漬」が血圧降下作用のあるγ-アミノ酪酸(GABA)(以下GABAと略す)を多量に含有していることを発見した。米ぬかに含まれているグルタミン酸より、その発酵過程で生成される機能性関与成分である。その発酵床を100年以上も代々継承している家庭があるほど「ぬか漬」は長い食経験のある安全な食品である。また、1962年から今日まで、季節野菜「ぬか漬」の店頭対面販売を行なった実績があるが、「ぬか漬」に起因すると考えられる重篤な健康被害の報告は無い。関与成分GABAを含む特定保健用食品も販売されている。これらの食品は、長期摂取試験や過剰摂取試験の実施報告があり、ヒトに対する安全性が確認されている。更に、ヒトを対象としたGABA含有食品の経口投与による長期摂取、過剰摂取、安全性確認試験を実施した文献24報を選定し評価した結果、既存情報からもヒトに対する安全性が確認された。
GABAは、非タンパク質性アミノ酸であり、化学的に安定な物質である。他のアミノ酸と同様に速やかに吸収されるため、食品性状によってGABAの吸収速度は影響されないと考えられる。従って、各試験で得られた安全性の情報は、当該届出商品における機能性関与成分の安全性と同等に扱うことができる。以上の情報により、本品の安全性に問題ないと評価した。
②高血圧治療ガイドライン2004において食塩摂取量は6 g/日未満が推奨されている。当該届出商品には10 g当たりGABA 20 mg, 食塩0.39 g程度含まれているが、これは塩分の一日摂取量の中で考えるとわずかな量である。GABAの有効量を摂取するためには当該届出商品10 g/日で充分であり、節度ある食生活を送る限り、食塩の影響は安全性上の問題には成りえないと考える。
【摂取する上での注意事項】
①医薬品との相互作用:降圧薬や降圧作用を有するハーブとの併用により、低血圧を起こす可能性がある。
被害事例として、高血圧症で活性型ビタミンD3製剤、カルシウム拮抗薬、抗血小板薬を服用していた68歳男性(日本)が、GABA含有乳酸菌飲料を1日1本(GABA 10 mg含有)摂取し(摂取期間は不明)、薬物性肝障害と診断され、摂取中止により回復したという報告がある。降圧剤を服用している方は医師、薬剤師に相談する必要がある。
②食塩の過剰摂取:当該届出商品には10 g当たりGABA 20 mg, 食塩相当量0.39 g程度含まれている。高血圧治療ガイドラインに沿って、食塩の摂りすぎにならないよう過剰摂取に注意が必要である。
これらのことを踏まえ、「摂取する上での注意事項」として、以下の文章を機能性表示食品ラベルの裏面に記載した。
 本品は食塩を含んでいます。一日摂取目安量を守り、塩分の摂り過ぎを避けるため、普段ご利用のぬか漬と置き換えてお召し上がりください。本品の賞味期限は10日間です。冷蔵保存(10℃以下)し、開封後はそのことをご留意の上、適切にお召し上がりください。本品は多量摂取により疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。また、降圧剤を服用している方は、医師、薬剤師にご相談ください。
【生産・製造・品質管理に関する基本情報】
製造者は、GMP, HACCP, ISO22000, FSSC 22000などの認証を受けていないが、京都市の京(みやこ)・食の安全衛生管理認証制度の認証を受け、京都市が定めた衛生管理基準をクリアしていると認められた施設で製造販売している。製造者:株式会社もり[認証番号] 0092, [認証機関] 京都市, [認証取得年月日] 平成24年8月21日
【機能性の評価方法】
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。
【届出者の評価】

(ア) 標題:「森の恵み」GABA(ギャバ)胡瓜漬に含有する機能性関与成分γ-アミノ酪酸(GABA)
による血圧降下機能に関する研究レビュー
(イ)目的:「血圧が高めな健康成人がGABAを含む食品を摂取することで血圧は下がるのか」を検証するため。
(ウ)背景:GABAは、血圧が気になる方のための特定保健用食品の関与成分として利用されているが、疾病に罹患していない血圧高めな者に限った場合の有効性を総合的に評価した論文はまだない。
(エ)レビュー対象とした研究の特性:論文検索は2017年12月27日に、検索日までの全ての期間を対象に行い14報の論文を採用した。いずれも日本人健康成人[正常高値血圧者(収縮期血圧が 130~139 mmHgかつ/または拡張期血圧が 85~89 mmHg)を含む)]と, 参考までに調査したI度高血圧者(軽症高血圧者:収縮期血圧が 140~159 mmHgかつ/または拡張期血圧が 90~99 mmHg)を対象とした並行群間試験であった。GABAの1日あたりの摂取量は10~120 mgであり、食品形態は緑茶などの飲料物、発酵乳、タブレット等、多岐に亘っていた。摂取期間は8~16週間であった。
(オ)主な結果:14報のうち、正常高値血圧者層での解析結果が示されていた論文は 10 報であったが、うち 1 報で 3 種の用量で試験を行っていたため、12 試験と数えた。収縮期血圧においては、正常高値血圧者層に対して、12 試験中 10 試験で有意な低下が見られ、また拡張期血圧においては、12 試験中 9 試験で有意な低下が見られたことから、GABAによる有意な血圧の降下は一貫した結果であると考えられた。効果が見られた用量は一日当り12.3 mg~80 mgであり、この範囲では用量依存性は見られなかった。参考データとした軽症高血圧者層での解析や、両方の層を合わせた全体解析においても、同様の一貫した結果が得られていた。尚、正常血圧者の血圧に影響を与えないことは、後藤泰信らの論文(東方医学、22, 1-10 (2007))や、GABAを配合した特定保健用食品において既に報告されている。
当該研究レビューの結果、血圧が高めな健康成人がGABAを一日当たり12.3 mg~80 mgを摂取すると、血圧を有意に下げる効果のあることが分かった。「森の恵み」GABA(ギャバ)胡瓜漬に含まれるGABA量は0.2%であるため、一日10 g食べるとその摂取量は 20 mgとなり、表示したい機能性について充分な効果を表すと考えられた(カ)科学的根拠の質:出版バイアスの存在を完全に否定することはできていない。また、今回の採用論文の中にはランダム化についての記述が無いものが存在することも問題とすべきかもしれない。また本研究レビューにおいてはメタアナリシスを実施しておらず、定量的な評価はできていない。ただし、今回の高い一貫性を考えると、今後の研究によって結論が覆される可能性は少ないと考える。今後のさらなる質の高い臨床研究が求められるところであり、把握しだい本レビューを追加更新する予定である。
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機能性表示食品は、平成27年度から始まった制度です。
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